2024年
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カナダ統合軍司令部最先任との懇談について
12月5日(木)、カナダ統合軍司令官に随行して来日したカナダ統合軍司令部最先任、ロバート・サリバン准尉と統幕最先任甲斐准尉が、市ヶ谷において懇談等を実施しました。懇談ではお互いの任務について活発な意見交換を行うとともに、統幕及び来年3月に設立予定の統合作戦司令部についてのブリーフィングを実施し、自衛隊についての理解を深めていただきました。
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カナダ軍統合作戦司令官、統幕に来訪
12月5日、南雲統合幕僚副長は、訪日中のカナダ軍統合作戦司令官 ボワヴァン陸軍中将と会談を行い、来年3月に設立予定の統合作戦司令部(JSDF Joint Operations Command : JJOC)等に関する意見交換を実施しました。カナダ軍統合作戦司令官による統幕来訪は、初めてです。
会談で両者は、国際社会及びインド太平洋地域に係る戦略環境認識を共有し、自衛隊とカナダ軍の運用面での更なる協力深化に向けた意見交換を行いました。その中で、日本側からはJJOCの概要についてブリーフィングを行ったほか、カナダ側からはカナダ軍統合作戦司令部(Canadian Joint Operations Command : CJOC)の創設から運営に係る約20年間の教訓について共有を受け、両者は今後運用面での協力を一層強化し、地域と国際社会の平和と安定により一層寄与していくことで合意しました。
カナダは、我が国と同じ太平洋国家であるとともに、 G7メンバー国として、基本的価値を共有する戦略的パートナーです。本年6月には、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日米加比4か国による海上協同活動(MCA : Maritime Cooperative Activity)として共同訓練を行う等、その連携を強化しています。
CJOCと統合幕僚監部、そしてJJOCとの間での相互理解・信頼醸成・連携強化は、日加間の作戦レベルにおける連携強化に直結することから、今回の会談は将来体制を踏まえ中長期的に日加防衛協力を推進する観点からも、意義の大きいものとなりました。
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豪国防軍統合作戦本部への連絡官派遣
11月27日、吉田統合幕僚長は、豪国防軍統合作戦本部(Headquarters Joint Operations Command: HQJOC)に派遣される初代連絡官から出国報告を受けました。吉田統合幕僚長は、日豪の統合司令部間の相互理解と信頼を促進するとともに、更なる連携の強化に尽力するよう、期待を表明しました。
HQJOCは、豪国防軍の戦力運用の中枢を担う組織であり、来年3月に新編される我が国の統合作戦司令部のカウンターパートに該当します。今回、本年9月の第11回日豪外務・防衛閣僚協議(「2+2」)において、「両国の統合司令部間における連絡官の相互派遣」が合意されたことを受けて、統合幕僚監部からHQJOCへの連絡官の派遣が実現しました。
統合幕僚監部は今後とも、オーストラリアと日米防衛協力に次ぐ緊密な関係を構築するべく、日豪防衛協力を進めてまいります。
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吉田統幕長、ウガンダ人民防衛国軍司令官と会談
11月26日、吉田統合幕僚長は、来日中のウガンダ人民防衛国軍司令官 カイネルガバ大将と会談しました。アフリカ諸国から統合幕僚長のカウンターパートが来日するのは、初めてです。
会談において、両者は戦略環境認識を共有し、忌憚のない意見交換を行いました。また両者は、国連三角パートナーシップ・プログラム(United Nations Triangular Partnership Programme:UNTPP)や国連PKO支援部隊早期展開プロジェクトを通じた、ウガンダ人民防衛国軍PKO要員に対する施設及び衛生分野における協力が継続してきたことを歓迎しました。
ウガンダは、東アフリカ地域に位置する赤道直下の内陸国です。日本はこれまでに、 2012年から2016年の間、国連南スーダンPKOへの部隊派遣に伴う現地連絡調整所の設置に際し、ウガンダ人民防衛国軍から支援を受けました。またウガンダは、自衛隊が司令部要員を派遣している国連南スーダン共和国ミッション(United Nations Mission in the Republic of South Sudan:UNMISS)が行われている南スーダンの隣国であり、国際社会の平和と安定に積極的に貢献しています。
統合幕僚監部は、今後ともウガンダとの防衛交流を継続してまいります。
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ラクロワ国連平和活動担当事務次長の表敬について
11月22日、吉田統合幕僚長は、ラクロワ国連平和活動担当事務次長の表敬を受け、PKOをめぐる最新の情勢や課題について意見交換を実施しました。防衛省・自衛隊はこれまでのPKO活動で培われた経験や強みを生かし、引き続き積極的に貢献していきます。
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統合最先任等会同および統幕長表敬について
11月20日(水)~21日(木)の間、甲斐統幕最先任は、市ヶ谷・東京地区において、米、豪、カナダ、ニュージーランド各国軍の最先任等を招待して統合最先任等会同を主催しました。日本から陸海空自衛隊最先任等が統合の教育について研修・ディスカッションを実施するとともに、各国軍の最先任等が、各国の情勢や各国軍の抱える課題等を自衛隊最先任等に共有しました。また各国軍最先任は統合幕僚長にも表敬し、現場で迅速に判断し行動できる下士官の重要性、同盟国・同志国下士官の交流・防衛協力による相互運用性の確保が不可欠であるとの認識で一致しました。
自衛隊には指揮官等を准曹士隊員が直接補佐する制度があります(統幕:統幕最先任制度、陸自:上級曹長制度、海自:先任伍長制度、空自:准曹士先任制度)。
統幕最先任とは、統合運用に関わる准曹士の最高の助言者として准曹士の意見を直接届ける等、統幕長の職務を直接補佐するとともに、各国軍隊のカウンターパートと相互交流を通じ相互理解を促進させる等、准曹士隊員の代表として活躍しています。 -
米宇宙コマンドとのスタッフトークスへの参加について
11月19日から21日までの間、統合幕僚監部運用部副部長 浅賀陸将補は、米国ピーターソン宇宙軍基地において、米宇宙コマンド司令官 ステファン・ホワイティング大将を表敬するとともに、米宇宙コマンドスタッフとの間で日米幕僚協議を実施しました。協議において日米の参加者は 陸海空領域との連携を含めた日米の宇宙領域に係る連携について議論し、それらを推進するための方向性について一致させました。
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豪国立大学国家安全保障学部訪問団に対する統合幕僚長ブリーフィング
11月19日、吉田統合幕僚長は、豪国立大学国家安全保障学部訪問団(団長:学部長メドカーフ教授)30名に対するブリーフィングを実施しました。ブリーフィングでは、グローバル及びインド太平洋地域における安全保障環境について説明するとともに、今後政府の中枢で安全保障政策に携わる学生たちの更なる活躍に期待し、激励しました。
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第2回日印幕僚協議の実施
11月18日から21日までの間、統合幕僚監部防衛計画部長 南川陸将補は、インドのデリーにおいて、インド国防参謀本部国際交流担当部長補 マハン空軍少将との間で第2回日印幕僚協議を実施しました。
会談において、両者は最新の戦略環境認識を共有した上で、第1回日印幕僚協議で合意されたアクション・アイテムの進捗状況を確認しました。特に、本年8月の日印2+2及び本年10月の吉田統合幕僚長のインド公式訪問において合意された、サイバー・宇宙分野における交流の促進及びHA/DR、統合後方分野での協力について議論を行う等、実務者レベルにおける今後の日印防衛協力の具体的な方向性を協議しました。
また、南川陸将補から、来年3月に創設が予定されている我が国の統合作戦司令部について説明を行い、双方の統合運用体制について認識の共有を図りました。インドは、世界第1位の人口と高い経済成長や潜在的経済力を背景に影響力を増しており、我が国と中東、アフリカを結ぶシーレーン上のほぼ中央に位置しています。そのため、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指している我が国にとって、極めて重要な国です。
また、インドと我が国は、基本的価値を共有するとともに、インド太平洋地域及び世界の平和と安定、繁栄といった利益を共有しており、特別戦略的グローバル・パートナーシップを構築しています。共にインド太平洋地域の国家である日印の一層緊密な連携は、同地域の安全保障上の課題のみならず、法の支配に基づく国際秩序の維持にといった観点からも、国際社会全体の利益に繋がる意義を持っています。
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吉田統幕長、ヨルダン軍統参議長を日本に公式招待
11月14日から16日までの間、吉田統合幕僚長は、ヨルダン軍統合参謀本部議長 フネイティ空軍少将を日本に公式招待し、市ヶ谷で参謀総長級会談を行ったほか、ヨルダン軍の軍楽隊がゲスト出演する令和6年度自衛隊音楽まつりを共に鑑賞する等、日ヨルダン外交関係樹立70周年の節目の年に、両国制服組トップ間の絆を更に強固なものとしました。ヨルダン軍統合参謀本部議長の来日は、7年ぶり3回目です。
会談において吉田統合幕僚長は、フネイティ議長の初来日を歓迎するとともに、昨年10月及び11月の在イスラエル国邦人等輸送任務及び本年10月の在レバノン共和国邦人等輸送任務に際して、マルカ空港等への自衛隊根拠地設置の受入れ等、任務遂行に際しヨルダンから多大なる支援を受けたことに対して、感謝の意を伝えたほか、両者はそれぞれの戦略環境認識を共有しました。
また両者は、令和4年にヨルダン国内で実施した在外邦人等保護措置・輸送関連訓練、ファーナス・ダーター(Furnace Dater)をきっかけとして、日ヨルダン外交関係樹立70周年を記念して企画された、自衛隊音楽まつりにおけるヨルダン軍の軍楽隊のゲスト出演を共に鑑賞し、日ヨルダン防衛協力が様々な分野において進展していることを歓迎しました。ヨルダンは、我が国と基本的価値を共有するとともに、中東地域においてプロフェッショナルな軍隊を有し、最も緊密な関係を有する重要な戦略的パートナーです。
統合幕僚監部は今後とも、日ヨルダン防衛協力を強化して参ります。
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ニュージーランド指揮幕僚大学訪問団の表敬等について
11月12日、吉田統合幕僚長は、 ニュージーランド指揮幕僚大学訪問団(団長:ニュージーランド国防軍司令部戦略関与部長ショー陸軍准将)による表敬を受けました。また、統合幕僚監部及び各幕僚監部から学生約50名に対し、統合運用及び各自衛隊の活動等についてブリーフィングを実施しました。
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統幕長による韓国軍士官候補生に対する統幕長講話及びの日韓幕僚意見交換の実施
11月8日(金)、吉田統合幕僚長は、韓国3軍種協同巡行訓練に際し来日した約200名の韓国軍士官候補生に対して、講話を実施しました。本講話は本年7月の日韓二国間会談において、キム韓国合同参謀議長から依頼があり、吉田統合幕僚長が快諾したことで実現したものです。また、本講話に併せて、防衛計画部長 南川陸将補と韓国合同参謀本部戦略企画部長 カン海軍少将の間で、日韓幕僚意見交換を実施しました。
講話において、吉田統合幕僚長は戦略環境認識について説明した後、韓国軍の将来を担う士官候補生に対して、日韓防衛協力の方向性について自身の考えを述べ、今後の日韓防衛協力推進に期待を寄せました。
また意見交換の場においては、南川陸将補とカン海軍少将は、戦略環境認識を共有した上で、双方の防衛政策を説明し、相互理解の促進を図るとともに、継続的な実務者協議を通じ、具体的な日韓防衛協力を進展させていくことで合意しました。
吉田統合幕僚長が韓国軍の将来を担う士官候補生に直接講話を行ったこと、また、6年ぶりに対面で日韓間の防衛実務者による交流を実施したことは、名実ともに新たな段階を迎えた日韓の防衛協力を象徴するものとなりました。韓国は、我が国と基本的価値・戦略的利益を共有するパートナーです。近年、北朝鮮の核・ミサイル問題を始め、テロ対策、大規模自然災害への対応、そして海洋安全保障への取組など、日韓両国を取り巻く安全保障環境が厳しさと複雑さを増す中、両国の連携は益々重要となっています。
本年7月には、木原前防衛大臣とシン前韓国国防部長官の間で日韓二国間会談が実施され、今後の日韓防衛協力を活性化するために、「防衛大臣間の相互訪問の活性化」、「幕僚長級の相互訪問の実施」、 「各軍種間の実務者協議の再開」、そして「日韓捜索・救難共同訓練の再開を含む部隊間交流の活性化」を実施していくことで合意されました。今回の日韓幕僚意見交換は、本合意を踏まえた具体的な成果の1つです。
また11月3日には、日米韓共同訓練が実施され、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くという日米韓3か国のコミットメントが示される等、あらゆる分野において日韓防衛協力のモメンタムは強化されています。統幕は引き続き、韓国との防衛協力を着実に進展させ、北東アジアの平和と安定のみならず「自由で開かれたインド太平洋」の実現に寄与してまいります。
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UNTPP出国報告について
11月8日、吉田統合幕僚長は、国連三角パートナーシップ・プログラム(United Nations Triangular Partnership Programme: UNTPP)の枠組みで初となる、日韓豪共同実施による重機操作訓練のためカンボジアに派遣される教官団代表者から出国挨拶を受けました。UNTPPは、国連、要員派遣国、支援国の三者が互いに協力し、訓練等の提供を通し、将来PKOに派遣される要員の能力向上を図る枠組みです。今回、カンボジアPKO訓練センターに陸上自衛官20名を派遣し、韓国・豪州と共にカンボジア及び周辺国の工兵要員に対し教育を実施します。
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日豪後方連絡会議の実施について
11月5日~6日、統合幕僚監部 首席後方補給官今井将補は、豪州キャンベラの豪国防軍能力本部において、豪軍統合兵站コマンド ウォーク少将と6回目となる日豪後方連絡会議を実施しました。後方補給についての意見交換を通じ、後方分野における防衛交流の進展、相互理解及び信頼醸成を図り、引き続き日本とオーストラリアの連携を強化していくことを確認しました。
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ニュージーランド統合軍司令官による統幕副長表敬の実施について
11月6日(水)、南雲統合幕僚副長は、ニュージーランド統合軍司令官 クラシュカ陸軍少将による表敬を受けました。両者は、来春に設立する我が国の統合作戦司令部(JJOC)とNZ統合軍司令部の間で、オペレーショナルな協力を具体化し、日NZ防衛協力を更に強化していくことで一致しました。
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英海軍ストライクフォース司令官よる統幕副長表敬の実施について
10月24日(木)、南雲統合幕僚副長は、英海軍ストライクフォース司令官 ペドレ海軍少将による表敬を受けました。
会談で南雲統合幕僚副長は、来年にインド太平洋地域への予定されている英空母打撃群(CSG25)の日本寄港及び共同訓練に関する諸調整のため来省したペドレ司令官を歓迎した上で、「CSG25は、インド太平洋地域への関与を一層強化する英国の意思と能力を示しており、実践的な日英防衛協力を一層推進していくことにつながる」と述べ、英国を始めとした欧州各国によるインド太平洋地域への継続的なコミットメントに期待を寄せました。
統幕は今後とも、「自由で開かれたインド太平洋」実現のため、日英防衛協力の強化に取り組んでまいります。
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ケイラー米太平洋艦隊司令官の表敬について
10月21日、吉田統合幕僚長は米太平洋艦隊司令官ケイラー海軍大将の表敬を受けました。
米太平洋艦隊は太平洋及びインド洋を担当する米海軍最大の部隊です。会談にて両者は、ウクライナや中東を始め、国際社会が連動して不安定化する中においても、インド太平洋地域の平和と安定への共同のコミットメントが不変であることを確認した上で、10月23日から実施する日米共同統合演習「キーン・ソード25」について準備状況等の確認を行い、多大な成果を得られるよう協力していくことで一致しました。
最後に両者は、今後も緊密な連携を図り、日米同盟の抑止力・対処力を更に強化していくことを約束しました。
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新在日米軍司令官ジョスト中将来省
10月16日、 吉田統合幕僚長は、今月8日に就任した在日米軍司令官ジョスト空軍中将と初めて会談しました。吉田統幕長は、ジョスト中将の司令官就任に対し心からの祝意を述べるとともに、ラップ前在日米軍司令官との努力により前例のない高みに到達している日米同盟を更に向上させるべく、共に大胆かつ勇気ある措置を講じていきたいと発言しました。
その上で両者は、本年4月の日米首脳会談及び7月の日米「2+2」の成果に基づき、日米同盟の更なる深化のため緊密に連携していくことで一致しました。当面、10月23日から実施する日米共同統合演習(キーン・ソード25)において、日米の即応態勢及び相互運用性を向上させ、日米共同による抑止力・対処力の一層の強化に資する成果を獲得できるよう、積極的に取り組むことを確認しました。
また、会談に引き続き、統合幕僚監部と在日米軍司令部の幕僚を含めた意見交換を実施しました。意見交換では、自衛隊の統合作戦司令部創設及び在日米軍の統合軍司令部化を見据えた上、作戦運用上最良の指揮統制関係の検討を始め、実務レベルにおいてもより緊密に連携する方策について闊達に議論しました。
自衛隊は、「自由で開かれたインド太平洋」実現に向け、引き続き在日米軍を含む同盟・同志国等のカウンターパートとの連携を推進していきます。
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インド陸軍参謀長による統幕長表敬の実施について
10月15日、吉田統合幕僚長は、インド陸軍参謀長 ドウィヴェディ陸軍大将の表敬を受けました。
吉田統合幕僚長は冒頭、陸軍参謀長就任後、初の外遊先として日本を選択したドウィヴェディ陸軍大将の来日と、日印防衛協力強化のモメンタムを歓迎し、引き続き先週実施したインド公式訪問におけるチョーハン国防参謀長との議論の内容を共有しました。
その上で吉田統合幕僚長は、「日印二国間のハイレベルの信頼関係を源泉として、更なる二国間・多国間防衛協力を推進していきたい」と述べました。インドは、世界第1位の人口と高い経済成長や潜在的経済力を背景に影響力を増しており、我が国と中東、アフリカを結ぶシーレーン上のほぼ中央に位置しています。そのため、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指している我が国にとって、極めて重要な国です。
共にインド太平洋地域の国家である日印による一層緊密な連携は、同地域の安全保障上の課題のみならず、法の支配に基づく国際秩序の維持に直結し、国際社会全体の利益に繋がる意義があります。
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吉田統合幕僚長、インドを公式訪問
10月8日から11日の間、吉田統合幕僚長はインドを公式訪問し、国防参謀長 チョーハン陸軍大将と会談するとともに、日米印豪共同訓練「マラバール2024」の視察を行いました。
会談の中で、吉田統合幕僚長は、本年9月に実施された日印「2+2」や日印防衛相会談などの、政治レベルで進展した二国間関係の強化に連動する形で、各軍種間において進展してきた日印防衛協力が、軍事レベルの関係強化に寄与してきたことに言及しました。また、今後の日印防衛協力の方向性について、統合のレベルで戦略的な観点から議論し、認識の一致を図りました。その上で、両者は、真の友情に基づく特別な日印関係をより一層発展させ、これを中核とした多国間防衛協力を模索していくことで一致しました。
また、吉田統合幕僚長は、日米印豪共同訓練「マラバール2024」を視察し、4か国防衛協力の深化を確認するとともに、マラバールに参加しているインド太平洋方面派遣(IPD)第二水上部隊護衛艦「ありあけ」の隊員を激励し、4か国防衛協力の更なる発展に期待を寄せました。インドは、世界第1位の人口と高い経済成長や潜在的経済力を背景に影響力を増しており、我が国と中東、アフリカを結ぶシーレーン上のほぼ中央に位置しています。そのため、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指している我が国にとって、極めて重要な国です。
また、インドと我が国は、基本的価値を共有するとともに、インド太平洋地域及び世界の平和と安定、繁栄に共通の利益を有しており、特別戦略的グローバル・パートナーシップを構築しています。両国はこれまでも、陸軍種間の対テロ実動訓練「ダルマ・ガーディアン」(2024年2月~3月)、海軍種間の日米印豪共同訓練「マラバール2024」(2024年10月) 、空軍種間の多国間共同訓練「タラン・シャクティ24」(2024年8月~9月)等、全ての軍種において防衛協力を継続してきました。
共にインド太平洋地域の国家である日印による一層緊密な連携は、同地域の安全保障上の課題のみならず、法の支配に基づく国際秩序の維持に直結することから、国際社会全体の利益に繋がる意義を有します。
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ターナーⅢMEF司令官との会談について
10月10日、南雲統合幕僚副長は第3海兵機動展開部隊(ⅢMEF)司令官ターナー海兵隊中将と会談しました。ⅢMEFは、インド太平洋地域における危機事態に即応する最大規模の海兵空地任務部隊です。
会談において両者は、今年2月に初めて日本で実施したアイアン・フィストや、8月に実施したレゾリュート・ドラゴンなど、我が国南西地域における共同訓練を通じた成果を共有し、10月23日から実施するキーン・ソード25を始めとした高度かつ実戦的な演習により、引き続き共同統合運用能力を向上していくことを確認しました。
更に、昨年11月に名称変更された第12海兵沿岸連隊(MLR:Marine Littoral Regiment)や、来年3月に新編予定の自衛隊統合作戦司令部など、日米双方の態勢強化も含め緊密に連携し、日米同盟の抑止力及び対処力強化を一層推進していくことで一致しました。 -
統幕報道官と米国防総省報道官との懇談について
10月9日、統合幕僚監部報道官の坂田陸将補は、米国防総省(ワシントンD.C.)を訪問し、米国防総省報道官のライダー空軍少将と懇談を行いました。両者は、お互いの情勢認識及び日米それぞれの防衛政策について共有を図ったのち、情報発信の重要性を確認するとともに、「報道・広報分野においても日米で一層連携を強化していく」ことで一致しました。
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パパロ米インド太平洋軍司令官との会談について
10月7日、 吉田統合幕僚長は、米インド太平洋軍司令官パパロ海軍大将と会談しました。先月ハワイで開催されたインド太平洋参謀総長等会議の機会に行った二者会談から間をおかずに実施した今回の会談において、両者は日米同盟及び相互の信頼関係が着実に深化していることを確認するとともに、更に緊密に連携していくことで一致しました。
会談において、吉田統幕長は、我が国周辺における中国・ロシア・北朝鮮の活動や、南シナ海における中比間の緊張の高まり等、最新の情勢に触れ、引き続き国際秩序が重大な挑戦に直面しているとの認識を共有しました。その上で両者は、日米「2+2」で合意された同盟の指揮・統制の枠組み向上のための具体的な方策について議論し、先月の指揮・統制に係る作業部会の発足を梃子として検討を加速する旨強調しました。
最後に、今後とも継続的な協議や共同訓練等の機会を通じて、共にインド太平洋地域の平和と安定に寄与していくことを約束しました。
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シンガポール陸軍司令官による、統幕副長表敬の実施について
10月7日、南雲統合幕僚副長は、シンガポール陸軍司令官 ネオ陸軍少将の表敬を受けました。
