MAMOR(マモル)2026年5月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

  • タレント:星守 紗凪
  • カメラマン:鈴木 教雄
    プロフィール
  • ロケ地:護衛艦『いかづち』

特集

自衛隊マニアック・クイズ

Military Report

降下訓練始め予行

編集後記

担当編集長 高久 裕

自動車や電車の外観を見ただけで、ピタリと名前を当てるマニアの方がいらっしゃいます。中には、エンジンの音だけ聞いて、車種が分かるつわものも。長年、マモルの取材で、さまざまな装備品を見てきましたが、いまだに、写真を見ても、その名前が思い浮かばない装備品があります。航空機は種類が少ないので、まだ分かるのですが、海上自衛隊の艦艇、陸上自衛隊の車両や砲となると、まったく自信がありません。例えば、10式戦車は分かるのですが、89式装甲戦闘車の写真を見ても、「なんていう戦車だっけ?」と考えてしまう始末。戦車と装甲戦闘車、どこが違うの?

今号のマモルは、似て非なる自衛隊装備品を、クイズ形式で紹介する特集です。さらに、装備つながりということで、あの有名なエヴァンゲリオン・マニアが、兵器としてのエヴァの魅力を語るコーナーもあります。マニアの方も、そうでない方も、ぜひ、チェックを!

特集

自衛隊マニアック・クイズ

ライター 臼井総理

「神は細部に宿る」といいます。自衛隊の装備品もまた、偶然あの形に落ち着いたわけではありません。ひとつひとつの設計や仕様の裏側には、国を守るという任務に向き合い続けてきた積み重ねと、そのために尽くされた思考と試行錯誤が息づいています。

一見、マニアックに映るかもしれない今回の特集ですが、装備品の細部に目を凝らしていただくことで、防衛省・自衛隊のあらゆる営みが「平和を守る」という一点へと収斂していることを、より具体的に感じていただけるはずです。細部を追うことは、そのまま全体を理解することにつながる――。そんな読み方も、楽しんでいただければと思います。ぜひ繰り返しページをめくり、新たな発見を重ねてみてくださいね。

また本特集では、私自身が敬愛してやまないお三方による対談に、ライターとして関わる機会にも恵まれました。誌面に収まりきらなかった濃密なやり取りの数々も含め、取材の時間そのものが大きな喜びでした。この場を借りて感謝申し上げます。ぜひまた、じっくりとお話を伺える日を楽しみにしています。

Military Report

降下訓練始め予行

ライター 古里 学

「見よ、今日も、かの蒼空に 飛行機の高く飛べるを。」

空を飛ぶ飛行機を見上げるとふと思い出す、石川啄木の「飛行機」という詩の冒頭の一節ですが、今年の降下訓練始めの飛行展示はすごかった! ものすごい強風の中、斜めになったまま航空機が飛んでいくのですから。初めて見た、斜めに飛ぶ飛行機。

矢口史靖監督『ハッピーフライト』で、映画の後半に猛烈な横風の中で羽田空港に旅客機を強制着陸させる場面で、コックピット内で正副二人のパイロットが慌ただしいやり取りを交わすシーンがありますが、あの時われわれの上空を飛んでいた航空機でも同じような事になっていたのでしょうか。いずれにせよ、確かな操縦技術がなければできない技です。

ということで今年の降下訓練始めは、残念ながらハイライトの落下傘降下は見ることができなかったのですが、そのおかげでめったにお目にかかれない航空機の姿を目撃出来たのはラッキーだったのかもしれません。

ちなみに、陸軍の徳川大尉と日野大尉が日本で初めて動力飛行機で空を飛んだのが明治43(1910)年12月19日のことで、啄木が「飛行機」を書いたのは1911年の6月27日。「泣きぬれて蟹とたわむ」っていた啄木は、意外と新しもの好きだったのかもしれません。

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