国際緊急活動等(2005年~2011年)

これまでの国際緊急活動等

ニュージーランド国際緊急援助活動を行う要員及び物資輸送(地震災害)

国旗

派遣期間

平成23年2月~同年3月

空輸部隊

派遣地 本邦~クライストチャーチ
派遣人数 40人
主な業務内容 国際緊急援助活動を行う人員及び物資の航空輸送
主要装備 B-747

執行額

約0.8億円

パキスタン水害における国際緊急援助(洪水水害)

国旗

派遣期間

平成22年8月~同年10月

空輸部隊

派遣地 イスラマバード
派遣人数 27人
主な業務内容 国際緊急援助活動等に係る統合調整
主要装備

航空援助隊

派遣地 ムルタン
派遣人数 184人
主な業務内容 物資等の航空輸送
主要装備 CH-47、UH-1

海上輸送隊

派遣地 本邦~カラチ
派遣人数 154人
主な業務内容 陸上自衛隊の国際緊急援助隊の海上輸送
主要装備 輸送艦

空輸部隊

派遣地 本邦~ムルタン
派遣人数 149人
主な業務内容 陸上自衛隊の国際緊急援助隊の航空輸送
主要装備 C-130、KC-767

執行額

約13.3億円

活動の記録

お知らせ

パキスタン・イスラム共和国における大規模な洪水被害に対する自衛隊部隊による国際緊急援助活動の終結について

平成22年10月5日
防衛省

 パキスタン・イスラム共和国における大規模な洪水被害に関し、パキスタン国際緊急航空援助隊が同国パンジャブ州ムルタンにおいて、8月31日より約5週間、輸送ヘリコプター(CH-47)3機及び多用途ヘリコプター(UH-1)3機による物資及び人員の輸送活動を実施してきました。輸送実績は、現地時間10月4日現在の累計で物資172.1t、人員延べ40名に上っています。

 現地の状況について、洪水被害の状況の改善に伴い、航空輸送ニーズが徐々に低下していることを踏まえ、パキスタン政府より輸送活動の終結に関する要請がなされたことから、本日、防衛大臣より国際緊急援助活動の終結に関する行動命令を発出し、現地時間10日をもって輸送活動を終結することとしましたのでお知らせします。

国際緊急援助活動の終結に関する行動命令の概要

  • 現地10日をもってパキスタンにおける国際緊急航空援助隊(多用途ヘリコプター(UH-1)3機及び輸送ヘリコプター(CH-47)3機)による被災地域における物資等の輸送活動を終結すること。
  • パキスタン国際緊急援助海上輸送隊(輸送艦1隻等)は、11月中旬までの本邦帰着を目途に、パキスタンから本邦へ国際緊急航空援助隊のヘリコプター等を輸送すること。
  • 第4パキスタン国際緊急援助空輸隊等(KC-767空中給油・輸送機1機等)を編成し、パキスタンから本邦へ国際緊急航空援助隊の人員等を輸送すること。

パキスタン・イスラム共和国への国際緊急援助隊の派遣に係る準備に関する防衛大臣指示の発出について

平成22年8月19日
防衛省

 7月下旬からパキスタン・イスラム共和国で豪雨に伴う大規模な洪水被害が発生しており、8月9日夜(現地時間)に同国政府から我が国政府に対してヘリコプター派遣の要請がありました。これを受け、現地において、当省及び外務省の職員による被災状況等についての情報収集を実施してきたところですが、本日、外務大臣から自衛隊による国際緊急援助活動の実施について協議がありました。
 防衛省としては、所要の準備を行う必要があるため、防衛大臣から統合幕僚長等に対し、「パキスタン・イスラム共和国への国際緊急援助隊の派遣に係る準備に関する防衛大臣指示」を発出しました。本指示の概要は、以下のとおりです。

  同国への派遣に係る準備として以下の事項を実施すること。
  情報収集、関係機関等との調整、部隊の編成準備等

関連資料

活動の様子

  • (初任務22.8.現地時間9月16日 CH-47任務飛行開始
  • (初任務22.8.31)ムルタン南西約70キロメートルにある物資集積所において、自衛隊ヘリUH-1から物資を降ろす自衛隊員とパキスタン軍兵士
  • (初任務22.8.31)現地時間8月31日昼頃、物資輸送のため洪水被災地上空を飛行する陸自ヘリコプターUH-1
  • 握手を交わすパキスタン国際緊急航空援助隊長石﨑敦士1等陸佐と第1パキスタン国際緊急援助空輸隊長金渕朋康2等空佐
  • 着陸後タクシーするC-130輸送機
  • 第1陣ムルタン到着
  • タラップ
  • 浦賀水道をゆく「しもきた」
  • CH-47着艦完了
  • C-130への搭載
  • 見送り
  • 隊旗授与

