トンガ北部の火山島の噴火によるトンガ国内の被害に関して、先ほど、関係幹部会議において防衛省としての対応を決定いたしましたのでお知らせいたします。本日、外務大臣から、トンガ王国における国際緊急援助活動の実施について協議がありました。これを受けて、先ほどトンガ王国における国際緊急援助活動の実施を部隊に命じました。具体的には、早ければ本日にも、C―130H輸送機2機を出発させ、緊急支援物資としての飲用水の輸送を行うことにしました。また、物資等の準備が整い次第、輸送艦「おおすみ」についても現地に向けて出港させ、緊急支援物資の輸送を行う予定であります。また、現地の状況の情報収集や各国軍との連絡調整等のため、本日以降6名の連絡調整員を出発させます。防衛省としては、一丸となって、被災したトンガ王国の人々のために全力で取り組んでまいりたいと思います。
Q:昨日の段階では、連絡調整員3名の派遣ということでしたけれども、6名になった背景と理由をお知らせください。
A:活動の必要性に応じて増やしたということであります。
Q:それは、大臣の指示で増やしたという認識でよろしいでしょうか。
A:現地の状況の情報を収集した結果、そういう形になりました。
Q:運ばれる飲料水の規模とか数量とか、外務省マターかも知れないんですけれども、分かっているものがありましたらお願いします。
A:時間との関係もありますけども、できるだけ多くということであります。
Q:火山灰の撤去のための用具という話もありましたけども、それは今回運ばないということなんですか。
A:そういうものも含めて、現地からの要請に答えてですね、運ぶことになります。それはJICAで集めていると思います。
Q:参加される隊員の規模とか、輸送にあたるものがありましたらお願いします。
A:全体で約300人ということです。
Q:「C-130」2機は、直接トンガに入るという理解でいいでしょうか。それとも周辺国で一度止まってから。
A:経由はします。
Q:経由はするけれど、最終的にトンガの滑走路に降りられる目途が立ったからっていうことですか。
A:そこはまだ、はっきりしたことは申しませんけども、オーストラリアに向けて調整しております。
Q:現状、オーストラリアに向けて出発という。最終的な目的地は。
A:その方向です。
Q:「C-130」と「おおすみ」の役割分担というのはどういうものでしょうか。
A:物資の輸送の内容ですね。
Q:より大きなものとか重いものを輸送艦で運ぶ。
A:はい。
以上