本部長 大谷 三穂
(おおたに みほ)
1 等 海 佐
- 部隊名 自衛隊神奈川地方協力本部
- 部隊所在地 〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町253番地2号
TEL 045-662-9426
プロフィール
生年月日:昭和46年5月28日
出 身:大阪府
出 身 校:防衛大学校40期(国際関係学科)
略 歴:
平成23年 3月 あさぎり船務長兼副長
平成25年 3月 しまゆき艦長
平成26年 3月 電子情報隊研究指導科長
平成28年 2月 やまぎり艦長
平成30年 3月 海上幕僚監部厚生班長
令和 元年12月 みょうこう艦長
令和 3年 8月 統合幕僚学校教育課
令和 4年12月 かしま艦長
令和 5年12月 現職
五月病と闘う(7.5.16)
ゴールデンウイークも終わり、休みボケからまだ抜け出せない私ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?過ごしやすい気候にもなりましたね。新緑も清々しく、私は5月が大好きなのですが、我が誕生月のため、ひとつ歳を重ねてしまうという悲しい月でもあります。できれば迎えたくない月ですが、ゴールデンウイークは楽しみという、皆様には到底理解のできない葛藤が私には毎年あるのです。
ところで、5月といえば「五月病」と言われるほど、学生さんや新入社員の方々等にとっては、仕事や生活に慣れる時期でもある一方で、新しい環境に馴染めず心身に不調を感じる方もおられるそうです。思い起こせば、私も江田島の幹部候補生学校では、まさに今頃の時期に体調不良で入院、同期と比べて勉強や訓練等に遅れをとることで、退院後に復帰できるのか、遅れを取り戻すことができるのか、ただただ不安でいっぱいでしたが、同期や友人の支えもあって何とか乗り越えることが出来ました。そんな経験もあってか、頭脳で勝負できないなら、体力勝負と言わんばかりに、精神的な弱さを体力的な強さでカバーしようと、苦手だった体力錬成に励み、幹部候補生学校の弥山登山競技では、当時の女性歴代5位の記録でメダルを授与されました。これが参考になるのかはわかりませんが、他と比べるとさらに自分を追い込むことになるため、そんな時は何か自分でも頑張れることを見出し、それに向かって励むことで、五月病を克服できるかもしれませんね。
ちなみに、自衛官は年に1回、体力検定なるものがあります。検定には等級があって、体力に自信のある隊員は最も上位の1級をねらっています。あの頃の私はどこへ行ったのやら、日頃余り体を動かしていない私の場合は、無理をしない程度に、かつ合格基準を満たす等級になるよう調整しながら実施しています。毎日運動している者にとっては何ともないのですが、検定後は毎回、筋肉痛に悩まされ、その度に日々の体力錬成の必要性を感じながら、また来年、頑張ればいいか、と負けている自分がここにいます。
募集相談員 委嘱式(7.4.18)
先月の投稿から、少し日が経ってしまいましたが、皆様おかわりございませんか?
桜の季節も終わり、いよいよ春本番と言いたいところではありますが、ここ最近、昼間は汗ばむ陽気で、春を飛び越えて初夏を思わせる気候になっていますね。ただし、朝晩はまだ肌寒いので、体調管理には十分にお気をつけください。
私は、と申しますと、今月に入ってから神奈川県内の各地で「自衛官募集相談員 委嘱式」を行うため、走り回っております。自衛官募集相談員は、自衛官志願に関する情報の提供及び地方協力本部の行う募集のための広報に対する援助を目的に、防衛問題及び自衛隊に関心を持ち、かつ、地域の事情に精通した信望のある方で、個人の好意に基づき特に熱意のある募集協力を期待し得る個人を、各自治体の首長様と地方協力本部長の連名で委嘱しています。自衛官募集相談員の任期は2年であり、2年に一度のこの時期に委嘱式を行っています。神奈川県内だけで、約300名の募集相談員がおられるのですが、なかには40年以上のベテランもおられます。募集相談員の方々の活動というのは様々で、例えば、自宅の敷地内に自衛官募集の看板やポスターを掲示したり、各地で催されるイベント等で地本の広報官と一緒に募集活動に参加したりと、いろんな場面で自衛隊をアピールしてもらっています。我々自衛官にとって、募集相談員は強力なサポーターです。また、募集相談員のご職業も様々で、国や県、市町村議員の方々、元教員、会社経営者など、多方面でご活躍されている方々だからこそ、知見や人脈をフルに発揮していただいております。
募集相談員の方々からは、様々なご意見やご指導を頂いております。「自衛隊のアピールになる映像を各所で放映すれば、憧れを抱いて自衛隊に入隊してくれるのではないか。」「もっと地元の方々の目に触れるよう自衛隊の車両や部隊を持ってきて欲しい。」「駅前だけではなく、地元住民の散歩コースに自衛隊のポスターを貼った方が目に届きやすい。」などなど、建設的なご意見をいただいており、神奈川地本としてより一層効果的な募集・広報活動に役立てたいと思います。
委嘱式は来月まで実施されます。本部長のドライバーを務める部下には、毎日相当な距離を運転してもらっており、本当にお疲れ様です。制服を着て運転しておりますので、他の運転手や歩行者からも目立つようで、時々ガン見されておりますが、神奈川県内を走行する神奈川地本の本部長車を見かけた方は、是非、「お疲れ様!」と手を振って応援して下さい!
