平成23年度自衛隊音楽まつり
平成23年度自衛隊音楽まつり
平成23年11月18日(金)・19日(土)の2日間、平成23年度自衛隊音楽まつりが日本武道館にて行われました。
今年は、「愛、希望、勇気 今を越えて、その先へ」をテーマに、「愛・希望・勇気」と題した3つの章で構成された演奏で、
さらにスペシャルゲストとして宮城三女高校OG合唱団を迎え、東日本大震災からの復興・追悼のメッセージを表現した公演となりました。
オープニングセレモニー
東日本大震災における犠牲者の方々への追悼の想いを込めた「アメイジンググレイス」の独唱で幕を開けたオープニングセレモニー。
第302保安警務中隊による儀仗隊の統制美・迫力には客席から大きな歓声があがり、3自衛隊音楽隊の合同演奏による「DECISIVE BATTLE」は、その旋律で迅速な行動力を奏でました。
第一章:愛
この章では、北方・東北方・東方面隊音楽隊、在日米陸軍軍楽隊、在沖縄米海兵隊音楽隊が登場し、それぞれ個性溢れる演奏を披露しました。
中でも在日米陸軍軍楽隊による「世界に一つだけの花」では、流暢な日本語と「No.1に~」の発音のキレイさに会場は大いに盛り上がりました。
そして章の最後では、スペシャルゲストの宮城三女OG合唱団が東北・東部方面音楽隊と共演し、素晴らしい歌声を響かせてくれました。
第二章:希望
次世代を担う希望の光、防衛大学校儀仗隊のファンシードリルで幕を開けた第二章:希望の章は、その名前の通り、「前進」・「復興」をイメージさせる陸海空3自衛隊音楽隊の単独演奏、「絆」と題した総勢200名による自衛太鼓の演舞を経て、会場全体で奏でる大合唱、「希望の歌」へと繋がりました。
第三章:勇気
公演のラストを飾る最後の章、始まりを告げたのは東日本大震災において活動した隊員のインタビュー映像と共に、陸海空自衛隊音楽隊小編成による「ニアラー・マイ・ゴッド・トゥ・シー」の演奏でした。
被災地において活動を続ける隊員それぞれのひたむきな姿に、会場からは温かい拍手が贈られました。
そしてフィナーレは東日本大震災で中心的な役割を担った東北方面隊の創隊50周年記念曲「七彩の奥羽国」と、力強く、勇気を持って前へと進む「威風堂々」を、日本の復興を祈願して全出演部隊合同で演奏しました。
平成23年度自衛隊音楽まつり公演内容
構成 | 曲目 | 出演部隊等 |
---|---|---|
プロローグ | 「アメイジンググレイス」 | 陸・海・空自衛隊音楽隊 |
「黙祷・日本国旗入場・国歌斉唱」 | 陸・海・空自衛隊音楽隊 第302保安警務中隊 |
|
「DECISIVE BATTLE」 | 陸・海・空自衛隊音楽隊 | |
第一章:愛 | 「LOVE LOVE LOVE」 「エムシリムセ」 「コラール・デ・ソーラン」 |
北部方面音楽隊ドリル演奏 |
「Just a Closer Walk with Thee」 「世界に一つだけの花」 |
在日米陸軍軍楽隊ドリル演奏 | |
「サモン・ザ・ヒーロー」 | 在沖縄米海兵隊音楽隊ドリル演奏 | |
「星条旗よ永遠なれ」 | 在日米軍音楽隊合同演奏 | |
「世界は日の出を待っている」「負けないで」 | 東部方面音楽隊ドリル演奏 | |
「ありがとう」 | 東北/東部方面音楽隊合同演奏 | |
「Stand Alone」 | 宮城三女OG合唱団合唱 with 東部/東北方面音楽隊 |
|
第二章:希望 | 「ファンシードリル」 | 防衛大学校儀じょう隊 |
「ザ・シンフォニアンズ」「凱旋」 | 陸上自衛隊中央音楽隊ドリル演奏 | |
「イージス」「宇宙戦艦ヤマト」「行進曲『軍艦』」 | 海上自衛隊東京音楽隊ドリル演奏 | |
「空へ~救いの翼」「空の精霊たち」 「あすという日が」 |
航空自衛隊航空中央音楽隊ドリル演奏 | |
「絆」 | 自衛太鼓 | |
「さくら」「希望の歌」 | 全出演者合同演奏・大合唱 | |
第三章:勇気 | 「ニアラー・マイ・ゴッド・トゥ・シー」 | 陸・海・空自衛隊音楽隊演奏 |
「七彩の奥羽国」「威風堂々」 | 全出演部隊合同最終演奏 | |
「名誉ある古代砲兵隊」 | 全出演部隊退場 |