国際緊急援助活動等
海外の地域、特に開発途上地域に於いて大規模な災害が発生又はその恐れがあり、被災国の政府等からの要請を受けた外務大臣からの協議があった場合、防衛大臣は自衛隊に国際緊急援助活動を実施させることができる。
緊急援助活動としての医療活動、輸送活動、給水活動などのうち、具体的にいかなる活動を行うかは、個々の災害の規模や態様、被災国政府または国際機関からの要請内容など、その時々の状況に応じて決定される。



これまでの国際緊急活動等
トンガ王国国際緊急援助活動(火山島噴火)

派遣期間
令和4年1月20日 ~ 同年2月17日
現地調整所
派遣地 | オーストラリア |
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主な業務内容 | •被災状況及び現地活動に係る情報収集 • オーストラリア連邦関係機関、関係国等との調整 |
トンガ王国国際緊急援助空輸隊等
主な業務内容 | 緊急支援物資の輸送 |
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主要装備 | C-130H×2機、C-2 |
トンガ王国国際緊急援助活動統合任務部隊
主な業務内容 | 緊急支援物資の輸送 |
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主要装備 | 輸送艦「おおすみ」、CH-47×2機 |
概要
トンガ北部の火山島の噴火によるトンガ王国における被害に関し、外務大臣から国際緊急援助活動の実施について協議がありました。
これを受けて、防衛大臣からトンガ王国における国際緊急援助活動の実施を命じ、令和4年1月20日から同年2月17日まで活動を実施しました。
今般の活動において、C-130輸送機2機については、1月22日から2月2日までの間、4回の物資輸送を実施し、飲用水、高圧洗浄機、缶詰等の約17トンの緊急援助物資を、また、輸送艦「おおすみ」は飲用水、火山灰撤去のための用具等といった約210トンの緊急援助物資等(うちCH-47ヘリコプターにより離島に輸送された約30トンの飲用水を含む。)をトンガの皆様にお届けしました。
活動の記録
お知らせ
- トンガ王国における国際緊急援助活動の終結について(令和4年2月17日)
- トンガ王国における国際緊急援助活動について(令和4年2月8日)
- トンガ王国における国際緊急援助活動について(令和4年1月27日)
- トンガ王国における国際緊急援助活動に係る輸送艦「おおすみ」の出港について(令和4年1月24日)
- トンガ王国における国際緊急援助活動について(令和4年1月22日)
- トンガ王国における国際緊急援助活動に係るC-2輸送機の派遣について(令和4年1月21日)
- トンガ王国における国際緊急援助活動の実施について(令和4年1月20日)
記者会見
活動の様子
空輸隊出発(1月20日)
空輸隊豪州到着(1月21日)
空輸隊トンガ到着・飲用水引渡し(1月22日)
トンガの皆様による歓迎
空輸隊の活動(1月24日)
統合任務部隊出港(1月24日)
空輸隊任務再開(1月29日)
空輸隊の活動(2月2日)
統合任務部隊の活動(2月9日)
オーストラリア国際緊急援助活動(森林火災)

派遣期間
令和2年1月15日 ~ 同年2月8日
オーストラリア現地調整所
派遣地 | オーストラリア(リッチモンド) |
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派遣人数 | 約10名 |
主な業務内容 | •被災状況及び現地活動に係る情報収集 • オーストラリア連邦関係機関、関係国等との調整 |
オーストラリア国際緊急援助空輸隊等
派遣地 | オーストラリア(リッチモンド) |
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派遣人数 | 約70名 |
主な業務内容 | 消火及び復旧活動に関連する人員及び物資の輸送 |
主要装備 | C-130H×2機 |

概要
オーストラリア連邦で発生した森林火災に関し、外務大臣から国際緊急援助活動の実施について協議がありました。これを受けて、防衛省は、航空自衛隊C-130H輸送機2機を派遣し、国際緊急援助活動を実施することとしました。
今般の活動では、リッチモンド豪空軍基地を拠点として、令和2年1月15日から2月8日までの間に、人員延べ約600名及び物資延べ約11トンの輸送を実施しました。
オーストラリアにおける国際緊急援助活動について



活動の記録
お知らせ
活動の様子
空輸隊出国
空輸隊現地到着
人員輸送
車両・消火関連器材輸送
在豪日本大使・日本人学校生徒等部隊訪問
空輸隊帰国
ジブチ国際緊急援助活動(大雨・洪水)

派遣期間
令和元年11月26日~同年12月2日
海賊対処行動部隊の一部
派遣地 | ジブチ(ジブチ市) |
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派遣人数 | 延べ約230名 |
主な業務内容 | 公共施設(小学校及び中学校)の排水及び機能復旧、緊急援助物資の輸送及び配布 |
主要装備 | 排水ポンプ、車両 |
概要
ジブチ共和国における大雨・洪水被害に関し、外務大臣から国際緊急援助活動の実施について協議がありました。これを受けて、防衛省としては、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動のために派遣されている海賊対処行動部隊の一部をもって、国際緊急援助活動を行いました。
- 具体的には、人員延べ約230名により、以下の活動を実施しました。
- ・ジブチ市内の小学校及び中学校における、延べ約1,950トンの排水作業及び機能復旧作業
- ・日本政府がJICAを通じて供与した緊急援助物資約4.3トンの車両による輸送及び配布
活動の記録
お知らせ
ジブチ共和国での国際緊急援助活動の終結について
令和元年12月2日
防衛省
- 1 ジブチ共和国で発生した大雨・洪水被害に関し、令和元年11月26日以降、海賊対処行動部隊の一部をもって国際緊急援助活動を実施してきましたが、ジブチ政府との調整を経て、本日、「国際緊急援助活動の終結に関する自衛隊行動命令」を発出し、活動を終了しました。
- 2 今般の活動では、人員延べ約230名により、ジブチ市内の小学校及び中学校において、延べ約1,950トンの排水作業等を行い、また、日本政府がJICAを通じて供与したテント、毛布等の緊急援助物資約4.3トンの車両による物資輸送等を実施しました。
ジブチ共和国への国際緊急援助活動の実施に関する自衛隊行動命令の発出等について
令和元年11月26日
防衛省
- 1 ジブチ共和国における大雨・洪水被害に関し、本日、外務大臣から国際緊急援助活動の実施について協議がありました。
これを受けて、防衛省としては、国際緊急援助活動を行うため、防衛大臣から「ジブチ共和国への国際緊急援助活動の実施に関する自衛隊行動命令」を発出しました。本命令の概要は、以下のとおりです。
・ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動のために派遣されている海賊対処行動部隊の一部をもって、国際緊急援助活動を実施。 - 2 本命令を受け、浸水地域における排水作業等について調整が整い次第、活動を開始します。
活動の様子
活動の様子
排水作業
機能復旧作業
緊急援助物資の輸送・配布
ジブチとともに
アーカイブ
2022年3月8日更新