MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。
ハイサイ、美ら島まもる自衛隊さん
『沈黙の艦隊』映画公開記念対談、それぞれの守るべき信念とは?
コミュ力でつくった新鋭潜水艦『たいげい』
防衛白書が示す“戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境”に対応するため、近年、南西諸島に複数の駐屯地・基地が新設されています。報道では知っていても、実際に、どんな所なのか、よく分からないのではないでしょうか? そこで、“自衛隊を身近に感じられる雑誌”を標ぼうするマモルでは、それぞれの駐屯地・基地で任務に当たる隊員からコメントをいただきながら、各施設を紹介することにしました。島に住む一個人として、それぞれの島の魅力についても隊員に聞いています。さらに、島を守る独身自衛官と「結婚しようよ!」という婚活情報も掲載しています。「自衛官が好き」、「南の島が好き」という方、必見です!
ハイサイ、美ら島まもる自衛隊さん
今回は沖縄、南西諸島の各基地、駐屯地にいる隊員の皆様にご協力いただき、いろいろ質問にご回答いただいたのですが、ちょうど台風シーズン真っ盛りで、ほんとうにお忙しい中、ご面倒をおかけしました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。
今年は7月に3本、8月に6本台風が発生し、そのうちいくつかは非常に強い勢力になって日本各地に上陸。なんか年々台風が強くなっているなぁという印象です。それに加え、とんでもないほどの猛暑で、世界中で森林火災も起きています。
先日、別件で調べていたところ、事業運営に必要なエネルギーはすべて再生可能エネルギーを使用するという「RE100」という国際的な環境プロジェクトがあり、IT大手やBMV、イケア、コカ・コーラなど、世界の名だたる企業が参加し、日本からも大手企業だけでなく、アンバサダー(応援者)として外務省や環境省、大阪府などとともに防衛省も加わっていることを知りました。たしかに毎年自然災害による自衛隊の災害派遣は引きも切らない現状です。国防の任務に専念するためには、気候変動から生じる異常気象を少しでも減らすことがこれからは大切になってくるのですね。
『沈黙の艦隊』映画公開記念対談、それぞれの守るべき信念とは?
コミュ力でつくった新鋭潜水艦『たいげい』
映画『沈黙の艦隊』公開記念対談に臨むため、今回はじめて原作を読んだのですが、海上自衛隊の海佐が米軍の原子力潜水艦を乗っ取りクーデターを起こす、というその話の過激さに驚かされました。大沢たかおさん演じる海江田2佐はいささか狂気じみた人物で、しかし対談相手である実際の海自の潜水艦の艦長は、いうまでもなく――といいますか、フィクションの登場人物と比べるのもどうかと思いますが――至極真っ当な、かつとても穏やかな方でした。その後、取材した潜水艦『たいげい』の艦長をはじめとした乗員の方たちも皆、柔和な雰囲気を纏っておられ、数ヶ月にも渡る潜航に耐えられるのは、そうした鷹揚な方たちなのだろうと思った次第です。――と、潜水艦の話題満載の今月号の『MAMOR』。『沈黙の艦隊』のファンの人や、最新鋭艦『たいげい』に興味のある人に、お手にとっていただければ幸いです。
各号の表紙をクリックすると、編集後記などをご覧いただけます。
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