司令官日記

自衛艦隊のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

暦の上では春を迎えましたが、依然寒い日が続いています。自衛艦隊は、精 強性を保つため、引き続き万全な体調管理を行い、誠実に任務に臨みます。
それでは1月中の主な活動について紹介します。
●1月10日、だるまの目入れ式を行いました。各主任幕僚から順に、今年の目標の発表とともに目入れを行い、1年の安全を祈願しました。今年も引き続き「誠実」「精強・即応」を掲げ任務に臨んでゆきます。


●1月18日、インド海軍大学校長アージュン・デブ・ナイール少将の来訪を受けました。懇談では、「日印特別戦略的グローバル・パートナーシップ」の更なる強化を図るとともに、共同訓練や寄港を通して、防衛協力・人的交流を継続的に実施し、連携態勢及び信頼関係の構築を図ることについて確認しました。

●1月23日、米海軍原子力推進機関部長 ウィリアム・J・ヒューストン大将の来訪を受けました。懇談では、日米両国を取り巻く安全保障上の課題について認識を共有し、相互に強い信頼関係を確認するとともに、今後も強固な日米同盟に基づく抑止力、対処力の強化を図っていくことで一致しました。また、原子力に関する米海軍の徹底した安全管理について説明を受けました。

国家安全保障戦略等を踏まえ、自衛艦隊は隊員が一丸となって「即応」・「精強」・「誠実」を勤務方針として、24時間365日、一分の隙もない万全な警戒監視態勢を維持し、我が国周辺海域の平和と安定に努めるとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、力による一方的な現状変更の試みや法の支配への挑戦を抑止するために、これからも積極的に貢献して参ります。 皆様の変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。


令和6年2月
自衛艦隊司令官
海将 齋藤 聡