第21航空群の編成

第21航空群は、護衛艦部隊と一体となって、周辺海域の防衛警備(警戒監視)に従事するとともに、沿岸警備(不審船対処等)、離島からの急患輸送、大規模災害対処等に加え、海外においてはソマリア沖アデン湾での海賊対処行動、国際緊急援助活動等を行っています。 21航空群司令部は館山航空基地の中枢で各部隊を総括して訓練、警戒・監視、災害派遣、航空救難等の任務を実施しています。

第21航空群所属の航空部隊

第21航空隊は千葉県館山市に所在し、海上交通の安全確保のため監視及び、災害派遣等を行っています。 また、救難ヘリコプター「UH-60J」を運用し、救難活動の最前線で任務を実施しています。

  硫黄島航空分遣隊

硫黄島航空分遣隊の任務は、航空救難と艦艇輸送です。硫黄島の北約270kmには、小笠原諸島の父島、母島があり、急患発生時には昼夜を問わず24時間態勢で災害派遣の要請に対応しています。また、硫黄島近海を航行する船舶(漁船)からの急患輸送にもあたっています。

第23航空隊は、京都府舞鶴市に所在する部隊です。海上自衛隊で唯一となる日本海側の航空基地であり、昼夜を問わず防衛警備の任務にあたっています。

第25航空隊は、青森以北を警備区域とする大湊地方総監の下で、警戒監視や災害派遣等に従事しています。

館山所属の部隊

第21整備補給隊は千葉県館山市に所在し、航空群所属のヘリコプター(SH-60J、60K、UH-60J)のエンジン、機体、電子機器、武器等の整備作業と航空機の部品や燃料及び事務用品等の補給を行う部隊です。

館山航空基地隊は千葉県館山市に所在する部隊で、館山航空基地全般の施設の管理、基地内の警備、航空機の管制、契約業務及び予算管理、隊員の福利厚生・給食、健康管理等広範囲にわたる支援業務を行っています。