陸上幕僚長 記者会見Press conference

令和5年7月6日
陸上幕僚長 定例記者会見


 本日は私から4点、国内における米海兵隊との共同訓練レゾリュート・ドラゴン23前段指揮所演習、オーストラリアにおける米豪軍等との実動訓練タリスマン・セイバー23、パプアニューギニアに対する能力構築支援及びウガンダにおける国連三角パートナーシップ・プログラムについて、お知らせします。  

 まず、陸上自衛隊は、7月10日から17日までの間、国内における米海兵隊との共同訓練レゾリュート・ドラゴン23前段指揮所演習を実施し、陸上自衛隊の領域横断作戦と米海兵隊のEABOを踏まえた、島嶼防衛作戦における日米の連携要領を具体化し、日米同盟の実効性及び信頼性の向上を図ります。  

 2点目に、陸上自衛隊は、7月20日から8月4日までの間、オーストラリアにおける米豪軍等との実動訓練タリスマン・セイバー23に参加し、参加各国と連携した水陸両用作戦、中SAM・12SSMの実弾射撃を含む対空・対艦戦闘に関する作戦遂行能力及び米豪軍との相互運用性の向上を図ります。  

 3点目に、陸上自衛隊は、パプアニューギニアに対する施設機械整備及び軍楽隊育成に係る能力構築支援を行います。施設機械整備については、6月27日から7月13日の間、パプアニューギニア国防軍4名を施設学校に招へいし、軍楽隊教育については、7月8日から30日の間、陸上自衛隊中央音楽隊の隊員6名をパプアニューギニアに派遣します。  

 最後に、陸上自衛隊は、7月5日から19日までの間、国連三角パートナーシップ・プログラムの枠組みにおいて、陸上自衛隊衛生学校の隊員1名を教官要員としてウガンダに派遣し、国連PKOへの派遣を予定している各国の要員を対象に応急救護能力を付与します。  

 陸上自衛隊は、米国及び各国との共同訓練や能力構築支援等の防衛協力、また、国連三角パートナーシップ・プログラムへの参加を通じて、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に資するとともに、我が国にとって望ましい安全保障環境の改善に寄与します。  



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