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建国記念の日
早いもので、2月も半ばとなりました。千葉県下は引き続き緊急事態宣言下であり、皆様におかれましても一日も早い感染拡大の収束のために、尽力されていることとお察しします。千葉地方協力本部におきましても、本部のみならず各事務所においても、例外なく努めているところです。
さて、この春入隊いただく予定の皆さんにおかれましては、健やかに、羽目を外しすぎることなくお過ごしのことと思います。また、大学等を併願されている方々は最後の選抜試験に、悔いのないように全力を尽していただいたうえで、最終的に自分の進むべき道を選択されてください。
悩んだとき、迷ったとき、今になって不安になったとき、話をもっと聞きたいと思ったとき、そんな時はいつでも広報官に相談ください。少しでも後悔しない道を選んでいただくお手伝いを、喜んで致します。非の打ちどころのない立派な組織なんて、きっとどこにもないのではと思います。防衛省自衛隊も同じです。広報官は自分の経験から、防衛省自衛隊の良いところは言うまでもなく、自分が嫌だった思い出なども率直に話してくれると思います。これからの自衛隊生活の一助になるはずです。
皆さんの年で一生を決める決断をするというのは、凄いことだと思います。他方で、人生いつでもやり直しはできるということも心の片隅に置いていただければ、少しは気楽になるのかとも思います。
ところで、本日2月11日は、建国をしのび、国を愛する心を養う「建国記念の日」です。神武天皇が即位された紀元前660年1月1日(旧暦。太陽暦に換算すると2月11日)に由来すると謂われています。日本は、世界でも類を見ない恒久の歴史を有する国です。その歴史に想いを馳せてみてはいかがでしょう。また、自分がこの国に生まれ、この国で育ってきたこれまでのことを振り返ってみる良い機会ではと思います。
そして、この春から、『日本という国を守る』仕事に就かれる皆さんとともに勤めるその日を、千葉地方協力本部員一同、心待ちにしています。
最後に、一日も早く新型コロナ感染症が収束し、平穏な明るい日常に戻れますようお祈り申し上げます。
令和3年2月11日
自衛隊千葉地方協力本部長
1等海佐 大山 康倫
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新年のご挨拶
新年おめでとうございます。旧年中は皆様から多大なご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございました。
さて、昨年令和2年は新型コロナウィルス感染症との闘いの年だったと思います。これまでに経験したことのないまさに未曾有の一年であり、私自身「一日一日を平穏に生活できるという日常が、いかに有難いことなのか」を改めて身に染みて感じた一年でもありました。
令和3年は東京オリンピックの開催も予定されており、新しい生活様式を実践しつつ、日本のみならず全世界にとって明るい年になるものと信じます。この春入隊いただく予定の皆様におかれましては、羽目を外しすぎることなく、健やかにお過ごしいただければと思います。また、合格者の中には大学等を併願されている方も居られるかと思いますが、悔いのないように全力を尽していただいたうえで、最終的に自分の進むべき道を選択していただければと存じます。
また、今後試験が予定されている陸上自衛隊高等工科学校生徒及び自衛官候補生の志願者の方々も、健康管理には十二分に留意され、試験当日にはこれまで皆様が培われた全てを発揮されますようお祈り申し上げますとともに、志願者の皆様の合格をご期待申し上げます。
ところで令和も3年となりますが、思い起こせば、安全保障環境とともに、自衛隊の勤務環境も激変した、平成の30年間だったと思います。今からちょうど30年前、平成が始まり間もない1991年 (平成3年)、湾岸戦争が生起、直後のペルシャ湾に海上自衛隊は掃海艇を派遣し、自衛隊初の海外派遣任務を無事に完遂、これを皮切りに、自衛隊の国際貢献活動が始まりました。
20年前の2001年(平成13年)には、米国同時多発テロが生起し、国際社会はいわゆる「テロとの戦い」へと向かい、海上自衛隊はインド洋における補給支援活動を以後8年以上に亘り継続し、平成21年からはソマリア沖アデン湾における海賊対処行動が開始され、間もなく12年となりますが、今この時も多くの自衛官が、ジプチやその近海において、酷暑のなか、これらの任に当たっています。
そして10年前の2011年(平成23年)は、忘れもしない東日本大震災が生起した年です。陸海空自衛隊は一丸となって被災者の捜索救助等にあたり、住民の救助等を行いました。東日本大震災は日本にとって決して忘れられない不幸な出来事です。しかし、あの真摯な災害派遣活動により、国民の多くが我々自衛隊に期待をし、そして頼りとするようになったのも事実で、近年では国民の多くの方が“自衛隊を信頼できる組織”と思ってくださっています。そして今、私達隊員は、自衛官であることを誇りに思い、日々職務にあたっております。
入隊を志されている皆さんと、『日本という国を守る』仕事を共に務めるその日を、千葉地方協力本部員一同、心待ちにしています。
最後に、本年2021年が明るく希望に満ちた素敵な年になりますようお祈り申し上げ、年頭のご挨拶と致します。
令和3年1月1日
自衛隊千葉地方協力本部長
1等海佐 大山 康倫
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自衛隊記念日に際して
秋も次第に深まり、徐々に木の葉も色付きはじめ、朝夕と冷え込むようになってきました。暦は11月となり、早いもので2020年も残すところ2カ月となりました。今年は申し上げるまでもなく、新型コロナウィルス感染との闘いの年だったと思います。千葉地方協力本部の隊員も一人一人が、新しい生活様式を実践し感染防止に努めているところです。
