弘前駐屯地

 

地域住民との絆を深める

 弘前駐屯地曹友会は5月17日から19日までの間、駐屯地周辺のりんご園で援農ボランティアを実施した。
 この援農ボランティアは、弘前駐屯地が開庁した翌年の1969年から、平素より駐屯地周辺地域を持続走、行進訓練並びにスキー訓練等のコースとして活用させていただいている農家の方々に対し、基幹産業であるりんご栽培の摘花作業を通じて地域住民の一助となることを目的とする。今年度は、駐屯地隊員延べ128名がボランティアに参加し、10軒の農家の方々の下でりんごの摘花作業を実施した。

 隊員達は、時折照りつける日差しの下で農家の方々からの指導を受けながら慎重に、黙々と摘花作業に励んだ。また、休憩・昼食時には農家の方々の苦労話やりんごの話題・自衛隊の話題などを通じて互いに交流を深めていた。援農ボランティアには駐屯地司令、業務隊長、第9偵察隊長、駐屯地最先任上級曹長、第39普通科連隊副連隊長、本部管理中隊長、重迫撃砲中隊長、会計隊契約班長も参加し、駐屯地の伝統を体験した。

一つ一つ丁寧に摘花する隊員 脚立を用いて高い所も抜かりなく摘花
駐屯地司令も援農に参加 参加メンバーで記念撮影

 

岩木山に、春をもたらす

 弘前駐屯地は4月20日、岩木山除雪における観光振興協力を実施した。この協力は弘前市と締結している「岩木山除雪の協力に関する協定」に基づき、毎年5月の連休前に地域貢献の一環として行われるものである。
 当日は、隊員320名をもって岩木山8合目から9合目のリフト沿い約500メートルの区間を除雪した。昨年ほどではないが今年も風が強く時折晴れ間も見えたが、濃霧の中での作業となった。また、積雪量は例年よりは少なく、順調に作業が進んだ。隊員はスコップとスノーダンプを用いて懸命に除雪を続け、最終的にリフト区間約500メートル、最大で約1メートルの高さまで積もった雪を除雪して作業を終了した。

作業場へ前進 濃霧の中、除雪する隊員
天内駐屯地司令視察 スコップとスノーダンプで協力し雪を排雪

 

コロナ渦での弘前駐屯地創立53周年記念日行事

 弘前駐屯地は4月18日、駐屯地創立53周年記念日行事を挙行した。
 記念日当日は生憎の天候で更に今年はコロナ渦ということもあり入場制限の中ではあったが、約550人の招待者、市民が駐屯地を訪れた。
 記念式典では、観閲部隊指揮官・第9偵察隊長・久下谷2佐の指揮する約300名の隊員を前に、天内司令は「郷土を守ることが国防の基本であるとの認識のもと、地域の皆様との絆をより一層強固にしつつ、訓練精到にして、規律厳正、団結強固、士気旺盛に裏打ちされた『健全で精強な郷土愛溢れる駐屯地』として日々精進していくことを改めて諸官とともに誓う」と式辞し、櫻田宏弘前市長、木村次郎衆議院議員、田名部匡代参議院議員が来賓祝辞を述べた。じ後、観閲行進を行い、第9音楽隊の演奏の中、隊員約300名、車両35両の堂々たる行進に大勢の観客から大きな拍手が送られた。
 記念式典の後、第9音楽隊による美しい演奏や、第2中隊を基幹とした増強部隊による迫力満点の訓練展示が行われ、目の前で繰り広げられた戦闘シーンや、火砲の空包射撃に歓声が沸きあがった。
 この他にも雪上車の体験試乗の他、チビッ子広場、装備品展示などのコーナーも設けられ、コロナ渦ではあったが多くの市民と信頼と理解を深める記念行事となった。

受付の際、検温と消毒を実施 記念式典の様子
天内司令式辞 観閲行進の様子
訓練展示 第9音楽隊演奏
ちびっこ広場の様子 展示されている戦車も大人気

 

弘前駐屯地業務隊官用車無事故走行100万キロ達成

 弘前駐屯地業務隊は平成15年3月5日から令和3年1月15日までの間で、官用車無事故走行100万キロを達成しました。業務隊は、夏季及び冬季の特性からくる事故防止策を徹底して教育し、車両事故防止及び安全運行意識の高揚を図りました。

車両事故防止教育実施 車両感覚、死角の確認
冬季(積雪時)におけるスリップ体験 記念撮影

 

新指揮官、着任!

