司令官日記

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 10月に入り、暑さが和らぎ、ようやく秋めいてまいりました。自衛艦隊は、いついかなる時でもあらゆる事態に即応すべく、誠実に任務を遂行してまいります。
 それでは9月中の主な活動について紹介します。

●9月10日、オーストラリア海軍主催多国間共同訓練(KAKADU2024)の開会式に参加するとともに、米海軍第7艦隊司令官 ケイチャー中将と懇談し、日米豪が中心となった多国間共同訓練が、「自由で開かれたインド太平洋」に寄与するものであり、今後も積極的に実施していくことで一致しました。

●9月11日、KAKADU2024において、インド海軍東部艦隊司令官 メノン少将と懇談を実施し、我が国が推進する「自由で開かれたインド太平洋」及びインドが推進する「インド太平洋海洋イニシアティブ」の実現へ向け、日印海軍種の更なる相互運用性の向上を図ることで一致しました。

●9月11日、KAKADU2024を主催した、オーストラリア海軍艦隊司令官 スミス少将と懇談を実施し、日米豪を中心とした多国間共同訓練、海上協同活動等の「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた日豪艦隊の積極的な活動が、同地域の平和の安定に寄与していることを確認しました。

●9月11日、KAKADU2024において、ニュージーランド海軍艦隊司令官代理 アーンデル大佐と懇談を実施し、インド太平洋地域の安定に向け、日NZ両国が米豪と共に太平洋島嶼国との防衛協力を一層深化させるとともに、インド太平洋地域の経済を支える海上輸送路の保護の重要性を確認しました。

●9月11日、KAKADU2024において、フィリピン海軍艦隊司令官 ディビッド少将と懇談を実施し、日比両国にとって重要な海上輸送路である南シナ海において、海上協同活動(MCA)等の比海軍との協調した行動が、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた共通の強固な意志を示す必要性を改めて確認しました。

●9月17日、米海軍第7艦隊司令部海上作戦センター部長 エドワード・アンジェリーナス大佐に感謝状を贈呈しました。アンジェリーナス大佐は、優れた指導力を発揮し、積極的に日米共同作戦を牽引し、効果的かつ効率的な作戦を遂行するとともに、日米艦隊間の課題及びその解決策を導出して改善する等、相互運用性の向上に大きく貢献されました。

●9月22日、屋久島において、令和5年11月に発生した米軍オスプレイ事故において、捜索活動等に多大なる御支援・御協力をいただいた島民の皆様に対し、米海軍第7艦隊との共催により、「海上自衛隊・米海軍フレンドシップコンサート」を屋久島で開催しました。コンサートは、699人が来場され、立ち見が出るほど盛況なコンサートとなりました。

自衛艦隊は引き続き、隊員が一丸となって「即応」・「精強」・「誠実」を勤務方針として、24時間365日、一分の隙もない万全な警戒監視態勢を維持し、我が国周辺海域の平和と安定に努めるとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、力による一方的な現状変更の試みや法の支配への挑戦を抑止するために、これからも積極的に貢献して参ります。 皆様の変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。


令和6年10月
自衛艦隊司令官
海将 大町 克士