志願者の皆様におかれましては、まさに今、各種の試験が実施されている最中ですが、健康管理には十二分に留意いただきた、全力を発揮されますよう祈念申し上げます。
さて、本ホームページご覧いただきお分かりかと思いますが、この度、千葉地方協力本部のホームページをリニューアルしました。これまで以上に見やすく、そしてより分かりやすい情報発信に取り組んでおります。
また千葉地方協力本部では、ホームページのほかにも、Twitter、Facebook、Instagramでも情報発信しています。防衛省自衛隊と地域の皆様との架け橋として、より身近な地方協力本部たるべく、努めて参ります。
ところで本日11月1日は、自衛隊記念日です。
今から70年前の1950年に陸上自衛隊の前身である警察予備隊が発足しました。その2年後の1952年4月26日には海上自衛隊の前身である海上警備隊が発足し、更に2年後の1954年7月1日に防衛庁が設置され自衛隊が新編されました。
以来、自衛隊はその時代背景に適応し、態勢を整え、様々な事態に対応してきました。あの東日本大震災からも、まもなく10年となりますが、近年では昨年の房総半島台風をはじめ、これまで予想しえなかったような災害も生起しており、自衛隊の災害派遣も増大しているように思います。
また今年は戦後75年の節目の年にもあたります。自衛隊記念日に際し、今一度、自衛隊の歴史を振り返り、その足跡に思いを馳せ、今の大半の国民から信頼を得た自衛隊の姿があるのは、先人たちのご苦労や、自治体をはじめ協力団体等各位の永年の御尽力があったからこそであり、千葉地方協力本部の隊員一同、感謝の念を新たにする次第です。
結びに、千葉地方協力本部に対します御厚情に感謝申し上げますとともに、今後とも皆様の御理解と御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和2年11月1日
千葉地方協力本部長 1等海佐 大山 康倫
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9月も中旬となり、千葉市内でも徐々に秋の気配を感じられるようになりました。私自身、着任から1ヵ月余りが過ぎ、千葉での生活そして勤務にも徐々に慣れつつある今日この頃です。
さて、地方協力本部の主要業務である自衛官募集に関しては、9月10日をもって、来年春入隊予定の「一般曹候補生」及び「航空学生」の受付が終わりました。千葉県下の多くの方々から志願をいただいたところです。
志願者の皆様におかれましては、シルバーウィークから始まる各種試験に備え、健康管理には十二分に留意をされ、試験当日にはこれまで皆様が培われた全てを発揮されますようお祈り申し上げます。そして、志願者の皆様の合格をご期待申し上げ、来年春から国家の防衛を志す自衛隊員として、ともに勤務できます日を心待ちにしております。
また、千葉県から8月末に航空自衛隊へ8名が入隊し、これに続いて、今月末には陸上自衛隊へ十数名の若人が入隊します。ご家族様におかれましては、ご心配などもあろうかとは思いますが、どうぞご安心して送り出してください。もしも不安や不明なことなどがございましたら、ご遠慮なく千葉地方協力本部へお尋ねください。
地方協力本部は入隊後も一生涯、隊員とご家族の皆様に寄り添い、そしてお支えします。
新型コロナウィルス感染拡大もまだ気を抜けない中、台風のシーズンにも入ります。昨年の台風による甚大な被害からの復興も未だ果たせていない方々も多くおられ、県民の皆様の防災意識は高まっているところはありますが、例年以上の災害への備えが欠かせません。
他方で千葉県下には多くの陸・海・空自衛隊の部隊が所在しております。私たち自衛隊は“危急の時にこそ、その真価を発揮”すべく、常に万全の態勢を維持しておりますので、ご安心いただければと思います。
結びに、新入隊員の今後の活躍と志願者のご健勝を、そして千葉県民の皆様のご安全を心よりご祈念申し上げます。
令和2年9月11日
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着任の御挨拶
令和2年8月1日付、千葉地方協力本部長を拝命し、市ヶ谷(東京)の情報本部から着任しました。約4年前まで館山市の第21航空群で勤務して以来2度目の千葉県での勤務となります。自然豊かな地で人情味の溢れる千葉県民の皆様と再び勤務できますこと、懐かしく、また、うれしく思いますとともに、その重責をひしひしと感じております。
さて、地方協力本部は、県民の皆様に防衛省自衛隊の活動を広くご理解頂くとともに、陸・海・空自衛官募集や退職を迎える自衛官の再就職支援、そして予備自衛官等の人事や招集を行うことを任務としています。約628万人を数える全国第6位の人口を有する千葉県出身の自衛隊員は全国でも有数の規模となっており、また、首都圏に所在し多くの企業等に退職した自衛官を雇用いただいているところであり、千葉地方協力本部はその任務に成果を得ることができているところです。
これもひとえに、自衛隊協力会連合会、家族会、隊友会、援護協力会、地本協力会などの各協力団体をはじめ募集相談員の皆様の御支援と、自治体、学校、企業等関係各位の皆様からの御理解の賜であり、心より感謝を申し上げます。
ここ千葉県にあっては、昨年の台風による甚大な被害からの復興の最中、今般の新型コロナウィルス感染拡大に伴う感染防止対策等により、未曾有の事態に直面していることと存じます。私自身、このようななかにあって、一日一日を平穏に生活できるという日常がいかにありがたいことなのか、と再認識した次第です。
千葉県下の1日も早い復興と、日常の回復を心よりお祈り致しますとともに、“危急の時にこそ、その真価を発揮する防衛省自衛隊と、地域の皆様との架け橋”として千葉地方協力本部一丸となって職務に邁進する所存です。
今後とも、千葉地方協力本部への皆様の御理解と御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和2年8月1日
千葉地方協力本部長 1等海佐 大山 康倫