 3月15日付で第31代第39普通科連隊長兼ねて第29代弘前駐屯地司令に着任した天内明弘(あまない あきひろ)1等陸佐の着任式を15日、第9師団長(亀山陸将)立会のもと、実施した。
 7時10分、駐屯地各部隊長の出迎えを受け初登庁。幹部挨拶の後、体育館において行われた着任式では、「自ら考え、判断し、行動せよ」「地域と共に。仲間・家族、そして自分自身を大切に」を要望し、歴代連隊長が築き上げてきた部隊の伝統をしっかりと継承しつつ、新たな時代に向けた「健全で精強な郷土愛溢れる第三十九普通科連隊の創造」を目指し、連隊長として連隊の全責任を負い、隊員諸官とともに苦楽を共にすることを誓うと述べた。<br>
 その後、観閲行進、状況報告、隊内巡視にて各部隊の状況を把握し、連隊長、駐屯地司令としての業務を開始した。

駐屯地各部隊長の出迎えを受け初登庁 幹部挨拶
第9師団長から紹介を受ける 観閲行進
状況報告の様子 隊内巡視


転出者28名、それぞれの新任地へ

 弘前駐屯地は3月13日、定期異動に伴い転出行事を実施した。
 今回の定期異動で、幹部6名、准曹22名の28名が北は北海道(美幌)、南は九州(前川原)へ異動となり送別の辞において木原司令は「弘前駐屯地勤務者としての誇りをもって、新任地での大活躍を期待する」と激励した。
 転出行事終了後は各部(中)隊ごと紹介行事が行われ、じ後駐屯地全員が隊舎前のメイン道路に整列し、転出者は見送りを受け、万歳三唱と大勢の拍手の中、新任地へと旅立っていった。

転出者代表挨拶 記念写真
相互の活躍を願い握手を交わす駐屯地隊員 駐屯地隊員に見送られ新任地へ出発する転出者

 

 

 

コロナ禍でも市民の皆様に元気と感動と笑顔を

 弘前駐屯地は2月10日、弘前城雪燈籠まつりの大雪像完成報告式を行った。「みちのく五大雪まつり」の一つである弘前城雪燈籠まつりは弘前市が主催しているもので、弘前駐屯地は地域住民との一体感を深めるとともに、自衛隊に対する理解と信頼感の醸成を図ることを目的に1977年の第1回目から協力し、今年で45回目を迎える。
 式は、まつりのメイン会場となる弘前公園内「四の丸」で行われ、協力隊長(第39普通科連隊本部管理中隊長・工藤1尉)が大雪像の完成報告を駐屯地司令に報告した。制作期間中、協力隊は度重なる雨天や寒波などの気象条件に見舞われながらもこれを克服し、根強い努力により大雪像1基と滑り台2基を見事に完成させ、任務を完遂した。
 完成報告式の後、メイン会場では雪燈篭まつり開会式が実施された。式では、まつり運営委員長である櫻田宏弘前市長より協力隊へ感謝と労いの言葉が送られた。また、木原司令から櫻田市長に対して「雪像完成引渡書」が手渡され、雪燈篭まつりが盛大に開幕した。
 今年の大雪像は、明治・大正期に実業家・福島藤助により建設された「弘前れんが倉庫美術館」(旧・吉野町煉瓦倉庫)であり、実物の3分1の大きさで高さ5メートル、幅16メートル、奥行き5.5メートル、雪の量は大型ダンプ約140台分使用し、訪れた市民や観光客を楽しませた。また、2基の滑り台の前には大勢の子供達が列を作り、歓声を上げながら滑っていた。さらに、今年は自衛隊のブースを設け制作風景を動画で流すなど広報活動にも力を入れた。
 今年はコロナ禍により例年に比べ観客はまばらではあったものの、会場に訪れた方々が笑顔になるまつりとなった。

制作に携わった協力隊 雪像完成引渡書を手渡す木原司令
完成した大雪像「弘前れんが倉庫美術館」 大すべり台は、夜間ライトアップされた
多くの観客で賑わう中すべり台 自衛隊ブースを設け、制作風景をビデオで流した

 

曹友会で雪灯篭を製作

 弘前駐屯地曹友会は2月7日、会長以下8名の会員で、障害者支援施設「千年園」において雪燈籠作成のボランティア活動を実施した。
 この活動は、毎年弘前市内で「弘前城雪燈籠まつり」が開催されているが、施設利用者は祭り会場に足を運ぶのが困難なため、施設園内でも祭りの雰囲気を楽しんで頂く為に企画し、今回で18回目となる活動である。
 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため人員と作業時間を削減、バケツと塩ビパイプを使って小型の雪燈籠を60個作成した。夜に火を灯すと雪燈籠からは温かみのあるやわらかい光が照らされた。参加した会員や施設職員からは、「作成が容易なのに綺麗な明かりを灯してくれる。家で作っても子供が喜んでくれそうだ。」と好評を博した。
 弘前駐屯地曹友会は、今後もコロナ禍でもできることを模索しながらボランティア活動を通じて地域社会への貢献に努めていく。

一つずつ丁寧に作成 火を灯すとやわらかな光が照らされた
雪灯篭を灯し、ねぷたの武者絵を浮かび上がらせた 雪灯篭製作に携わった曹友会隊員達

 

 

