応用物理学科

授業風景の写真

応用物理学科は、自然法則と技術的発明との橋渡しを担っている学科です。
自衛隊組織のゼネラリストである幹部自衛官の中でも、科学技術の幅広い基礎知識に基づいた論理的思考力と応用力を身につけた「真のゼネラリスト」の育成を目指しています。
技術は常に進化を続け、単なる知識など数年を経ずに色あせていきます。だからこそ、科学技術の根底にある自然現象の理解が「真のゼネラリスト」に求められる素養なのです。そのために、理論計算、原子核、放射線、固体物理学、高速弾道、電子回路、生体人間情報までの幅広い分野で活躍する多数の教授陣による少数教育を実施しています。
応用物理学科では、自然法則の発見(理学)から技術的発明(工学)まで知的体系を極めるよろこびを、学生と分かち合える教育研究を行っています。

何を学ぶ?どう学ぶ?

授業風景の写真

少人数教育を心がけ、実験と演習を多く取り入れ、教員と学生とのふれあいを大切にしています。大学教育ですから、ある程度高度な結果が求められますが、応用数学、力学、熱力学、電磁気学、量子力学、統計力学、連続体力学などの基礎的な内容から徐々に積み上げ、さらに回路論、弾塑性力学、物質科学、量子物理学、光科学、プラズマ工学、原子核物理学へと発展させて、最終的に専門分野の高度な知識や最新の技術を学べるようにカリキュラムを組んでいます。

主な専門科目とその概要

人間情報工学

人間の視覚や脳のメカニズムなどに関する基礎知識から、自衛隊装備としても導入されつつあるVRや3D映像、脳機能計測といった応用技術まで幅広く学びます。

電子情報工学

半導体素子の動作原理、通信・情報技術に欠かせないアナログ・デジタル回路について学び、近年のエレクトロニクス産業の発展を支える電子情報工学に関する幅広い知識を取得します。

相対性理論と宇宙

時間と空間を統一的に扱った時空の議論を、それが持つ対称性を基に、平坦な時の特殊相対性理論、曲がった時の一般相対性理論(重力理論)へと展開し、宇宙論へと話を広げます。

バイオメカニクス

バイオメカニクスは生体力学という意味です。普段使っている私達の体がどのような仕組みで動いているか、ということを力学的な視点から学ぶことができる授業です。

計算機シミュレーション科学

理論、実験に次いで、第3の科学と言われているコンピュータ・シミュレーションは、自然現象の解明から装備品開発などの工学分野まで広く使われています。その基礎原理から応用まで幅広く学びます。

高速弾道学

輝きながら高速で夜空を横切る流れ星の隕石が大気中を飛行するときや地面に落下してクレーターを作り出すときに起きる現象はロケットや弾道にも生じるもので、そのうちの基本的な現象を学びます。

放射線計測

放射線の性質と計測手段、そして放射線防護について学びます。原子力災害対応はもちろん、航空機や特殊車両の内部欠陥検査など自衛隊の部隊活動に有益な放射線利用の知識を習得できます。

超電導

超電導の発見から100年が経ちました。MRIは超電導磁石に置き換わり、リニア中央新幹線は2027年の開業を目指しています。この授業では科学の発展における超電導の歴史、超電導現象、高温超電導そして応用を学びます。

放射線計測

各種放射線の性質、検出手段および放射線防護について学びます。

授業科目と単位数

教育・訓練