今回の表敬で南雲統合幕僚副長は、シンガポール陸軍司令官による7年ぶりの訪日を歓迎するとともに、2023年11月から12月にかけて行われた日米豪共同指揮所訓練演習「ヤマサクラ」(YS-85)へのシンガポール陸軍のオブザーバー参加等、陸軍種間における防衛協力が着実に進展していることを歓迎しました。その上で南雲統合幕僚副長は、自衛隊が海外での活動を円滑に行う上で、シンガポール軍による多大な貢献を受けていることに対して、改めて感謝を伝えました。
シンガポールは、2009年に東南アジア諸国の中で、最初に我が国との間で防衛交流に関する覚書に署名した国で、両国は継続的に友好関係を維持してきました。本年2月に開催された第9回統合幕僚協議では、「デジタル分野を中心とした協力」を深化させていくことで一致するなど、両国の防衛協力はあらゆる分野において進展しています。また、シンガポールを含むASEANが発表した「インド太平洋に関するASEANアウトルック」(AOIP)と我が国の「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)は本質的な原則を共有しています。
統合幕僚監部は今後とも、シンガポールとの二国間・多国間協力を通じ、AOIPの実現に向けた支援を継続するとともに、地域の平和と安定及び国際社会の協調に向け、連携を強化してまいります。
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在京タイ大使館付国防武官による、統幕長表敬の実施について
10月4日、吉田統合幕僚長は、在京タイ王国大使館付国防武官を離任するナルット空軍大佐及び着任するウォンウィワット空軍大佐の表敬を受けました。
今回の表敬で、吉田統合幕僚長は、毎年タイで開催されている米国・タイ共催多国間共同訓練「コブラ・ゴールド」に言及し、これまでのナルット空軍大佐の日タイ防衛協力への貢献に対する感謝を述べました。また併せて、来年度に東京での開催を予定している日タイ幕僚協議等に触れた上で、今後の日タイ防衛協力の更なる進展への期待を述べ、ウォンウィワット空軍大佐の着任を歓迎しました。
タイとの間では、我が国も1960年から防衛駐在官の派遣を開始するなど、伝統的に良好な関係の下、長きにわたる防衛協力の歴史を築いてきました。特に教育交流分野では、1958年に防衛大学校に初めて外国人留学生として受け入れたのがタイ人学生であり、これまでのタイからの累計留学生数は約540名と、全ての派遣国の中でも最多となっています。また、タイを含むASEANが発表した「インド太平洋に関するASEANアウトルック」(AOIP)と我が国の「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)は本質的な原則を共有しています。
統合幕僚監部は今後とも、タイとの二国間協力を通じ、AOIPの実現に向けた支援を継続するとともに、タイを始めとするASEAN諸国の対等なパートナーとして、地域の平和と安定及び国際社会の協調に向け、共に取り組んでまいります。
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ラップ司令官との会談について
10月3日、 吉田統合幕僚長は、間もなく離任する在日米軍司令官ラップ空軍中将と会談しました。
これまでも吉田統幕長は、最も近い重要なカウンターパートかつ友人であるラップ司令官と会談を重ねてきました。
会談で吉田統幕長は、ラップ司令官の在任中に実施した「キーン・エッジ」及び 「キーン・ソード」を始めとする日米共同統合演習が、日米の相互運用性の向上のみならず、日米同盟のパートナーシップ拡大に大きな役割を果たしたと述べるとともに、3年にわたり日米同盟の強化及び我が国の防衛等に多大なる貢献をしたラップ司令官の功績を称えました。
また、吉田統幕長は、ラップ司令官が今年1月に発生した能登半島地震に対して即座に支援を表明したこと、我が国からの要請に基づき米軍UH-60Lによる物資輸送支援を速やかに実現させたこと、さらに本年4月に発生した海自SH-60Kの墜落事故において、積極的に在日米軍を捜索支援に充てたことは、「貴官のリーダーシップと友情の顕れ」と深い謝辞を述べました。
ラップ司令官は、これまでの吉田統幕長と山崎前統幕長の友情に深く感謝するとともに、在任中、この地域の問題に対処するための防衛省・自衛隊の著しい進化を目の当たりにできて光栄であったと述べました。また、統幕のスタッフや自衛隊の各司令官による支援にも感謝の意を示しました。
最後に、吉田統幕長は、日米「2+2」等の成果を踏まえ、新しい司令官とも引き続き日米の抑止力・対処力を更に強化し、地域の平和と安定にこれまで以上に寄与していく旨、強く誓約しました。
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統合幕僚監部に初代ジェンダー・アドバイザーが誕生
統合幕僚監部に初代ジェンダー・アドバイザーが誕生いたしました。統合幕僚監部、山﨑1等陸佐は、カナダで行われたNATOジェンダー・アドバイザー課程に参加し、統合作戦におけるジェンダー視点を反映するために必要な知識及び能力を獲得しました。統合幕僚監部は、自衛隊の各種行動における実効性を向上させるためにはジェンダー視点を反映することが必要であるとの認識のもと、WPS(Women, Peace and Security)の取組を推進していきます。
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日フィリピン二国間会談の実施
9月27日、南雲統合幕僚副長は、フィリピンのマニラで開催された国際装備展示会「Asian Defense and Security Exhibition (ADAS2024)」への参加に合わせて、フィリピン共和国軍司令部幕僚長 ガーラン海兵隊中将と二国間会談を実施しました。
会談で両者は、現在の国際情勢について認識を共有した上で、自由で開かれたインド太平洋を支えるための地域及び国際的協力を強化する重要性について一致しました。特に、海上協同活動(MCA:Maritime Cooperative Activity)を始めとした共同訓練、戦略的コミュニ―ケーションの強化等において、両国間・多国間でより一層緊密に連携していくことで一致しました。
フィリピンは、南シナ海やルソン海峡といった我が国にとって重要なシーレーンの要衝を占める、戦略的に重要な地域に位置する国です。そのため、自衛隊のフィリピン軍との連携及び同国の沿岸監視能力や海洋状況把握(MDA:Maritime Domain Awareness)を強化することは、これらのシーレーンの安全を確保し、我が国及び地域全体の平和と繁栄を実現する上において、大きな意義を持ちます。
統合幕僚監部は今後とも、フィリピンとの二国間及び多国間防衛協力を通じ、インド太平洋地域が抱えている様々な課題の解決に向けて、共に取り組んでまいります。
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在京フィリピン大使館付国防武官への感謝状贈呈および懇談について
9月26日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部とフィリピン軍の連携強化に関わる取組みへの功績をたたえ、在京フィリピン大使館付国防武官ランディ・N・エスピノ陸軍大佐に感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。そして、新しく着任するピーター・トレンティーノ海軍大佐に対して歓迎の意を伝えました。
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南太平洋参謀総長等会議への参加について
9月18日、吉田統合幕僚長は、インド太平洋参謀総長等会議に連接して実施された、オーストラリア国防軍主催の南太平洋参謀総長等会議にオブザーバー参加しました。
本会議には、主催国のオーストラリアに、チリ、フィジー、フランス、ニュージーランド、パプアニューギニア、トンガを合わせた7か国が参加し、日本、アメリカ合衆国、イギリスの3か国がオブザーバーとして参加しました。日本の当会議へのオブザーバー参加は、3回目です。会議において、各国の参謀総長等は、海洋秩序の維持や気候変動による影響といった域内の幅広い安全保障上の課題について意見交換を行いました。
その上で、吉田統合幕僚長からは、多国間HA/DR(Humanitarian Assistance / Disaster Relief)訓練等を通じた連携の強化や知見の共有等、平時からの取組の重要性について発言するとともに、自衛隊として、域内各国の特性を踏まえつつ、南太平洋地域の安全保障環境の安定化に貢献していきたい旨述べました。統合幕僚監部は今後とも、南太平洋地域諸国との二国間及び多国間防衛協力を通じ、南太平洋地域が抱えている様々な課題の解決に向けて、共に取り組んでまいります。
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第26回インド太平洋参謀総長等会議への参加及び二者・多国間会談の実施
9月18日から20日の間、吉田統合幕僚長は、アメリカ合衆国ハワイにおいて、米インド太平洋軍主催の第26回インド太平洋参謀総長等会議に参加するとともに、参加国等との二者会談・多国間会談を実施しました。
【1.全般成果(要約)】
吉田統合幕僚長は、インド太平洋参謀総長等会議への参加のほか、10か国・1機関※との二者会談、そして日米豪、日米豪比及び日蒙印の3つの枠組みでの多国間会談を実施しました。
吉田統合幕僚長は全体を通じて、各国が抱える安全保障上の課題を把握するとともに、自衛隊として各国の問題認識に向き合い、共に問題解決に取り組む決意を表明したほか、多国間における地域の平和と安定に向けた連携を一層強化する旨述べました。
インド太平洋地域の安全保障上の課題は、地域のみならず、法の支配に基づく国際秩序の維持に直結する課題であり、今次会議への参加及び二者・多国間会談の実施は、国際社会全体に裨益するものです。※アメリカ、シンガポール、NATO、カナダ、ニュージーランド(NZ)、タイ、フィジー、マレーシア、モルディブ、イギリス及びモンゴル(実施順)
【2.第26回インド太平洋参謀総長等会議】
インド太平洋参謀総長等会議は、インド太平洋地域の参謀総長等が一堂に会し、同地域の安全保障に関するテーマについて意見交換を行い、相互の信頼関係の増進及び安全保障問題に係る連携の強化を図ることを目的とした多国間会議です。本年は、全体テーマとして「将来のインド太平洋:弾力のある、かつ相互に関連しあう地域の構築」を、4つのセッションのトピックとして「国際システムの保護」「地域の能力構築協力」「新興技術の脅威と機会」「将来のインド太平洋」を掲げ、域内の幅広い安全保障上の課題について意見交換が行われました。
吉田統合幕僚長は、「国際システムの保護」セッションにおいて、ロシアによるウクライナ侵略のような国際秩序の根幹を揺るがす事態が、インド太平洋地域において将来生じる可能性は排除できないため、域内の国々が一体となって抑止力及び対処力を高めることが、国際社会全体の利益に関わる共通の使命である旨を述べました。その上で、日本が、各国とのネットワークを活かし、ルールに基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化を引き続き強くリードしていく決意を明らかにしました。
また、「地域の能力構築協力」セッションにおいて、日本がこれまで東南アジア諸国・太平洋島しょ国で実施してきた、HA/DRやPKO等の分野における能力構築協力の実績に触れつつ、引き続き地域各国の問題認識に向き合い、共に問題解決に取り組む姿勢を示しました。
更に「新興技術の脅威と機会」セッションにおいて、ソーシャルメディアなどを活用した影響工作や、サイバー攻撃等の新たな領域や技術の脅威は、従来の「領域」を跨ぎ、複雑かつ広範囲にわたることから、どの国も一国で自国の安全を確保することはできないとの問題認識を共有しました。その上で、多国間の連携と各国内の官民連携を進めることで、予測不可能な世界に対処する必要性を各国に呼びかけました。
最後に吉田統合幕僚長は、自衛隊が国際社会の平和と安定、繁栄のため、インド太平洋地域の各国と協力し、地域における安定した安全保障環境の構築にこれまで以上に積極的な役割を果たしていく旨を改めて強調しました。【3.二者間会談】
吉田統合幕僚長は会議に併せて、アメリカ、シンガポール、NATO、カナダ、ニュージーランド(NZ)、タイ、フィジー、マレーシア、モルディブ、イギリス及びモンゴルの計10か国・1機関との間で二者間会談を実施しました。(1)アメリカ
米インド太平洋軍司令官 パパロ海軍大将と会談し、インド太平洋地域における戦略環境について認識を共有した上で、両者は同盟の指揮・統制の向上を含む日米同盟の抑止力・対処力を一層強化していくことを再確認しました。吉田統合幕僚長からは今後も緊密な連携を通して日米同盟の更なる深化に繋げていきたい旨を伝えました。(2)シンガポール
シンガポール国軍司令官 ベン海軍中将と会談し、両者は本年2月の第9回幕僚協議で合意された「デジタル分野を中心とした協力」を引き続き深化させていくことで一致しました。また吉田統合幕僚長は、自衛隊の艦艇・航空機のシンガポールへの寄港・寄航受け入れ等、シンガポール軍による自衛隊への多大なる支援に対して、感謝の意を表しました。(3)NATO
NATO軍事委員長 バウアー蘭海軍大将と会談し、両者は飛躍的に進展している日NATO防衛協力を一層実効的なものにしていきたい旨強調するとともに、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であるとした上で、日NATO国別パートナーシップ計画(ITPP:Individually Tailored Partnership Programme)に基づき、日NATO防衛協力を一層推進することで一致しました。(4)カナダ
カナダ軍参謀総長 カリニャン陸軍大将と初めて会談し、吉田統合幕僚長はカリニャン大将の参謀総長就任に祝意を述べました。その上で両者は、双方の連携がインド太平洋地域の平和と安全に大いに貢献するものであるとして、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の実現に向け、日加防衛協力を一層強化することで一致しました。(5)ニュージーランド(NZ)
NZ国防軍司令官 デイヴィーズ空軍中将と初めて会談し、両者は今月、初の日NZ幕僚協議開催に至り、実務レベルにおいても日NZ防衛協力が進展していることを再確認し、南西太平洋地域が抱えている様々な課題の解決等に向け、引き続きより一層日NZ防衛協力を推進することで一致しました。(6)タイ
タイ王国軍統合参謀長 ティティチャイ陸軍大将と会談し、両者は本年2月から3月の多国間共同訓練「コブラ・ゴールド24」や、同じく4月に行われた護衛艦「むらさめ」のタイへの寄港・親善訓練の実施、そして教育交流において、タイが派遣国中最多となる約540名の留学生を日本に派遣してきたこと等に触れ、日タイ防衛協力が着実に進展していることを歓迎した上で、今後更に両国の連携を強化していくことで一致しました。(7)フィジー
フィジー国軍司令官 カロニワイ陸軍少将と会談し、両者は本年6月のカロニワイ国軍司令官の訪日以来の再会を喜ぶとともに、本年7月の護衛艦「のしろ」のスバ寄港による日フィジー防衛交流の一層の深化を再確認しました。また、気候変動や海洋安全保障といった問題に加え、WPSの取り組みや教育交流の分野について意見交換を行いました。(8)マレーシア
マレーシア国軍司令官 ラーマン陸軍大将と会談し、両者は昨年12月両国間の関係が「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされたことを歓迎した上で、戦略環境認識を共有するとともに、マレーシア軍と自衛隊の連携をより一層強化していくことで一致しました。(9)モルディブ
モルディブ国防軍司令官 ヒルミー陸軍少将と会談し、吉田統合幕僚長はヒルミー少将の国防軍司令官就任に祝意を述べました。その上で、これまでの海賊対処行動等におけるモルディブ(マレ)への艦艇寄港及び航空機寄航の受け入れと、モルディブ軍の多大なる支援について、自衛隊を代表して感謝の意を伝えました。(10)イギリス
英国防参謀総長 ラダキン海軍大将と会談し、両者は戦略環境認識を共有するとともに、日英伊3か国による次期戦闘機の共同開発や、日英円滑化協定(RAA)を活用した相互運用性の向上、2025年に予定されている空母打撃群の来日に触れた上で、日英防衛協力を一層緊密かつ強固なものとして行くことで一致しました。(11)モンゴル
モンゴル軍参謀総長 ガンビャンバ陸軍少将と会談し、両者は先月のモンゴル公式訪問以来の再会を喜ぶとともに、引き続き日モンゴル防衛協力を一層強化し、FOIPのビジョンの下でグローバルな課題解決に取り組むことで一致しました。【4.多国間会談】
吉田統合幕僚長は会議に併せて、日米豪、日米豪比及び日蒙印の3つの枠組みで多国間会談を行いました。(1)日米豪3国間会談
米インド太平洋軍司令官 パパロ海軍大将及び豪国防軍司令官 ジョンストン海軍大将と会談し、3か国の価値観と戦略の整合を確認した上で、日米「2+2」及び日豪「2+2」での合意事項を再確認しつつ、日米豪協力の実現に向けた具体的な方向性を議論し、ミリタリーレベルにおいても緊密に連携していくことで一致しました。(2)日米豪比4国間会談
米インド太平洋軍司令官 パパロ海軍大将、豪国防軍司令官 ジョンストン海軍大将及びフィリピン共和国軍参謀総長 ブラウナー陸軍大将と会談し、インド太平洋地域を中心とした戦略環境について認識を共有しました。今年度3回目となった今回の日米豪比会談で、四者は4か国協力が着実に深化していることを再確認した上で、継続的に実施しているMCA(海上協同活動)に続き、様々な機会を通して日米豪比4か国の連携を強化していくことで一致しました。(3)日蒙印3国間会談
モンゴル軍参謀総長 ガンビャンバ陸軍少将及びインド軍統合国防参謀本部参謀長 マシュー陸軍中将と会談し、三者は初となる日蒙印での枠組みによる会談の実施を歓迎しました。その上で、日蒙印が「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持及び国際紛争の平和的解決」という基本方針を共有していることを確認し、今後他国の参画も視野に三国間における新たな協力を模索していくことで一致しました。 -
日デンマーク二国間会談の実施
9月16日、吉田統合幕僚長は、デンマークのコペンハーゲンにおいて、デンマーク国防軍参謀総長 ハイルドガード陸軍大将と二国間会談を行いました。両者の会談は、初めてです。
会談においては、吉田統合幕僚長の「国際社会は、力による一方的な現状変更を許容せず、法の支配に基づく国際秩序を維持できるか否かの分水嶺にある」との発言に続き、両者は戦略環境認識を共有した上で、欧州大西洋地域とインド太平洋地域の安全保障が不可分であり、両国が安全保障上の課題のみならず、欧州・大西洋及びインド太平洋地域の課題に相互に関与していく必要があるとの認識で一致しました。
また、両国のハイレベル交流・部隊間交流等の更なる連携の強化で一致しました。デンマークは、日本と同じ海洋国家であるとともに、2021年の日デンマーク外相会談において“自由で開かれたインド太平洋(FOIP)”に向けた協力強化で合意をした、自由・民主主義・法の支配を始めとする基本的価値を共有する戦略的パートナーです。
また現在、在京デンマーク大使館は日本におけるNATOのコンタクト・ポイント・エンバシー(CPE)であり、日本とNATOとの橋渡し役として、日NATOの防衛協力深化にも寄与しています。日デンマーク間ではこれまでにも、2018年8月の海自遠洋練習航海部隊(練習艦「かしま」、護衛艦「まきなみ」)とデンマーク海軍艦艇「エスベアン・スナーレ」による親善訓練の実施や、2023年10月の統合作戦部長訪日に伴う実務者交流等を通じて、防衛交流を継続してきました。
デンマークとの協力関係を強化することは、日デンマークの二国間関係だけでなく、欧州大西洋地域とインド太平洋地域の協力関係を強化に直結するという点で、大きな意義があります。
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豪国防軍司令官とVTC実施
9月6日、吉田統合幕僚長は、オーストラリア国防軍司令官 ジョンストン海軍大将と日豪参謀総長等会議(VTC:ビデオ電話会議)を実施しました。
ジョンストン司令官とのVTCは約1か月に1度のペースで実施されており、両者の強い信頼関係と、強固な日豪防衛協力を象徴するものです。今回の会談で、両者は、前日に行われた第11回日豪外務・防衛閣僚会議(2+2)の合意事項について確認した後、今月実施予定の第26回インド太平洋参謀総長等会議に向けて、インド太平洋地域における最新の戦略環境認識や具体的な戦略的利益について認識を共有しました。
その上で、日豪防衛協力の戦略的な指針について協議し、日豪が協調して会議に臨むことで一致しました。オーストラリアは、基本的価値のみならず安全保障上の戦略的利益を共有するインド太平洋地域の特別な戦略的パートナーです。
実際に、我が国の国家防衛戦略において、オーストラリアと「日米防衛協力に次ぐ緊密な協力関係を構築」していくことを定めており、オーストラリアの国防戦略においても、日本を「不可欠なパートナー」と位置付けています。
その中でも、オーストラリア国防軍司令官と、自衛隊の統合幕僚長は、戦略レベルにおける重要なカウンターパートであり、両者の相互理解と信頼関係は、日豪防衛協力の源泉といえます。 -
クレヘンビュールICRC事務局長による統幕長表敬について
9月5日、吉田統合幕僚長は、ピエール・クレヘンビュール赤十字国際委員会(ICRC)事務局長の表敬を受けました。
これまでも統合幕僚監部はICRCとの間で、3月15日にマーティン・シェップ事業局長、6月18日にピーター・エバンス軍事部長と会談・意見交換を行ってきました。
今回の表敬で吉田統合幕僚長は、クレヘンビュール氏の事務局長就任に対し祝意を表するとともに、また平素からの防衛省・自衛隊との関わりに対して謝意を述べました。
また、ガザ地区をはじめとする中東の医療支援や、ロシアによるウクライナ侵略における食料などの人道支援や安全な避難経路の確保など、ICRCの活動の重要性について述べました。一方クレヘンビュール事務局長は、我が国による平和の促進に関するさまざまな活動を高く評価しました。
統合幕僚監部は今後とも、ICRCと更なる対話を重ね、人道法の普及とその理解の促進に協力してまいります。
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第1回日NZ幕僚協議の実施
9月3日、統合幕僚監部は、ニュージーランドのウェリントンにおいて、ニュージーランド国防軍との間で、第1回日NZ幕僚協議を実施しました。
協議において、両者は戦略環境認識や抱えている安全保障上の課題を共有した上で、双方の重視する防衛政策や各国との連携について意見交換をし、相互理解を深めました。また、今後の日NZ防衛協力上のカウンターパート関係を整理するとともに、今後の協力の方向性について協議し、より一層日NZ防衛協力を推進することで一致しました。
初開催となった本協議は、強固な日NZ防衛協力を象徴するものとなりました。ニュージーランドは、我が国の国家防衛戦略において「インド太平洋地域の課題にさらに連携して取り組むため、各レベルでの協議、共同訓練・演習、二国間及び多国間で連携した第三国との協力等を推進」することを規定する、我が国と基本的価値を共有する重要な戦略的協力パートナーです。
日本とニュージーランドの連携は、2023年6月、シャングリラ会合において署名された日NZ防衛当局間の意図表明文書において、海洋安全保障、HA/DR(人道支援/災害救援)及び気候変動を協力の優先分野とするとともに、 一層緊密に意思疎通を図っていくことに合意して以降、 2023年12月にニュージーランドが主催した第8回南太平洋国防大臣会合(SPDMM:South Pacific Defence Ministers’ Meeting)に我が国がオブザーバー参加、本年3月に我が国が主催した第2回日・太平洋島しょ国国防大臣会合(JPIDD:Japan Pacific Islands Defense Dialogue)にニュージーランドが参加する等、双方の努力により加速度的に進展してきました。
統合幕僚監部は、ニュージーランドとの二国間及び多国間防衛協力を通じ、南太平洋地域が抱えている様々な課題の解決に向けて、共に取り組んで参ります。
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豪統合作戦本部長、統幕に来訪
9月2日、豪統合作戦本部長ジョーンズ海軍中将が来日し、吉田統合幕僚長と会談した上で市ヶ谷地区を視察しました。
ジョーンズ海軍中将は、7月5日の統合作戦本部長への着任後、初の海外訪問として来日しました。これは、豪統合作戦本部(HQJOC:Headquarters Joint Operations Command)の日本への関心の高さや重要性を示すものです。今回の会談で、ジョーンズ統合作戦本部長は、吉田統合幕僚長との間で将来の日豪戦略・作戦司令部間の連携について率直に意見交換するとともに、今後オペレーショナルな協力を一層具体化し、連携を強化していくことで一致しました。
またジョーンズ統合作戦本部長は、市ヶ谷地区での視察を通じて、来年の3月以降HQJOCのカウンターパートとなる統合作戦司令部(JJOC:JSDF Joint Operations Command )に対する理解を深めました。オーストラリアは、我が国の国家防衛戦略において、「日米防衛協力に次ぐ緊密な関係を構築」し、「事態生起時には我が国、米国及びオーストラリアが協力することも念頭に置きながら、相互に協議し、後方支援や情報共有等を中心に連携」することと位置付けるインド太平洋地域の「特別な戦略的パートナー」です。