今年もこの季節がきました!(7.3.14)
皆様こんにちは。3月となり、やっと寒さも和らいで参りましたね。先日は、通勤途中で「ホ〜ホケキョ」と、木の枝の合間からちょこっと顔を出す鶯を発見!春の気配を感じるようになりました。桜の開花も待ち遠しいです。
さて、このタイトル「今年もこの季節がきました!」と聞いて、皆様は何を思い浮かべましたか?おそらく、大半の方は「花粉症の季節」を想像されたのではないでしょうか。いえいえ、そうではありません。地本長にとっては、入隊・入校激励会の季節を指します。この季節は、各地で新たに自衛官となる方々を激励すべく、神奈川県内を日々東奔西走します。
激励会には、各首長様をはじめ、主要な協力団体、議員の方々も参加していただき、崇高な志を抱いて自衛隊の門をくぐる神奈川の若人を皆で送り出します。また、毎年防衛大臣からの激励ビデオメッセージも届きます。一般の会社の入社式とは違って、このような方々に見送られる自衛官という職業の重要性をご理解いただけると思います。
私も地本長として、簡単に激励の言葉を送らせていただいておりますが、今年は、阪神淡路大震災から30年目ということもあり、未曽有の事態に対応した自衛官の苦悩を紹介しています。入隊・入校者の方々にとって、今は期待と不安に満ちた気持ちであろうかと思いますが、常に忘れないでいただきたいのは、我々自衛官は、諸先輩方が築き上げてきた国民からの高い信頼を得ているということです。諸先輩方の弛まぬ努力のうえに、我々の今があるということを日々感じながら職務に精励してもらいたいものです。送り出す私自身も、この季節になると祝辞の内容を何にしようかと悩むのですが、その度に先人に思いを馳せながら執筆しております。
この季節がやってきた我が家では、重度花粉症の主人が「この季節」を戦々恐々としながら過ごしております。最近はお天気の良い日でも、布団や洗濯物を外に干すことができません。これがゴールデンウイーク頃まで続くので、全く春を満喫する気分にはなれません。私も花粉症予備軍なので、今後の症状次第では、春を待ちわびることもなくなるのでは?!
将来の夢(7.2.10)
早いもので、令和7年もあっという間に1か月を過ぎ、2月となりました。立春を迎えたとはいえ、引き続き寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。冬嫌いの私にとって寒さは苦痛以外の何物でもなく、常に肌着の2枚重ね、出勤時はイヤーマフと手袋、マフラーは必須、それでも寒い場合は、カイロを忍ばせ万全の体制で臨みます。ただし、制服着用の場合は、さすがにそこまで厚着できないため、靴下2枚重ねやカイロ複数枚投入、と涙ぐましい努力をしています。コロナ禍で慣れてしまったマスク着用も、意外と寒さ対策にもなるので、インフルエンザ等予防をしながら、皆様もどうか温かくして冬を乗り切って下さい。
話は変わって、先日、とある高校で自衛官というお仕事についてお話する機会をいただき、自分の経歴や自衛隊の活動について、生徒さんに説明して参りました。まだ高校1年生だというのに、この学校の生徒さんは、将来自分が何をしたいのか、そのためには、今から何をすればよいのか、考えるきっかけとなるよう、様々な職業の方からお話を伺っているそうです。神奈川地本も数年前から参加しており、実際に、話を聞いて自衛隊を受験して下さった生徒さんもおられます。早い段階で自分のなりたい道が見えてくるため、大学進学率も向上しているそうで、素晴らしい取り組みだと思います。自分が高校生だった時のことを振り返ってみると、確固たる将来の夢なんて、全くありませんでした。ただ漠然と、学校に通い、部活動に参加し、今が楽しければいい、としか思っていなかったのではないでしょうか。高校3年生になり、大学受験を目の前にして、やっと将来を見据えて何を勉強すればいいのか、そのためには、どの学部・学科を受けようか、と考え始めたものです。
この学校では、担当している広報官が先生との強固な信頼関係を築いているため、毎年自衛隊に入隊・入校する生徒さんがいます。私がお話した生徒さんのなかにも、陸上自衛官を目指している方がおられ、自衛官の採用試験に受かるためには何が必要ですか、と質問されました。私からは、「自衛官になるために必要なものは、頭の良さや強靭な体力ではありません。日本のため、日本国民のために働きたいという思いと、何よりも、自衛官になりたい、という強い意志があれば、受かります!」と申し上げました。このような若者がいることに安堵の気持ちを抱く一方で、自分の高校生時代を思い出し、将来の夢も語れない、なんて愚かな若者だったのだろうと、情けない気持ちでいっぱいになり、その日は晩酌で気を紛らわしたのでした。
