

国家の緊急事態に当たっては、大きな防衛力が必要です。しかし、その防衛力を日頃から保持することは効率的ではありません。
このため、普段は必要最低限の防衛力で対応し、いざという時に急速に集めることができる予備の防衛力が必要となります。
多くの国でも、いざという時に急速に戦力を増強するシステムを取り入れています。
わが国においても、これに相当するものとして、予備自衛官、即応予備自衛官及び予備自衛官補の3制度を設けています。
イメージ画像(上)
防衛招集命令、国民保護等招集命令及び災害招集命令を受けて自衛官となり、第一線の部隊が出動した後の駐屯地の警備、後方支援、第一線部隊の補充等、避難住民の救護・誘導等、災害救助活動の任務にあたります。
訓練風景イメージ(上)
防衛力の基本的な枠組みの一部として、防衛招集命令、国民保護等招集命令、治安出動命令及び災害等招集命令を受けて自衛官となり、あらかじめ指定された部隊において、常備自衛官と同様の任務にあたります。
訓練風景イメージ(上)
主として自衛官未経験者を予備自衛官補(一般・技能)として採用し、所定の教育訓練を得た後、予備自衛官として任用する制度です。
・ 予備自衛官補の期間中は、教育訓練招集に応じる義務のみを有します。防衛招集や災害招集等に応じる義務はありません。
・ 一般(駐屯地の警備や後方支援等の任務を実施する予備自衛官になるコース)と技能(医療従事者、語学要員等の予備自衛官になるコース)があります。
・ 教育訓練のすべてを修了すると予備自衛官に任用され、階級(一般:2等陸士、技能:2等陸佐~3等陸曹)が指定されます。
・ 予備自衛官補の採用情報は、自衛官募集ホームページ「予備自衛官補」をご参照ください。
※ 自衛官として1年以上の勤務経験を有している方は、予備自衛官補を受験できません。予備自衛官へのご応募は、富山地本援護課予備自衛官班にご連絡ください。
訓練風景イメージ(上)
予備自衛官等制度を円滑に運営するためには、企業等の皆様のご理解とご協力が不可欠です。
国家防衛のために、あるいは地域社会のために、予備自衛官等が安んじて招集(教育)訓練に出頭できるようご配慮のほどよろしくお願いします。
★ 具体的には・・・
・ 予備自衛官等が休暇等で招集(教育)訓練に出頭できるよう、ご配慮ください。
・ 予備自衛官等が心おきなく招集訓練等に出頭できるよう、留守間の業務調整にご配慮ください。
予備自衛官等の活動について
・ 予備自衛官等と雇用企業のよりよい関係構築のために、国の制度がバックアップします。
(即応予備自衛官雇用企業給付金、予備自衛官等協力事業所表示制度 等)
・ 詳しくは「予備自衛官等雇用企業を支える各種制度(PDF,22MB)」をご覧ください。
イメージ画像(上)