同年の国際緊急援助活動等

インドネシア共和国における国際緊急援助活動(医療活動)

国旗

概要

派遣期間

平成21年10月

統合連絡調整所

派遣地 パリアマン市及びパダン市
派遣人数 21人
主な業務内容 国際緊急援助活動等に係る統合調整
主要装備

医療援助隊

派遣地 クドゥ・ガンティン村
派遣人数 12人
主な業務内容 医療活動
主要装備 医療セット

執行額

約0.3億円

活動の記録

お知らせ

インドネシア共和国における国際緊急援助活動(医療活動)の終結について

平成21年10月16日
防衛省

 インドネシア西スマトラ州パダン沖地震災害に関し、平成21年10月5日からインドネシア共和国において、自衛隊の部隊が国際緊急援助活動として医療活動を行ってきましたが、被災地における緊急医療ニーズ減少や各国軍による緊急支援の終了等の状況を踏まえ、本日、防衛大臣から、活動の終結について命令を発出しました。
 その概要は、以下のとおりです。

  1.  統合連絡調整所長及びインドネシア国際緊急医療援助隊長は、平成21年10月17日、インドネシアにおける国際緊急援助活動及び当該活動に必要な連絡調整等を終結すること。部隊は速やかに本邦へ帰国すること。
  2.  本邦帰国後、統合連絡調整所及びインドネシア国際緊急医療援助隊を廃止すること。

インドネシア共和国における国際緊急援助活動(医療活動)の実施について

平成21年10月5日
防衛省

 インドネシア西スマトラ州パダン沖地震に関し、10月3日に発出された防衛大臣の準備指示に基づき、現地に派遣された調査チームが、昨日、被災地に入り、パダン市及びその周辺地域等を調査し、活動内容等について関係機関と調整を行いました。
 この結果、本日より、医療活動を実施することとし、防衛大臣から、活動の実施について命令を発出しました。
 その概要は、以下のとおりです。

  1.  インドネシア国際緊急医療援助隊(約10名)を編成する。
  2.  同医療援助隊は、インドネシア共和国において、10月5日から別に命ずるまでの間、応急医療等を実施する。
  3.  同医療援助隊のほか、現地で関係機関との連絡調整等に当たる統合連絡調整所を設置する。

インドネシア共和国への国際緊急援助隊の派遣に係る準備に関する大臣指示の発出について

平成21年10月3日
防衛省

  1.  昨日、インドネシア共和国政府から、インドネシア西スマトラ州パダン沖地震に関し、航空輸送、医療及び給水に係る自衛隊の活動について要請があり、これを受け、本日、外務大臣から国際緊急援助活動の実施について協議がありました。
     これを受けて、防衛省としては、所要の調査を含む準備を行うため、防衛大臣から統合幕僚長等に対し、「インドネシア共和国への国際緊急援助隊の派遣に係る準備に関する大臣指示」を発出しました。本指示の概要は、以下のとおりです。
    • 同国への派遣に係る準備として以下の事項を実施すること。
    • 情報収集
    • 関係機関等との調整
    • 部隊の編成準備等
    • 教育訓練、予防接種等
    • 装備品等の調達、集積及び整備等
  2.  本指示を受け、防衛省としては、準備が整い次第、医官数名を含む約30名の調査チームを派遣する予定です。

インドネシア国際緊急援助活動(地震災害)

国旗

(平成17年2月25日 長官からの「終結命令」及び「統合調整終了に関する指示」が発出されました。)

派遣期間

平成18年6月

医療援助隊

派遣地 ジョグジャカルタ(インドネシア)
派遣人数 149人
主な業務内容 医療・防疫活動
主要装備 小型トラック、携帯無線機

空輸部隊

派遣地 本邦~ジョグジャカルタ
派遣人数 85人
主な業務内容 陸上自衛隊の国際緊急援助隊の航空輸送
主要装備 C-130H×1機

執行額

約4.4億円

パキスタン・イスラム共和国への国際緊急援助活動(平成17年10月~12月)