年頭のご挨拶(7.1.8)
明けましておめでとうございます。 皆さまには、健やかに新しい新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、日頃から神奈川地方協力本部の各種活動をご支援いただき、厚く御礼を申し上げます。
さて、皆様の年末年始はいかがだったでしょうか。世間では9連休が主流だったようで、郷里で過ごされた方、旅先で過ごされた方など、久しぶりに長い休暇をゆっくり過ごされたことと存じます。私は、と申しますと、ほぼ自宅にいました。普段は官舎におりますので、自宅に帰ると色々と気になり、片付けやら掃除やらで、年末はあっという間に過ぎてしまい、気づいたら令和7年の幕開けでした。元旦には例年どおり、お節料理を並べ、お雑煮用のお餅を焼いて、平和な年明けに感謝しながらお酒を飲むことに、何よりも幸せを感じます。 このような幸せを味わえるのも、休暇を返上して勤務している方々のおかげであり、また、今もなお災害等の復興を待ちながら、自宅以外で年末年始を過ごされている方もおられることを忘れてはなりません。
艦艇勤務時代の話になりますが、年末には停泊している艦艇の乗員が門松を作成しておりました。艦艇の正面玄関となる舷門に置かれ、これが非常に立派なもので、作成方法も先輩から受け継がれています。年末の風物詩だったのですが、ここ最近は年末年始に行動があったり、門松に必要な資材が不足していたりと、その伝統も薄れつつあるようです。残念ではありますが、時代の趨勢には逆らえません。
また、年末には停泊艦艇が一斉に汽笛を鳴らし、新年を迎えたものですが、こちらも近隣への配慮ということで、今はやったりやらなかったりのようです。都市によってはイベントとして実施しているところもあるみたいですね。いずれにせよ、平和であることに感謝し、その平和が永久に続くことを願いつつ、我々自衛隊も活動しています。
本年も皆様にとって良い年となるよう祈念いたしますとともに、本年も変わらぬご支援を賜りますよう、神奈川地方協力本部を宜しくお願い申し上げます。
年末のご挨拶(6.12.20)
毎日寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?神奈川県は、このところ乾燥注意報が出続けていますので、肌もカサカサで爪が何度も割れてしまい困っています。自衛官は基本、身体に派手な装飾等はできませんので、爪には透明のマニキュアを塗って補強しています。顔はお化粧で補強していますけれど(笑)
冗談はさており、あっという間に年末となり、私も本部長を拝命して早や1年が経過しました。ここまだ無事に任務を遂行できたのは、日頃から我々の業務にご支援を賜る皆さまのおかげであり、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。また、言うまでもなく日々寸暇を惜しんで募集広報活動に従事している広報官には深く感謝しています。広報官という職は、民間企業でいうと営業マンのようなもので、一人でも多くの方に自衛官を目指して頂くように毎日、学校や自治体、ショッピングモール等に活動に出かけております。土日、祝日にもイベント等で地本のブースを設置するため出勤することもあります。ただし、代休がつきますので平日にお休みをもらうことは可能です。彼ら、彼女らのご家族との時間を搾取しているようで、大変心苦しいところではありますが、1人でも入隊に繋がった場合には、努力の甲斐があったと、喜びもひとしおです。是非とも広報官には、ゆっくりと家族と共に良い年末年始を送ってもらいたいと思います。
私はといいますと、年末年始は恒例の大掃除とお節の作成です。艦艇勤務が長かったので、年末年始を家族と過ごせなかった年もあり、一緒に過ごす時にはなるべくお節を作っています。大変ね?いえいえ、料理は趣味なので、お節を作るのは楽しみの一つです。今年は何から作ろう、とか、何を飾ろうか、と考えるのも楽しくて、早く年末年始休暇に入らないかな、と本部長らしからぬ言動は慎まなければいけませんね。
最後に、本年は大変お世話になりました。来年も、良い年になりますよう心から祈念いたしますとともに、皆様の今後益々のご健勝とご発展を祈念し、年末のご挨拶とさせて頂きます。来年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。皆さも、良い年末年始をお迎え下さい。
防大開校祭(6.11.20)
やっと冬らしくなって参りました。朝晩はかなり冷え込みますね。今年は秋を感じる期間が本当に短かったようで、紅葉もこれからという場所もあると聞いています。皆さまのご近所では紅葉を楽しめますでしょうか?
