第39普通科連隊

 

中隊の名誉と誇りをかけて力走!

 第39普通科連隊は、11月29日、弘前演習場において雪が積もっている中、令和3年度連隊武装走競技会を実施した。
 この競技会は、武装走能力を向上させ基礎体力の向上を図り令和3年度実施される連隊冬季検閲の資とするとともに、各中隊の士気及び団結の強化を図ることを目的に行われたもの。隊員は完全武装(小銃含む)約10キログラムを装着し、訓練の成果を十二分に発揮し、全長約3Km(高低差100m)の激しいコースを中隊の名誉と誇りをかけて力走した。また、各ポイントやゴール付近では同僚隊員が声援を送るなど部隊の団結及び士気の向上を図る事が出来た。
 結果は、第2中隊が昨年度に行われた連隊冬季戦技競技会に引き続き優勝した。

全速力でスタートする隊員 統裁官激励の様子
女性自衛官も力走 仲間と協力し坂を登る隊員
ゴール手前で最後の激走する隊員 優勝した第2中隊

 

隊員の胃袋をつかめ!!

 第39普通科連隊は11月15日、令和3年度連隊野外炊事競技会を実施した。この競技会は、各中隊炊事要員練度及び野外展開時の炊事能力の向上を図るとともに、各中隊の士気の高揚・団結の強化を図ることを目的に実施した。
 駐屯地グラウンドを演習場地域と仮定して炊事場を開設し、中隊から選抜された炊事長以下6名の隊員で2時間半の競技時間で競った。なお、本競技会は新型コロナウイルス対策を考慮し実施した。
 競技の審査には連隊長以下自衛官による評価の他に、日頃よりご支援をいただいている隊友会会長、自衛隊家族会会長、防衛モニター、駐屯地モニター、弘前市内の高校生など一般の方々からも評価をいただいた。出来上がった献立は味、固さ、盛り付け具合、主菜・副菜のバランス具合などを採点用紙により厳正に審査された。審査の結果、もっとも高い評価を受けた第1中隊(回鍋肉)が優勝を果たし隊員の胃袋をつかんだ。
 連隊は、本競技会を教訓に戦闘間においても士気を高揚できる献立作りを目指し任務に邁進する。

陣地進入の様子 幹線道路の整備
調理中の隊員① 調理中の隊員②
審査会場の様子 優勝した第1中隊

 

我らの道場をしっかり整備

 第39普通科連隊は11月1日から13日までの間、令和3年度秋季岩手山演習場整備を実施した。
 昨年度から引き続き新型コロナウイルス感染症対策の中での演習場整備となったが、各隊員は作業中でもしっかりマスクを着用するなど感染対策を万全にし、作業していた。
 整備期間中は、比較的天候も良く絶好の整備日和となった。各隊員は、今後も自分達が訓練などで使用する道場を整備していた。

刈払機による整備 幹線道路の整備
停弾堤整備の様子 野外炊事の様子
機材整備の様子 天内連隊長視察の様子


中隊一丸となって任務完遂

 第39普通科連隊は、10月25日から29日の間、弘前演習場において令和3年度第1中隊・第4中隊・施設作業小隊の訓練検閲を実施した。
 統裁官は訓練開始式で、「各中隊長、小隊長を核心とし、FTC、JRTC及びHTCの成果及びこれまでの練成の成果を十分に発揮して、中隊、小隊として与えられた任務の完遂に邁進してもらいたい。」と訓示し、訓練検閲が開始された。
 状況間、第1中隊、第4中隊は施設作業小隊による障害処理支援の下、火力を最大限に発揮して、対抗部隊(第2中隊)を減殺しつつ攻撃前進を続け、任務を遂行した。
 今訓練検閲を通じ、今年度予定されている連隊冬季検閲に向けて各中隊の練度向上に繋がった。

BASE点検(行進) 地雷を処理する施設作業小隊
攻撃前進中、敵を警戒する隊員 被拘束者の取り扱いの様子
分隊射撃の様子① 分隊射撃の様子②

 

新隊員35名、それぞれの中隊へ配置

 第39普通科連隊は9月17日、駐屯地体育館において自衛官候補生35名の修了式を行った。
 天内連隊長は、「これからは各中隊の配置となり、各中隊長の指揮の下行動する事となる。全幅の信頼を持って隊務に励む事を要望する。」と式辞を述べた。
 新隊員教育は修了したが、これから新配置隊員は約3週間の間、射撃、弘前BASE、警衛勤務などの訓練を実施し、中隊の即戦力となるべく引き続き訓練を実施する予定。

凛々しく成長した新配置隊員 連隊長賞を受賞した新隊員
天内連隊長式辞 記念撮影


日々、前進!!

