

◆8月◆
【令和4年8月22日(月)〜9月3日(土)】
「令和4年度群検閲」を実施
第12施設群(群長・荒関大輔 1等陸佐)は、令和4年8月22日(月)から9月3日(土)までの12夜13日にわたり、群検閲を受閲しました。
検閲とは、部隊等の教育訓練の成果を評価するとともに、その進歩向上を促すことを目的に、2年に1度受けることとなっています。
8月17日(水)に駐屯地にて出陣式を実施し、群最先任上級曹長(田岡准尉)の「勝ちどき」により士気を高め全員で任務必成を誓いました。
群は22日(月)隊容検査を実施して、隊員の任務の理解度や射撃練度、第一線での衛生救護要領を確認しました。群長は訓示で「任務必成」「プロであれ」「一丸」を要望し「第12施設群は日本最大の施設科部隊第3施設団の基準杭となれるよう群一丸となって戦おう」と隊員の士気を高揚させました。
群は「第11旅団を支援」するため北海道大演習場へ前進を開始し、集結地占領のため偵察班が現場偵察し、先行班の誘導で主力を受け入れた後、各施設の位置の選定・開設を実施して、集結地の占領を23日早朝に完了しました。
各中隊は当初、防衛支援の任務に向けて各現場へ前進し関係部隊との調整を綿密に実施した後、作業に着手しました。本部管理中隊は群指揮所・段列の開設・運営、第398施設中隊は第11旅団の指揮所構築(ライナープレート使用)、デコイの設置、第399施設中隊はMPMS(96式多目的誘導弾システム)用掩体の構築、第10即応機動連隊の防御支援(障害構成)、第400施設中隊は第11旅団の指揮所構築(ソイルアーマー使用)、自走架柱橋の架設、関係部隊の機力支援、第302坑道中隊は汀線部障害の構成及びMPMS用掩体の構築坑道補修等を29日(月)までに完了しました。
30日(火)以降群は第7師団の反撃支援のため、新たに障害処理、自走架柱橋による橋梁架設、坑道式陣地の補修などのさまざまな任務が新たに付与されました。途中、降雨に見舞われたり、敵のゲリラからの妨害等悩まされる事も多々ありましたが、そこは全隊員「一丸」となり困難を乗り越えて「任務必成」を目標に作業工程を遅らせることなく任務に邁進し、全ての任務を達成することができました。
群は引き続き高い意識と施設能力を駆使し、作戦部隊の任務達成に寄与するべく日々練度向上に励みます。
作戦会議の様子 |
旅団指揮所構築ライナープレート使用) |
旅団指揮所構築(ソイルアーマー使用) |
戦車部隊と連携する隊員 |
道路閉塞をする隊員 |
自走架柱橋の偽装をする隊員@ |
自走架柱橋の偽装をする隊員A |
汀線部障害(テトラと鋼矢板を使用) |
坑道陣地の補修(コンクリート吹付け) |
汚染地域を除染する隊員 |