秋と言えば、あちらこちらで高校や大学の学園祭が開催されます。私の母校でもあります防衛大学校では、毎年11月の初旬に開校祭があり、今年は来賓として初めて開校祭に行って参りました。最終日だったのですが、朝から大変多くの方が来校されているのに驚きました。また、私の旧友のご子息が今年、見事防衛大学校に合格し、親子で開校祭に来てくれました。来年の入校式では、制服を着たご子息に会えるのが楽しみです。また、今年の開校祭の目玉は、女子学生による「棒引き」競技だったそうなのですが、こちらも大変盛り上がったとか。残念ながら当日は応援できなかったので、後で動画を拝見しました。なかなか迫力があって勇ましい?姿に感動します!是非一度ご覧下さい。
私が学生の頃は、女子学生だけの競技がなかったので、男子学生の棒倒し競技に参加できない代わりに、情報パートと言って、いわゆる他大隊の戦略や動作等の情報を収集するスパイ活動をしたものです。また、練習中には他大隊に我の動きを見られないように、ビニールシートで覆い隠すこともやっていた記憶があります。今思えば、「〇大隊は、おとり戦法で来るらしい!」「いや、正面から3方向で分散して来る!」など様々な噂を流布し、情報戦に注力していたのですね。女子学生は、男子学生と同じフィールド内の激しい戦いには入っていくことはでませんが、結果、情報戦が功を奏して勝った際には、最後まで一緒に戦ったのだ、という一体感を得ることができました。
さて、神奈川地本も開校祭はもちろんのこと、いろんな学園祭や学校祭にブースを設けています。自衛隊のお仕事に興味のある方や、災害派遣等の活動が詳しく知りたい方、防災関連のことが聞きたい方は、是非、神奈川地本のブースまでお越しください。神奈川地本のキャラクターもお邪魔しているかもしれませんね。
ところで、昔?の学園祭と言えば、「学園祭の女王」と言って、人気女性タレントが何校も学園祭に招待されるということがありましたが、今はもう存在しないのでしょうか?私が在学していた頃は、防大も前夜祭で女性有名歌手が来られ、体育館で歌っていました。もちろん学生は大興奮、私も制服のネクタイを頭に結んで一緒になって大熱唱していたとは、言うまでもありません。
制服のおはなし(6.10.24)
早いもので、もう10月も終わりを迎えようとしています。本部長通信も10回目となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。過ごしやすくなったかと思えば、朝晩は急に冷え込んだり、昼間は汗ばむ気温だったりと、身体がなかなか慣れず体調管理に苦労しています。どうぞ皆さまもご自愛ください。
ところで、そんな季節の変わり目に必ずやらなければならないのが、衣替えですね。我々自衛官も、夏の制服から冬の制服に切り替えるのですが、それぞれの制服には着用期間が定められています。例えば、10月〇〇日から冬の制服の着用が開始となり、その前後数週間は混用期間といって、夏の制服でも冬の制服でも、どちらでも着用することができます。ですから、冬の制服の着用開始日となっても、まだ気温が高く、半袖で過ごしたい場合は、夏の制服を着用することができます。なかには、暖房をつけようかなと悩むほどの寒い日であっても、混用期間だからとギリギリまで夏の制服を着用するツワモノもいますし、海自ならでは?かもしれませんが、上司の制服に合わせて自分も同じ制服を着用する場合や、行事等では統一性を重視して、皆同じ制服を着用する場合もあります。また、「自衛官あるある」なのが、とにかく家に制服等が数種類もあって、収納場所を占拠してしまいがちなことです。制服以外にも迷彩服がありますし、それに合わせた帽子、靴だけでも短靴や半長靴、女性にはパンプス型の靴もあります。外套や雨衣もあり、ご家族にとってはちょっと迷惑かもしれませんね。
しかし、それらは国から貸与された大切な物ですし、我々自衛官は制服等への愛着もあり、衣替えの季節になれば、制服をクリーニングに出して丁寧に取り扱います。また、定期的に更新もあるため、常に端正さを保つことができます。ちなみに、自衛官は入隊時から自分でアイロンがけをするので、そのスキルは隊員のご家族からも好評だそうです。
自衛隊の制服にちょっと興味ある、着てみたいと思う方は、各イベント等で制服の試着体験などもありますので、是非来てみて下さい。陸・海・空それぞれの制服の違いも見て頂けたら楽しいかもしれません。その日だけは、私と同じ1佐の階級章を付けた制服を着て、広報官に「気を付け!」なんて号令をかけて本部長気分を味わっていただくことも可能ですよ。
心機一転(6.9.20)
朝晩はかなり過ごしやすい季節となりました。セミの鳴き声もどことなく悲哀に満ちているような、夏の終わりを感じさせる一方で、日中はまだまだ暑いですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は季節のなかでも夏が一番好きなのですが、季節が夏から秋に変わる、この時期が最も苦手です。夏といえば梅雨が明けて燦燦と輝く太陽が眩しく、心が躍るイベントが盛りだくさんなのに、これから迎える季節は、やけに早く感じる日の入りや秋雨前線の到来、何か物悲しい気持ちになります。いやいや、そんなことは言っていられない!
