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派遣海賊対処行動第37次水上部隊 護衛艦「ありあけ」の帰国について

   4月13日、護衛艦「ありあけ」(艦長:2等海佐 江沢斎高)は、派遣海賊対処行動第37次水上部隊の任務を無事完遂して、佐世保基地に帰国しました。
 護衛艦「ありあけ」は、令和2年9月に佐世保を出港し、10月から本年3月までの間、アデン湾・ソマリア海域において貨物船等の護衛を実施しました。また、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、各国海軍との共同訓練等を通じて相互の信頼醸成及び連携の強化を図りました。
 帰国行事において、自衛艦隊司令官 湯浅秀樹(海将)は、「海賊対処に係る船舶の護衛及び厳格な警戒監視に加え、多国間共同訓練に参加し、各国海軍との強固な信頼関係の醸成に寄与するなど、海上自衛隊の精強さを見事、内外に示した。」と訓示しました。
 「ありあけ」艦長は、「近年、海賊と認定される事象は生起していないが、これは各国海軍種がアデン湾・ソマリア海域で護衛等の活動を継続していることの表れであり、現状を維持してまいりたい。」と述べました。
 自衛艦隊は、新型コロナ影響下においても即応態勢を維持し、各種派遣行動や共同訓練を通じて各国海軍との連携の深化を図り、インド太平洋地域の平和と安定に寄与しています。