統合幕僚監部はこれまでも、今年6月23日から26日の吉田統合幕僚長による訪豪、7月16日の豪海軍本部長による吉田統合幕僚長への表敬、8月1日の日豪参謀総長等会議(VTC形式)、そして8月22日の日豪幕僚協議と、特に直近3か月は、月1回を上回るペースでオーストラリア国防軍との会談を行う等、オーストラリアと「日米防衛協力に次ぐ緊密な関係を構築」するため、日豪連携の強化に注力してきました。
HQJOCと統合幕僚監部、そしてJJOCとの間での相互理解・信頼醸成・連携強化は、日豪間の作戦レベルにおける連携強化に直結することから、今回の会談及び視察は将来体制を踏まえ中長期的に日豪防衛協力を推進する観点からも、意義のあるものとなりました。
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在京ベトナム大使館付国防武官への感謝状贈呈等について
8月26日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部と越人民軍の連携強化に関わる各種取組に対する功績をたたえ、在京ベトナム大使館付国防武官ヴー・コック・アイン上級大佐に対し、感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。そして、新しく着任するグエン・タイ・ソン上級大佐に対しては歓迎の意を伝えました。
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第15回日豪幕僚協議の実施について
8月22日、統合幕僚監部は、オーストラリアのキャンベラにおいて、オーストラリア統合作戦本部(HQJOC:Headquarters Joint Operations Command)との間で、第15回日豪幕僚協議を実施しました。
オーストラリアは、我が国の国家防衛戦略において、「日米防衛協力に次ぐ緊密な関係を構築」し、「事態生起時には我が国、米国及びオーストラリアが協力することも念頭に置きながら、相互に協議し、後方支援や情報共有等を中心に連携」することと位置付けるインド太平洋地域の「特別な戦略的パートナー」です。
自衛隊は、2025年3月に陸・海・空自の一元的な指揮を担う統合作戦司令部を創設する予定であり、オーストラリア国防軍において同様の機能を有するHQJOCとの間で相互に理解と信頼を醸成し、連携を強化することは、将来体制を踏まえて中長期的に日豪防衛協力を推進する上で、大きな意義があります。
統合幕僚長が今年6月にオーストラリアのキャンベラを訪問した際に、前統合作戦本部長ビルトン陸軍中将と会談を行う等、統合幕僚監部とHQJOCはこれまでも着実に日豪連携の強化に注力してきました。
今回の日豪幕僚会議では、今後の日豪司令部間のカウンターパート関係の整理や、協力の具体的なアイテムと方向性について活発に議論し、平素から事態生起時までを念頭においた実務レベルの日豪防衛協力を一層発展させていくことで一致しました。
統合幕僚監部は、オーストラリアとの二国間・多国間の防衛協力を通じ、引き続き、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、緊密に連携して参ります。
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ドイツ海軍総監による統幕長表敬について
8月22日、吉田統合幕僚長は、ドイツ海軍総監カーク海軍中将の表敬を受けました。
ドイツは、我が国と基本的価値や戦略的利益を共有し、G7などにおいて国際社会の問題に対し協調して取り組む「信頼できる必然のパートナー」です。
また、ドイツは2020年9月に策定された「インド太平洋ガイドライン」に基づき、定期的に陸・海・空軍をインド太平洋地域に派遣するなど、同地域への関与を強めています。今回の表敬で吉田統合幕僚長は、2021年のドイツ海軍フリゲート「バイエルン」の日本寄港を始め、2023年の米豪主催多国間共同訓練「タリスマン・セイバー23」へのドイツ海軍の参加等、ドイツ海軍のインド太平洋地域でのプレゼンスが向上していることを歓迎しました。
その上で、今年1月に署名された日独ACSA(物品役務相互提供協定)の実効性向上を図るとともに、これを後押しとした更なるドイツ海軍のコミットメント拡大に期待を寄せました。 -
第6回太平洋合同安全保障会議への参加について
8月16日、吉田統合幕僚長は、オーストラリア国防省がオンライン形式で主催した第6回太平洋合同安全保障会議(JHoPS)に、オブザーバー参加しました。我が国の参加は今回で5回目で、会議には我が国のほか太平洋島しょ国等、約30の国・機関が参加しました。
JHoPSは、オーストラリア国防省が主催する会議であり、2019年10月の初開催以来、太平洋島しょ国を中心とした多国間の警察、税関、入国管理局、安全保障機関等の長が、地域の安全保障上の課題に対してどのようにアプローチしていくかを協議する貴重な機会を提供してきました。吉田統合幕僚長は、今回の会議を通じて太平洋島しょ国地域が抱える安全保障上の課題と今後の戦略的な展望について認識を新たにするとともに、これまでのJHoPSにおける成果を確認しました。
統合幕僚監部は今後とも、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、太平洋島しょ国が抱えている問題意識に寄り添い、共に課題解決に向けて取り組んでまいります。
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統幕長によるモンゴル公式訪問の実施について
8月4日から7日の間、吉田統合幕僚長はモンゴル国を公式訪問し、モンゴル軍参謀総長 ガンビャンバ少将と会談を行うとともに、多国間訓練「カーン・クエスト24」の視察を行いました。統合幕僚長によるモンゴル公式訪問は、2013年以来、約11年ぶりです。
会談において両者は、同じ北東アジアに位置する国という共通点を踏まえた戦略環境認識や防衛政策等を共有するとともに相互理解を促進し、今後の日モンゴル防衛協力の方向性について認識の一致を図りました。
更に両者は、二国間関係を一層強化し、「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンの下でグローバルな課題解決に向けた協力を強化することで一致しました。また、吉田統合幕僚長は、「カーン・クエスト24」の視察を通じて、国連平和維持活動(PKO)等への派遣に係る各種訓練状況を確認しました。モンゴルは、南側を中国、北側をロシアに囲まれた内陸国という地政学的特性から、歴史的関係が深い両隣国との関係を最優先課題としています。一方でモンゴルは、民主主義等の普遍的価値を一貫して重視しているため、日本を含む「第三の隣国」との関係も重要視しています。
実際、モンゴルと日本は、2022年11月の日・モンゴル首脳会談において、両国関係を「戦略的パートナーシップ」から「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」に格上げしたほか、防衛装備・技術移転協力を推進することで合意しました。
安全保障分野においても、これまで継続されてきた能力構築協力や、多国間訓練への参加、留学生の受入れによる人的交流、そして近年の空軍種間の協力の進展等により、日モンゴル間の防衛協力は益々活発化しています。モンゴルは、我が国にとって、自由や民主主義といった普遍的価値を共有する重要な同志国です。
そのため、2023年8月のインド太平洋参謀総長等会議以来となる吉田統合幕僚長とガンビャンバ参謀総長による今回の会談は、制服組のトップである参謀総長級における相互理解と信頼関係醸成を通じた今後の日モンゴル防衛協力の深化に資するという点で、大きな意義がありました。 -
在日米海軍司令官との会談について
8月5日、南雲統合幕僚副長は、在日米海軍司令官に就任したジョンソン海軍少将の表敬を受けました。南雲統幕副長は、我が国周辺及びインド太平洋地域内で米海軍の後方支援を担う在日米海軍への期待と重要性を強調するとともに、日米共同統合演習を始めとする訓練・演習を通して緊密な連携を継続していきたい旨を伝えました。統幕は日米同盟の更なる深化に努めてまいります。
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日豪参謀総長等VTCの実施について
8月1日、吉田統合幕僚長は、新たにオーストラリア国防軍司令官に就任したデイビッド・ジョンストン海軍大将と日豪参謀総長等会議(VTC:ビデオ電話会議)を実施しました。両者のカウンターパートとしての会談は初めてです。
オーストラリアは、基本的価値のみならず安全保障上の戦略的利益を共有するインド太平洋地域の特別な戦略的パートナーです。
実際に、我が国の国家防衛戦略において、オーストラリアと「日米防衛協力に次ぐ緊密な協力関係を構築」していくことを定めており、オーストラリアの国防戦略においても、日本を「不可欠なパートナー」と位置付けています。
その中でも、オーストラリア国防軍司令官と、自衛隊の統合幕僚長は、戦略レベルにおける重要なカウンターパートであり、両者の相互理解と信頼関係は、日豪防衛協力の源泉といえます。今回の会談で吉田統合幕僚長は、ジョンストン海軍大将の国防司令官就任と昇任に祝意を述べた上で、日豪防衛協力の戦略的な指針について協議し、日豪防衛協力の更なる発展に向けて、二人三脚で取り組んでいきたいと期待を寄せました。
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UNTPP出国報告について
7月31日、吉田統合幕僚長 は、国連三角パートナーシップ・プログラム(United Nations Triangular Partnership Programme: UNTPP)の枠組みで実施される重機操作訓練のためケニアに派遣される教官団の代表者から出国挨拶を受けました。UNTPPは、国連、要員派遣国、支援国の三者が互いに協力し、訓練等の提供を通し、将来PKOに派遣される要員の能力向上を図る枠組みです。今回、ケニア人道平和支援学校に陸上自衛官23名を派遣し、ケニア及び周辺国の工兵要員に対し重機操作を教育します。
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在京スウェーデン大使館付国防武官離着任表敬の実施について
7月23日、吉田統合幕僚長は、在京スウェーデン大使館付国防武官を離任するファグレル海兵隊中佐及び着任するイハライネン海兵隊中佐の表敬を受けました。
日本とスウェーデンは、地理的に約7,500km離れていますが、それぞれがロシアの東側と西側に位置しており、情勢認識や戦略的利益の面で多くの共通点を有しています。
また、先日NATO首脳会合に出席した日スウェーデン両首脳間において、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が、ますます不可分となっていることが確認される等、両国関係は緊密さを増しています。今回の表敬で吉田統合幕僚長は、ファグレル海軍中佐の在任中に署名・発効された日・スウェーデン防衛装備品・技術移転協定等に言及し、これまでの日スウェーデン防衛交流の進展に対する貢献に感謝を述べました。
また、吉田統合幕僚長は、本年7月にスウェーデンで開催されるエークシャ―国際軍楽祭への陸上自衛隊中央音楽隊の派遣等に触れた上で、日スウェーデン防衛交流の更なる進展への期待を述べ、イハライネン陸軍中佐の着任を歓迎しました。 -
ドイツ空軍総監による統幕長表敬について
7月22日、吉田統合幕僚長は、ドイツ空軍総監ゲルハルツ空軍中将の表敬を受けました。
ドイツは、我が国と基本的価値や戦略的利益を共有し、G7などにおいて国際社会の問題に対し協調して取り組む「信頼できる必然のパートナー」です。
また、ドイツは2020年9月に策定された「インド太平洋ガイドライン」に基づき、定期的に陸・海・空軍をインド太平洋地域に派遣するなど、同地域への関与を強めています。今回の表敬で吉田統合幕僚長は、2022年9月のゲルハルツ中将自らの操縦によるユーロファイター戦闘機の訪日や、本日7月22日から実施されている日独共同訓練「ニッポン・スカイズ24」の実施等を通じて、空軍種間において連携強化が図られていることを歓迎するとともに、インド太平洋地域におけるドイツ連邦軍の更なるコミットメントに期待を寄せました。
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日米韓参謀総長等会議の開催について
日米韓3か国の参謀総長等は、新時代の日米韓安全保障協力を大きく前進させました。
7月18日、吉田統合幕僚長は、ブラウン米統合参謀本部議長及びキム韓国合同参謀議長との間で日米韓参謀総長等会議を日本で行いました。先月の日米韓防衛相会談において、日米韓・日韓の協力が重要であることを強調されて以来、初めての日米韓ハイレベル交流です。
会議には、パパロ米インド太平洋軍司令官、ラカメラ朝鮮国連軍司令官/米韓連合軍司令官/在韓米軍司令官、ラップ在日米軍司令官/第5空軍司令官も参加しました。会議冒頭、吉田統合幕僚長の「日米韓の強い結束が、地域の平和と安定の確保にとって極めて重要」との発言に続き、3者は、北朝鮮の脅威やインド太平洋地域における安全保障環境の懸念について認識の共有を行い、地域の最前線における3か国の緊密な連携の重要性を再確認しました。その後、6月に行われた複数領域における新たな日米韓共同訓練「フリーダム・エッジ24」の成果を共有し、訓練拡大のコミットメントを確認する等、更なる日米韓3か国協力の発展とその具体化について議論しました。3者は朝鮮半島、インド太平洋及びそれを超えた地域の平和と安定を確保するため、日米韓3か国の協力を引き続き強化することで一致しました。
統幕は、今後とも協議や訓練といった様々な機会を通して、日米韓3か国の防衛協力を更に発展させてまいります。
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ブラウン議長との会談について
7月17日、 吉田統合幕僚長は、ブラウン米統合参謀本部議長との会談を行いました。本会談にはパパロ米インド太平洋軍司令官及びラップ在日米軍司令官/第5空軍司令官も参加しました。
吉田統幕長とブラウン議長は、両国の制服組トップとして絶え間なく協議を実施しています。今回は日米韓参謀総長等会議のため、ブラウン議長が訪日したことを契機に会談が行われました。
両者は会談において、今年度末の統合作戦司令部創設を見据えた指揮統制の枠組みや、スタンドオフ防衛能力の運用といった点から日米同盟の抑止力・対処力の強化に向けて活発に議論しました。さらに、日米を含む多国間連携の在り方についても意見交換を行いました。最近の多国間連携として日米豪比や日米韓による共同訓練等を挙げ、それらの成果について共有しました。吉田統幕長からは多層的な枠組みを今後とも強化していきたい旨を伝えました。
最後に両者は、インド太平洋地域の平和と安定のために今後も定期的な協議等を通して日米同盟の更なる強化へ取り組んでいくことで一致しました。
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日韓二国間会談の実施について
7月17日、吉田統合幕僚長は、キム韓国合同参謀議長との間で日韓二国間会談を実施しました。両者による二国間会談の実施は、初めてです。
韓国は、我が国と基本的価値・戦略的利益を共有するパートナーです。
近年、北朝鮮の核・ミサイル問題を始め、テロ対策、大規模自然災害への対応、海賊対処、そして海洋安全保障など、日韓両国を取り巻く安全保障環境が厳しさと複雑さを増す中で、両国の連携は益々重要となっています。本年5月には日韓首脳会談が、6月には日韓防衛相会談が行われ、円滑な意思疎通の確保を始めとする相互理解の重要性で一致したほか、自衛隊と韓国軍のハイレベル交流の再開を含む日韓間の対話の活性化について、両国間での合意がなされました。
日韓の防衛協力強化が期待される中、本会談の実施は、日韓防衛協力の更なる発展の契機となりました。会談において、両者は両国の戦略環境認識や防衛政策等を共有し、今後の日韓防衛協力の方向性について認識を一致させるなど、相互理解を図りました。
その上で、日韓二か国間の安全保障協力関係は、日米韓3か国協力の強固な基礎であるとともに、北東アジア地域の平和と安定のみならず自由で開かれたインド太平洋の実現のために不可欠であるとの見解で一致しました。
最後に両者は、引き続き日本と韓国の防衛協力を一層緊密かつ強固なものにしていくことで合意しました。 -
オーストラリア海軍本部長による統幕長表敬について
7月16日、吉田統合幕僚長は、オーストラリア海軍本部長ハモンド海軍中将の表敬を受けました。
オーストラリアは、わが国の国家防衛戦略において、「日米防衛協力に次ぐ緊密な協力関係を構築」していくことを定めるとともに、オーストラリアの国防戦略においても日本は「不可欠のパートナー」に位置付けられる等、基本的価値のみならず安全保障上の戦略的利益を共有するインド太平洋地域の特別な戦略的パートナーです。
今回の表敬で吉田統合幕僚長は、日本とオーストラリアの海軍種間のみならず、統合による2国間及び多国間防衛協力が進展し、連携の強化と相互運用性の向上が図られていることを歓迎した上で、防衛装備・技術に係る協力等を通じた、更なる日豪防衛協力の促進に期待を寄せました。 -
米国統合参謀本部J3部長との懇談について
7月10日、統合幕僚監部運用部長八木海将は米国(バージニア州)を訪問し、米国統合参謀本部J3部長グリンケウィッチ空軍中将と懇談を実施しました。インド太平洋地域の安全保障環境等について意見交換を実施するとともに、日米連携強化のための方策について議論しました。
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カンボジア王国陸軍司令官による統幕長表敬について
7月9日、吉田統合幕僚長は、カンボジア王国陸軍司令官マオ・ソパン陸軍大将の表敬を受けました。
カンボジアは、1992年に我が国として初めて国連PKO(Peacekeeping Operations:平和維持活動)に自衛隊を派遣した国であり、PKO分野を始め、あらゆる分野で防衛交流を推進してきました。
今回の表敬で吉田統合幕僚長は、陸上自衛隊とカンボジア陸軍の間で、ハイレベル交流が継続的に実施され、PKOやHA/DR (Humanitarian Assistance/Disaster Relief:人道支援/災害救助)分野を始めとする防衛交流が進展していることを歓迎するとともに、更なる日カンボジア防衛交流の活発化に期待を寄せました。 -
在京ヨルダン大使館付国防武官離着任表敬の実施について
7月2日、吉田統合幕僚長は、在京ヨルダン大使館付国防武官を離任するアルシュレイデ陸軍准将及び着任するアルヌアイミー陸軍准将の表敬を受けました。
今回の表敬で吉田統合幕僚長は、2023年10月に実施した在イスラエル邦人等輸送に際してのヨルダン軍の支援に触れ、アルシュレイデ陸軍准将のこれまでの日ヨルダン防衛協力・交流に対する貢献に感謝を述べました。
また、吉田統合幕僚長は、日ヨルダン外交関係樹立70周年を歓迎するとともに、日ヨルダン防衛協力・交流の更なる進展に向けたアルヌアイミー陸軍准将のご尽力を期待すると述べ、着任を歓迎しました。 -
日ベトナム佐官級交流訪日団長による統合幕僚長表敬の実施について
7月1日、吉田統合幕僚長は、笹川平和財団主催日ベトナム佐官級交流の訪日団長・チャン少将による表敬を受けました。
笹川平和財団が主催する日ベトナム佐官級交流は、政府間での交流のみでは叶わない両国防衛当局間の相互理解促進と信頼醸成を図ることを目的に、2014年に開始されたものです。本交流事業は、コロナ禍により2020年以降中断していましたが、昨年12月の訪越事業から再開され、今回、2019年以来5年ぶりとなる訪日事業が実現しました。今回は、団長以下18名の方々が5日間訪日され、部隊研修等の各種交流を実施しました。
今回の会談で吉田統合幕僚長は、両国が、インド太平洋地域上の厳しい安全保障環境に対応するため、様々なレベルで日ベトナム防衛協力・交流を進展させていることを歓迎しました。その上で、「新たな段階に入った日越防衛協力」を更に発展させ、インド太平洋地域と国際社会の平和と安定に向け、より一層の連携を強めていきたい旨を伝えました。 -
在日米軍司令部J2部長への感謝状及び防衛協力章の贈呈
7月1日、吉田統合幕僚長は、在日米軍司令部J2部長ショーン海軍大佐に対し統合幕僚監部と在日米軍司令部の連携強化に関わる取組みへの功績をたたえ、感謝状及び防衛協力章の贈呈を、南雲統合幕僚副長を通じて行いました。
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フィジー国軍司令官による統幕長表敬の実施について
6月28日、吉田統合幕僚長は、カロニワイ・フィジー国軍司令官の表敬を受けました。吉田統合幕僚長とカロニワイ国軍司令官の会談は、今回で3回目です。
フィジーは、太平洋島嶼国の中でも軍隊を保有する数少ない国家であるとともに、法の支配に基づく自由で、開かれた、持続可能な海洋秩序の重要性について認識を共有する大切なパートナーです。
また両国は、広大な排他的経済水域と水産資源を有する太平洋上の海洋国家であり、エネルギー資源の輸送路を近傍に擁している等の共通点から、フィジーの平和と安定は、我が国の平和と安定に直結します。そのため、日フィジー両国の防衛協力・交流は、両国の安全保障にとって非常に大きな意義があります。実際、様々なレベルにおいて、活発に防衛協力・交流を実施しています。
大臣レベルでは、本年3月に東京で開催された第2回日・太平洋島嶼国国防大臣会合(JPIDD:Japan Pacific Islands Defense Dialogue)にティコンドゥアンドゥア・フィジー内務移民大臣が出席し、首脳レベルでは、7月16日から18日にかけては東京で第10回太平洋・島サミット(PALM10:The 10th Pacific Islands Leaders Meeting)の開催が予定されています。
また軍事レベルでは、2022年1月のトンガ王国への国際緊急援助活動における自衛隊とフィジー軍の連携や、同年8月のインド太平洋方面派遣における、初の海上自衛隊とフィジー共和国海軍の親善訓練の実施、そして2023年8月にフィジーのアンディで開催されたインド太平洋参謀総長等会議における吉田統合幕僚長とカロニワイ・フィジー国軍司令官の会談や地元住民とのマングローブ植樹活動等を通じて、両国は着々と関係を深化させてきました。3回目となった今回の会談で両者は、最初に太平洋上の海洋国家という両国の共通点を踏まえた戦略環境認識や防衛政策等を共有し相互理解を促進するとともに、今後の日フィジー防衛協力・防衛交流の方向性について認識の一致を図りました。
最後に両者は、「キズナ」という言葉を用いて強固なパートナーシップを再確認するとともに、今後とも自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、両国間の連携をさらに強化していくことで一致しました。 -
日ベルギー実務者交流の実施について
6月27日、統合幕僚監部は、ベルギー軍統合参謀本部との間で、日ベルギー実務者交流を実施しました。
歴史的に、皇室・王室間の親密な関係を礎として伝統的な友好関係を築いてきた日本とベルギーは、価値や原則を共有する戦略的パートナーです。
ベルギーは、2002年に国軍を統合軍編制に移行する等、軍の統合運用に力を入れており、自衛隊の統合運用を担う統合幕僚監部にとって、重要なカウンターパートです。
今回の会談で両者は、最初に戦略環境認識や防衛政策等を共有し相互理解を促進するとともに、今後の日ベルギー防衛協力・防衛交流の方向性について認識の一致を図り、引き続き両国間の連携を強化していくことで合意しました -
第9回日NATO幕僚協議を開催、自衛隊の更なるプレゼンス発揮へ
6月26日、統合幕僚監部は、ベルギーのブリュッセルにおいて、NATO(North Atlantic Treaty Organization:北大西洋条約機構)国際軍事幕僚部との間で第9回日NATO幕僚協議を実施しました。
NATOは我が国と共通の価値や戦略的利益を共有する「信頼できる必然のパートナー」です。その中でも、NATO国際軍事幕僚部は、NATOの軍事委員会の執行機関として軍事的問題の評価・研究等に関し担当する部署であり、自衛隊の統合運用を担う統合幕僚監部にとって、重要なカウンターパートです。32カ国の加盟国を有するNATOとの連携強化は、更に多角的・多層的な安全保障協力を推進し、国際社会の平和と安定及び繁栄の確保に寄与できる点で、非常に意義があります。
実際に自衛隊は、2023年3月、トルコ政府及びNATOからの協力要請を踏まえ、KC-767空中給油・輸送機1機をトルコに派遣し、緊急援助物資としてテント及びテント用断熱用具を計約89.5トン輸送する等、日NATOの防衛協力・交流を推進してきました。
9度目の開催となった今回の日NATO幕僚協議で、両者は最初に両国の戦略環境認識や防衛政策等を共有し、今後の日NATO防衛協力・交流の方向性について認識を一致させるなど、更なる相互理解を図りました。
また、16の協力分野を掲げている日NATO国別適合パートナーシップ計画(ITPP:Individually Tailored Partnership Programme)に基づき、多岐に渡る協力分野に関し、具体的な取り組みについて意見交換を行いました。
最後に両者は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であり、力による一方的な現状変更を断じて許さないという意思の下、引き続き統合幕僚監部・NATO国際軍事幕僚部間の連携を強化していくことで一致しました。 -
日蘭幕僚協議の実施について