ところで、先日、熊谷にある航空自衛隊航空教育隊において、航空自衛隊の自衛官候補生入隊式に参列して参りました。神奈川県からは4名の入隊者がいて、式後の会食では彼らとお話をする機会がありました。私の隣に座った隊員は、転職して自衛官になったそうで、今は訓練や生活がとても楽しいと話してくれました。なぜ自衛官になろうと思ったのですか?と聞いてみたところ、「学生時代に学んだことを仕事に活かしたいと思い、ネットで検索したら航空自衛隊の職種にヒットした。」とのこと。前職とは全く違う仕事なのですが、新しい勤務環境を選択されたことは、勇気ある素晴らしい挑戦だと思います。是非頑張ってもらいたいものです。ここで、私も心機一転、頑張らねば!と改めて自分の不甲斐なさを反省するばかりです。
自衛隊には、このように転職をして入隊した隊員もいます。一般曹候補生や自衛官候補生は33歳未満の方まで応募することが可能です。52歳未満の方なら、予備自衛官補(一般)という選択肢もあります。もし、転職を希望されている方で、資格要件を満たしておられるならば、自衛官という職も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?意外かもしれませんが、自衛隊には非常に多くの職種があります。もしかすると、自分に合った職種が見つかるかもしれません。この際、思い切って全く別の、新しい職種に巡り合うのもいいかもしれませんね。
そういえば、神奈川地本のHPに【自分に合う仕事探し】のコーナーがあるのですが、私がやってみたところ、やはり、海上自衛隊になりました。そこから今度は【自衛官適職診断】に進めたところ、なんと、私の適職は衛生と飛行!あれ?艦艇には向いてない?!
災害への備え(6.8.20)
楽しかった夏休みが終わり、学校や仕事に戻られた方もいらっしゃるかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?まだまだ残暑厳しく、寝苦しい夜が続きますね。
休暇のおかげで精神的にはリフレッシュしますが、レジャーや里帰りなどで人混みや渋滞を経験しますと身体は疲れていて、なぜか休暇の最終日はダルさがMAXになります。そして休暇明けの出勤日初日、本当に辛い!何が辛いかって言いますと、出勤自体が辛い!頭が仕事モードに切り替わらない!共感される方は多いと思います(笑)それでもなぜか、職場に着くと出勤前の悲壮感はなくなっています。これも慣れでしょうか。
ところで今年の夏は、地震や豪雨などが発生し、不安な思いをされた方もいらっしゃったのではないでしょうか。特に南海トラフ地震臨時情報が発表されたため、いつもとは違う緊張感と危機感に見舞われたことと思います。このような災害が発生するたびに、自宅の備蓄用飲料水や食料が十分かどうか不安になり、スーパーから水やインスタント食品が品薄になりますが、日頃から防災グッズや非常用食料は確認をしておく必要がありますね。また、もし災害発生時に自宅にいた場合は、避難所の場所や経路も重要になりますので、予め経路となる道路の下調べも必要です。さらに、家族間での安否確認手段や、集合場所なども話し合っておくとよいかと思います。他にも様々な備えがありますので、皆さん調べてみて下さい。
ちょっと昔の話になります。我々自衛官は普段から不測の事態に備えて、何かあれば直ぐに出勤できる態勢をとっております。災害は予測がつきません。私も一人暮らしをしていた若い頃、まさに食事中に呼び出されたことがあります。食事も食器もそのままで、慌てて出勤したのですが、もしこのまま帰宅できなかったら、あの食卓を他人に見られたらどうしよう、寝室も散らかったままだし、あれ?冷蔵庫にナマモノあったよね、と気になって仕方なかったことがあります。それ以来、寝室の枕元に着替えを置いて就寝、冷蔵庫の中は極力ナマモノを避け、部屋の整理整頓に心がけるようになりました。(独身時代だけですけど)
「備えあれば憂いなし」まさに、その通りです。防災について、もう少し詳しく話が聞きたいと思われる方は、是非お近くの神奈川地方協力本部各事務所までお越しください。災害派遣を経験した隊員もいます。中学校や高校等で防災についての講義も請け負っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
夏の思い出(6.7.18)
梅雨が明けて、毎日暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
あっという間に紫陽花の季節が通り過ぎ、官舎で迎える朝は、ウグイスとセミの共鳴で目が覚めます。ここ最近の季節は、季語の選定にも迷ってしまいますね。
