11月


【令和5年10月30日(月)〜11月8日(水)】 
 「令和5年度演習場秋季定期整備」を実施
 第12施設群(群長・山下1佐)は、令和5年10月30日(月)から11月8日(水)までの間、「令和5年度演習場秋季定期整備」を実施しました。
 整備隊長(群長)は、開始にあたり「施設技術の発揮」「安全管理の徹底」の2点を要望しました。
 第12施設群は北海道大演習場(島松地区)・然別演習場(5旅団支援)・矢臼別演習場((14施設群支援)・孫別演習場岩見沢の4箇所に分かれ方面の「道場化」に寄与しました。
 第398施設中隊(中隊長・神谷1尉)は北大演10号道の装軌車道維持整備(200m)を担任し、360?(ダンプ約65台)の骨材を敷き均し整形した他、混成で装軌車道整備(27km)や方面直轄部隊に対する施設技術指導を実施しました。
 第399施設中隊(中隊長・松村2尉)は北大演第2戦車道の路盤強化整備(40m)を担任し、新素材の「D・BOX」を活用し路盤強化及び排水性の向上を図りました。
 第400施設中隊(中隊長・古市1尉)は北大演装輪車整備(27km)、溜桝浚渫、方面直轄部隊支援(伐採・RC堆積土除去)等を実施しました。
 第302坑道中隊(中隊長・高野1尉)は然別演習場で第5旅団が担任する戦車射場拡張工事を支援しました。
 本部管理中隊(中隊長・内城1尉)は岩見沢孫別演習場で外柵整備及び倒木除去(約230本)、偵察班は矢臼別演習場でドローンによる測量支援を実施するとともに北大演島松地区の第2戦車道からドローンの映像を恵庭地区の指揮所に伝送するなど積極的にICTの活用に取り組みます。 11月3日には防衛モニターモニター及び駐屯地モニターに演習場整備での作業内容や隊員の雄姿を見学していただいた後に隊員が野外炊事で作った昼食を食べていただき「野外炊具で何百人もの食事を作るのは大変ですが、頑張ってください。すごくおいしかったです。」とコメントをいただきました。
 演習場定期整備は毎年春と秋に実施しており訓練基盤の充実整備を重視するとともに、方面直轄部隊に対し、積極的な施設支援や技術助言等を実施して、方面隊全体の施設技術向上に寄与しています。 
 また、建設機械操作の育成や新技術のICT施工等に積極的に取り組んで練度向上に努めています。
 第12施設群は第3施設団の基準杭としてこれからも施設技術の向上と研究心をもって日々訓練に邁進していきます。

整備隊長訓示(整備開始式) 整備開始式の隊員の様子
骨材を運ぶダンプ(10号道) D・BOXを作成する隊員(第2戦車道)
骨材の積載 演習場整備器材\型による伐採支援
からあげを揚げる炊事班 各現場を巡回する衛生班
 防衛・駐屯地モニターの昼食の様子 ドローンからの映像を伝達する偵察班
装輪車道を整形するグレーダ 然別演習場での戦車射場拡張工事

【令和5年11月14日(火)】 
 「岩見沢駐屯地隊員が献血」に協力
 岩見沢駐屯地(駐屯地司令・山下1佐)は令和5年11月14日(火)、岩見沢駐屯地において、北海道赤十字血液センターが実施する献血に協力しました。
 当日は、68名の隊員が昼休み等の勤務時間外を利用し、献血を行いました。
 献血を行った隊員の一人は、今回で43回目の献血となり、Web会員サービス「ラブラット」にて、事前予約や献血協力で、ポイントをためて、今回、記念品と交換しており、「献血が趣味です、ポイントの記念品が届くのが楽しみです。」と嬉しそうに話していました。
 駐屯地は今後も継続的に献血に協力して地域等との連携を図って行きます。

問診中の様子 記念品交換する隊員
献血中の様子@ 献血中の様子A
献血中の様子B 献血中の様子C
献血中の様子D 献血中の様子E

【令和5年11月16日〜25日(土)】 
 令和5年度MBRS投射訓練」を実施
 第12施設群(群長・山下1佐)は、令和5年11月16日(木)〜25日(土)までの間、上富良野演習場(森戦闘射場)において「令和5年度MBRS投射訓練」を実施しました。
 MBRS(92式地雷原処理車)は、地雷原処理用ロケット弾を発射し、数珠繋ぎ状になった爆破薬によって敵の地雷原に通路を開設して我の機動を容易にします。
 この訓練では、ドローン及びICT機器を駆使し、機動支援中隊として効果的な障害処理能力の向上を図ることを目的として実施しました。
 当初、岩見沢駐屯地及び孫別演習場において、事前訓練・予行を実施し、練度を向上させた後、訓練場を上富良野演習場へと移動し投射訓練を開始しました。
 戦闘射場では、地雷原処理用ロケット弾を投射した際の敵陣地に対する効果について検証するため、弾着区域内に露天掩体及び簡易掩壕を構築し中に板や風船を設置して爆破による衝撃が人員に及ぼす影響を確認しました。
 第12施設群は、今後も貴重な実射訓練を重ねて、障害処理能力を向上を図るため、日々訓練に邁進してまいります。
投射準備@ 投射準備A
投射準備B 投射@
投射A 弾着