国旗

活動の記録

お知らせ

パキスタン・イスラム共和国における国際緊急援助隊の活動状況について(最終報)

平成17年12月2日
防衛庁

本日の派遣部隊等の活動 《12月 2日(金)》

○ 航空自衛隊

陸上自衛隊派遣部隊の多用途ヘリコプター(UH-1)×1機及びヘリの補用品等を搭載したC-130輸送機×2機が那覇基地から千歳基地に移動して、ヘリコプター等を卸下後、小牧基地に帰投

昨日までの派遣部隊等の活動

○ 全般

  • 10月11日  防衛庁長官から「派遣準備に関する長官指示」を発出
  • 10月12日  先遣隊(約20名)が出発
  • 10月12日  防衛庁長官から「国際緊急援助隊派遣に関する陸上・航空自衛隊一般命令」を発出
  • 10月20日  防衛庁長官から「国際緊急援助隊派遣に関する陸上自衛隊一般命令の一部を変更する陸上自衛隊一般命令」を発出
  • 11月14日  防衛庁長官から「国際緊急援助活動の終結に関する陸上・航空自衛隊一般命令」を発出

○ 陸上自衛隊

  • 10月13日  パキスタン国際緊急航空援助隊の編成を完結
  • 10月14日  派遣部隊主力(約100名)が千歳基地を出発、同日夜イスラマバードに到着
  • 10月15日~16日 到着した多用途ヘリコプター(UH-1)×3機の組み立てを実施
  • 10月17日  イスラマバード~バタグラム間の慣熟飛行を実施
  • 10月21日  派遣部隊への追加派遣の要員(約20名)が成田を出発、22日イスラマバードに到着
  • 10月17日~11月24日  イスラマバード~バタグラム間で援助物資等の輸送を実施、10月25日より追加派遣の多用途ヘリコプター(UH-1)×3機についても援助物資等の輸送を実施。
  • 11月22日  派遣部隊の一部(約20名)が民航機にてイスラマバードから成田空港に帰国
  • 11月25日~29日  イスラマバードへリポート及びチャクララ空軍基地においてヘリの分解等の帰国に伴う措置を実施
  • 12月 1日  派遣部隊の主力(約130名)がチャーター機にてイスラマバードから帯広空港に帰国

○ 航空自衛隊

  • 10月12日  パキスタン国際緊急援助空輸隊等の編成を完結
  • 10月13日~19日 C-130輸送機×4機をもって、陸上自衛隊派遣部隊の多用途ヘリコプター(UH-1)×3機及びヘリの補用品等を千歳基地からイスラマバードまで輸送(小牧基地→千歳基地→イスラマバード→小牧基地)
  • 10月14日~15日  B-747×2機をもって陸上自衛隊派遣部隊主力(約100名)及び補給品等を千歳基地からイスラマバードまで輸送(千歳基地→イスラマバード→千歳基地)
  • 10月21日~27日  C-130輸送機×4機をもって、陸上自衛隊派遣部隊の多用途ヘリコプター(UH-1)×3機及びヘリの補用品等を千歳基地及び入間基地からイスラマバードまで輸送(小牧基地→千歳基地(入間基地)→イスラマバード→小牧基地)
  • 11月15日~23日 C-130輸送機×4機をもって、陸上自衛隊派遣部隊の多用途ヘリコプター(UH-1)×3機及びヘリの補用品等をパキスタンから本邦まで輸送(小牧基地→イスラマバード→千歳基地→小牧基地)
  • 11月24日~12月1日   C-130輸送機×4機をもって、陸上自衛隊派遣部隊の多用途ヘリコプター(UH-1)×3機及びヘリの補用

パキスタン・イスラム共和国への国際緊急援助隊の派遣に係る準備に関する長官指示の発出について

平成17年10月11日
防衛庁

本日、防衛庁長官から「パキスタン・イスラム共和国への国際緊急援助隊の派遣に係る準備に関する長官指示」を陸上及び航空幕僚長等に対し発出しました。本指示の概要は、以下のとおりです。

  1.  陸上自衛隊においては、国際緊急援助隊として派遣する部隊として、航空援助隊の準備。
  2.  航空自衛隊においては、国際緊急援助隊として派遣する部隊として、所要の輸送機等から成る部隊の準備。
  3.  パキスタン・イスラム共和国への国際緊急援助隊の派遣に必要な情報の収集及び所要の調整。

活動の様子