⑥新しい戦略 と国を守るための予算
日本周辺における安全
新しい戦略 文書と予算の関係
新しい
★ 新しい戦略 文書と予算の関係
①
将来 (おおむね10年程度 )の戦略 や防衛力 の目標-
国家安全
保障戦略 国家安全保障 に関する最上位の政策 文書として位置付けられ、伝統 的な外交・防衛 分野のみならず、経済 安全保障 、技術 、情報 なども含 む幅広 い分野について、政府 としての横断 的な対応 に関する戦略 が示 されています。 防衛 に関する戦略 的指針 を踏 まえて策定 -
国家
防衛戦略 日本を防衛 するための目標や、これを実現 するためのアプローチと手段 が示 されています。戦後、最も厳 しく複雑 な安全保障環境 の中で、わたしたちの命と平和な暮 らしを守り抜 くためには、その厳 しい現実 に正面から向き合って、相手の能力 と新しい戦い方に着目した防衛力 の抜本 的強化を行う必要があります。そのため、反撃能力 の保有 を含 め、防衛力 の抜本 的強化の方針 を定めました。 防衛 の目標などを具体化②
自衛隊 のおおむね10年後の体制 と今後5年間の国の防衛 に必要な金額 や整備 する主な装備品 の内容 -
防衛力整備 計画日本として保有 すべき防衛力 の水準 を示 し、その水準 を達成するための内容 を含 む「防衛力整備 計画」においては、5年間で43兆円程度 という、これまでとは全く異 なる水準 の予算規模 により、防衛力 の抜本 的強化の実現 に向けたさまざまな取組を記載 しました。 - 具体化された事業に
基 づき、年度予算を編成 ③毎年の国の
防衛 に関する予算-
年度予算こうした「
防衛力整備 計画」を踏 まえ、毎年度必要な国の防衛 に関する予算を決めていきます。
『新しい戦い方』
これまでは
3つの防衛 目標と3つのアプローチ
3つの防衛 目標
-
① 力による一方的な
現状変更 を許 さない安全保障環境 を作る -
② 力による一方的な
現状変更 やその試みを、同盟 国・同志 国などと協力・連携 して抑止 ・対処 -
③ 日本への
侵攻 が起きた場合、日本が主たる責任 をもって対処 し、同盟 国などの支援 を受けつつ、相手の侵攻 を阻止 ・排 除
3つのアプローチ
-
≫アプローチ①
日本自身の
防衛体制 の強化・日本の
防衛力 の抜本 的強化
・国全体の防衛体制 の強化 -
≫アプローチ②
日米
同盟 の抑止力 と対処 力の強化≫アプローチ③
同志 国などとの連携 の強化
防衛力 の抜本 的強化の7つの分野
日本を
01 スタンド・オフ防衛能力
02 統合防空 ミサイル防衛能力
ミサイルなどの多様化・
03 無人アセット防衛能力
無人
04 領域横断 作戦能力
全ての
05 指揮統制 ・情報 関連機能
06 機動展開能力 ・国民保護
必要な部隊を
07 持続性 ・強靱性
必要十分な
『反撃能力 が必要な理由』
近年、日本周辺では、
『反撃能力 とは何か』
また、
★ 反撃能力 (イメージ図)
防衛 生産・技術基盤 の強化
昨今、
- ●力強く
防衛 の仕事を続けることができる防衛 を担 う企業 の構築 - ●サイバー
攻撃 などの様々 なリスクへの対処 - ●外交・
防衛政策 の戦略 的手段 であり、海外への市場拡大 にもなる防衛装備移転 の推進
- ●
将来 の戦い方に直結する可能性 がある装備品 や技術 分野に集中的に取り組み、早期の防衛力抜本 的強化につながる研究開発の実施 - ●民間の
先端技術 を幅広 く取り込 み、積極的に活用
人的基盤 の強化・衛生機能 の変革
人的
- ●
優秀 な人材を確保 するため、広報 や試験をデジタル化・オンライン化 - ●
普段 はそれぞれの仕事をしながら、いざという時に自衛官 となって活動する予備自衛官 になりやすい制度 を整備 - ●
自衛隊 員全員が持つ能力 を最大限 に発揮 できるよう、生活・勤務環境 を改善 するとともに、処遇 を向上 - ●
女性自衛官 の活躍推進 などの人材の有効 活用 - ●教育
基盤 の強化 など
- ●
戦闘 で負傷 した隊員を救護 し、病院までの搬送 中も医療 を行い得 る態勢 を確立 - ●
防衛 医科大学校での戦傷医療 の教育研究を強化
お金は何に使われている?
令和5(2023)年度の日本の予算全体は約114兆円になりますが、そのうち
その