6月24日から25日の間、オランダのハーグにおいて、統合幕僚監部はオランダ統合参謀本部との間で初の日蘭幕僚協議を実施しました。
オランダは、我が国と400年以上の歴史的関係を有し、基本的価値・戦略的利益を共有する戦略的パートナーです。2020年11月には、欧州において英仏に次いで3番目にインド太平洋ガイドラインを公表し、インド太平洋地域におけるプレゼンス強化に注力しています。2024年1月のオランダ陸軍による「降下訓練始め」への初参加や、同年6月のオランダ海軍フリゲート「トロンプ」による単独でのインド太平洋地域への派遣と日本寄港、そして同月の2国間で初となる海軍種の日蘭共同訓練の実施など、日蘭防衛協力・交流が進んでおり、両国関係はより緊密さを増しています。
初の開催となった今回の日蘭幕僚協議で、両者は最初に両国の戦略環境認識や防衛政策等を共有し、今後の日蘭防衛協力・交流の方向性について認識を一致させるなど、更なる相互理解を図りました。また、防衛省として本年5月に基本方針を定めたWPS(Women, Peace and Security)を踏まえ、ジェンダー視点を取り入れた業務・活動の基盤を形成するための具体的な取組について、意見交換を行いました。最後に両者は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であり、力による一方的な現状変更を断じて許さないという意思の下、引き続き両国間の連携を強化していくことで一致しました。
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吉田統合幕僚長のオーストラリア訪問について
6月24日及び25日、吉田統合幕僚長はオーストラリアのキャンベラを訪問し、国防軍司令官キャンベル陸軍大将、国防軍副司令官ジョンストン海軍中将及び統合作戦本部長ビルトン陸軍中将と会談しました。
オーストラリアは、共にインド太平洋地域における米国の同盟国であり、特別な戦略的パートナーです。両国は、2022年10月の日豪首脳会談において「新たな日豪安保共同宣言」を発出し、「日豪の主権及び地域の安全保障上の利益に影響を及ぼし得る緊急事態に関して、相互に協議し、対応措置を検討する」こととしました。また、2022年12月に発表された我が国の国家防衛戦略においても、我が国は豪州と「日米防衛協力に次ぐ緊密な協力関係を構築」するとともに、「事態生起時には日米豪が協力することも念頭に置く」等、安全保障・防衛協力を一層強化してきました。
こうした経緯を踏まえ、吉田統幕長は2023年3月30日の着任以来、キャンベル国防軍司令官との間で実に9回ものハイレベル交流を行い、強固な信頼関係を築き、共に日豪間連携の強化に注力してきました。今回の会談で吉田統合幕僚長は、退官することとなったキャンベル陸軍大将及びビルトン陸軍中将の功績に敬意を表するとともに、ジョンストン海軍中将の次期国防軍司令官就任に祝意を表しました。その上で、インド太平洋地域における平素から事態生起時まで念頭に置いた日豪防衛協力・交流の在り方について忌憚のない意見を交換し、これまで築いてきた日豪防衛協力・交流のモメンタムを維持・発展させていくことで一致しました。
日豪は、二国間・多国間の防衛協力を通じ、引き続き、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、緊密に連携して参ります。
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日米豪J6部長会議について
統合幕僚監部は、各国の通信関連部長である米インド太平洋軍マイルズ准将、在日米軍シモンズ大佐、豪州国防軍統合能力本部グールド少将及び統合幕僚監部加藤空将補による日米豪J6部長会議を市ヶ谷において実施しました。会議では、宇宙・サイバー・通信に関する各国の構想及び将来の連携の方向性について意見交換を実施し、今後の3ヵ国連携について更に強化していくことを確認しました。
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在日米海軍司令官ラティ海軍少将との会談について
6月21日、南雲統合幕僚副長は、在日米海軍司令官の職を離任するラティ海軍少将の表敬を受けました。南雲統合幕僚副長は、ラティ司令官の約3年にわたる日米同盟の強化等に尽力した功績を称えるとともに、旭日重光章が贈られることに対し、祝意を述べました。在日米海軍は後方支援の観点からインド太平洋地域の平和と安定に貢献する重要な存在であり、共同訓練等において緊密な連携を実施しています。
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ブラウナー・フィリピン国軍参謀総長とのVTC会談について
6月17日に中国海警局とフィリピン軍との間で生起した事案を受けて、吉田統合幕僚長は本日20日、急遽、フィリピン国軍参謀総長ブラウナー大将とVTCを実施しました。
最初に事案の事実関係を確認した後、南シナ海における威圧的な行動に反対するフィリピンの立場への賛同を改めて伝え、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を維持するため、米・豪等の同盟国・同志国とも連携し、協力を進めていくことで一致しました。 -
仏軍事高等教育センター訪問団に対する統幕長ブリーフィング実施について
6月19日、吉田統合幕僚長は、仏軍事高等教育センター訪問団に対するブリーフィングを実施し、近い将来フランスの安全保障を担う上級士官と意見交換をしました。
吉田統合幕僚長はブリーフィングで、最初に世界の安全保障環境を概観した上で、インド太平洋地域が直面する戦略的・安全保障上の課題について説明しました。その上で、2023年1月の海上自衛隊と仏空母打撃群との共同訓練、同年7月の航空自衛隊と仏航空宇宙軍の共同訓練に伴うラファール戦闘機等の来日、そして同年9月のニューカレドニアにおける陸上自衛隊と仏陸軍との実動訓練「ブリュネ・タカモリ23」に触れ、陸海空軍種それぞれにおける日仏の防衛協力を高く評価しました。
最後に吉田統合幕僚長は、同じ「インド太平洋国家」・「海洋国家」として利益を共有している日仏が、「自由で開かれたインド太平洋」実現のため、より一層の防衛協力・交流を推進していくことに期待を寄せました -
ピーター・エバンス赤十字国際委員会(ICRC)軍事部長との意見交換について
6月18日、田中総括官は、ピーター・エバンス赤十字国際委員会(ICRC)軍事部長と意見交換を行い、自衛隊に対する平素からの支援に対して謝意を表すとともに、国際人道法遵守の重要性及びICRCと防衛省・自衛隊の更なる協力の促進について認識を共有しました。
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ポーランド共和国軍参謀総長公式招待について
6月18日、吉田統合幕僚長は、ククワ・ポーランド共和国軍参謀総長を公式招待し、会談を実施しました。
日ポーランド両国は、地理的に約8,500km離れていますが、それぞれがロシアの東側と西側に位置していることから、特にロシアによるウクライナ侵略以後、情勢認識や戦略的利益の面で多くの共通点を有しています。
基本的価値を共有する戦略的パートナーである両国は、2022年2月の日ポーランド防衛協力・交流に関する覚書に署名し、同年12月に策定した国家防衛戦略においては、我が国との関係強化に関心を示すポーランドとの連携強化について明示されました。
それに伴い、2023年2月及び9月の統合幕僚長のポーランド公式訪問や、今回の日本への公式招待等、ハイレベル交流を中心とした人的交流が行われるようになり、両国関係はより緊密さを増しています。
約16年ぶりのポーランド軍参謀総長の訪日となった今回の会談で、両者は最初にロシアの隣国という両国の共通点を踏まえた戦略環境認識や防衛政策等を共有し相互理解を促進し、その後、今後の日ポーランド防衛協力・防衛交流の方向性について認識の一致を図りました。
最後に両者は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であり、力による一方的な現状変更を断じて許さないという意思の下、引き続き両国間の連携を強化していくことで一致しました。 -
オランダ国防大学上級指揮幕僚課程学生に対する統幕長ブリーフィングの実施について
6月17日、吉田統合幕僚長は、オランダ国防大学上級指揮幕僚課程学生に対するブリーフィングを実施しました。オランダとは、6月10日にも海軍種間で初となる日蘭共同訓練を実施したところです。
吉田統合幕僚長は冒頭で、オランダ国防大学による日本への国外研修派遣を歓迎するとともに、基本的価値や戦略的利益を共有する「戦略的パートナー」であるオランダの重要性を強調しました。
ブリーフィングでは、グローバル及びインド太平洋地域における安全保障環境について説明し、今後上級幹部として欧州大西洋地域の平和と繁栄に貢献する学生たちの更なる活躍に期待を寄せました -
UNTPP出国挨拶について
6月17日、吉田統幕長は、国連三角パートナーシップ・プログラム(United Nations Triangular Partnership Programme:UNTPP)の枠組みで実施される重機操作訓練のためインドネシアに派遣される教官団の代表者から出国挨拶を受けました。
UNTPPは、国連、要員派遣国、支援国の三者が互いに協力し、訓練等の提供を通し、将来PKOに派遣される要員の能力向上を図る枠組みです。防衛省・自衛隊はこれまでアジア及びアフリカにおいて延べ300名の陸上自衛官を派遣してきました。今回、インドネシア平和安全保障センターに陸上自衛官24名を派遣し、インドネシア及び周辺国の工兵要員に対し重機操作を教育します -
日米最先任等会同について
6月4日(火)~5日(水)の間、甲斐統幕最先任は、仙台・松島地区において、キャロウェイ在日米軍最先任と日米最先任等会同を共催しました。日本から陸海空自衛隊最先任等、米軍から日本駐在の各軍種、インド太平洋軍 及び在韓米軍の最先任等が参加し、共同統合作戦の理解を深めるとともに、東日本大震災でのトモダチ作戦の記憶を共有し、相互運用性の確保が重要であるとの認識で一致しました。
自衛隊には指揮官等を准曹士隊員が直接補佐する制度があります(統幕:統幕最先任制度、陸自:上級曹長制度、海自:先任伍長制度、空自:准曹士先任制度)。統幕最先任とは、統合運用に関わる准曹士の最高の助言者として准曹士の意見を直接届ける等、統幕長の職務を直接補佐するとともに、各国軍隊のカウンターパートと相互交流を通じ相互理解を促進させる等、准曹士隊員の代表として活躍しています。
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NATO国防大学上級課程学生に対する統幕長ブリーフィングの実施について
6月5日、吉田統合幕僚長は、NATO国防大学上級課程学生に対するブリーフィングを実施しました。吉田統合幕僚長は冒頭で、NATO国防大学による初めての日本への国外研修派遣を歓迎するとともに、基本的価値や戦略的利益を共有する「信頼できる必然のパートナー」であるNATOの重要性を強調しました。ブリーフィングでは、グローバル及びインド太平洋地域における安全保障環境について説明し、今後上級幹部として欧州大西洋地域の平和と繁栄に貢献するNATO国防大学上級課程学生の更なる活躍に期待を寄せました。
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シャングリラ会合における日米豪比参謀総長級会談について
5月31日、南雲統合幕僚副長は、シャングリラ会合に参加するため訪問したシンガポールで、パパロ米インド太平洋軍司令官、キャンベル豪国防軍司令官及びブラウナー比国軍参謀総長との間で、日米豪比参謀総長級会談に参加しました。
日米豪比という4か国の連携は、インド太平洋地域において、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持する中核の1つであり、非常に重要なものです。本年4月には、日米豪比防衛相共同プレス声明で述べられたとおり、4か国による海上協同活動が行われるなど、既に各種協力が進展しており、本会談も5月3日に行われた前回の会談から間を置かずに開催されました。
本会談においては、更なる連携強化のための具体的方向性について意見交換がなされ、四者は、南シナ海を始めとするインド太平洋地域における安全保障上の 課題について認識を共有し、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
統幕は今後とも、「自由で開かれたインド太平洋」実現のため、同盟国・同志国間も含めた多国間での協力を推進し、望ましい安全保障環境の創出を図ってまいります。 -
米インド太平洋軍司令官パパロ大将訪日
日米同盟は、インド太平洋地域の平和と安定のため更なる進化を遂げていきます。
5月29日、 吉田統合幕僚長は、今月就任した米インド太平洋軍司令官パパロ海軍大将と就任後2回目となる対面の会談を実施しました。
吉田統幕長は前司令官であるアクイリノ大将とは、これまで概ねひと月に1度顔を合わせるほどの頻度で会談しており、本年2月の日米共同統合演習(キーン・エッジ24)での実施等を通じて、日米同盟のシームレスな連携を強化してきました。また、5月3日にハワイで行われたインド太平洋軍司令官交代式には吉田統幕長も出席し、パパロ司令官と初会談を行いました。その際、パパロ司令官からは「初めての海外訪問先として日本を選択する」との発言があり、今回の会談が実現しました。会談では吉田統幕長から、パパロ司令官の訪日を歓迎する旨を述べ、これに対しパパロ司令官から、勤務経験のある日本に再び帰ってきたことを嬉しく思う旨が述べられました。またパパロ司令官は、インド太平洋地域の平和と安定にとって日米同盟が非常に重要であり、同地域における日本のリーダーシップを称えました。両者は、同盟における指揮統制の枠組みの深化や今後の戦略的な連携等について具体的な意見交換を行い、日米連携を一層強化する方向で一致しました。 -
日仏幕僚協議の開催について
5月27日から28日の間、フランスのパリにおいて、統合幕僚監部は、フランス統合参謀本部との間で対面での日仏幕僚協議を行いました。
フランスは、欧州やアフリカのみならず、世界に影響力を持つ大国であるとともに、インド洋及び太平洋島嶼部に領土を保有し、インド太平洋地域に常続的な軍事プレゼンスを有する唯一のEU加盟国であり、我が国と歴史的にも深い関係を持つ特別なパートナーの1つです。今回協議を行ったフランス統合参謀本部は、フランス軍の統合部隊運用を担っている組織であり、自衛隊の統合運用を担っている統幕にとって、重要なカウンターパートです。同じ「インド太平洋国家」・「海洋国家」として利益を共有している日本にとって、フランスとの軍事面での協力は「自由で開かれたインド太平洋」の実現につながる、非常に重要なものです。
2022年11月以来となった今回の幕僚協議において、両者はまず最初に両国の戦略環境認識や防衛政策等を共有して相互の理解を促進するとともに、全ての軍種における部隊間交流が活発に行われていることを歓迎しました。その後、実務者レベルでの連携を更に強化し、相互運用性を向上させることが、インド太平洋地域における力による一方的な現状変更の試みに対する抑止につながるとの認識で一致しました。最後に両者は、今回の議論を基に、さらなる協力の推進に期待を寄せました。統幕は今後とも、「自由で開かれたインド太平洋」実現のため、より一層の防衛協力・交流の推進を通じて、日仏間の連携を強化してまいります。
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NATO変革連合軍副司令官の統幕副長表敬について
日NATO間の防衛協力関係が、また一歩前進しました。
5月24日、 南雲統合幕僚副長 は、バディア・NATO変革連合軍副司令官の表敬を受けました。
NATO変革連合軍は、NATOの変革事業を主導・統括・支援する役割を担っている統連合軍であり、自衛隊の統合運用を担っている統幕にとって、重要なカウンターパートです。
統幕とNATO変革連合軍は、昨年7月の日NATO国別適合パートナーシップ計画(ITPP:Individually Tailored Partnership Programme)の合意からも明らかなように、新時代の挑戦に対応すべく、両関係を新たな高みへと引き上げる努力をしてきました。
そのような中、本年1月のNATO参謀総長等会議以来2回目となった今回の対面懇談において、両者はまず最初に欧州大西洋地域とインド太平洋地域の安全保障は不可分であるとの認識を共有しました。
その後、国際的なルール形成やインド太平洋地域における安全保障への関与について、日NATO間の連携をさらに強化していくことで一致するとともに、中長期的な防衛力整備等について、具体的な意見交換を行いました。
最後に両者は、日本とNATOが強固な絆で結ばれていることを確認し、さらなる協力の推進に期待を寄せました。
統幕は今後とも、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に対応するため、より一層の防衛交流の推進を通じて、日NATOの連携を強化してまいります。 -
日米関係の更なる深化・進化
5月23日、吉田統合幕僚長は、横須賀基地においてケイチャー米海軍第7艦隊司令官と懇談を行いました。ケイチャー司令官からの、太平洋地域へ再び勤務できることへの喜び、日米同盟強化への決意表明に対し、吉田統幕長は日ごろからの緊密な連携・協力に感謝の意を述べました。また両者は、インド太平洋地域の情勢および昨今の日米共同訓練の深化・進化について意見交換し、多層的な協力関係強化の重要性について認識を共有しました。
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スクレンカ米インド太平洋軍副司令官への感謝状贈呈について
5月10日、吉田統幕長は、統合幕僚監部と米インド太平洋軍司令部の連携強化に関わる取組みへの功績をたたえ、米インド太平洋軍副司令官スクレンカ海兵隊中将に感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。
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ホワイティング米宇宙コマンド司令官との会談について
4月24日、吉田統合幕僚長は、 就任して初の訪日となるホワイティング米宇宙コマンド司令官と会談を行いました。両者は、昨今の宇宙分野における情勢認識を共有し、SDA(宇宙領域把握)や任務保証といった内容を含む宇宙領域での日米連携及び多国間協力を高める取組を推進することで一致しました。
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アクイリノ米インド太平洋軍司令官との会談について
4月22日、吉田統合幕僚長は、アクイリノ米インド太平洋軍司令官と会談を行いました。会談では、日本の防衛への貢献と日米同盟の強化などの功績によりアクイリノ司令官に旭日大綬章が送られたことに対し、吉田統幕長は祝意を表明するとともに、「共に日米同盟をかつてない高みへと導くことができたことを光栄に思う。」と述べました。また、両者は日米首脳会談の成果を踏まえ、日米の抑止力・対処力の更なる強化の方向性について議論しました。
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ケイラー米太平洋艦隊司令官との会談について
4月15日、吉田統合幕僚長は、ケイラー米太平洋艦隊司令官の着任後、初となる表敬を受けました。両者は、自衛隊と米太平洋艦隊の連携が着実に進展していることを確認するとともに、我が国の防衛及びインド太平洋地域の平和と安定のため、さらに緊密に連携していくことで一致しました。
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日英幕僚協議の開催について
4月10日から11日の間、統合幕僚監部は、英国戦略コマンド司令部との間で、11年ぶりとなる対面での日英幕僚協議を開催し、両国間の戦略環境認識・防衛政策等を共有して相互認識を促進するとともに、日英実務者間においても連携を強化していくことで一致しました。
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ロディス・英国戦略コマンド司令部戦略部長との会談について
4月11日、吉田統合幕僚長は、ロディス・英国戦略コマンド司令部戦略部長の表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、「11年ぶりとなる日英幕僚協議の対面開催を歓迎するとともに、日英防衛協力・交流の一層の発展を強く期待する」と表明しました。
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在京ザンビア共和国大使館付国防武官シノンド准将との会談について
3月29日、吉田統合幕僚長は、在京ザンビア共和国大使館付国防武官シノンド准将より、着任に伴う表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、着任武官に対し、歓迎の意と日ザンビア関係強化への尽力に対する期待を伝えました。
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インド太平洋軍司令部法務部長フラット海軍大佐への感謝状贈呈について
3月28日、南雲統合幕僚副長は、統合幕僚監部とインド太平洋軍司令部の連携強化に関わる取組みへの功績をたたえ、離任するインド太平洋軍司令部法務部長フラット海軍大佐に感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。
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シュトラック=ツィマーマン・ドイツ連邦議会国防委員長との会談について
3月27日、吉田統合幕僚長は、シュトラック=ツィマーマン・ドイツ連邦議会国防委員長による表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であるという認識のもと、日独防衛協力を一層深化させていきたい旨を伝えました。
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へレム・エストニア国防軍司令官の公式招待について
3月26日、吉田統合幕僚長は、へレム・エストニア国防軍司令官を公式招待し会談を実施しました。両者は「欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であり、基本的価値を共有するパートナーとして、日・NATOの枠組みを含めた日・エストニア防衛協力を一層推進していく」旨を再確認しました。
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マーティン・シェップ赤十字国際委員会(ICRC)事業局長との会談について
3月15日、田中総括官は、マーティン・シェップ赤十字国際委員会(ICRC)事業局長と意見交換を行い、自衛隊に対する国際人道法に関する助言や、セミナーへの自衛官の招へいなど、平素からの支援に対して謝意を表すとともに、ICRCと防衛省自衛隊の更なる協力の促進について認識を共有しました。
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デラマサ・チリ海軍司令官との会談について
3月14日、南雲統合幕僚副長は、デラマサ・チリ海軍司令官による表敬を受けました。南雲統合幕長副長は、2月にチリ国内で発生した森林火災による被害について心からのお見舞いを伝えるとともに、海上自衛隊とチリ海軍との間での更なる連携強化に対する期待を表しました。
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IISS事務局長兼最高経営責任者との会談について
3月5日、南雲統合幕僚副長は、ギーグリッヒ・IISS事務局長兼最高経営責任者による表敬を受けました。南雲統合幕僚副長は、IISS(国際問題戦略研究所:ロンドンを拠点とする民間シンクタンク)によるシャングリラ・ダイアローグをはじめとする国際会議開催への謝意を伝えるとともに、インド太平洋地域の安全保障環境について認識を共有しました。
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在日米軍司令部J3部長オグロスキー大佐への感謝状贈呈について
統合幕僚副長 南雲空将は、2月28日、統合幕僚監部において、在日米軍司令部J3部長オグロスキー大佐に対し、同大佐が日米同盟の強化に果した功績をたたえ、感謝状を贈呈しました。
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NATO欧州連合軍最高司令官の来省について
2月27日、南雲統合幕僚副長は、カヴォリ・NATO欧州連合軍最高司令官と会談を実施しました。両者は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であり、日NATOの更なる関係強化を図ることで一致しました。
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シンガポール軍統合参謀本部との統合幕僚協議について
2月21日から22日にかけて、統合幕僚監部は、シンガポール軍統合参謀本部との間で、日シンガポール統合幕僚協議を開催し、ルールに基づく国際秩序の維持に向け、情勢認識を共有したほか、統合に係る日シンガポール防衛協力の方向性について実務者レベルで議論しました。