さて、この春に自衛隊に入隊・入校された皆さんは、間もなく初めての夏季休暇を取得されると思います。久しぶりにご家族やご友人と再会されることを楽しみにしておられることでしょう。皆さまのご成長された姿を見て、周囲の方々も驚かれるのではないでしょうか。もしお時間があれば、皆様が郷里に戻られた際に、是非とも母校やお世話になった方々をご訪問してみてはいかがでしょうか。皆さんご自身では、どこがどう変わったのか、自分の変化には気付かないと思います。しかし、久しぶりに会う方々にとって、皆さんの立派な成長した姿は目を見張るものがあると思います。
私にとって夏といえば、艦艇広報や防衛大の学生等の実習を目的とした航海実習などで、各地に入港した思い出があります。洋上での長い訓練が終わり、明日は寄港地だ!何食べる?どこ行く?と上陸を楽しみにしていたものです。艦艇が入港すると、地元の方々から温かい歓迎を受け、士官室には観光地のパンフレットなどが届けられて、もう早く上陸したくてウズウズしていました。寄港地の出身者は優先的に上陸が出来て、実家での外泊も認められる場合があり、そんな彼らを羨みつつも、自分はいかに効率的にやりたいことを成し遂げるか、計画を立てるのも楽しみの一つでした。帰艦時刻(いわゆる門限です。)までの限られた時間のなか、精一杯寄港地を満喫するのは、船乗りにとって最高の思い出です。
ただし、我々の寄港に際して、各地本には多大なご支援を得ていたのだと、当時はそんなことを全く考えていなかったことを今となって後悔しています。この場をお借りして、当時の各地本の方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!!
皆さんも、今年の夏季休暇を存分に満喫して、思い出に残る夏をお過ごし下さい。神奈川地本も、各所で夏のイベントに参加します。皆さんが地元に帰った時に、お祭りなどで神奈川地本のブースを見かけたら、是非、お声がけ下さい。皆さまからのエールが、我々にとって、暑い夏を乗り切るためのエナジーになりますから。
自衛隊のイメージ(6.6.13)
蒸し暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
GWも終わり、新緑の季節が過ぎ、もう間もなく梅雨入りとは早いものです。
この春入隊、入校された隊員の皆さんも、もう新入隊員と呼ばれる時期は過ぎたのかもしれませんね。神奈川地本の広報官は、そんな隊員さんが休暇で帰省した際に、「頑張っています!」と各所に顔を出してくれることが、一番の喜びであり、仕事にやりがいを感じるそうです。もちろん部隊に配属された後でも、大歓迎ですよ。
ところで、ここ最近は、神奈川地方協力本部も採用広報で大忙し?です。
先日は、私も横浜開港祭に行って参りました。横浜の大さん橋には、横須賀から護衛艦「ゆうぎり」が来てくれました。また、高等工科学校の学生さんによる和太鼓や吹奏楽の演奏、第31普通科連隊の炊事車等の展示など、さまざまな部隊からご支援をいただき、大盛況でした。当日は雨天の予報でしたが、ここは神奈川地方協力本部長の「晴れ女」威力を発動?し、何とかイベント終了までは、雨も降らずに済みました。「晴れ女」伝説は守られましたので、私も一安心です。
大さん橋に設置した神奈川地本のブースには、多くの方が足を運んで下さいました。自衛隊に興味のある学生さんや、保護者の方、今は社会人として会社勤めをされている方も、自衛隊のお話を是非聞きたいとのことで、広報官に色々と質問をされておられました。皆さん、自衛隊のイメージは、「キツそう。」「体力がないとダメ。」「泳げないと海上自衛官にはなれない。」などなど、様々ですが、実際のところ、全く心配は要りません!確かに、そこそこの体力がないと最初は大変かもしれませんが、入隊すれば自然に体力はつきますし、泳げない人も訓練で泳げるようになります。私も正直、体力がある方ではなかったですし、厳しいことや、やりたくない事を避ける傾向にありましたが、一生に一度は自分と闘ってみることも必要だ!と奮起し、訓練に真剣に取り組むようになったことで、自信がつきました。
皆さんの自衛隊に対するイメージはどうでしょうか?皆さんは、もしかしたら広報官とお話した後には、自衛隊に対するイメージが変わるかもしれません。広報官は、皆さんに自衛隊の意外な面をお話できると思いますよ。自衛隊のイメージ、ちょっと変えてみて下さい。神奈川地本は、いつでも皆さまが自衛隊について知りたい情報を提供できるよう、各所でお待ちしています。自衛隊の魅力について、もっとお話を聞いてみませんか?
