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日米共同統合演習(キーン・ソード23)への参加について

 11月10日~19日、自衛艦隊は、日米共同統合演習(キーン・ソード23)に参加しました。この演習は、統合幕僚長及び米軍インド太平洋軍司令官を統裁官とした概ね2年に一度実施している日米共同の実動演習であり、今年度最大規模の演習です。
 自衛艦隊は、本演習において、グレーゾーンから武力攻撃事態における一連の状況を想定し、陸空自衛隊及び米軍とともに、対艦攻撃、水陸両用作戦、特殊作戦等について一層緊密に連携して、統合・共同による作戦を遂行できるよう演練するとともに、サイバー、電磁波等の新たな領域と従来の領域等を組み合わせることで、よりリアルで実戦的な訓練を実施しました。また、自衛艦隊は、演習期間中、第4護衛隊群司令部(群司令:平田利幸海将補)を米海軍空母ロナルド・レーガンに派遣し、連携態勢を強化しました。さらに、自衛艦隊司令官湯浅秀樹海将は、米海軍第7艦隊司令官カール・トーマス中将とともに、演習参加中の同空母を視察し、日米海軍種の共同対処能力が万全であることを確認しました。このように、自衛艦隊は、米海軍第7艦隊とともに、艦隊司令官レベルから現場の将兵に至るまで、米海軍との意思疎通を緊密に行い、共同対処要領について演練することで、日米海軍種の即応性・相互運用性の向上を図るとともに、日米同盟の抑止力・対処力の強化に貢献しました。
 自衛艦隊は、平素から即応態勢を維持し、万全な警戒監視による我が国防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国と協働して、同地域の平和と安定に寄与しています。