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在京ペルー共和国大使館付国防武官アミコ海軍大佐との会談について
2月20日、南雲統合幕僚副長は、離任する在京ペルー共和国大使館付国防武官アミコ海軍大佐の表敬を受けました。南雲統合幕僚副長は、離任武官の日ペルー防衛協力・交流への貢献に対する感謝と労いを伝えました。
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キャップ・ストーン研修者の統合幕僚監部訪問について
2月16日、 キャップ・ストーン研修者が統合幕僚監部を訪問しました。約20名の米軍将官とのディスカッションを通じ、我が国周辺及びインド太平洋地域の厳しい安全保障環境の認識を共有し、日米同盟強化の取り組みについて意見を交わしました。「キャップストーン」とは、新たに昇任した各軍種の将官を対象とした米軍の教育課程の一つです。米側参加者は、インド太平洋地域の各種指揮官としての勤務が見積もられており、将来に渡る日米関係の強化を図ることができました。
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ビアマン海兵隊中将との会談について
1月17日、吉田統幕長は、第3海兵機動展開部隊(ⅢMEF)司令官の職を離任するビアマン海兵隊中将の表敬を受けました。懇談では、ビアマン司令官に、日本の防衛への貢献と日米同盟の強化などの功績により旭日重光章が送られることに対し、統幕長から祝意が述べられました。
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フネイティ・ヨルダン統合参謀本部議長との会談について
1月14日から15日にかけて、ヨルダン・ハシェミット王国を訪問中の南雲統合幕僚副長は、フネイティ・ヨルダン統合参謀本部議長との会談を実施し、イスラエル情勢悪化に伴う在外邦人輸送に対する支援への謝意を伝えました。
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ブラウン米統合参謀本部議長とのVTC会談について
1月11日、吉田統合幕僚長は、ブラウン米統合参謀本部議長とVTC会談を行いました。会談では、ブラウン米統合参謀本部議長から、能登半島地震に対するお悔やみのお言葉がありました。また、インド太平洋地域における安全保障環境について認識を共有するとともに、日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、防衛協力を一層拡大・深化させていくことで一致しました。
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コヴァル・ウクライナ国防大学校長との会談について
1月10日、吉田統合幕僚長は、コヴァル・ウクライナ国防大学校長による表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、自衛隊が今後も国際社会と連携しながら、ウクライナを可能な限り支援していくことが重要であるとの考えを伝えました。
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バウアー・NATO軍事委員長とのVTC会談について
1月10日、吉田統合幕僚長は、バウアー・NATO軍事委員長とVTCを行いました。両者は、今月ベルギーで開催予定のNATO参謀総長等会議に向けて、双方の関心事項を共有しました。
2023年
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ブラウナー・フィリピン国軍参謀総長とのVTC会談について
12月21日、吉田統幕長は、ブラウナー・フィリピン国軍参謀総長とVTCを行い、南シナ海を巡る問題に対する認識を共有しました。緊張を高めるいかなる行為にも強く反対する立場を強調するとともに、日比間で緊密に連携し、自由で開かれたインド太平洋の維持・強化を図ることで一致しました。
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米輸送軍のヴァン オヴォスト司令官との会談について
12月18日、 米輸送軍のヴァン オヴォスト司令官が来訪し、統幕長への表敬及び懇談を行いました。懇談では戦略環境認識を共有するとともに後方運用面における日米間の連携強化や協力の方向性について意見を交わしました。
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フン・マネット・カンボジア王国首相(元陸軍司令官)への表敬について
12月16日、吉田統合幕僚長は、日ASEAN特別首脳会議参加のため訪日中のフン・マネット・カンボジア王国首相(元陸軍司令官)への表敬を行いました。吉田統合幕僚長は、同氏の首相就任に対する祝意を伝えるとともに、日カンボジア防衛協力の更なる発展の重要性を強調しました。
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スチュアート・豪陸軍本部長との会談について
12月14日、吉田統合幕僚長は、スチュアート・豪陸軍本部長による表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、日豪陸軍種間での連携強化に努め、共に地域の平和と安定に寄与することへの期待を強調しました。
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チョーハン・インド国防参謀長との会談ついて
12月13日、吉田統合幕僚長は、チョーハン・インド国防参謀長を公式招待し、会談を実施しました。同参謀長の公式招待は初めてです。両者は、日印防衛協力・交流の飛躍的な発展を歓迎するとともに、多角的・多層的な取組みを一層強化していくことで一致しました。
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ウッディーズ・英野戦軍司令官との会談ついて
12月12日、吉田統合幕僚長は、ウッディーズ・英野戦軍司令官による表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、日英陸軍種間での連携強化に努め、共に地域の平和と安定に寄与することへの期待を強調しました。
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NATO代表部各国大使との会談ついて
12月11日、吉田統合幕僚長は、8か国のNATO代表部大使による表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であり、日NATOの相互理解と防衛協力を一層促進したい旨強調しました。
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日米豪比幕僚協議について
11月28日から12月1日にかけて、統合幕僚監部は、米インド太平洋軍司令部、豪統合作戦司令部、比共和国軍司令部との間で、日米豪、日米比、日比統合幕僚協議、また初となる日米豪比幕僚協議を開催し、法の支配に基づく国際秩序の維持に向けて、実務レベルで協議しました。
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米豪比幕僚との会談ついて
11月29日、吉田統合幕僚長は、バージェロン・米インド太平洋軍司令部J5部長、キッチャー・豪統合作戦司令部副本部長、コルドバ・フィリピン共和国軍統合計画副部長の表敬を受けました。初の日米豪比統合幕僚協議の開催を歓迎するとともに、日米豪比4か国間の防衛協力の重要性を強調しました。
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インド太平洋参謀総長等オンライン会議への参加について
11月29日、吉田統合幕僚長は、米インド太平洋軍が主催するインド太平洋参謀総長等オンライン会議に参加しました。会議では、20か国の参謀総長等がインド太平洋地域の安全保障上の課題について議論しました。吉田統幕長は、「法の支配」や多国間連携の重要性について強調しました。
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ヒエン・ベトナム人民軍防空・空軍司令官との会談について
11月29日、吉田統合幕僚長は、ヒエン・ベトナム人民軍防空・空軍司令官の表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、空軍種における日越防衛協力・交流の更なる進展に対する期待を強調しました。
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在京武官団長ドラギスヴィッチ陸軍大佐との会談について
11月21日、吉田統合幕僚長は、在京武官団長に着任した在京ニュージーランド大使館付国防武官ドラギスヴィッチ陸軍大佐の表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、着任武官団長に対する歓迎の意を伝達し、各国の駐在武官との連携を通じた防衛協力・交流強化を一層推進したい旨を強調しました。
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ウィール・NATO事務総長補(新規安全保障課題担当)との会談について
11月14日、吉田統合幕僚長は、ウィール・NATO事務総長補(新規安全保障課題担当)の表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であり、ウィール氏が主管するサイバー防衛等の分野においても、日NATO防衛協力を一層推進したい旨強調しました。
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ブラウン米統合参謀本部議長との会談について
11月10日、 米軍制服組のトップであるブラウン米統合参謀本部議長が、就任後初めて日本に来訪し、吉田統合幕僚長との会談及び意見交換を行いました。会談及び意見交換では、世界におけるインド太平洋地域の重要性と安全保障環境の認識を共有するとともに、我が国の防衛及び地域の平和と安定のため、日米同盟の抑止力・対処力をより一層強化していくことで一致しました。
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ドイツ連邦軍戦力基盤軍総監との会談について
11月6日、シェルアイス・ドイツ連邦軍戦力基盤軍総監が訪日し、吉田統合幕僚長への表敬、南雲統合幕僚副長との懇談等を通じ、日独防衛協力の方向性について認識を共有するとともに、栁首席後方補給官との間で実務的な協議を実施しました。
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在京トルコ大使館付国防武官との会談について
11月2日、吉田統合幕僚長は、在京トルコ大使館付国防武官を離任するゾールオール大佐及び新たに着任するテュルクカン大佐の表敬を受けました。吉田統合幕僚長は、離任武官に対する謝意と着任武官に対する期待を表明しました。
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在日米軍司令部指揮統制通信サイバー部長テイラー海軍大佐への感謝状及び防衛協力章の贈呈について
10月27日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部と在日米軍司令部の連携強化に関わる取組みへの功績をたたえ、離任する在日米軍司令部指揮統制通信サイバー部長テイラー海軍大佐に感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。そして、新しく着任するオスカー海軍大佐に歓迎の意を伝えました。
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コヴィントンNATO欧州作戦連合軍最高司令部(SHAPE)戦略・国際問題補佐官との会談等について
10月24日から25日にかけて、コヴィントンNATO欧州作戦連合軍最高司令部(SHAPE)戦略・国際問題補佐官が防衛省を訪問し、吉田統合幕僚長への表敬、田中総括官との懇談、実務者との意見交換等を通じ、日NATO間の相互理解と信頼醸成の促進を図りました。
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ヘレビェア・デンマーク軍統合作戦部長との会談について
10月23日、ヘレビェア・デンマーク軍統合作戦部長は、訪日の機会を捉え、吉田統合幕僚長に表敬するとともに、南川防衛計画部長との間で実務者交流を行い、戦略環境認識や日デンマーク防衛協力・交流の方向性等について認識を共有しました。
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ラプスレイ・NATO事務総長補との会談について
10月20日、吉田統合幕僚長は、ラプスレイ・NATO事務総長補の表敬を受けました。吉田統幕長は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であり、日NATO防衛協力を一層推進していきたい旨強調しました。
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クオン・ベトナム人民軍総参謀長との会談について
10月11日、吉田統幕長は、クオン・ベトナム人民軍総参謀長を公式招待しました。吉田統幕長は、日越外交関係樹立50周年の節目における訪日を心から歓迎するとともに、クオン総参謀長との間で、日越防衛協力・交流を一層緊密かつ強固なものとしていくことで一致しました。
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ジョージ・駐日インド特命全権大使との会談について
10月3日、吉田統幕長は、ジョージ・駐日インド特命全権大使による表敬を受けました。吉田統幕長は、大使による、日印防衛協力強化への貢献に対する謝意を伝えました。
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イグルム・駐日ノルウェー次期大使との会談について
10月2日、吉田統幕長は、イグルム・駐日ノルウェー次期大使による表敬を受けました。吉田統幕長は、次期大使を歓迎するとともに、日ノルウェー関係強化への貢献に対する期待を伝えました。
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米インド太平洋軍司令官とのジョイント・シニア・リーダーズ・セミナー(J-SLS)
吉田統幕長は、令和5年9月28日(木)及び29日(金)、東京において、米インド太平洋軍司令官ジョン・アクイリノ海軍大将とジョイント・シニア・リーダーズ・セミナー(J-SLS)を実施しました。
J-SLSでは、日米の指揮官クラス及び関係者間において、インド太平洋地域における安全保障環境について認識を共有するとともに、地域の平和と安定のため、日米が共同で取り組む事項や、日米協力の深化等、多岐にわたる議論を行いました。
引き続き、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、強固な日米同盟を維持して参ります。 -
ブショール・在北京スイス大使館付国防武官との会談について
9月27日、吉田統幕長は、日本を兼轄するブショール・在北京スイス大使館付国防武官による表敬を受けました。吉田統幕長は、ブショール国防武官の着任を歓迎するとともに、日スイス関係強化への尽力に対する期待を伝えました。
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ソルツマン米宇宙軍作戦部長との会談について
9月25日、吉田統合幕僚長は、ソルツマン米宇宙軍作戦部長と会談を行いました。両者は、宇宙空間の利用が死活的に重要であるとの認識を共有し、日米同盟の現代化のため宇宙領域における日米協力を推進することで一致しました。
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ポーランド共和国公式訪問について
9月19日から21日の間、吉田統幕長は、ポーランド共和国を公式訪問しました。吉田統幕長は、ブワシュチャク副首相兼国防大臣に表敬したほか、アンジェイチャク参謀総長と会談し、今後の日ポーランド防衛協力・交流の方向性について議論しました。
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ギルモア・ニュージーランド統合軍司令官との会談について
9月20日、南雲統幕副長は、ギルモア・ニュージーランド統合軍司令官による表敬を受けました。南雲統幕副長は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、日ニュージーランド防衛協力・交流を一層深化していきたい旨強調しました。
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エストニア共和国公式訪問について
9月14日から16日の間、吉田統幕長は、エストニア共和国を公式訪問しました。吉田統幕長は、ザルム国防次官に表敬したほか、へレム国防軍司令官と会談し、今後の日エストニア防衛協力・交流の方向性について議論しました。
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日印統合幕僚協議の開催について
9月11日から12日の間、統合幕僚監部は、インド統合国防参謀本部との間で、初となる日印統合幕僚協議を開催し、日印の統合に係るインターオペラビリティを向上させるとともに、今後の日印防衛協力・交流の方向性を導出しました。
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在京モンゴル大使館付国防武官トゥムルホヤグ大佐との会談について
9月12日、吉田統幕長は、在京モンゴル大使館付国防武官トゥムルホヤグ大佐から、着任に伴う表敬を受けました。吉田統幕長は、着任武官に対し、歓迎の意と日モンゴル関係強化への尽力に対する期待を伝えました。
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スミス米海兵隊副総司令官との会談について
9月11日、吉田統合幕僚長は、スミス米海兵隊副総司令官と会談を行いました。会談では、インド太平洋地域における安全保障環境について認識を共有するとともに、日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、防衛協力を一層拡大・深化させていくことで一致しました。
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日印幕僚協議代表との会談について
9月11日、吉田統幕長は、ボーラ・インド統合国防参謀本部国際交流担当部長の表敬を受けました。吉田統幕長は、初となる日印統合幕僚協議の開催を歓迎するとともに、日印防衛協力・交流の一層の発展への強い期待を表明しました。
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在京豪州大使館付国防武官ウィルキンソン大佐との会談について
9月8日、吉田統幕長は、在京豪州大使館付国防武官ウィルキンソン大佐から、着任に伴う表敬を受けました。吉田統幕長は、着任武官に対し、歓迎の意と日豪防衛協力のさらなる深化への尽力に対する期待を伝えました。
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米戦略軍のコットン司令官との会談について
9月4日、 米戦略軍のコットン司令官が来訪し、統幕長への表敬及び関係者とのディスカッションを行いました。参加者は米戦略軍が我が国に提供する拡大抑止の信頼性を確認するとともに、日米同盟強化の取り組みについて意見を交わしました。
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ホッケンハル英戦略コマンド司令官との会談について
8月29日、吉田統幕長は、ホッケンハル英戦略コマンド司令官と会談を行いました。両者は、統幕と英戦略コマンドとの新たな関係構築のため、それぞれの組織・機能について相互理解を深めるとともに、今後の協力の方向性等について議論しました。
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在京イタリア大使館付国防武官離着任者との会談について
8月25日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部とイタリア軍の連携強化に関わる各種取組みに対する功績をたたえ、在京イタリア大使館付国防武官アニャレッリ海軍大佐に対し、感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。そして、新しく着任するアントニアッツィ海軍大佐に対しては歓迎の意を伝えました。
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ラダキン英国防参謀総長とのVTC会談について
8月23日、吉田統幕長は、ラダキン英国防参謀総長から、7月に発表された英国の国防文書(DCP)についてVTCにて説明を受けました。吉田統幕長は、同文書が日本との協力を重視していることを歓迎するとともに、日英防衛協力の具体的な取組みを一層推進していく旨強調しました。
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太平洋安全保障会議への参加について
8月23日、吉田統幕長は、パラオにおいて実施された太平洋安全保障会議にオンライン参加し、南太平洋の各国軍長等に対し、同地域における安全保障への自衛隊のコミットメントを示しました。
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日米豪参謀総長級会談について
8月16日、フィジー訪問中の吉田統幕長は、アクイリノ米太平洋軍司令官及びキャンベル豪国防軍司令官と日米豪参謀長級会談を実施しました。3者は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、今後の日米豪防衛協力の方向性について議論しました。
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フィリピン国軍参謀総長との会談について
8月16日、インド太平洋参謀総長等会議に参加中の吉田統幕長は、ブラウナー・フィリピン国軍参謀総長と会談を行いました。吉田統幕長は、本年7月に就任したブラウナー参謀総長に祝意を伝えるとともに、今後二国間、多国間での防衛協力・交流を一層推進していくことで一致しました。
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NATO軍事委員長との会談について
8月16日、インド太平洋参謀総長等会議に参加中の吉田統幕長は、バウアー・NATO軍事委員長と会談を行いました。両者は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分であるとした上で、新たな日・NATO国別適合バートナーシップに基づき、日NATO防衛協力・交流を一層推進していくことを確認しました。
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オーストラリア国防軍司令官との会談について
8月16日、インド太平洋参謀総長等会議に参加中の吉田統幕長は、キャンベル・オーストラリア国防軍司令官と会談を行いました。吉田統幕長は、「タリスマン・セイバー23」における豪軍ヘリコプターの事故に心からのお見舞いを伝えるとともに、両国のインド太平洋地域における特別な戦略的パートナーシップの強化を、改めて確認しました。
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モンゴル軍参謀総長との会談について
8月15日、フィジーにおいてインド太平洋参謀総長等会議に参加している吉田統幕長は、ガンビャンバ・モンゴル軍参謀総長と会談を行いました。両者は、最近の空軍種間における交流の進展を歓迎するとともに、今後の日モンゴル防衛協力・交流についての認識を共有しました。
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ニュージーランド国軍司令官との会談について
8月15日、フィジーにおいてインド太平洋参謀総長等会議に参加している吉田統幕長は、ショート・ニュージーランド国軍司令官と会談を行いました。両者は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、機会を捉えて二国間による共同訓練の実施を追求していくことで一致しました。
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ブルネイ国軍司令官との会談について
8月15日、フィジーにおいてインド太平洋参謀総長等会議に参加している吉田統幕長は、ハスザイミ・ブルネイ国軍司令官と会談を行いました。吉田統幕長は、「自由で開かれたインド太平洋」及び「インド太平洋に関するASEANアウトルック」の実現のため、日ブルネイ防衛協力・交流についての認識を共有しました。
