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ジブチ10周年記念行事の実施について

 5月5日、ソマリア沖・アデン湾方面派遣海賊対処部隊指揮官である自衛艦隊司令官(海将 湯浅秀樹)は、ジブチ自衛隊活動拠点開設10周年記念行事を実施しました。
 我が国のソマリア沖・アデン湾における派遣海賊対処活動は、平成21年3月に始まり、平成23年6月には、ここジブチに日本国自衛隊として初めてとなる海外活動拠点が開設され、同拠点での活動も、昨年で10年の節目を迎えました。
 式典には、ジブチ政府・軍関係者や各国在ジブチ大使をはじめ、ジブチ駐留の各国軍代表、大塚海夫在ジブチ日本国大使が出席するとともに、日本からは中曽根康隆防衛大臣政務官のほか、防衛省・自衛隊関係者及び日本船主協会関係者等約20名が参加し、記念式典に加え、音楽隊による記念演奏、懇談等が行われました。式典では、大塚海夫在ジブチ日本国大使及び中曽根康隆防衛大臣政務官から祝辞及び訓示を賜りました。
 自衛艦隊司令部幕僚長(海将補 八木浩二)は、「これまでの10年余にわたる派遣部隊の活動は、我が国の生存と発展にとって不可欠である海上交通の安全確保は言うまでもなく、地域の安定、ひいては世界の発展に直接的に貢献する活動であり、国の内外において高い評価を得ている。この評価はこれまでジブチに派遣された陸海空自衛隊合わせて延べ約4600人に及ぶ隊員1人1人の努力が結実したものであり、日本国自衛隊の輝かしい歴史の1ページとして刻み込まれている。現在、活躍している諸官をはじめとして、これまで派遣されてきた多くの隊員に対し心からの敬意を表する。」との自衛艦隊司令官の訓示を代読しました。
 派遣海賊対処部隊は、海上における公共の安全と秩序の維持のため、各国軍隊と協力して海賊行為を抑止するための行動を継続してまいります。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、インド太平洋地域の平和と安定に寄与しています。