MAMOR(マモル)2026年10月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

  • タレント:福井 梨莉華
  • カメラマン:鈴木 教雄
    (プロフィール)
  • ロケ地:入間基地

特集

隊員食堂は“理想食”の宝庫だった!

Military Report

陸上自衛隊 後方支援学校

編集後記

担当編集長 高久 裕

近年、日々の食事に対して、病気を予防し健康を増進するなど生体調整機能を求める風潮が強くなっています。また、物価高が続く中、味と栄養を落とさずに食材費を抑える知恵も求められています。自衛隊の基地・駐屯地・艦艇などにある隊員食堂では、自衛隊の発足当時から、限られた予算内で、ハードな任務に対応するカロリー、味、健康な体に必要な栄養素を隊員に提供してきました。つまり隊員食堂は、現代、私たちが理想とする食事の宝庫だったのです。安くておいしくて健康増進、病気予防になって、老化防止もできる?今月号では、そんな知恵と工夫を、自衛隊に教えていただきました。

特集

隊員食堂は“理想食”の宝庫だった!

ライター 古里 学

空自網走分屯基地の「知床どりのオホーツクスープカレー」、陸自霞ヶ浦駐屯地の「霞ヶ浦れんこんハンバーグ」、陸自多賀城駐屯地の「ホヤのみそバター焼き」、海自呉地方総監部の「呉海自がんすバーガー」などなど、全国の基地、駐屯地の隊員食堂ではその土地ならではのご当地メニューが登場します。これは何も日本だけではなく、インド軍だとカレー、韓国軍だとキムチというように、どの国の隊員食堂も、自国の食文化を大切にしていることが良く判りました。

とはいえ、以前取材した熊谷基地で献立作りを担当している防衛技官のお話しによると、決められた予算内でボリュームと栄養、カロリーを確保し、バラエティに富んだメニューを地産地消を意識した食材で作るためには、並外れた知恵と工夫と努力が必要だとか。物価急上昇中の昨今は特に頭が痛いそうです。

そうした苦労を知ってか知らずか、各地の食堂ではしばしば、洗面器のような皿に入ったカレーを完食したとか、カツを十枚以上のっけたどんぶり飯を平らげたとか、そんな豪快な記録が壁に貼り出されています。また空自小牧基地では、仏前に供えるような山盛りのご飯を食べている、ギャル曽根真っ青の女子隊員も目撃しました。何でもうまそうに食う奴に悪い奴はいない、というのが私の持論。内容もともかく、食べるという行為そのものが生きていく上でのパワーを生んでいるんですね。

Military Report

陸上自衛隊 後方支援学校

ライター 臼井 総理

「後方支援」と聞いて読者の皆さんは何を想像するだろう。戦闘部隊の後ろでサポートする仕事、くらいの漠然としたイメージを持つかもしれない。もしくは物資や燃料、弾薬の補給のイメージがあるかもしれない。私が今回の取材で改めて感じたのは、装備を動かし、食事を届け、人員と物資を運び……部隊を「戦い続けられる状態」に保つ仕事の広さと重要さだった。

3つの学校が1つになった。だが、武器、需品、輸送それぞれの専門性が薄まることはない。むしろ、専門家同士が互いの仕事を知ることで、「後方支援」はより大きなひとつの力になると確信した。

AOCの学生たちが、慣れない役職に戸惑いながら演習を進め、他職種の考え方を吸収していく姿は、その変化を象徴しているようだった。新しい学校の成果が見えるのは、何年も先かもしれない。だが、今回出会った教官や学生たちの言葉から、その土台づくりがすでに始まっていることは十分に伝わってきた。

皆さんも新しい「後方支援学校」にご期待、ご注目ください!

MAMOR(マモル)のご購読について