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フランス統合参謀本部作戦部長との会談について
8月15日、フィジーにおいてインド太平洋参謀長等会議に参加している吉田統幕長は、ヴォージュール・フランス統合参謀本部作戦部長と会談を行いました。吉田統幕長は、在ニジェール共和国邦人の退避におけるフランス政府の支援に謝意を表するとともに、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分である旨強調し、今後の日仏防衛協力・交流の方向性についての認識を共有しました。
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トンガ王国軍参謀総長との会談について
8月15日、フィジーにおいてインド太平洋参謀総長等会議に参加している吉田統幕長は、フィエラケパ卿・トンガ王国軍参謀総長と会談を行いました。吉田統幕長は、昨年1月にトンガ王国にて発生した火山噴火による被害について、改めて心からのお見舞いを伝えるとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、日トンガ防衛協力・交流についての認識を共有しました。
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フィジー国軍司令官との会談について
8月15日、フィジーにおいてインド太平洋参謀総長等会議に参加している吉田統幕長は、カロニワイ・フィジー国軍司令官と会談を行いました。吉田統幕長は、フィジーによるインド太平洋参謀総長等会議のホストに対する謝意を伝えるとともに、「自由で開かれたインド太平洋」 の実現のため、日フィジー防衛協力・交流についての認識を共有しました。
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日米比参謀総長級会談について
8月14日、フィジー訪問中の吉田統幕長は、アクイリノ米太平洋軍司令官及びブラウナー比参謀総長と日米比参謀長級会談を実施しました。3者は、インド太平洋地域の課題について認識を共有し、自由で開かれたインド太平洋の実現のため、日米比防衛協力を推進することで一致しました。
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在日米軍最先任上級曹長ウェンデル J.スナイダー空軍上級曹長への感謝状及び防衛協力章の贈呈について
8月10日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部と在日米軍司令部の連携強化に関わる各種取組みに対する功績をたたえ、在日米軍最先任上級曹長ウェンデル J.スナイダー空軍上級曹長に対し、感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。
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在京ドイツ大使館付国防武官キーゼヴェッター陸軍大佐への感謝状及び防衛協力章の贈呈について
8月7日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部とドイツ連邦軍の連携強化に関わる取組みへの功績をたたえ、離任する在京ドイツ大使館付国防武官キーゼヴェッター陸軍大佐に感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。そして、新しく着任するペルジケ空軍大佐に対しては歓迎の意を伝えました。
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在京イスラエル大使館付国防武官との会談について
7月28日、吉田統幕長は、在京イスラエル大使館付国防武官を離任するヨシュア氏及び新しく着任するバヴリ氏の表敬を受けました。吉田統幕長は、離任武官に対する謝意と着任武官に対する歓迎の意を伝えました。
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在京豪州大使館付国防武官への感謝状贈呈及び防衛協力章の贈呈について
7月27日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部と豪州国防軍の連携強化に関わる各種取組みに対する功績をたたえ、在京豪州大使館付国防武官ソニア・C・ハロラン空軍大佐に対し、感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。
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在京ポーランド大使館付国防武官への感謝状贈呈及び防衛協力章の贈呈について
7月27日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部とポーランド軍の連携強化に関わる取組みへの功績をたたえ、離任する在京ポーランド大使館付国防武官カリシュチャク陸軍大佐に感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。そして、新しく着任するレムコフスキ空軍大佐に対しては歓迎の意を伝えました。
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国際問題戦略研究所(IISS)理事長との会談について
7月26日、吉田統幕長は、エモット国際問題戦略研究所(IISS)理事長による表敬を受けました。吉田統幕長は、IISSのシャングリラ・ダイアローグをはじめとする国際会議開催への謝意を伝えるとともに、インド太平洋地域の安全保障環境について認識を共有しました。
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在京フィンランド大使館付国防武官への感謝状及び防衛協力章の贈呈について
7月26日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部とフィンランド軍の連携強化に関わる取組みへの功績をたたえ、離任する在京フィンランド大使館付国防武官タルヴァイネン陸軍大佐に感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。そして、新しく着任するエンストロム海軍大佐に対しては歓迎の意を伝えました。
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ドイツ陸軍総監との会談について
7月25日、吉田統幕長は、マイス・ドイツ陸軍総監の表敬を受けました。吉田統幕長は、ドイツとの間で、グローバルな安全保障上の課題のみならず、欧州及びインド太平洋地域の課題に相互に関与を強化していきたい旨強調しました。
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在日米軍司令部第1部長への感謝状及び防衛協力章の贈呈について
7月21日、南雲統合幕僚副長は、統合幕僚監部と在日米軍司令部の連携強化に関わる取組みへの功績をたたえ、離任する在日米軍司令部第1部長ガードナー陸軍大佐に感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。そして、新しく着任するグレーブス陸軍大佐に対しては歓迎の意を伝えました。
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カレ国連活動支援担当事務次長との会談について
7月21日、南雲統合幕僚副長は、カレ国連活動支援担当事務次長とUNTPP(国連三角パートナーシップ・プログラム)をめぐる最新の情勢や課題について意見交換を実施しました。防衛省・自衛隊はこれまでのPKO活動で培われた経験や強みを生かし、積極的に貢献していきます。
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日豪幕僚協議及び会談について
7月19日から20日の間、統合幕僚監部において日豪幕僚協議が開催されました。同協議では、今後の日豪防衛協力の方向性について実務的な観点から議論され、日豪が多角的・多層的に協力を強化していくことで一致しました。
7月20日、南雲統幕副長は、キッチャー豪統合作戦司令部副本部長の表敬を受けました。南雲統幕副長は、キッチャー少将の日豪防衛協力への多大なる尽力に対する謝意を伝えました。 -
ミリー米統合参謀本部議長との会談について
吉田統合幕僚長は、ミリー米統合参謀本部議長と会談を行いました。会談では、日本の防衛への貢献と日米同盟の強化などの功績によりミリー統参議長に旭日大綬章が送られたことに対し、吉田統幕長が祝意を述べました。また、両者は、日米同盟の更なる強化のため取り組みについて議論しました。
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米太平洋艦隊司令官パパロ大将との会談について
吉田統合幕僚長は、ハワイにおいて米太平洋艦隊司令官パパロ大将と会談しました。両者は、自衛隊と米海軍の連携が着実に進展していることを確認するとともに、我が国の防衛及びインド太平洋地域の平和と安定のため、さらに緊密に連携していくことで一致しました。
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ラカメラ国連軍兼米韓連合軍兼在韓米軍司令官との会談について
吉田統合幕僚長は、ラカメラ国連軍兼米韓連合軍兼在韓米軍司令官とハワイにおいて会談を行いました。会談では、北朝鮮による相次ぐミサイル発射を含む朝鮮半島の安全保障環境について認識を共有し、日米韓連携の重要性を再確認しました。
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米インド太平洋軍司令部への訪問について
吉田統合幕僚長は、米インド太平洋軍司令部を訪問し、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官と会談しました。会談では、厳しさを増すインド太平洋の安全保障環境について認識を共有するとともに、日米同盟の更なる強化のため、自衛隊とインド太平洋軍が緊密に連携していくことで一致しました。
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日米韓参謀総長級会議への参加について
吉田統合幕僚長は、ハワイにおいて日米韓参謀総長級会議に参加しました。会議では、北朝鮮による地域を不安定化させる活動を含む安全保障上の課題について認識を共有し、地域の平和・安定及び自由で開かれたインド太平洋の実現のため、日米韓3か国で協力を進めていくことで一致しました。
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在京インドネシア大使館付国防武官との会談について
7月10日、吉田統幕長は、在京インドネシア大使館付国防武官を離任するアンディ大佐及び新しく着任するアズワン准将の表敬を受けました。吉田統幕長は、離任武官に対する謝意と着任武官に対する歓迎の意を伝えました。
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在京モンゴル大使館付国防武官との会談について
7月6日、吉田統幕長は、在京モンゴル大使館付国防武官エンフバト大佐から離任に伴う表敬を受けました。吉田統幕長は、日モンゴル防衛協力・交流への貢献に対する謝辞を伝達しました。
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UNTPP出国挨拶について
7月3日、国連野外衛生救護補助員コースの教官としてウガンダに派遣される田中2等陸佐が、南雲統幕副長へ出国挨拶を行いました。当訓練は国連三角パートナーシップ・プログラム(UNTPP)における医療分野の教育訓練です。防衛省・自衛隊は今後も国連PKOの衛生能力の強化に貢献していきます。
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在日米国武官離着任者との会談について
6月28日、吉田統幕長は、駐日米国防武官の職を離任するフレッド・スミス海軍大佐及び着任するダニエル・フィリオン海軍大佐の表敬を受けました。懇談では、離任武官に対する労いと着任武官に対する歓迎の意を伝えました。
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ビュルカール仏軍統合参謀総長とのVTC会談について
6月23日、吉田統幕長は、ビュルカール仏軍統合参謀総長とテレビ会談を行いました。吉田統幕長は、フランスとの間で、グローバルな安全保障上の課題のみならず、欧州及びインド太平洋地域の課題に相互に関与を強化していきたい旨強調しました。
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米海軍第7艦隊司令官トーマス中将との会談について
6月23日、吉田統幕長は、米海軍第7艦隊司令官トーマス中将の表敬を受けました。日本の防衛及び日米防衛協力の推進などの功績により、トーマス中将に旭日重光章が送られたことに対し、吉田統幕長から祝意が述べられました。
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オランダ国防大学研修団への講義について
6月19日、吉田統幕長は、訪日中のオランダ国防大学研修団に対し講義を行いました。吉田統幕長は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化していくため、日オランダ防衛協力を一層深化させていくことを強調しました。
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在日米軍司令部第5部長マーティン陸軍大佐への感謝状贈呈について
6月15日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部と在日米軍司令部の連携強化に関わる各種取組みに対する功績をたたえ、在日米軍司令部第5部長クリストファー・S・マーティン陸軍大佐に対し、感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。
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在日米陸軍司令官ヴァウル少将との会談について
6月13日、吉田統幕長は、在日米陸軍司令官ヴァウル少将の表敬を受けました。日本の防衛及び地域の平和と安定に対する功績により、ヴァウル少将に旭日重光章が送られたことに対し、吉田統幕長から祝意が述べられました。
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シドニー大学米国研究センター長グリーン博士との会談について
6月12日、吉田統幕長はシドニー大学米国研究センター長グリーン博士と懇談しました。両者は、日米・日豪・日米豪の防衛協力及びインド太平洋地域情勢について意見交換し、現下の情勢における3か国関係の重要性を再確認しました。
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ヨンソン・スウェーデン国防大臣との会談について
6月7日、 吉田統幕長は、来日中のヨンソン・スウェーデン国防大臣と懇談しました。吉田統幕長からは、欧州とインド太平洋の安全保障は密接不可分であり、日スウェーデン防衛協力・交流を一層深化していきたい旨強調しました。
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エア・カナダ軍参謀総長との会談について
6月6日、吉田統幕長 は、エア・カナダ軍参謀総長との会談を実施しました。両者は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、地域の平和と安定を確保していくため、日カナダ防衛協力をより実効的に推進していくことで一致しました。
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統合幕監部最先任交代行事について
本日、統合幕僚監部最先任の交代行事が実施されました。第6代最先任の関3尉は、離任にあたり、統合運用態勢の更なる強化、諸外国の下士官との強固な信頼関係の構築等に尽力した功績に対し、吉田統幕長から、敬意と感謝の意を伝えられました。
関3尉の後任として、甲斐准尉が第7代統合幕僚監部最先任に着任しました。吉田統幕長は、甲斐准尉に対し、関3尉が築き上げた財産を大いに発展させ、世界一の准曹士を目指して、存分にリーダーシップを発揮してほしいと伝えました。 -
日米バイ会談について
6月4日、吉田統幕長は、シャングリラ会合参加の機会を捉え、シンガポールにおいて、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官と会談を行いました。両者は、我が国及び地域の平和と安定に向け、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、緊密に連携していくことを再確認しました。
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日蘭バイ会談について
6月4日、吉田統幕長は、シャングリラ会合参加の機会を捉え、シンガポールにおいて、エイヘルセイム・オランダ国防軍参謀総長と会談を行いました。吉田統幕長は、ルールに基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化していくため、日オランダ防衛協力・交流を一層促進していきたい旨強調しました。
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日独バイ会談について
6月4日、吉田統幕長は、シャングリラ会合参加の機会を捉え、シンガポールにおいて、ブロイアー・ドイツ連邦軍総監と会談を行いました。吉田統幕長は、欧州及びインド太平洋地域の課題に相互に関与を強化し、日ドイツ防衛協力・交流を一層促進していきたい旨強調しました。
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日NATOバイ会談について
6月4日、吉田統幕長は、シャングリラ会合参加の機会を捉え、シンガポールにおいて、バウアー・NATO軍事委員長と会談を行いました。吉田統幕長は、飛躍的に進展している日NATO防衛協力・交流を一層実効的なものとし、日NATO関係の強化に努めたい旨強調しました。
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日星バイ会談について
6月2日、吉田統幕長は、シャングリラ会合参加の機会を捉え、シンガポールにおいて、ベン・シンガポール国軍司令官と会談を行いました。吉田統幕長は、インド太平洋地域の平和と安定のため、日シンガポール防衛協力・交流を一層推進していきたい旨強調しました。
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日米豪3者会談について
6月2日、吉田統幕長は、シャングリラ会合参加の機会を捉え、シンガポールにおいて、キャンベル豪国防軍司令官及びアクイリーノ米インド太平洋軍司令官と会談を実施しました。会談では、インド太平洋地域が国際安全保障の焦点であるという認識を共有し、地域の平和と安定に向け、日米豪の連携を一層強化することで一致しました。
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日米比3者会談について
6月2日、吉田統幕長は、シャングリラ会合参加の機会を捉え、シンガポールにおいて、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官及びセンティーノ比参謀総長と会談を実施しました。会談では、インド太平洋地域における課題について認識を共有するとともに、同課題に対応するための日米比防衛協力の重要性について再確認しました。
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ギュンゲン駐日トルコ特命全権大使との会談について
5月30日、吉田統幕長は、ギュンゲン駐日トルコ特命全権大使の表敬を受けました。吉田統幕長は、歴史的な友好関係にある両国間の防衛協力・交流の更なる発展への期待を表明しました。
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UNTPP出国挨拶について
5月26日、吉田統幕長は、国連三角パートナーシップ・プログラム(United Nations Triangular Partnership Programme: UNTPP)の枠組みで実施される重機操作訓練のためインドネシアに派遣される教官団の代表者から出国挨拶を受けました。
UNTPPは、国連、要員派遣国、支援国の三者が互いに協力し、訓練等の提供を通し、将来PKOに派遣される要員の能力向上を図る枠組みです。今回、インドネシア平和安全保障センターに陸上自衛官24名を派遣し、インドネシア及び周辺国の工兵要員に対し重機操作を教育します。 -
在京武官団長アニャレッリ・イタリア海軍大佐との会談について
5月26日、吉田統幕長は、在京武官団長のアニャレッリ・イタリア海軍大佐の表敬を受けました。吉田統幕長は、我が国が防衛協力・交流を推進していく上での在京武官団の重要性を強調するとともに、同武官団長の献身的な尽力に対する謝意を表明しました。
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在日米軍司令部第4部部長メリッサ・D・チェスナット海兵隊大佐への感謝状贈呈について
5月23日、吉田統合幕僚長は、統合幕僚監部と在日米軍司令部の連携強化に関わる各種取組みに対する功績をたたえ、在日米軍司令部第4部部長メリッサ・D・チェスナット海兵隊大佐に対し、感謝状及び防衛協力章を贈呈しました。
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統合幕僚長による米戦略軍への訪問について
5月15日、吉田統合幕僚長は、米戦略軍を訪問して、コットン司令官USSTRATCOMと会談を行い、米戦略軍が我が国に提供する拡大抑止の信頼性を確認しました。その上で、両者は引き続き連携していくことで一致しました。
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バーガー米海兵隊総司令官との会談について
5月15日、南雲統合幕僚副長は、バーガー米海兵隊総司令官と会談を行いました。会談では、インド太平洋地域における安全保障環境について認識を共有するとともに、日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、防衛協力を一層拡大・深化させていくことで一致しました。
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統合幕僚長による米サイバー軍への訪問について
5月12日、吉田統合幕僚長は、米サイバー軍を訪問し、ナカソネ司令官と会談しました。両者は、サイバー領域の利用及びサイバー安全保障の重要性について認識を共有するとともに協力を推進することで一致しました。
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統合幕僚長による米宇宙軍への訪問について
5月11日、吉田統合幕僚長は、米宇宙軍を訪問し、ディキンソン司令官と会談しました。両者は、同盟の現代化のために宇宙空間の利用が死活的に重要であるとの認識を共有し、宇宙領域における日米協力を推進することで一致しました。
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ラカメラ国連軍兼米韓連合軍兼在韓米軍司令官との会談について
5月11日、南雲統合幕僚副長は、ラカメラ国連軍兼米韓連合軍兼在韓米軍司令官と会談を行いました。会談では、北朝鮮による相次ぐミサイル発射を含む朝鮮半島の安全保障環境について認識を共有し、日米韓連携の重要性を再確認しました。
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米陸軍参謀総長マッコンビル大将との会談について
5月8日、吉田統幕長は米陸軍参謀総長マッコンビル大将の表敬を受けました。旭日大綬章を受章されたマッコンビル大将へ吉田統幕長から祝意を述べるとともに、自衛隊と米陸軍の連携強化に多大な貢献をしてきたことへの感謝と敬意を伝えました。また両者は、今後も日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、防衛協力を一層拡大・深化させていくことで一致しました。
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日米比VTC会談について
4月28日、吉田統幕長は、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官及びセンティーノ比国軍参謀総長とテレビ通話による日米比ハイレベル懇談を行いました。3者は、インド太平洋地域の平和と安定及びFOIPの実現のため、日米比3か国間の連携を一層促進させていくことで一致しました。
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在日ザンビア大使館付国防武官パシ空軍准将との会談について