就職活動(6.5.13)
皆さまお久しぶりです。
先月の本部長通信から時間が経ってしまい申し訳ありません。
私もGW休暇をいただき、リフレッシュして戻って参りました。ただ、本部長は災害発生や不測の事態に備え、特段の要件のない限りは所管内に留まることとなっております。休暇中には、公務ですが、小田原の北條五代祭りに初めて参加して参りました。今年は例年以上の賑わいだったそうで、我々の自衛隊ブースや車両展示会場にも、大変多くの方々が見に来て下さいました。私にとって、今年のGWは神奈川の魅力再発見の良い機会となりました。
さて、今年の春に大学の新3年生になった方々は、すでに就職活動が始まっています。就職先として、気になる業種や会社の下調べなどをしている学生さんもおられるかと思いますが、昔と違って今はネットで検索すれば多くの情報が入ってくるため、却って選択肢の多さに辟易としてしまうのではないでしょうか。
先日、神奈川地本の広報官が、自衛隊に興味があるという大学生の女性を本部に連れて来ました。艦艇勤務の様子や海外派遣の話など、多くのご質問もいただき、私も調子に乗って、つい余計なこと?まで話したのではないかと反省しています。しかし、彼女からは、「自衛隊について自分でも調べましたが、実際にお話しを伺うことによって、さらに理解が深まりました。より興味が沸いてきました。必ず受験します。」と大変嬉しいお言葉をいただき、やはり、直接会ってお話することの重要性を再認識いたしました。「百聞は一見に如かず」ではないですが、自分が就職する場所が、一体どういうところなのか、働きやすいのか、自分のやりたいことができるのか、ネットの情報だけで判断せず、実際に話を聞いて自分の目で確かめることが重要だと思います。
神奈川地本では、各所で説明会等を開催しています。是非興味のある方は、一度お越しください。また、私も常に門戸開放しております。本部長に直接話を聞きたい!という方も大歓迎です。お茶でも飲みながら、自衛隊の魅力について私とお話しませんか?お待ちしていますよ。
着隊・着校(6.4.10)
皆さまこんにちは。
今年は桜の開花がやや遅かったようですが、そのおかげで入校式や入社式は満開の桜の下で迎えることができた方も多いのではないでしょうか。
私が防衛大学校に入校したのは、忘れもしない平成4年4月4日であり、ちょうど校内の桜が見頃の満開を迎えていました。当時の女子学生の制服は紺色のブレザーで、桜の木をバックに撮影した写真を見ると、真新しい制服の紺色が桜色に映えていて、自分でもちょっと誇らしい気分だったのを覚えています。ただ、不安は隠せなかったようで表情は硬く緊張している様子で、今思えば、写真を撮影している父の手前、かなり背伸びしていたのだろうと思います。私にもそんな初々しい時代があったのです! ※下記写真参照
さて、今年の新入隊員や新入校生はどうだったでしょうか。地方協力本部は、彼らや彼女らが無事に着隊・着校するのをしっかりと見届けています。着隊場所によっては、神奈川地本の本部からバスで着隊する方もいますので、私も部員とご家族と一緒に見送ることがあります。皆さんは出発直前まで晴れやかな表情で、ご家族と会話をされていますが、いざ出発となると、やはり寂しくなるのでしょう。それを見て、私も思わずご家族の隣で泣いて見送っていました。同年代の子供がいる私にとっては、皆さんが自分の子供のような気がして、どうしても「お母さん」になってしまいます。バスが見えなくなるまで、皆で手を振って見送りました。次に会うときは皆さん立派な自衛官になっていることでしょう。
4月から新しい生活に入る新入隊員や新入生はもちろんのこと、彼らや彼女らを送り出したご家族の方々は、もっと不安で心配なお気持ちのことと察します。神奈川地本は、隊員のご家族もしっかりサポートして参りますので、何かご不安やご心配なことがございましたら、お近くの地域事務所や案内所等にお気軽にご相談下さい。私も地本部長兼「お母さん」としてできる限り、皆さまの不安を軽減できるよう尽力して参ります。
入隊激励会(6.3.12)
皆さまこんにちは。
暦の上では春が到来していますが、毎日の寒暖差が激しく、温かくなったかと思えば、朝晩の冷え込みの厳しい日があり、私も毎日出勤時に何を着ていけばいいのか迷う毎日です。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
ここ最近は、神奈川県下各地で開催されている入隊激励会に参加する日々が続いています。この激励会は、自衛官募集相談員会や家族会、隊友会等の自衛隊協力団体が主催し、この春、自衛隊に入隊・入校予定の方々の前途を祝して激励するものです。各地区で規模や実施内容は異なるのですが、いずれの地区も地方自治体の首長様や、国会議員その地区の県、市の議員様等も激励に駆けつけて下さいます。その様な方々から激励を受ける我々自衛官という職が、どれほど崇高なものか、入隊・入校される方々のみならず、保護者の皆さまにも是非ご理解頂けたらと思います。
激励会では、入隊・入校予定の方にもご挨拶を頂くのですが、ここで私が「いや〜イマドキだな〜。」と感じたのは、若い方が紙ではなくスマホを見ながら挨拶されていることです。私は昭和の人間?!ですので、上着から原稿を出して読み上げるのですが、今の若い方は、それがスマホなんですね!驚きました。途中で画面消えたりしないのかな、とか余計な心配をしながら見ていたのですが、皆さん立派なご挨拶でした。これからがとても楽しみな若者ばかりでした。
