ご挨拶Greeting

平成30年8月20日(月)陸上幕僚長メッセージ
富士総合火力演習について

 本演習は、昭和36年、陸上自衛隊富士学校の学生教育の一環として、陸上自衛隊が保有する各種火器等の効果と火力戦闘の様相を認識させることを目的とし開始され、昭和41年以降は、国民の皆様に陸上自衛隊をご理解頂くために公開しております。

 我が国を取り巻く安全保障環境は、一層厳しさが増大しており、中でも、アジア太平洋地域では、尖閣諸島周辺における中国軍等の活動の活発化、核・弾道ミサイル開発等を継続しているとされる北朝鮮の不透明な動向及びロシアの軍事的活動の活発化等、安全保障上の課題や不安定要因がより深刻化しています。また、グローバルな安全保障上の課題として、サイバー空間などの新たな領域の安定的利用の確保の必要性などが顕在化しています。

 このような状況を踏まえ、陸上自衛隊は、「統合機動防衛力」の構築に寄与するため、平成30年3月27日をもって、陸上総隊、機動師団・旅団、水陸機動団、教育訓練研究本部及び情報学校等を新・改編する等、「即応機動する陸上防衛力」の骨格となる体制を整備し、創隊以来の大改革に取組んでいます。また、何時如何なる任務が与えられようとも、事態に即応して任務を完遂し得る「強靭な陸上自衛隊の創造」を目標に、部隊としての能力を最大限に発揮できるよう、厳しい訓練に励んでおります。

 その成果の一端として、ここ東富士演習場において、統合運用による「島嶼部に対する攻撃への対応」として重要な三段階である「部隊配置」「機動展開」「奪回」の作戦様相を取り入れた演習を皆様にご覧頂きたいと思っております。なお、「即応機動する陸上防衛力」の主要装備品である機動戦闘車及び水陸両用車の射撃も実施する予定です。

 今後とも、陸上自衛隊に対して、より一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、ご挨拶といたします。


陸上幕僚長 陸将 山崎 幸二
(Chief of Staff, GSDF General Koji Yamazaki)

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