平成25年7月、海賊対処を行う諸外国の部隊と協調して、より柔軟かつ効果的な運用を行うため、水上部隊は、これまでの直接護衛に加え、CTF151に参加してゾーンディフェンスを実施することを決定しました。これを受け、水上部隊は、同年12月から、CTF151に参加してゾーンディフェンスを実施しています。航空隊も、平成26年2月からCTF151に参加することにより、広範な情報を獲得することが可能となるとともに、これまでのアデン湾の護衛航路上の飛行に加え、必要に応じ海賊事案が発生する可能性の高い区域も飛行する等、柔軟に警戒監視が可能となり、各国のとの連携も強化されました。

さらに、同年8月から他国が司令官を務めるＣＴＦ１５１司令部に司令部要員を派遣するとともに、平成27年5月から8月までの間、多国籍部隊の司令官として自衛隊創設以来初めてとなるＣＴＦ１５１司令官及び司令部要員を派遣し、海賊対処を行う各国部隊との連携強化及び自衛隊の海賊対処行動の実効性を向上させてまいりました。

平成30年3月からは３人目の司令官及び要員を派遣しており、今後もＣＴＦ１５１の活動に積極的に参加することにより、わが国として国際社会の平和と安定に一層貢献していくことができるものと考えています。

令和２年１月２９日　出国挨拶

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