思い起こせば、何十年も前には私も期待と不安を胸に防衛大学校に着校しました。女性1期生ということで、かなり注目もされましたが、入校後にそれらの不安を払拭できたのは、やはり同期の存在が大きかったと思います。今でも彼ら、彼女らとは仕事上でも助け合い、プライベートでも相談相手であり、深い絆で繋がっています。
これから自衛隊に入隊・入校する皆さんも、不安でいっぱいかと思いますが、間もなく貴方にはかけがえのない友との出会いが待っています。貴方にとって、彼ら、彼女らは同じ悩みや喜びを分かち合い、どんな時でも貴方を助けてくれる存在になります。もちろん、神奈川地方協力本部も、これから先も皆さんを見守っていますので、何かあれば、いつでも神奈川地本にお越し下さい。
着任1ヶ月(6.2.5)
※出典:統合幕僚監部HPより
皆さまこんにちは。
着任から早や1カ月が経ちました。神奈川県は広いので、各協力団体様等への挨拶回りや、募集案内所等の視察などで、県内を東から西へ、南から北へとかなりの距離を移動しました。
私は大阪府出身ですが、親戚が横浜や平塚に住んでいたこともあり、子供の頃からよく遊びに来ていたので、神奈川県は馴染み深く、移動中の車窓から見える景色も見覚えがある場所が多々あり、懐かしい気持ちになりました。
さて、今年は能登半島地震という災害による幕開けとなり、多くの方々が被災し、我々の同僚である自衛官も多数派遣されております。被災された方々には心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。また、現場で活動している同僚に敬意と感謝を表します。
日が経つにつれて被害状況の詳細が判明し、毎日心を痛めるばかりですが、その中でも、涙もろい私が思わず嗚咽してしまった、ある写真があります。それは、被災地のとある家屋で、おそらく活動中の女性自衛官と、高齢の女性が抱き合っている場面が撮られた写真です。ニュースでも報道されていましたので、ご覧になった方もおられると思いますが、高齢の女性からすれば、孫のような若い自衛官と抱き合いながら「お互いに頑張ろうね。」と励まし合っている姿は、見ている人全てが、震災前の生活に戻ることを願わずにはいられないと思います。改めて、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
我々も与えられた使命を完遂するために努力してまいりますので、引き続き神奈川地本の活動を温かく見守っていただければと思います。
新年の挨拶
新年あけましておめでとうございます。
旧年中、皆様には自衛隊神奈川地方協力本部の活動に対しまして、ご理解と温かいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
令和5年12月22日付、自衛隊神奈川地方協力本部長を拝命致しました大谷です。前職は、海上自衛隊練習艦「かしま」艦長として、海上自衛隊の若手幹部育成のため約5か月の間、海上実習をしながら北米から南米にかけて8か国を訪問する遠洋練習航海に参加して参りました。大海原の航海を通じて環海性をかん養するとともに、諸外国との親善訓練等を実施し、国際感覚を身に着けさせ、幹部自衛官として必要な知識・技能を体得した彼ら、彼女らが、本年はそれぞれの部隊で活躍してくれることと期待しております。このような将来の海上自衛隊を担う人材の育成という要職から、次はその基盤となる自衛隊員の人材を確保するという重責を担うこととなり、身の引き締まる思いであります。
さて、令和5年を振り返れば、猛威を振るった新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行され、社会全体が以前の生活を取り戻しつつあります。しかし、わが国を取り巻く安全保障環境は引き続き不透明な状況が継続しており、国際情勢は依然として不安定なままであり、自衛隊の募集にも少なからず影響を与えております。昨今の少子高齢化に伴う募集対象者の減少とともに、防衛力の中核である自衛隊員の人材確保は喫緊の課題であると認識しております。
協力本部は、いかなる情勢においても人的基盤の維持・強化のため、地域の皆様のご支援を賜りながら粛々と職務を遂行しております。令和6年におきましても、部員一丸となって日々変化する情勢に柔軟に対応すべく、不断の努力と積極果敢に大胆な取り組みを講じてまいりますので、引き続きのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
皆さまの今年一年のご多幸とご健勝を心より祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。
【本部長ご挨拶】
この度海上自衛隊練習艦かしま艦長から自衛隊神奈川地方協力本部長を命ぜられ過日着任いたしました。
新任務につきましては職責の重大さを自覚し神奈川県民の皆様と共にある地方協力本部を目指し専心努力を傾注する所存ですので何卒前本部長同様宜しくご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
先ずは略儀ながら書中をもって着任のご挨拶を申し上げます 。
自衛隊神奈川地方協力本部長 1等海佐 大谷 三穂
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