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米豪主催多国間共同訓練(タリスマン・セイバー21)について

 7月18~27日、護衛艦「まきなみ」は、ケアンズ南東海域において、米豪主催多国間共同訓練(タリスマン・セイバー21)に参加し、戦術技量の向上に加えて、参加国海軍との連携の強化を図りました。
 平井克英1等海佐・第1護衛隊司令は、「米豪主催多国間共同訓練(タリスマン・セイバー21)へ豪国防軍、米軍及び参加各国と共に参加できたことに大きな喜びを感じています。本訓練はハイエンドな水陸両用作戦訓練であり、我々にとって多くの分野における能力向上と2国間・多国間の相互運用性を向上させることができました。」と述べました。
 クリス・エングダール少将・米第7遠征打撃群司令官は、「インド太平洋地域において訓練を実施することは、法に基づく海洋秩序を保障するためにプレゼンスを示す上で重要であり、タリスマン・セイバー21は、米国がパートナーや同盟国とともに、自由で開かれたインド太平洋地域を支援するための共同または複合的な取り組みの一環として、あらゆる事態に対応する能力をさらに強化することを可能にします。」と述べました。
 アーロン・コックス中佐・豪駆逐艦「ブリスベン」艦長は、「オーストラリアとその同盟国にとって、海洋領域はますます重要な戦略的環境となっており、海軍同士の訓練を行うことは相互に大きな利益をもたらします。我々は、この地域の友人たちと協力して、コアスキルを向上し、互いに学び、知識を共有し、長年築き上げた我々の関係を強化できることを誇りに思います。」と述べました。
 自衛艦隊は、新型コロナ禍にあっても、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、同盟国等と連携して、インド太平洋海域の平和と安定に寄与しています。
 なお、本訓練には米海軍から強襲揚陸艦「アメリカ」、ドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ」、ドック型揚陸艦「ジャーマンタウン」、駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」、補給艦「アラン・シェパード」及び同「ラパハノック」、豪海軍から強襲揚陸艦「キャンベラ」、揚陸艦「チョールズ」、駆逐艦「ブリスベン」、フリゲート「パラマッタ」、同「バララット」及び潜水艦、韓海軍から駆逐艦「ワン・ゲオン」、加海軍からフリゲート「カルガリー」が参加しました。