4月28日、吉田統幕長は、在日ザンビア大使館付国防武官パシ空軍准将から、離任前の表敬を受けました。吉田統幕長は、日ザンビア防衛協力・交流への貢献に対する謝辞を伝達しました。
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バングラデシュ軍務局首席参謀ワカル陸軍中将との会談について
4月27日、吉田統幕長は、バングラデシュ軍務局首席参謀ワカル陸軍中将の表敬を受けました。両者は、両国関係の「戦略的パートナーシップ」への格上げ及び防衛協力・交流覚書への署名を受け、防衛協力・交流を一層推進することで一致しました。
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ディエラNATO国際軍事幕僚部国際安全保障局長との会談について
4月25日、吉田統幕長は、ディエラNATO国際軍事幕僚部国際安全保障局長(イタリア陸軍中将)の表敬を受けました。吉田統幕長は、飛躍的に進展している日NATO防衛協力・交流をより実効的なものとすべく、尽力していく旨強調しました。
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フネイティ・ヨルダン統合参謀議長とのVTC会談について
4月25日、吉田統幕長は、フネイティ・ヨルダン統合参謀議長とテレビ会談を行いました。両者は、昨年末の在外邦人等保護措置に係る訓練における協力をはじめとして、両国の防衛協力・交流が着実に進展しているとした上で、こうした協力を更に進展させることで一致しました。
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チョーハン印国防参謀長とのVTC会談について
4月25日、吉田統幕長は、チョーハン印国防参謀長とテレビ会談を行いました。両者は、近年の日印防衛協力・交流の飛躍的な発展を歓迎するとともに、二国間及び多国間の協力・交流を更に深化させていくことで一致しました。
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ロペス・デル・ポソ・スペイン国防省国防政策担当局長との会談について
4月25日、吉田統幕長は、訪日中のロペス・デル・ポソ・スペイン国防省国防政策担当局長(陸軍中将)の表敬を受けました。両者は、今回の訪日を契機とし、日スペイン防衛協力・交流を一層進展させていくことで一致しました。
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ボン・ピセン・カンボジア国軍司令官とのVTC会談について
4月21日、吉田統幕長は、ボン・ピセン・カンボジア国軍司令官とテレビ会談を行いました。両者は、国連PKOや能力構築支援など様々な分野において着実に進展してきた日カンボジア防衛協力・交流を、地域と国際社会の平和と安定に向け、引き続き強化していくことで一致しました。
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米太平洋陸軍司令官フリン大将との会談について
21日(金)、吉田統幕長は、米太平洋陸軍司令官フリン大将の表敬を受けました。両者は、自衛隊と米陸軍の連携が着実に進展していることを確認するとともに、我が国の安全保障の基軸である日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、防衛協力を一層拡大・深化させていくことで一致しました。
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米太平洋艦隊司令官パパロ大将との会談について
4月20日、 吉田統合幕僚長は、米太平洋艦隊司令官パパロ大将の表敬を受けました。両者は、自衛隊と米海軍の連携が着実に進展していることを確認するとともに、我が国の防衛及びインド太平洋地域の平和と安定のため、さらに緊密に連携していくことで一致しました。
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キャンベル豪州国防軍司令官とのVTC会談について
4月19日、吉田統幕長は、キャンベル豪州国防軍司令官とテレビ会談を行いました。両者は、日豪防衛協力・交流の実効性を更に向上させ、これをインド太平洋地域の平和と安定の中核とすべく尽力していくことで一致しました。
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バウアーNATO軍事委員長とのVTC会談について
4月18日、吉田統幕長は、バウアーNATO軍事委員長とテレビ会談を行いました。両者は、日本とNATOが、国際的なルール形成やインド太平洋地域における安全保障への関与に関して連携を強化していくことで一致しました。
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米太平洋空軍司令官ウィルスバック大将との会談について
18日、吉田統合幕僚長は、米太平洋空軍司令官ウィルスバック大将の表敬を受けました。両者は、自衛隊と米太平洋空軍の連携が着実に進展していることを確認するとともに、日本の防衛及びインド太平洋地域の平和と安定のため、さらに緊密に連携していくことで一致しました。
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エア・カナダ参謀総長とのVTC会談について
4月18日、吉田統幕長は、エア・カナダ参謀総長とテレビ会談を行いました。両者は、インド太平洋地域におけるカナダ軍との連携は、地域の平和と安全に大いに寄与するものであると認識を共有し、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、日カナダ防衛協力・交流を一層強化していくことで一致しました。
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エイヘルセイム・オランダ国防軍参謀総長の公式招待について
4月17日、吉田統幕長は、エイヘルセイム・オランダ国防軍参謀総長を公式招待し、対面での会談を実施しました。両者は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、地域の平和と安定を確保していくため、日オランダ防衛協力・交流を一層推進していくことで一致しました。
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ラダキン英国防参謀総長とのVTC会談について
4月14日、 吉田統幕長 は、ラダキン英国防参謀総長とテレビ会談を行いました。両者は、かつてなく緊密かつ強固なものとなっている日英防衛協力をさらに発展させ、ルールに基づく国際秩序を共に維持・強化していくことで一致しました。
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ユド・インドネシア国軍司令官とのVTC会談について
4月14日、吉田統幕長は、ユド・インドネシア国軍司令官とテレビ会談を行いました。両者は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取組を含め、地域・国際社会の諸課題について一層連携していくことで一致しました。
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ラップ在日米軍司令官との会談について
4月14日、統幕長は、ラップ在日米軍司令官と会談を行いました。両者は、現在の厳しい安全保障環境についての認識を共有するとともに、緊密かつ隙のない日米連携及び日米同盟の抑止力・対処力を強化するための取組みを促進していくことで一致しました。
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センティーノ・フィリピン国軍参謀総長とのVTC会談について
4月13日、吉田統幕長は、センティーノ・フィリピン国軍参謀総長とテレビ会談を行いました。両者は、地域及び国際社会の諸課題に対する連携や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力等を一層強化させていくことで一致しました。
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クオン・ベトナム人民軍総参謀長とのVTC会談について
4月12日、吉田統幕長は、クオン・ベトナム人民軍総参謀長とテレビ会談を行いました。両者は、今や「新たな段階」に入っている日ベトナム防衛協力・交流を、地域と国際社会の平和と安定に向け、引き続き強化していくことで一致しました。
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アンジェイチャク・ポーランド参謀総長とのVTC会談について
4月12日、吉田統幕長は、アンジェイチャク・ポーランド参謀総長とテレビ会談を行いました。両者は、戦略環境認識や両国の防衛協力・交流について意見交換を実施し、自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
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コットン米戦略軍司令官とのVTC会談について
4月7日、吉田統幕長は、コットン米戦略軍司令官とテレビ会談を行いました。両者は、インド太平洋地域の厳しい安全保障環境について認識を共有しました。また、米戦略軍が我が国に提供する拡大抑止が揺るぎないことを改めて確認し、日米同盟の抑止力・対処力を更に強化するために、より一層連携していくことで一致しました。
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アクイリーノ米インド太平洋軍司令官とのVTC会談について
30日に就任した吉田統幕長は、本日、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官とテレビ会談を行いました。両者は、我が国及び地域の平和と安定に向けて、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて緊密に連携していくことで一致しました。
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ミリー統合参謀本部議長とのVTC会談について
本日就任した吉田統幕長は、就任直後に米カウンターパートであるミリー統合参謀本部議長とテレビ会談を行いました。両者は、引き続き緊密かつ隙の無い連携により日米同盟の抑止力・対処力を強化することを確認し、ルールに基づく国際秩序を維持するため日米防衛協力を一層強化することで一致しました。
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統合幕僚長の日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式への参加について
3月25日、山崎統幕長は硫黄島において実施された日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式に参加して、英霊に尊崇の念を示すとともに、日米の友好と恒久平和を祈念しました。
また、本式典参加に併せて米海兵隊総司令官はじめ米軍関係者と懇談し、日米が過去の戦争を乗り越え、現在では日米同盟が地域の平和と安定の基軸となっていることを確認しました。
自衛隊は、引き続き日米同盟の抑止力・対処力を強化するため米軍と緊密に連携していきます。 -
統合幕僚長のザ・リージョン・オブ・メリット・ディグリー・オブ・コマンダー拝受について
山崎統幕長は、駐日米国大使公邸において、勲章「ザ・リージョン・オブ・メリット・ディグリー・オブ・コマンダー」を拝受しました。
これは、日米同盟の抑止力・対処力を強化してきたことが大きく評価されたものです。
自衛隊は、本受賞を名誉とし、米軍との更なる連携強化に努めます。 -
日EU海賊対処共同訓練に係る取決署名式について
統合幕僚長 山崎幸二陸将は、令和5年3月15日(水)、来日したEUアタランタ作戦司令官との間で、日EU海賊対処共同訓練に係る取決の署名式を実施するとともに、今後の日EU防衛協力・交流について議論しました。
両者は、日EU海賊対処共同訓練に係る取決が署名に至ったことを歓迎しました。
その上で、両者は、今般署名した取決の下、新たに明確化された共同訓練の実施要領や調整窓口等を通じ、今後とも海賊対処共同訓練を一層推進していくことで一致しました。
また、ソマリア沖アデン湾の平和と安定のみならず、欧州やインド太平洋での平和と安定に貢献できるよう、日EU防衛協力・交流をさらに進展させていくことを確認しました。➤2023年03月15日公表 日EU海賊対処共同訓練に係る取決署名式について(PDF)
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統合幕僚長によるライシナ・ダイアローグ2023への参加結果について
3月4日、インドを訪問した統幕長は、ライシナ・ダイアローグ2023において、米英印加の参謀総長等とともにパネル・ディスカッションに参加し、国際社会が直面する安全保障におけるグローバルな課題について意見交換を行いました。
統幕長は、3月4日、訪問地のデリーにおいて、キャンベル豪国防軍司令官と会談を行いました。
会談では、インド太平洋地域の厳しい安全保障環境について認識を共有し、昨年10月に署名された安全保障協力に関する日豪共同宣言に基づき、日豪関係の更なる発展に向け引き続き協力していくことを確認しました。統幕長は、3月3日、訪問地のデリーにおいて、チョーハン印国防参謀長と会談しました。
会談では、情勢認識について共有するとともに、自由で開かれたインド太平洋実現のため、自衛隊とインド軍の関係を更に深化させることで一致しました。統幕長は、3月3日、訪問地のデリーにおいて、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官と会談を行いました。
会談では、インド太平洋地域の厳しい安全保障環境について認識を共有し、日米同盟の抑止力・対処力の更なる強化及びFOIPの推進のため一層連携していくことで一致しました。統幕長は、3月3日、訪問地のデリーにおいて、キー英国第一海軍卿兼海軍参謀長と会談を行いました。
両者は、本年1月に署名された日英部隊間協力円滑化協定を踏まえ、日英両国の防衛協力・交流を今後一層推進させていくことで一致しました。➤2023年03月06日公表 統合幕僚長によるライシナ・ダイアローグ2023への参加結果について(PDF)
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統合幕僚長によるドイツ連邦共和国への公式訪問について
統幕長は、3月1日から2日の間、ドイツ連邦共和国を公式訪問し、ツォルン連邦軍総監と会談しました。
会談では、統幕長から、昨年の独空軍機の訪日に代表される独軍のインド太平洋地域への継続した展開への歓迎の意及び引き続きの関与への期待を述べました。
また、ウクライナ情勢・東アジア情勢についての認識を共有し、法と秩序に基づく社会を守るため、日ドイツをはじめとする同志国の協力が不可欠であることを確認しました。
自衛隊は、インド太平洋地域の安全保障を確保するうえで重要なパートナーであるドイツとの防衛協力・交流を一層強化し、同地域の平和と安定に貢献していきます。➤2023年03月03日公表 統合幕僚長のポーランド共和国及びドイツ連邦共和国公式訪問について(PDF)
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統合幕僚長によるポーランド共和国への公式訪問について
統幕長は、2月26日から28日の間、ポーランド共和国を公式訪問し、ブワシュチャク国防大臣に表敬したほか、アンジェイチャク参謀総長と会談しました。会談では、日ポーランドの防衛協力・交流をより一層強化することで一致しました。
また、ウクライナ情勢・東アジア情勢についての認識を共有し、法と秩序に基づく社会を守るため、日ポーランドをはじめ同志国の協力が不可欠であることを確認しました。➤2023年03月03日公表 統合幕僚長のポーランド共和国及びドイツ連邦共和国公式訪問について(PDF)
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統合幕僚長の在日米軍指揮官等会議の参加について
2月24日、統幕長は、在日米軍主催の在日米軍指揮官等会議に参加し、在日米軍司令官兼第5空軍司令官、ⅢMEF司令官、在日米陸軍司令官、在日米海軍司令官等主要指揮官と日米の戦略文書について認識を共有しました。
その上で、日米参加者は我が国の安全保障の基軸である日米同盟の抑止力・対処力を強化するための方策について意見交換を行いました。 -
統合幕僚長によるジブチ共和国への公式訪問について
ジブチ共和国を訪問中の山崎統幕長は、ザッカリア・ジブチ国軍参謀総長との会談を行い、自衛隊拠点に対するジブチ軍の理解と支援に対する謝意を表明するとともに、日ジブチ防衛協力・交流を一層促進させていくことを確認しました。
ザッカリア国軍参謀総長及び大塚海夫駐ジブチ特命全権大使 同国訪問の間、山崎統幕長は、ゲレ大統領、アブドゥルカデル首相及びユフス外務大臣に表敬し、自衛隊拠点に対するジブチ政府の理解と支援に対する謝意を伝達しました。この際、同拠点の長期的・安定的活用の意義及び重要性について改めて強調した上で、引き続き理解と支援についても働きかけ、了解を得ました。
また、山崎統幕長は、現地自衛隊拠点を視察し、派遣中の海賊対処部隊の現状を把握するとともに、厳しい環境下で任務に従事している隊員を激励しました。
➤2023年02月22日公表 統合幕僚長によるヨルダン・ハシェミット王国及びジブチ共和国への公式訪問について(PDF)
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統合幕僚長によるヨルダン・ハシェミット王国への公式訪問について
ヨルダン・ハシェミット王国を訪問中の山崎統幕長は、フネイティ・ヨルダン統合参謀議長との会談を行い、ウクライナ情勢やインド太平洋地域の情勢等について認識を共有するとともに、今後の日ヨルダン防衛協力・交流について率直な意見交換を行いました。
同会談では、山崎統幕長から、昨年末に策定された我が国の防衛3文書について概要を説明し理解を得ました。その上で、両者は、日ヨルダン防衛協力・交流を加速化させていくことで一致しました。同国訪問の間、アブドッラー2世ヨルダン国王陛下への謁見のほか、ハサーウネ首相兼国防大臣及びサファディ外務大臣を表敬し、日ヨルダン防衛協力・交流の発展を強調するとともに、その重要性について理解を得ました。
➤2023年02月22日公表 統合幕僚長によるヨルダン・ハシェミット王国及びジブチ共和国への公式訪問について(PDF)
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統合幕僚長の米国訪問について
1月13日、ワシントンを訪問中の山崎統合幕僚長は、バーガー海兵隊総司令官と会談を行いました。
両者は戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境について認識を共有した上で、日本の防衛力の抜本的強化を踏まえた、統合レベルでの自衛隊と米海兵隊の防衛協力を拡大・深化することで一致しました。1月13日、ワシントンを訪問中の山崎統合幕僚長は、マッコンビル陸軍参謀総長と会談を行いました。
両者は、日米同盟が我が国の安全保障の基軸であるとの認識を共有し、日本の防衛力の抜本的強化を踏まえ様々な分野において自衛隊と米陸軍の防衛協力を拡大・深化させていくことで一致しました。1月12日、ワシントンを訪問中の山崎統合幕僚長は、ブラウン空軍参謀総長と会談を行いました。
両者は北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射をはじめとする地域の平和と安定を脅かす課題について認識を共有し、それら課題に対応するために自衛隊と米空軍の連携を強化していくことで一致しました。1月12日、ワシントンを訪問中の山崎統合幕僚長は、ミリー米統合参謀本部議長と会談を行いました。
会談では、統幕長から先月策定された国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画について説明しました。
その上で両者は、我が国の安全保障の基軸である日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、日本の防衛力の抜本的強化を踏まえ、防衛協力を一層拡大・深化させていくことで一致しました。➤2023年01月17日公表 統合幕僚長の米国訪問について(PDF)
2022年
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統合幕僚長によるカナダ訪問について
21日、カナダを訪問中の山崎統合幕僚長は、カナダ戦争博物館を訪問し、自国のみならず世界の平和と安定のために尊い犠牲を捧げられた方々に深い敬意と哀悼の意を表し献花を行いました。
山崎統合幕僚長は法の支配に基づく国際秩序の維持に向けて、カナダ軍との連携を一層強化していく決意を新たにしました。21日、山崎統合幕僚長はカナダ軍参謀本部を訪問し、儀仗隊による栄誉礼を受けました。
日本とカナダは、ともにインド太平洋国家であり、基本的価値を共有する戦略的パートナーとして、これまで着実に防衛協力・交流を深化させました。
引き続き、自由で開かれたインド太平洋というビジョンを踏まえ、カナダ軍との連携を強化し、法の支配に基づく国際秩序の維持に寄与して参ります。21日、山崎統合幕僚長はエア・カナダ軍参謀総長と会談し、グローバルな安全保障環境について認識を共有しました。
また、力による一方的な現状変更の試みは、断じて許されてはならず、国際社会が団結して対応する課題であることで一致しました。
さらに、両者は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、自衛隊とカナダ軍の防衛協力・交流をより一層深化させていくことで一致しました。 -
統合幕僚長による日米韓参謀総長級会議への参加について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、令和4年10月21日(金)(現地時間10月20日(木))、ペンタゴン(ワシントンD.C.)において、米統合参謀本部議長ミリー陸軍大将及び韓国合同参謀本部議長キム陸軍大将とともに日米韓参謀総長級会議に参加しました。
本会議には、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官、ラカメラ国連軍司令官/米韓連合軍司令官/在韓米軍司令官も同席しました。
本会議において3者は、北朝鮮による地域を不安定化させる最近のミサイル発射や核開発計画を含む地域の安全保障上の課題及び朝鮮半島非核化のための取組みの継続について議論しました。また、ミリー大将は、我が国及び韓国防衛に対する米国の揺るぎないコミットメントについて再確認しました。
3者は、朝鮮半島と地域の安全保障を強化していくためには、2国間、3か国間及び多国間の有効な安全保障協力及び調整が不可欠であることを強調しました。
日米同盟及び米韓同盟、そして日米韓3か国の安全保障協力は、地域の平和と安定を維持し、「自由で開かれたインド太平洋」を実現するために必要不可欠です。 -
統合幕僚長による米国訪問について
20日、山崎統合幕僚長は、ワシントンを訪問し、ミリー米統合参謀本部議長と会談を行いました。
会談において、両者は厳しさを増す安全保障環境について認識を共有しました。
また、地域の平和と安定を守り、FOIPを推進するため、日米同盟の抑止力・対処力の強化に向け、より一層連携していくことで一致しました。20日、山崎統合幕僚長は、米国防総省を訪問しました。
日米は、強固な日米同盟の下、多岐に渡る分野で協力関係を強化・拡大させており、今では両国の歴史上かつてないほど強固で深いパートナーシップを構築しています。
引き続き、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持に向けて、日米の連携を強化していきます。19日、山崎統合幕僚長は、アーリントン国立墓地を訪問し、献花を行いました。
アーリントン国立墓地は、40万人近い戦死者らが眠る場所です。
山崎統合幕僚長は、米国のみならず世界の平和と安定のために尊い犠牲を捧げられた方々に深い敬意と哀悼の意を表すとともに、自由で開かれた国際秩序の維持に向けて、日米同盟をより一層強化していく決意を新たにしました。19日、ワシントン訪問中の山崎統合幕僚長は、ギルディ米海軍作戦本部長と会談を行いました。
両者は厳しさを増す安全保障環境について認識を共有しました。
また、自由で開かれた海洋秩序の重要性を確認し、日米同盟の抑止力・対処力の強化について、より一層協力を深化させていくことで一致しました。18日、山崎統合幕僚長は、米戦略軍を訪問し、リチャード司令官と会談しました。
両者は、インド太平洋地域の厳しい安全保障環境について認識を共有しました。
また、米戦略軍が我が国に提供する拡大抑止が揺るぎないことを確認し、日米同盟の抑止力・対処力の更なる強化について、より一層連携していくことで一致しました。17日、山崎統合幕僚長は、米宇宙軍を訪問し、ディキンソン司令官と会談しました。
両者は、現在の厳しい安全保障環境に対応するための宇宙領域の重要性について認識を共有しました。
その上で、日米同盟の抑止力・対処力強化のため、宇宙領域での協力をより一層推進することで一致しました。 -
