司令官日記
自衛艦隊のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
鯉のぼりが空を舞い、新緑の薫る季節となりました。自衛艦隊は、引き続き、与えられた任務に誠実かつ精強・即応の精神で臨み、同盟国及び同志国等との緊密な連携に努めています。
それでは4月中の主な活動について紹介します。
●4月11日、垂秀夫・前在中華人民共和国特命全権大使(現立命館大学教授)を招聘し、「人生の選択」、「天命」、「戦略的思考」をテーマに、部外講師講話を実施しました。講話後、垂氏に自衛艦隊の現状を理解いただく目的で横須賀基地及び護衛艦「たかなみ」の研修支援を実施しました。
●4月13日、佐世保基地において、派遣海賊対処行動水上部隊46次隊 護衛艦「あけぼの」の帰国行事に参加し、約半年間の派遣を終えた隊員をねぎらうとともに、本派遣に対するご理解・ご支援をいただいた隊員のご家族・ご友人に感謝の意を伝えました。
●4月15日、航空自衛隊 航空支援集団司令官 森田雄将空将の来訪を受けました。懇談では、より複雑さを増す国際情勢等について意見交換するとともに、引き続き、常設統合司令部の新設を見据えた新たな統合運用に基づく海空自の連携や情報共有態勢の強化を図ることで一致しました。
●4月16日、新たに就任された米太平洋艦隊司令官 ステファン・ケーラー大将の来訪を受けました。懇談では、更に複雑さを増すインド太平洋地域における安全保障情勢について問題認識を共有し、日米共同による警戒監視・情報収集及び各種演習・訓練の実施を通じて日米海軍種の緊密な連携が図られていることを説明しました。
●4月24日、日米豪韓の艦隊司令官によるFleet Commanders’ Round Table(FCRT)2024を開催しました。会議では、初めて、カナダ、ニュージーランド及びフィリピン海軍の代表をオブザーバーとして迎え、力による一方的な現状変更の試みを許容しない安全保障環境の創出に向けて、法の支配に基づく国際秩序を維持するための連携強化策等について活発に議論しました。
●4月25日、米海軍太平洋艦隊情報作戦センター司令官 ベルナッツァ少将及び豪海軍艦隊司令官 スミス少将とともに、日米豪の各艦隊が実施する物理的な作戦・運用に加えて、非物理的な情報戦についても日米豪海軍種の協力の深化を図るため、日米豪IW(Information Warfare)協力覚書に署名しました。
国家安全保障戦略等を踏まえ、自衛艦隊は隊員が一丸となって「即応」・「精強」・「誠実」を勤務方針として、24時間365日、一分の隙もない万全な警戒監視態勢を維持し、我が国周辺海域の平和と安定に努めるとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、力による一方的な現状変更の試みや法の支配への挑戦を抑止するために、これからも積極的に貢献して参ります。 皆様の変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年5月
自衛艦隊司令官
海将 齋藤 聡




















