着任の御挨拶
はじめまして、令和6年3月18日付で第36代静岡地方協力本部長を拝命しました、陸上自衛官の1等陸佐、田代裕久と申します。
長崎県佐世保市の出身で、海のそばで幼少期を過ごしてきたこともあり、この静岡県に赴任してまいりましてからは、駿河湾の潮の香りをかいで懐かしい思いがしています。また、前の職場は、千葉県の木更津市というところでありまして、天気のいい日は、遠く相模湾と東京湾の向こうから小さな富士山を拝んでいたのですが、静岡に来て目にする富士山は圧倒的に大きく、ここにいるだけでパワーを頂けるようで、ありがたい思いでいます。
さて、自衛隊は昨今、国内では有名な組織になりまして、自衛隊の部隊が何をしているのかは皆様ご承知のこととおもいます。しかし、地方協力本部とは、地域に最も密着しているはずなのに意外と何をしているか知られていないような気がしますので、簡単に紹介をさせていただきますと、以下の通りです。
・ 陸海空自衛官の募集及び採用
・ 退職する自衛官の再就職のお手伝い
・ 必要な時に招集される予備自衛官等の採用と訓練
・ 災害等の国難が発生した際の、自治体と自衛隊の間の連絡調整業務
このように、自衛隊にとっても静岡県の皆様にとっても重要な役割を担っているのが、我々静岡地方協力本部です。
着任以来、私は「静岡県民のために、そして、国家・国民のために」をモットーとして、仲間とともに、勤務しております。この職業としての自衛隊の魅力を正しく県民の皆様にお伝えすること、自衛官として勤務し成長した有用な人材(退職自衛官)を採用していただき静岡県の更なる発展のためにご活用いただくこと、そして、災害等何か起こった際には、自治体と自衛隊が有機的に連携する懸け橋となることに邁進してまいりますので、引き続き、陸海空自衛隊並びに静岡地方協力本部にご支援ご協力を賜りますようよろしくお願いします。