第43回東北高等学校スキー選手権大会兼あじゃらカップスキー大会協力

 弘前駐屯地は1月25日から28日までの間、第43回東北高等学校スキー選手権大会兼あじゃらカップスキー大会に協力した。
本スキー大会の協力は、参加選手及び地域の人々に対し、自衛隊に対する一層の認識と理解を深めることを目的に行われており、協力隊長(本部管理中隊・長浜准尉)以下35名が参加した。
 協力隊は、準備期間においてはテントの設営、安全ネットの設置などを行った。また、大会期間中はコース要所に隊員を配置しコースの補修、選手の安全確保を実施し、円滑な大会運営に寄与した。

 

クロカンコース上にて安全係として勤務 急斜面において安全ネットを設置
選手がコース外に出ないよう、ネットの周りに雪を盛る 等間隔に隊員を配置し、選手の安全確保に努めた


第45回弘前城雪燈籠まつり自衛隊協力隊編成完結 

 弘前駐屯地は1月12日、弘前城雪燈籠まつりの自衛隊協力隊編成完結式を行った。
 「みちのく五大雪まつり」の一つである弘前城雪燈籠まつりは弘前市が主催しているもので、弘前駐屯地は地域住民との一体感を深めるとともに、自衛隊に対する理解と信頼感の醸成を図ることを目的に1977年の第1回目から協力し、今年で45回目を迎える。
 式は、まつりのメイン会場となる弘前公園内「四の丸」で行われ、協力隊長(第39普通科連隊本部管理中隊長・工藤1尉)が協力隊65名の編成完結を駐屯地司令に報告した。編成完結式において司令は「コロナ禍でも地域の皆さまに元気になってもらえるような雪像作りに努めなければならない」と訓示。また櫻田宏弘前市長から雪像制作にあたっての感謝と激励の言葉を頂いた。
 この後、協力隊は大型雪像の枠組み作業に取り掛かり、2月10日から14日にかけて開催される雪まつりに向け制作作業を開始した。
 今年制作する大雪像は、「弘前れんが倉庫美術館」。同館は明治・大正期に実業家・福島藤助により建設された元シードル工場「吉野町煉瓦倉庫」であり、現在は美術館として改修されている(昨年7月よりグランドオープン)。駐屯地は、「記憶の継承」の象徴的存在であるレンガ倉庫を手掛け、地域の皆さまに感動と元気を届けられるよう取り組む。

編成完結を行う協力隊 櫻田市長より感謝と激励のお言葉
インタビューに答える協力隊長 枠組み作業に取りかかる

令和3年弘前駐屯地成人式

 弘前駐屯地は1月8日、駐屯地において令和3年弘前駐屯地成人式を実施した。今年は駐屯地所在部隊の隊員60人が成人を迎え、当日は訓練のため参加できない隊員を除く52人が出席した。
 式は、新型コロナウイルス感染拡大防止により来賓の出席や声を出しての国歌斉唱を中止するなどの対策が講じられた。なお、来賓予定であった櫻田宏弘前市長からは、ビデオメッセージにより新成人への感謝と激励の言葉を頂いた。
 式において木原司令は「成人おめでとう。成人となることを機にますます輝いていくことを願う」と訓示。また、新成人を代表して第3普通科直接支援中隊の小松伸一朗3曹が決意表明を実施。「より一層自分を律し、市民の一人として、自衛官として貢献したい」と力強く述べた。
 午後、新成人者は座禅を実施するため弘前市内の寺院(盛雲院)に移動。20歳という人生の節目を迎え、自身の責任と義務を醸成する記念すべき日となった。

逞しく成長した新成人者 櫻田市長より頂いたビデオメッセージ
決意表明を行う小松3曹 インタビューに答える新成人者
盛雲院住職より座禅の説明を受ける 自ら進んで警策を打たれる新成人者

令和2年度防衛大臣感謝状伝達式

 弘前市防衛協会は12月6日、青森駐屯地において令和2年度防衛大臣感謝状を受賞した。同協会は創設以来、半世紀以上にわたり自衛隊の必要性及び重要性を唱え地域住民に理解を得るとともに、会組織の拡充・拡大を図り防衛基盤の育成に多大な貢献をした。また、弘前駐屯地および駐屯地隊員に対して積極的・献身的な協力支援、激励を行い隊員の士気高揚に貢献をした。
 例年、感謝状の贈呈は東京都内にて実施するが、今年は新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ個別に贈呈することとなり、第9師団長が贈呈を実施した。
 感謝状受賞を受け、弘前市防衛協会長工藤武重氏は「弘前駐屯地創立50周年の節目にあたり、防衛大臣感謝状を受賞できたのも、ひとえに弘前駐屯地の皆様と各方面でご活躍されている方々のおかげであり、また、弘前市民の誇りとするところです。大変感謝しております。」と述べた。
弘前駐屯地は引き続き、弘前市防衛協会と連携を図り防衛基盤の充実に努めていく。


第9師団長より贈呈を受ける工藤会長 感謝状伝達式での記念撮影