MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

国防のスイマーたち
F-35を操る自衛隊
赤ちゃんを水に入れると息を止めて、手足をばたつかせ、泳ぐような仕草をするそうですが、それは、泳いでいるのではなく、人は教えられて泳げるようになるとのこと。人はいつから泳いでいたのか?エジプトの洞窟に、7000年前ごろに描かれたとされる、人が泳ぐ姿の壁画があるそう。日本では、「古事記」に泳ぎに関する記述があり、「平家物語」などの戦闘場面にも泳ぎの記述があります。もともと狩猟のために泳ぎ始め、その後、武士が海や川を移動し、戦うための「水術」を身に着けたようです。日本独自に発達した「日本泳法」は、現在のオリンピック競技の一つ、アーティスティックスイミングにも応用されているそうです。自衛隊にも、国を守るために泳ぐ自衛官がいます。今号のマモルでは、陸・海・空自衛隊で、任務のために日々、泳ぐ、“国防のスイマー”を特集しました。ぜひ、“水を得た”隊員たちの健闘ぶりをご覧ください。
国防のスイマーたち
実はわたくし、水泳歴はけっこう長くて、もともと足の骨を折って動けないうちにけっこうなデブになって、ダイエット目的で泳ぎ始めたのですが、そんなこんなもあってスイミングに関してはわりとうるさ型なのです。
そんな私が初めて目の前で隊員の泳ぎを見たのが、空自小牧基地の航空救難隊の教育隊の訓練でした。50メートルプールで、最初にアップの200メートル泳。先頭の隊員はクイックターンをしながらあっという間に完泳し、聞けば国体クラスの水泳選手だったとか。隊員にとっては、これは一連の訓練の内のほんの一部で、このくらいの強度の訓練を陸でも水中・水上、さらに空でもやるのだから、これはすごいとほとほと感心しました。
もっとも自衛隊員に求められる泳ぎの多くは、早く泳ぐよりも長く、遠くへ、あるいは潜ったりとかで、その中でも我々にも役立つのは航空機の隊員が水上に不時着した際のサバイバル泳法です。これは、泳げない人でも知っておいた方がいざというときに使えるかもしれません。今月号の着衣永の話も、お役立ちです。
ところで、水泳業界で筋トレのことを何というか、しっていますか? 答えは「ドライトレーニング」。濡れないで行うからですね。また、200メートル個人メドレー、400メートル個人メドレーは、業界用語でそれぞれ「2コメ」「4コメ」と言います。そのせいか、スイマーには米焼酎が好きな人が多いとか(これはウソ)。
F-35を操る自衛隊
本誌2024年4月号の本欄で、航空自衛隊が運用する無人偵察機「グローバルホーク」について、その容姿はさながらエイリアンの頭部のようだと評したのですが、今回の「ミリレポ」のために取材した航空機もそれと負けず劣らず異形の機体でした。ふつう戦闘機といえばシャープなフォルムと相場が決まっているものですが、その機体は全体的にぼってりとしていて重量感がある。試しにGeminiにご教示いただいたところ、「従来の戦闘機に比べてずんぐりむっくりした独特な形状(メタボ体型)」と、随分な物言いでの返答でした。だいぶ前段が長くなってしまいましたが、今月号の「MAMOR」のミリレポでフィーチャーされるのは、そんなかなりユニークなかたちをした戦闘機「F-35」です。誌面ではF-35がなぜそのような「独特な形状」なのかが明かされていますので、その答えが知りたい方はもちろん、その機体が空自でどのように運用されているのかに興味のある方にも、本誌をお手にとっていただければ幸いです。
各号の表紙をクリックすると、編集後記などをご覧いただけます。
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