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令和3年度海上自衛隊演習における情報戦(Information Warfare)の実施について

 令和3年度海上自衛隊演習では、初めての試みとなる日米共同による情報戦(IW:Information Warfare)についても訓練し、統合・共同指揮統制システムを使用して、脅威評価等を共同で実施しました。
 日米海軍種のIWに関する活動は、護衛艦「いずも」(DDH183)における海上自衛隊と米海軍のIW指揮官(IWC:IW Commander)による会議で幕を開けました。
 海上自衛隊のIWCである髙橋裕昌1等海佐は、「海上自衛隊と米海軍は、これまで、それぞれが個別に情報戦を実施していますが、今回の演習では初めて日米が共同でIWに取り組み、円滑に共同作戦を実施することできました。今後、日米海軍種は、IWの有効性をさらに高め、これまで以上に緊密に協力していきます。」と述べました。
 米海軍「カール・ビンソン」空母打撃群(CSG-1)のIWCであるトニー・ブテラ海軍大佐は、「今回の海上自衛隊演習をきっかけとして、日米海軍種のIWは、さらに緊密に協力していくことになります。また、日米海軍種は、演習時だけでなく、常にIWの最善の方法を共有しています。我々は、海洋という環境において、厳しく激しい戦場においても、作戦状況図の共有と確実な指揮通信の強化に努めています。米海軍と海上自衛隊は、現代戦におけるIWの重要性とその役割を十分に理解しています。」と述べました。