防衛協力・交流
2020年
陸上幕僚長のカンボジア王国公式訪問
2月26日から29日までの間、湯浅陸上幕僚長がカンボジア王国を訪問しました。
今回の訪問は、フン・マネット・カンボジア王国軍副司令官兼陸軍司令官による招待を受けて実現したものであり、自衛隊の幕僚長級としては初めてとなる公式訪問でした。
訪問間、フン・セン首相をはじめとするカンボジア王国政府高官らを表敬したほか、陸上幕僚長のカウンターパートであり、フン・セン首相のご子息でもあるフン・マネット陸軍司令官と会談しました。
カンボジア王国は、1992年に我が国が国連PKO活動に初めて自衛隊を派遣した国であり、現在では、陸上自衛官が、カンボジア軍のPKO派遣候補者に対してPKO分野(施設)に関する能力構築支援を行い、能力を向上した同軍の兵士らがレバノン、中央アフリカ、マリに派遣され、国際社会の平和と安定に貢献しています。
表敬や会談を通じて、カンボジア王国政府及び国軍が、陸上自衛隊員らによる能力構築支援や人材育成(留学生の受入)など の支援を高く評価し、今後もこれらの支援を継続していくことを確認しました。また、今回の陸上幕僚長の訪問を契機として、日・カンボジア間の防衛協力・交流を推進していくことで一致しました。
フン・セン首相を表敬した湯浅陸上幕僚長
フン・セン首相を表敬した湯浅陸上幕僚長
カンボジア王国陸軍司令部における儀仗の様子
カンボジア王国陸軍司令部における儀仗の様子
ティア・バニュ副首相兼国防大臣への表敬
ボン・ピセン王国軍総司令官への表敬