令和4年8月1日付で自衛隊横須賀病院長を拝命いたしました。
日頃から当院のご利用、ご理解をいただき、誠にありがとうございます。
近年、我が国を取り巻く安全保障環境は急速に変化しており、海上自衛隊は、日夜、日本周辺海空域の警戒・監視行動のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」を実現するための海外派遣任務等、多くの重要な国防任務に就いております。
当院は、陸・海・空3自衛隊の共同機関として防衛省が設立・運営し、海上幕僚長が指揮・監督する病院です。国防を担う自衛隊員とそのご家族の健康を守り傷病治療をするために、病院内での治療のみならず、艦艇や海外において活躍する部隊に衛生職域隊員を派遣することで、海上自衛隊の任務行動を後方支援しております。また、海上自衛隊の基幹病院として位置づけられており、洋上等、過酷な環境下で医療活動を行う海自衛生職域隊員に対して、教育・訓練を行っております。
我々がこのような活動を維持できるのも、地域住民の皆様のご理解があってのことだと思います。我々は、横須賀田浦の地に開院させていただいていることを深く感謝し、横須賀・三浦地区の地域医療に少しでも貢献できるよう、自治体ならびに他病院・医師会等との連携のもと、保健医療機関として地域住民の皆様の診療も担当させていただいております。
今後も、国防および地域医療貢献のための研鑽に努め、自衛隊員ならびに隊員ご家族、地域住民の皆様に信頼される自衛隊横須賀病院を目指してまいります。
引き続き、皆様からの貴重なご指導、ご助言を賜りますようお願い申し上げます。
最後に皆様のご健勝・ご多幸を祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。
自衛隊横須賀病院長
海将補 塚 嵜 哲 史