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米豪比主催共同訓練の参加について

 10月11日~18日までの間、IPD22第2水上部隊の護衛艦「きりさめ」及び救難飛行艇「US-2」は、スールー海において米海軍駆逐艦「MILIUS」、P-8A、豪海軍駆逐艦「HOBART」、同補給艦「STALWART」、比海軍フリゲート「JOSE RIZAL」、C-90、仏領ポリネシア駐留仏軍「FALCON200」及び英海軍哨戒艦「SPEY」とともに米豪比主催共同訓練(Exercise SAMASAMA/LUMBAS 2022)に参加しました。
 米比共同訓練(Exercise SAMASAMA)は、アメリカ・フィリピン両国が地域における危機に対応する能力を二国間で向上させるため定期的に実施している訓練です。また、今回は豪比共同訓練(LUMBAS 2022)が同時に実施され、海上自衛隊とともにフランス軍及びイギリス海軍も参加し、地域の安定を目的として、多数の国々が連携の強化を図りました。
 護衛艦「きりさめ」艦長 坂田淳 2等海佐は、「今回の多国間共同訓練を通じて、部隊の戦術技量の向上及び参加国海軍との連携の強化を図ることができました。また、捜索救難訓練には、日本からは救難飛行艇「US-2」が参加し、比からは日本が無償譲渡したC-90も参加しました。加えて、各国からも艦艇のみならず航空機も参加したことで連携の深さと幅をさらに広げることができました。」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・友好国海軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に貢献しています。