 第39普通科連隊は、9月7日から15日までの間、師団レンジャー練成訓練を実施した。
 この訓練は、レンジャー隊員として、各種遊撃行動の練度向上を図るとともに、次年度の師団レンジャー養成集合教育に向けた事前準備をする事を目的に実施した。
 レンジャー隊員は、建物の屋上へのリペリングや、5階建て隊舎の屋上からの戦闘懸垂降下、弘前演習場にて遊撃行動などを練成し、自らを鍛え上げ、レンジャー隊員としての練度向上に努め、次年度の師団レンジャー養成集合教育に向けた準備を進めていた。

レンジャー塔で訓練する隊員 整備工場の屋上へのリペリング
5階建て隊舎の屋上から戦闘懸垂降下 建物を掃討する様子

 

新隊員、夜間行進35kmを見事完遂!!

 第39普通科連隊は9月6日、新隊員特技課程において35km徒歩行進訓練を実施した。この訓練は新隊員35名に対し普通科隊員として必要な行進能力の向上を図り、合わせて行進規律の基礎的事項の修得を目的としている。
 出発前には、弘前地域事務所及び弘前駐屯地曹友会が激励品を贈呈。行進経路上には、自衛隊家族会が激励に訪れた。新隊員は、一人当たり約20kgに及ぶ装具を身につけ、夕刻に岩木山スカイラインを出発。岳温泉~百沢~高照神社~弥生平らを折り返し、弘前演習場を目指した。
 9月7日翌朝、新隊員35名は無事に、弘前演習場に到着。疲労困憊の中、同期と協力し任務を完遂した。
隊容検査の様子 弘前演習場を目指して出発!!
行進中、家族会から声援を受ける 食事を摂り、鋭気を養う

一発に魂を込めて!

 第39普通科連隊は8月18日から23日までの間、新教実射訓練及び重迫撃砲中隊実射検閲を岩手山演習場で実施した。
 19日から20日までは、新隊員教育隊が、個人携帯対戦車弾(縮射)、81mm迫撃砲、120mm迫撃砲の実弾射撃を実施した。初の実弾射撃を実施した新隊員は、緊張しながらも日頃の訓練の成果を発揮して真剣に射撃に望んでいた。
 また、重迫撃砲中隊は21日から22日まで実射検閲を受閲した。当初、岩手山演習場内(ばらばら松地域)での射撃を実施し、じ後、岩手山演習場内(南の森地区)に陣地変換して射撃を実施した。
 重迫撃砲中隊の隊員は、師団重迫中隊No.1としての誇りを胸に一発一発に魂を込めた射撃を実施していた

個人携帯対戦車弾射撃の様子(新教) 81mm迫撃砲射撃の様子(新教)
120mm迫撃砲射撃の様子(新教) 砲に弾薬を装填する重迫隊員
陣地変換の様子 重迫中隊実射検閲射撃の様子

 

水泳能力向上!!

 第39普通科連隊は、7月27日から29日までの間、第1回連隊水泳集合訓練を実施した。
 今回の訓練の目的は、令和4年度師団レンジャー養成集合教育参加予定者及び水陸機動団異動予定者等に対し、水泳訓練(練成及び検定)を実施して、当該職務に必要な水泳能力の向上を図る事を目的に実施した。
 隊員は、教官の指導の下、体力練成や水中での自己安全法などの訓練を熱心に実施していた。
 水泳訓練は今年の12月と来年の3月にも実施する予定であり、隊員の更なる練度向上に繋がった。

教官展示の様子 訓練開始!!
水中で装具を外す隊員① 水中で装具を外す隊員②

 

毎年大人気の装備品展示!

 第39普通科連隊は、7月25日、青森地本募集広報活動(装備品展示)に協力した。
 今回の装備品展示では、曹友会長・長浜准尉以下8名が協力。約750名の来場者が大鰐町鰐カムを訪れた。オートバイ、軽装甲機動車(LAV)、牽引車(120mm重迫撃砲)、中型トラック(水トレーラー付)を展示し、多くの来場者の人気を集めた。特に、オートバイ、軽装甲機動車(LAV)が大人気で多くの家族や子供達が興味津々であった。
 また、第9音楽隊の演奏も実施され、会場を訪れた来場者から歓声が沸きあがった。

多くの来場者で賑わいをみせる 軽装甲機動車の前で記念撮影
オートバイも大人気 第9音楽隊による演奏会