各団体を挙げて入隊入校予定者を激励
2024年2月23日
静岡及び清水募集案内所(所長・伊藤通孝2等陸尉)は2月23日(金)、静岡市ふれあいホールにおいて行われた「静岡市入隊入校激励会」を支援した。
これは今春、同市から陸・海・空自衛隊等に入隊・入校する予定者たちを激励するため、静岡市、静岡市商工会議所、静岡市自衛隊協力会、清水自衛隊友の会、自衛隊が共催したもの。予定者23人とその保護者のほか、来賓として国会・県議会・市議会議員、募集相談員中部連絡会会長、静岡・清水自衛隊家族会各会長などが参列した。
第1部の入隊入校激励会では、伊藤所長が一人ひとりの名前と採用種目を紹介し、ステージ上に上がった予定者たちは希望に満ちあふれたまなざしを参列者に披露した。
次に、主催者代表の難波喬司静岡市長、来賓代表の深澤陽一衆議院議員と牧野京夫参議院議員、自衛隊代表の武田恭一静岡地本本部長がそれぞれ心温まる激励の言葉を送った。
入隊入校予定者を代表し、陸上自衛隊幹部候補生として入隊予定の近藤奈々世さんが「仲間と学び、多角的な視点で物事を分析し、日々成長できるよう精進していきます」と決意を示すとともに、今まで育ててくれた家族や学校の恩師、担当広報官に感謝の気持ちを伝えた。
続いて行われた第2部では、陸上自衛隊第34普通科連隊らっぱ隊(御殿場市)がらっぱ吹奏を披露した。迷彩服姿の4人の隊員が個人や合同吹奏で迫力ある音を響かせ、入隊入校予定者の新たな門出を祝福した。
静岡所は、今後も入隊入校予定者の不安払拭を図るとともに、家族へのサポートを行い隊員と家族の架け橋となれるよう努めていく。
5月の出来事
薬科大生が自衛隊の薬剤師「薬剤官」を学ぶ
2023年5月9日
静岡募集案内所(所長・伊藤通孝2等陸尉)は5月9日(火)、自衛隊富士病院(駿東郡小山町)の協力を得て、薬剤官に関心を持つ学生の職場見学と懇談会を行った。
薬剤官とは自衛隊に所属する薬剤師のことで、調剤や服薬指導を行い自衛隊員の健康管理全般を担っているほか、災害派遣や国際緊急援助活動等において医療支援を行うといった任務を持っている。
同病院は自衛隊員だけでなく一般の診療も行っており、内科、外科、整形外科、歯科に加え、放射線検査・臨床検査も実施している。院内には薬局が完備されており、3人の薬剤官が約300種類の薬を管理している。
同病院で薬剤官についての説明や懇談を行うのは初めて。当日は薬科大学5年生の中田慶丞さんが、薬剤官の門内豊3等陸佐などと懇談し、職場見学を行った。
懇談では、門内3佐から薬剤官としての仕事や幹部候補生学校に入校してから現在までの経験について話を聞いたほか、自衛官として訓練を受け、迷彩服の上に白衣を着て仕事をしている薬剤官と一般の薬剤師の違いについても説明を受けた。
その後、多くの薬や専門書の並んだ薬剤官の勤務場所を見学し、中田さんは自衛隊で働く薬剤官の仕事に理解を深めていた。また、受験に向けての対策や勉強方法なども質問し、「直接話を聞いて、疑問や不安が解消できた。実際の勤務場所も見学できて、さらに興味が深まった」と今後の参考になった様子だった。
静岡所は、今後もこのような機会を活用し、志願を考えている学生を積極的にサポートしていく。
1月の出来事
りっくんランドで陸上自衛隊の活動を紹介
2023年1月29日
静岡募集案内所(所長・伊藤通孝2等陸尉)は1月29日(日)、自衛隊に興味のある学生や保護者17人を陸上自衛隊広報センターりっくんランド(埼玉県朝霞市)に引率した。
この広報活動は同所が計画し、静岡市葵区・駿河区に在住する中学生と高校生を対象に参加者を募集し、同広報センターを見学することで陸上自衛隊への理解を深めてもらおうと実施したもの。
参加者は戦車や装甲車などの装備品、自衛隊の歴史等の資料を見たり触ったりして陸上自衛隊を体感していた。
また、同行した広報官にさまざまな質問をして自衛隊に対する理解と興味を深め、「参加して良かった」と感想を話していた。
学生だけでなく同行した家族も「展示品がとても多く間近で見ることができて良かった」「戦車やヘリコプターなどがとても迫力があり感動した」ととても満足した様子で、帰りの車内でも「これからも頑張ってください」と激励の声が上がった。
静岡所は、このような活動を定期的に計画して自衛官という仕事の魅力をより深く知ってもらうとともに、自衛隊を目指す若者やその家族の進路の指標となれるように努めていく。