防衛協力・交流

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2022年

国連三角パートナーシップ·プログラム(インドネシア・第1回施設訓練)開講式

 令和4年8月8日(月)、国連三角パートナーシップ·プログラム(TPP※)の開講式がインドネシア共和国(セントゥール)に所在するインドネシア平和安全保障センターで開催され、吉田陸上幕僚長、TPP教官団(教官団長:第9施設群副群長·豊田2佐)等が参加しました。
※ Triangular Partnership Programme
 開講式において、吉田陸上幕僚長から、「本年は、陸上自衛隊が、1992年に初めて PKOの施設部隊を派遣して以来30周年の節目となる記念すべき年であり、このような時期にインドネシアにおいて初めて国連TPPを実施できることは、PKO要員の能力向上はもとより、インドネシア及び国連との関係を強化する観点からも極めて有意義である。今回派遣されている教官団は、 九州の部隊を基幹とした精鋭達であり、必ずや本訓練を成功に導くと確信するとともに、今回参加するインドネシア軍の20名の訓練生が、本訓練修了後に派遣されるPKOミッションにおいて活躍されることを期待する。」旨、発言がありました。
 また、吉田陸上幕僚長が隊員と懇談された際には、「本訓練に参加しているTPP教官団及びインドネシア軍を一目見て、本訓練の成功を確信した。引き続き、インドネシア軍との繋がりを大事にしつつ、訓練を実施してもらいたい。」旨の激励がありました。
  陸上自衛隊では、平成27年以降、アフリカ地域、アジア及び同周辺地域における施設訓練並びに衛生訓練に延べ約260名の陸上自衛官を派遣し、25か国約440名の訓練生に対する訓練を実施してきました。
 本訓練では、教官団である第9施設群基幹の要員(26名)をインドネシア共和国に派遣し、インドネシア軍工兵要員を対象とした重機の操作訓練を実施して、PKOに派遣される工兵部隊の能力を向上し、国際安全保障環境の改善に寄与します。


国連TPP開講式(陸幕長によるスピーチ)

陸幕長による隊員の激励

国連TPP開講式(集合写真)

国連TPP開講式(集合写真)
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