転倒・転落アセスメントスコアシート改訂についての調査研究
本研究は、自衛隊横須賀病院医学倫理審査委員会の承認を受け実施しています。
本研究は、通常の診療で得られた診療情報を用いて実施するものであり、研究のために新たな検査や治療をお願いすることはありません。また、新たな費用負担や身体的負担が生じることもありません。
なお、研究への診療情報の利用を希望されない場合は、令和9年1月15日までに下記お問い合わせ先まで、電話ないし書面でお申し出ください。お申し出いただいても、今後の診療において不利益を被ることは一切ありません。
1 研究課題名
転倒・転落アセスメントスコアシートの改訂〜評価性能の向上を試みて〜
承認番号:07−07
2 研究責任者
自衛隊横須賀病院 看護課 山出 裕子
共同研究者 公平 香菜子、野々下 利枝
3 研究の目的
当院で使用している転倒・転落アセスメントスコアシートを見直し、より転倒・転落リスクの高い患者さんを早期に抽出できる評価方法を構築することを目的としています。
4 研究の背景
高齢者の転倒は、大腿骨骨折や頭部外傷等の重大な傷害につながることがあり、要介護状態や生活機能低下の原因となる重要な医療安全上の課題です。当院では、転倒・転落予防のため、転倒・転落アセスメントスコアシートを使用していますが、近年は認知症・せん妄・多剤服用など患者背景が変化しており、従来の評価方法を見直す必要があります。本研究では、診療情報を分析することで、より有効な評価項目および点数配分を検討し、転倒・転落予防に役立つスコアシートの改訂を目指します。
5 研究対象者
以下の患者さんを対象とします。
・2020年4月から2025年3月に当院へ入院し、転倒した方(22名)
・2020年4月から2025年3月に当院へ入院した方(この中から無作為に87名を抽出し解析します)
・2024年10月から2025年9月に当院1病棟へ入院した方(292名)
除外基準:以下の患者さんは研究対象から除外します。
・人間ドックで入院された方
・診療情報が著しく不足し、解析が困難な方
・研究への情報利用を希望しない旨の申し出があった方
6 研究で利用する情報
研究では転倒のリスク要因の解析のため診療録(電子カルテ)から次の情報を利用します。
年齢、性別、入院期間、疾患名、使用薬剤、点滴等の留置状況、認知機能、日常生活動作、歩行状態、ふらつきの有無、転倒・転落の有無および発生状況、転倒・転落予防のための看護実践、血液検査結果、転倒・転落アセスメントスコア、その他研究に必要な診療情報
なお、本研究では血液や組織などの人体試料は使用しません。
7 研究方法
電子カルテから取得した診療情報の氏名、患者番号、生年月日等の、個人を直接識別できる情報を削除後、研究用識別番号を付与し、仮名加工した上で解析します。収集した情報から転倒・転落に関する要因を抽出し、評価項目や配点を検討してアセスメントスコアシートを改訂します。
改訂後のスコアシートについて、同一患者データを用いて評価性能を検証し、より転倒・転落リスクを適切に評価できるかを検討します。
8 本研究の実施期間
2026年10月7日(倫理審査承認日)から2027年6月30日まで
9 個人情報の保護
研究に関する情報は、氏名・住所・患者番号等の個人を直接特定できる情報を削除し、全て研究用の番号で個人を特定できない状態で集計します。研究データは、施錠可能な場所およびパスワード管理されたコンピューターで管理し、研究終了後定められた期間適切に保存します。保存期間終了後は、紙媒体は裁断処理により廃棄し、電子データは復元できない方法で完全に消去します。
10 情報の利用・提供
収集した情報は本研究以外の目的には使用しません。また、個人が特定できる情報を院外へ提出することはありません。研究成果は学会発表及び、学術雑誌等で公表する予定ですが、個人が特定されることはありません。
11 研究への参加を拒否される場合
本研究では通常診察で得られた診療情報を使用します。ご自身の診療情報を研究に利用されたくない場合は、下記までお申し出ください。なお、お申し出いただいても、診療上の不利益を受けることはありません。ただし、解析の終了後や結果の公表後は情報を削除できない場合があります。
12 お問い合わせ先
自衛隊横須賀病院 看護課 1病棟
研究責任者:山出 裕子
共同研究者:公平 香菜子、野々下 利枝
〒237-0071 神奈川県横須賀市田浦港町1766-1
TEL:046−823−0270(代表) 隊内線:6550
13 試料・情報の管理について責任を有する者の氏名
自衛隊横須賀病院 病院長 松崎 宏冶