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日米豪仏共同訓練(ARC21)について

 5月11日以降、第2護衛隊群を主体とする海上部隊は、九州西方の東シナ海において、日米豪仏共同訓練を実施中であり、戦術技量の向上及び日米豪仏の共同作戦能力の強化を図っています。
 海自側指揮官の今野泰樹(海将補)・第2護衛隊群司令は、「今回の訓練では、同盟国及び重要なパートナー国海軍とともに高いレベルでの戦術訓練を行います。新型コロナウイルスの制約を乗り越えて実施する本訓練が、インド太平洋地域における海洋秩序を維持・強化するものと確信しています。」と述べました。
 このような同盟国及び重要なパートナー国の海軍種が一堂に会した共同訓練は、法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現に資するものであり、地域の国家主権、安全保障、繁栄を保証するための共同した取り組みです。
 自衛艦隊は新型コロナ禍にあっても、即応態勢を維持し、米豪仏海軍等と緊密に連携して我が国の防衛のみならず、インド太平洋海域の平和と安定に寄与しています。
 なお、本訓練に日本側からは、護衛艦「いせ」、同「あしがら」、同「あさひ」、同「こんごう」、輸送艦「おおすみ」、潜水艦、P-1哨戒機、SH-60K哨戒ヘリ、ミサイル艇等に加えて、陸自水陸機動団、CH-47JA輸送ヘリ、空自F-2戦闘機が参加しているほか、米軍からはドック型揚陸艦「ニューオリンズ」、MV22オスプレイ、海兵隊、P-8A哨戒機が、豪軍からはフリゲート「パラマッタ」が、仏軍からは強襲揚陸艦「トネール」、フリゲート「シュルクーフ」、陸軍上陸小隊が参加しています。