8月


【令和5年8月14日(月)〜8月18日(金)】
「令和5年度新隊員特技課程「施設」及び一般陸曹候補生課程後期「施設」漕舟訓練」を実施
 第12施設群(群長・山下1佐)は、令和5年8月14日から8月18日までの間駐屯地もみじ池で「漕舟訓練」を実施しました。
 漕舟とは、ボートをろ、かい、さおを使用して運航する事です。
 長期休暇が明け残暑厳しい中で隊員たちは漕舟用具の取扱い、特にろの調整要領や、ろ、かい、さおの操作要領について教育を受けた後、約5日間みっちりと漕舟技術を向上させました。
 最終日の18日には、本訓練の集大成として「漕舟競技会」を実施しました。
 実施要領は、2個組に分け、もみじ池1周約300mを同時スタートし先に3周した組の勝利とする要領でした。
 本競技会には隊員の家族を招待し4名のご家族が応援にかけつけてくれました。
 隊員たちはそれぞれ準備した旗をボートに掲げ大声で互いに励まし合い練成の成果を発揮してボートを操作しゴールを目指し大変盛り上がった競技会となりました。
 今回の訓練では、施設科隊員として習得すべき漕舟技術を学ぶとともに、団結も強化され、新隊員が中隊配属された際に即戦力としてこの経験を生かす事ができる実りの多い訓練となりました。
漕舟訓練中 ろの調整中@
ろの調整中A 競技会に向けての練成中
競技会スタート直前 ご家族応援の中スタート
競技中の隊員達@ 競技中の隊員達A
競技会中の隊員達B 競技中の隊員達C
表彰式 競技会終了記念撮影

【令和5年8月22日(火)〜8月26日(土)】
「第399施設中隊訓練検閲」
 第12施設群(群長・山下1佐)は、令和5年8月22日から8月26日までの間、第399施設中隊(中隊長・松村2尉)に対し「第10即応機動連隊を直接支援する施設中隊の行動」について検閲をしました。
 検閲開始に当たり検閲官(群長)「任務の完遂」「信頼の獲得」「安全管理の徹底」の3点を要望しました。
 第399施設中隊は、昨年から継続して第10即応機動連隊との協同訓練を実施しており、本検閲は積み重ねてきた練成訓成果の集大成の場となりました。中隊長は隊員に「勝つために考えよ」を要望し訓練検閲に臨みました。
 2日〜17日までの作戦準備段階においては、射撃、法務・兵器識別(学科)、野外衛生を検して作戦準備状況を確認しました。
 18日の隊容検査では、隊員の任務の理解度、12.7mm重機関銃の射撃動作、背のう入れ組品の点検、車両点検、装面動作(防護マスク)、除染等の各動作について練度の判定を実施しました。
 22日の状況開始以降、中隊長は施設幕僚として、敵の防御要領の特性をよく分析し、特にドローンを活用して敵位置の早期発見に努め、迅速な火力発揮に寄与するとともに、LTE端末を施設斥候及び分隊長以上に携行させ、中隊長の目として運用する等新たな攻撃支援の形を創造して、第10即応機動連隊の要求に合致した施設支援により任務達成に大きく貢献しました。
 第399施設中隊は、今後も戦闘基礎動作、新たなる攻撃支援要領の研究、諸職種部隊との協同連携能力を向上させ、いかなる任務も遂行し得るよう、日々練磨して行きます。
野外衛生 84RR射撃動作確認(GCSS)
編成完結報告する松村中隊長 除染する織田2曹(左)と榎2曹(右)
背嚢点検 12.7mm重機関銃の射撃動作確認
ガスマスクの装面動作確認 総評後の記念撮影
地雷を処理する山田士長 地雷原処理に前進する白石3曹
優秀隊員に選出された榎2曹(左)田部井3曹(中央)山田士長(右)