第68期 高等工科学校生徒メッセージ

全寮制の男子校である「陸上自衛隊高等工科学校」。中学校を卒業して地元を離れ、勉強や訓練、クラブ活動と、たくましく過ごしている生徒たち。そんな彼らが日々どんな生活を送り、どんな思いで過ごしているのか、メッセージを頂きました。

丹下 陽斗(たんげ はると)生徒 第1教育隊 10区隊

Q.入校のきっかけを教えてください。
私が高等工科学校へ入校しようと思った動機は、災害派遣や海外派遣の最前線で自分も活動したいと考えたからです。そして、将来は国防を担う一人前の自衛官として部隊で勤務できるよう、ここで自分を鍛えていくために入校しようと決めました。

Q.これから高等工科を目指す後輩にメッセージを。
高等工科学校は一般的な高校とは全く違います。家族と離れ日本全国の知らない人たちと共に生活をしていく事になり、時には辛くて辞めてしまいたくなる事もあります。しかし、そんな辛さも家族と同じ存在である同期と共に乗り越えていくことで、自分を更に高めていく事が出来ると思います。決して無駄にならず、そして絶対に忘れられない密度の濃い3年間の学校生活を送ることができると共に、将来国防の任を受け持つ自衛官となる我々を、本気でサポートしてくれる学校だと思います。

小野 龍平(おの りゅうへい)生徒 第1教育隊 第6区隊

Q.入校のきっかけを教えてください
東日本大震災の際、災害派遣活動のため避難所で炊き出しをする自衛官の方たちがとてもかっこよく見えて、自衛官になるための最短ルートを探していくうちに、高等工科学校を見つけ入校しようと思いました。

Q.学校ではどんなふうに過ごしてますか?
高等工科学校では、同期との日々の生活と、クラブ活動が一番楽しく充実しているように感じます。休日は筋肉トレーニングをしたり、勉強をしたり、自由に過ごしています。最近ではロシア語とドイツ語を自主的に勉強し、自衛官としての将来の選択肢を増やしていこうと日々努力しています。

喜田 敦(きた あつし)第1教育隊第6区隊

Q.入校して感じたことを教えてください。
最初は周りが全くの初対面の人ばかりだったので緊張したり不安でしたが、すぐに打ち解けて普通に話せるようになって、今では凄く仲良くなりとても楽しく過ごしています。 また、訓練でヘリコプターに乗ったりと普通の高校生じゃ経験できないことが体験できてとても良かったなと思っています。

Q.メッセージをお願いします。
休日は同期と仲良くテレビを見たり、小説を読んだり、靴磨きやアイロンがけをして過ごしています。 高等工科学校は凄く楽しくて1日1日が驚きの毎日です。皆さんの入校を待っています。

川崎 光真(かわさき こうしん)生徒 第1教育隊 第9区隊

Q.近況を教えてください。
 入校した当初は大変でしたが1カ月くらいすると慣れてきて、充実した毎日を過ごしています。食堂のご飯が美味しいのが何より嬉しいです。 休日は、運動をした後昼寝をして過ごしたり、外出して美味しいものを食べに行ったり、パーティーサイズのお菓子を独り占めして食べたり、自宅では出来なかったことが沢山できます。また、同時に親元を離れたここでの生活は、改めて両親の存在のありがたさを感じることになりました。

Q.メッセージをお願いします。
苦しいこともありますが、楽しいこともたくさんあります、素晴らしい仲間と共に充実した日々を過ごせることは一生の思い出になると思います。もし、学校の進路で迷いが生じたら、この学校を選ぶことを進めます。刺激的な毎日を一緒に過ごしましょう。

近藤 翔(こんどう しょう)生徒 第1教育隊 第4区隊

Q.近況を教えてください。
体力検定で1級を取得するために、毎日筋トレを行っています。休日は同期とお菓子を食べたりしてのんびりと過ごしています。外出もできるので、市街地に遊びに行ったりもしています。 アイロンがけや靴の手入れ、洗濯など身の回りのことを自分でするようになり、改めて両親のありがたみを感じています。

Q.メッセージをお願いします。
幼い頃テレビで見た「陸上自衛隊」に興味を持ったことが今に繋がっています。私は中学1年生の時に高等工科学校を知り、様々な方に協力していただき無事に入校出来たことに感謝しています。 自衛隊という一つの職業に興味を持った人や、自衛隊が好きな人にはとてもお勧めの学校です。 テレビ等で紹介される機会の多い学校ですが、まだ観たことのない人は、YouTube等でも多数の動画がありますので是非観てください。 厳しい時もありますが同時に楽しい時もたくさんあり、様々な経験を積むことがきます。オープンスクールなどで是非説明を聞い下さいね。皆様と一緒に頑張れる日を待ってます。

佐藤 皇希(さとう こうき)生徒 第1教育隊第6区隊

Q.入校したきっかけを教えてください。
幼い頃から人の役に立てるような人間になりたいと思っていました。東日本大震災の時に、救助活動に当たっていた陸上自衛官の姿が印象的で憧れを抱きました。

Q.入校して感じたことを教えてください。
最初は、集団生活や学校生活に慣れるのに苦労しましたが、次第に同期の大切さや日々の生活の大切さを学ぶことが出来ました。 中学校時代を振り返った時に、当たり前に朝食があり、服も洗濯され、制服がしっかりとアイロンがけされているということがどれだけ有難かったことか、改めて感じるとともに、とても感謝しています。

倉持 遥太(くらもち ようた)生徒 第1教育隊 第4区隊

Q.近況を教えてください。
着校してすぐは生活に慣れるのが大変でしたが、1か月程で体が慣れてきて、勉強、クラブ活動共に充実した日々を送っております。 訓練はありますが高校の一般教育科目も多く、「自衛隊の学校」ということで気を張る必要はないと思います。 休日は同期とのトークや勉強などをして過ごしています。お互いに問題を出し合ったりして同期と一緒に勉強できるのは、この学校に入って良かった事のひとつです。

Q.メッセージをお願いします。
自衛隊に入隊したい人はもちろんの事、あまり興味がない人でもお勧めな学校です。 正直に言って自分は第1志望校ではありませんでしたが、親に勧められて受験をしました。県立高校に落ちてしまったので、私立高校に行くか、高等工科学校に行くかで迷いましたが、生徒手当をもらって勉強ができると聞いたので入校する決意をしました。 怖いイメージがあった自衛官の職員の方々はとても親切で、生徒一人ひとりの悩みを聞き寄り添ってくれます。何よりお金を稼げる点が将来的に有効なので、入校を考えてみてはいかがですか。

大森 天斗(おおもり たかと)生徒 第1教育隊 第6区隊

Q.入校したきっかけを教えてください。
私は、中学2年生の時に自衛隊に憧れ、インターネットで調べてこの学校を見つけました。将来技術的な仕事や国際貢献の場での活躍がしたくて高等工科学校への入校を決意しました。

Q.メッセージをお願いします。
最初は大変な事も多いですが次第に慣れて、休日には同期と外出して買い物をしたり、ご飯を食べに行ったりするなど余裕が出てきます。 辛い時や苦しい時もあるかもしれませんが、その苦しさを一緒に乗り越える事ができる同期に出会えます。同じ夢に向かって努力し合う同期は大切な存在です。 高等工科学校は「誰かの役に立ちたい、今までの自分を変えたい」と思う人におすすめです。

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