統合幕僚長による米国(グアム及びハワイ)訪問について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、令和4年9月21日(水)及び22日(水)、ハワイにおいてインド太平洋軍司令官アクイリーノ海軍大将とジョイント・シニア・リーダーズ・セミナー(J-SLS)を実施しました。
J-SLSでは、アクイリーノ海軍大将と、インド太平洋地域における安全保障環境について認識を共有するとともに、地域の平和と安定の確保のために将来の日米防衛協力の方向性及び日米が共同で取り組む事項等、多岐にわたる議論を行いました。
今後も引き続き、日米が強固な同盟に基づき、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取組をより一層、推進していくことを再確認しました。山崎統幕長は、9月19日にアクイリーノ米インド太平洋軍司令官とパールハーバーのアリゾナ記念館において、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊しました。
山崎統幕長とアクイリーノ司令官は献花を行い、追悼の意を表しました。9月19日、グアムを訪問中の山崎統幕長は、マリアナ統合軍司令部、アンダーセン空軍基地、グアム海軍基地及びキャンプ・ブラズを視察し、インド太平洋地域における米軍の態勢に係る理解を深めました。
9月18日、山崎統幕長は南太平洋戦没者慰霊公苑を訪問しました。
同地を管理する青木グアム日本人会会長に挨拶するとともに、太平洋地域において散華した英霊に対し献花を行い、深い敬意と哀悼の意を表明しました。 -
ガダルカナルの戦い80周年慰霊式典参加について
8月7日、山崎統合幕僚長はソロモン諸島を訪問し、ガダルカナルの戦い80周年の慰霊式典に参加しました。本式典では、当時の戦争に関係した日米豪NZの代表が集い、英霊に尊崇の念を示し、平和への思いを新たにするとともに過去の戦争を乗り越え、現在では信頼と友好の強固な関係を構築したことを確認しました。統合幕僚監部は今後もFOIP実現のため、引き続き各国と緊密に連携していきます。
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統合幕僚長による豪州出張、インド太平洋参謀総長等会議及び南太平洋参謀総長等会議への参加結果について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、令和4年7月25日(月)から28日(木)の間、インド太平洋軍及び豪州国防軍が共催するインド太平洋参謀総長等会議、また同会議に連接して豪州国防軍が主催する南太平洋参謀総長等会議に参加しました。
インド太平洋参謀総長等会議では、「インド太平洋地域におけるルールに基づく秩序の促進」をテーマとして、域内の幅広い安全保障上の課題について意見交換が行われました。山崎統幕長からは、同会議内のウクライナ情勢に関するセッションにおいて、「欧州とインド太平洋地域の安全保障環境は不可分であり、ルールに基づく国際秩序の維持は世界共通の課題である。」と指摘し、ウクライナ侵略のような力による一方的な現状変更をインド太平洋地域で生起させないよう域内各国が強固に連帯する重要性について述べました。
また、南太平洋参謀総長等会議に、統幕長として初めてオブザーバー参加し、海洋秩序の維持や気候変動による影響といった域内の幅広い安全保障上の課題について意見交換しました。山崎統幕長から、多国間HA/DR訓練等を通じた連携の強化や知見の共有等の平時からの取組の重要性について発言するとともに、自衛隊として南太平洋地域の安全保障環境の安定化に域内各国の特性に応じつつ貢献していきたい旨を発言しました。
このほか、キャンベル豪国防軍司令官、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官、ラダキン英国防参謀長、ショートNZ国防軍司令官等との二国間会談を実施しました。会談では、厳しさを増すインド太平洋地域の情勢に関して認識を共有するとともに、多角的・多層的な安全保障協力を戦略的に推進する観点から意見交換を行いました。28日、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官と会談を行いました。会談では、東アジアの厳しい安全保障環境について認識を共有し、抑止力・対処力の強化にむけた日米同盟の更なる強化について意見交換を行いました。
27日、ラダキン英国防参謀総長と会談を行いました。会談においては、ウクライナ情勢を含む安全保障環境全般について意見交換し、欧州とアジアの安全保障は不可分であるとの認識の下、地域の平和と安定のため日本と英国がより一層緊密に連携する重要性について確認しました。
また、共同訓練や防衛装備・技術協力といった幅広い分野における両国間の防衛協力・交流の取組をより一層深化させていくことで一致しました。27日、ショート ニュージーランド国防軍司令官と会談を行いました。会談において、山崎統幕長からトンガ王国への国際緊急援助活動での自衛隊とニュージーランド軍の連携をはじめ、共同訓練や人的交流等、自衛隊とニュージーランド軍の関係が深化していることについて歓迎の意を表しました。
また、昨今の南太平洋地域の情勢に関しても意見交換を実施し、FOIPの実現のため日ニュージーランド間の連携をより一層緊密にしていく重要性について確認しました。26日、キャンベル豪州国防軍司令官と会談しました。今回の会談は、4月の訪印、5月のNATO参謀長会議、6月の訪星時の会談に引き続き今年に入って4回目になります。会談では、インド太平洋地域の安全保障の礎である日豪間の連携・協力を一層深化させていくことで一致しました。
また、インド太平洋地域における情勢認識等について意見交換し、力による一方的な現状変更の試みは、断じて許されない共通の課題であり、国際社会の平和と安定及びFOIPの実現のため、特別な戦略的パートナーの関係にある日豪間の連携を強化することで一致しました。26日、バウアーNATO軍事委員長と会談を行いました。本会談は、5月の参謀長会議、6月の公式訪日時の会談に続くものであり、双方は本会談が日NATO間の連携の急速な進展を示すものとして高く評価しました。
また、ウクライナ情勢について意見交換し、欧州、インド太平洋、そして世界の平和と安定のため日NATOがより一層緊密に連携していく重要性について確認しました。26日、アンディカ尼国軍司令官と会談を行いました。会談では、共に海洋国家である両国が、地域の平和と繁栄を支える自由で開かれた海洋秩序を維持し、FOIPを実現するため、日尼間の防衛協力・交流を一層進展させる重要性について確認しました。
26日、センティーノ比国軍参謀総長と会談を行いました。会談で両者は、ハイレベル交流や各軍種間交流、共同訓練、また警戒管制レーダーの輸出といった防衛装備移転・技術協力などの様々な分野における両国間の協力が進展していることを歓迎しました。
また、両者はインド太平洋地域における情勢認識を中心に幅広く意見交換し、地域の平和と安定及びFOIPの実現のため、米国を含めた多国間による連携を一層促進させていくことで一致しました。26日、モンゴル国のガンゾリグ参謀総長と会談を行いました。会議では、本年で国交50周年を迎える両国の協力が2021年に締結された「日モンゴル防衛協力・交流覚書」に基づき着実に進展していることを歓迎するとともに、ウクライナやインド太平洋地域を含む情報認識等について幅広く意見交換しました。その上で、同じインド太平洋地域に所在する国として地域の平和と安定に貢献するため、PKO分野等における協力及び連携を一層進めていくことを確認しました。
インド太平洋参謀長等会議に参加の際、山崎統幕長は カロニワイ フィジー国軍司令官と会談を行いました。会談において、山崎統幕長から本年1月にトンガ王国で発生した火山噴火に伴う国際緊急援助活動に際し、様々な支援を頂いたことに対する謝意を伝えました。
また、双方はトンガ王国の支援において自衛隊とフィジー軍が良好に連携できたことを高く評価しました。同じ海洋国家である日本とフィジーの防衛協力・交流の一層の発展及びFOIPの実現に向けて引き続き両国が協力していくことを確認しました。インド太平洋参謀長等会議に参加の際、山崎統幕長は フィエラケバ卿 トンガ王国軍参謀総長と会談を行いました。会談において、山崎統幕長から本年1月にトンガ王国にて発生した火山噴火による被害について、改めて心からのお見舞いを伝えました
また、双方は、同じ海洋国家である日本とトンガ王国の防衛協力・交流の一層の発展及びFOIPの実現に向けて引き続き両国が協力していくことを確認しました。26日及び27日、豪国防軍及び米インド太平洋軍が共催するインド太平洋参謀総長等会議に参加しました。会議では、28カ国の参謀総長等がインド太平洋地域の情勢及び安全保障上の課題について意見交換し、諸課題に対処するための多国間連携を推進する重要性を確認しました。
また、山崎統幕長は、同会議内のウクライナ情勢に関するセッションにおいて、「ウクライナの問題は明日のインド太平洋地域かもしれない」と発言し、力による一方的な現状変更の試みは断固として認めないという強い決意を内外に示していく重要性について述べました。25日、豪国防軍が主催する南太平洋参謀総長等会議にオブザーバーとして参加いたしました。本会議への参加は豪国防軍からの招待であり、統幕長の参加は初めてとなります。
会議においては、南太平洋に位置する豪州、チリ、フィジー、フランス、ニュージーランド、パプアニューギニア及びトンガ王国の7か国の参謀総長等が、同地域の安全保障上の課題について意見交換を実施しました。
本会議への参加を通じて、地理的に広大な南太平洋地域の平和と安定のため多国間の枠組みによる連携をより一層深化させていく重要性を認識しました。 -
統合幕僚長による「アジア安全保障会議(シャングリラ会合)」への参加及びシンガポール訪問について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、令和4年6月10日から6月12日までの間、シンガポールで開催された多国間会議「シャングリラ会合」に参加しました。本会議では、「米国のインド太平洋戦略の次段階」及び「多極化する地域における地政学的競合への対処」をテーマとしたセッションに参加したほか、比国軍副参謀総長レイエス海軍中将、仏統合副参謀総長オーテレット空軍大将、星国軍司令官オン陸軍中将、英第1海軍卿兼海軍参謀総長キー海軍大将、豪国防軍司令官キャンベル陸軍大将及び蘭参謀総長エイフォシン空軍大将との2国間会談を実施しました。2国間会談では、地域情勢について認識を共有し、今後とも連携を強化していくことを確認しました。
5月のNATO参謀長会議時の会談に引き続き、6月12日、エイシフォン オランダ国防参謀長と会談を行いました。会談では、国際社会の平和と安定及びFOIPの実現のため、日蘭の防衛協力・交流を引き続き推進することで一致しました。
また、ウクライナ情勢やインド太平洋地域の情勢認識等について意見交換し、力による一方的な現状変更の試みは、断じて許されない国際社会共通の課題であることを踏まえ、オランダのインド太平洋地域への継続的な関与及びインド太平洋諸国との緊密な連携について確認しました。4月の訪印、5月のNATO参謀長会議時の会談に引き続き、6月12日、陸幕長時代からの長年の友人であるキャンベル豪州国防軍司令官と会談し、インド太平洋地域における安全保障の礎である日豪間の連携・協力を一層深化させていくことで一致しました。
また、インド太平洋地域における情勢認識等について意見交換し、力による一方的な現状変更の試みは、断じて許されない国際社会共通の課題であり、国際社会の平和と安定及びFOIPの実現のため、特別な戦略的パートナーである豪州と日本との協力が重要であることを確認しました。11日、キー英第1海軍卿と会談を行いました。今年度の英国との会談は4月訪印、5月訪欧に引き続き3回目です。
会談では、国際社会の平和と安定及びFOIPの実現のため、世界に影響力を持ち歴史的にも深い関係がある英国との間での多角的・多層的な防衛協力・交流を引き続き推進することで一致しました。
また、ウクライナやインド太平洋地域の情勢について認識を共有するとともに、力による一方的な現状変更の試みは、断じて許されない国際社会共通の課題であり、インド太平洋地域の平和と安定を両国でけん引する旨を確認しました。10日、オン シンガポール国軍司令官と約3年ぶりとなる対面による会談を行いました。
両者は、山崎陸幕長・オン陸軍司令官時代からの強固な関係を確認するとともに、ウクライナやインド太平洋地域における情勢認識について意見交換し、力による一方的な現状変更の試みが断じて許されない、国際社会共通の課題であることを確認しました。
また、ASEANでは我が国と初めて防衛交流に関する覚書に署名した戦略的パートナーとして、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持及び地域全体の平和と安定の確保に向け、日シンガポール防衛協力・交流等を引き続き強化していくことを確認しました。 -
NATO軍事委員長の来訪について
6月7日(火)、山崎統合幕僚長は、バウアーNATO軍事委員長と会談を行いました。会談では、ロシアによるウクライナ侵略及び我が国周辺の情勢認識等について意見交換を実施しました。
また、今後の日NATO間の防衛協力・交流及び自由で開かれたインド太平洋の重要性に関し議論しました。 -
統合幕僚長によるNATO参謀長会議への参加結果及びフランス共和国公式訪問について
統合幕僚長 山崎幸二陸将は、5月19日(木)、北大西洋条約機構(NATO)軍事委員会が開催するNATO参謀長会議「アジア太平洋セッション」にアジアパートナーとして参加しました。
同セッションでは、アジアパートナーである日本、豪州、NATO加盟国の各国代表者とアジア太平洋地域における安全保障環境等について意見交換が行われました。
山崎統幕長から、ショートステートメントにおいて、ウクライナ情勢に触れつつ、インド太平洋地域においても力による一方的な現状変更の試みが継続している状況にあり、日本は、欧州諸国によるインド太平洋地域の平和と安定への関与を歓迎していることを強調しました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月17日(火)、ウォルターズ欧州連合軍司令官と会談を行いました。
会談では、ロシアによるウクライナ侵略を中心に情勢認識等について意見交換し、力による一方的な現状変更の試みが断じて許されない、国際社会共通の課題であることを確認しました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月17日(火)、ツォルン ドイツ連邦軍総監と会談し、自由で開かれたインド太平洋の実現のため、昨年のフリゲート艦バイエルンの日本への派遣に引き続き、インド太平洋地域に関与するドイツ軍と更なる防衛協力・防衛交流を進めていくことについて、意見交換を行いました。
ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月17日(火)、ホフマンベルギー軍参謀長と会談を行いました。
今次初となるベルギー参謀長との会談を機にハイレベルを含む人的交流や部隊間交流を促進していくとについて意見交換行いました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月17日(火)、ブリージャーEU軍事委員長と会談を行いました。
会談では、アデン湾における海賊対処などの共同訓練をはじめ、ハイレベルを含む人的交流や部隊間交流を促進していくことについて意見交換を行いました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月18日(水)、エア・カナダ軍参謀総長と会談し、ウクライナを含む情勢認識等を共有するとともに、力による一方的な現状変更の試みが断じて許されない、国際社会共通の課題であることで一致しました。
国際社会の平和と安定及びFOIPの実現のため、自衛隊とカナダ軍は、ハイレベル交流を含む人的交流や部隊間交流を促進し、引き続き連携・協力することで一致しました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月18日(水)、ラダキン英国防参謀総長と会談を行い、ウクライナを含む情勢認識等について幅広く意見交換し、力による一方的な現状変更の試みは国際社会共通の課題であることを確認しました。
国際社会の平和と安定及びFOIPの実現のため、昨年の英空母「クイーン・エリザベス」を含む空母打撃群の日本来訪時の日英共同訓練等をはじめとした日英の防衛協力・交流を引き続き推進することで一致しました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月18日(水)、ギュレル・トルコ軍参謀総長と会談を行い、ウクライナに係る情勢認識等について意見交換しました。
意見交換においては、力による一方的な現状変更の試みは断じて許されない国際社会共通の課題であり、課題解決のため、日トルコ間のみならず、国際社会が協力していく必要性について確認しました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月18日(水)、ランドラムNATO軍事副委員長と会談を行いました。
会談では、ウクライナを含む情勢認識等について意見交換し、力による一方的な現状変更の試みが断じて許されない、国際社会共通の課題であることを確認しました。
法に基づく国際秩序の維持のため、自衛隊とNATO軍が人的交流や部隊間交流、サイバー分野等での協力を促進することで一致しました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月19日(木)、アンドルゼクザーク・ポーランド参謀総長と会談を行い、UNHCRの要請に基づくウクライナへの人道支援物資輸送における、輸送機の受け入れに対して謝意を伝えました。
また、ロシアによるウクライナ侵略を中心に情勢認識等について意見交換し、力による一方的な現状変更の試みが断じて許されない、国際社会共通の課題であることで一致しました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月19日(木)、キャンベル豪州国防軍司令官と会談を行い、ウクライナを含む情勢認識等を共有するとともに、力による一方的な現状変更の試みが断じて許されない、国際社会共通の課題であることで一致しました。
国際社会の平和と安定及びFOIPの実現のため、インド太平洋地域での継続的に連携・協力することで一致しました。ベルギー訪問中の山崎統幕長は、5月19日(木)、エイフォシン・オランダ参謀総長と会談を行い、ウクライナを含む情勢認識等について幅広く意見交換し、力による一方的な現状変更の試みは国際社会共通の課題であることを確認しました。
また、昨年、オランダ海軍フリゲート艦「エファーツェン」が英空母打撃群の1艦として共同訓練に参加したことや日本へ寄港をする等、インド太平洋地域で活動したことを歓迎し、FOIP実現のため、日オランダの防衛協力・交流を引き続き推進することで一致しました。山崎統幕長は、5月19日(木)NATO軍事委員長からの招待を受け、統幕長として初めてNATO参謀長会議に参加しました。
同会議において、山崎統幕長は、安全保障上の懸念が高まっているインド太平洋地域の代表としてオーストラリア、ニュージーランド及び韓国の代表と共にアジア太平洋セッションに参加し、NATO加盟国の各代表者とアジア太平洋地域の安全保障環境等について意見交換を行いました。
ウクライナ侵攻という力による現状変更は断じて許されるものではないという認識を示すとともに、国際社会の一員として行ってきた日本政府及び自衛隊のこれまでの取り組み及びインド太平洋地域が直面している安全保障上の課題等について認識を共有しました。写真は左からニュージーランド:ブリスNATO担当軍事代表、豪州:キャンベル国防軍司令官、米国:ミリー統合参謀本部議長、日本:山崎統合幕僚長、韓国:パク合同参謀本部副議長
山崎統幕長は、年5月20日(金)から21日(土)までの間、フランス共和国を公式訪問し、ティエリー・ビュルカール統合参謀総長との会談及びフランス宇宙軍等の部隊を視察しました。
同会談においては、ウクライナを含む地域情勢、インド太平洋地域への関与等について意見交換を実施し、幅広い分野における防衛協力・交流を推進していくことについて一致しました。また、インド太平洋地域における連携強化についても確認しました。
2021年
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統合幕僚長の米国訪問について
統合幕僚長 山崎幸二陸将は、令和3年4月30日(金)(現地時間4月29日(木))、ハワイで開催された日米韓参謀総長級会議に参加し、米統合参謀本部議長ミリー陸軍大将及び韓国合同参謀本部議長ウォン空軍大将と、地域情勢や3か国協力など意見交換をしました。
世界的な新型コロナウイルス感染症発生以降最初の日本、米国及び韓国の参謀総長級による対面での会議となりました。
3者は、北朝鮮の核・弾道ミサイル計画に関する懸念を共有するとともに、地域における、法の支配に基づく国際秩序の重要性について議論しました。山崎統幕長は、北朝鮮への対応について、関連する全ての国連安保理決議の完全な履行のため日米韓で連携することの重要性を強調しました。ミリー米統合参謀本部議長は、日本及び韓国と強固な関係を維持すること及び米軍が持つ能力のすべてのスペクトラム(範囲・領域)により拡大抑止を提供する準備があることについて、改めて言及しました。また、ウォン韓国合同参謀本部議長は、朝鮮半島と北東アジアの平和と安定のために、3か国による協力の重要性を強調しました。
3者は、地域の平和と安定のため、互いの安全保障に関する諸課題について話し合い、多国間協力を強化するために、共に取り組んでいくことについて合意しました。
また、山崎統幕長は、令和3年5月1日(土)(現地時間4月30日(金))、米国ハワイ州で開催された米インド太平洋軍指揮官交代式に出席するとともに、米軍各指揮官と会談をしました。
デービッドソン米インド太平洋軍司令官との会談では、これまでの日米同盟の強化に対する様々な功績に対し、敬意と感謝の意を伝達しました。アクイリノ新司令官との会談では、インド太平洋地域の安全保障環境や我が国周辺の情勢について認識を共有するとともに、引き続き日米同盟の発展及び抑止力・対処力の向上のために尽力していくことを表明しました。
ミリー米統合参謀本部議長との会談では、情勢の認識共有を図るとともに、先日開催された日米首脳会談及び日米安全保障協議委員会(日米「2+2」)の成果を踏まえた、今後の日米連携の強化に向けた取組について意見交換を行いました。
その中で、日米共同による抑止力・対処力を一層強化し、日米安全保障条約第5条の下で、我が国の防衛に対する米国の揺るぎないコミットメントについて再確認するとともに、東シナ海における一方的な現状変更の試みに対し、日米で断固として反対することについて一致しました。また、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日米同盟を基軸とした多国間協力を強化していくことで一致しました。
加えて、山崎統幕長は、ラカメラ米太平洋陸軍司令官、ウィルズバック米太平洋空軍司令官、ラダー米太平洋海兵隊司令官及びラッド米太平洋特殊作戦コマンド司令官とも、それぞれ会談を行いました。各会談では、情勢の認識を共有するとともに、各種共同訓練などを通じた日米による抑止力・対処力の向上について意見を交換しました。
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米インド太平洋軍司令官の来訪について
令和3年4月12日、米インド太平洋軍司令官デービッドソン海軍大将は、令和3年4月12日、防衛省統合幕僚監部を訪問し、山崎統合幕僚長と会談を行いました。会談では、国際安全保障環境や我が国周辺の情勢について、認識の共有を図るとともに、先月に開催された日米安全保障協議委員会(日米「2+2」)の成果を踏まえた、今後の日米連携の強化に向けた取組について意見交換を行いました。
また、同日、防衛大臣主催により叙勲伝達式が執り行われました。デービッドソン司令官は、これまでに日米防衛協力の深化及びインド太平洋の地域の安定を促進し、我が国の平和と安定に貢献された功績から旭日大綬章を受章されました。
2020年
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統合幕僚長のセント・モーリス章受章について
令和2年11月12日、山崎統合幕僚長 は、キャンプ座間において、在日米陸軍司令官 ヴィエット・ルオン陸軍少将から、陸上幕僚長の功績によりセント・モーリス章を授与されました。
また、統合幕僚長夫人が、配偶者としての献身を顕彰するシールド・オブ・スパルタ章を受章しました。
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米インド太平洋軍司令官の訪問について
デービッドソン米インド太平洋軍司令官は、10月23日、防衛省統合幕僚監部を訪問し山崎統合幕僚長と会談を行いました。
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統合幕僚副長がアメリカ合衆国の勲章を受章しました
統合幕僚副長は、統合幕僚監部運用部長当時の功績により、アメリカ合衆国大統領からリージョン・オブ・メリット勲功章を授与され、横田基地において、在日米軍司令官 ケビン・シュナイダー空軍中将から伝達されました。
リージョン・オブ・メリット勲功章は、米軍人及び友好国の軍・政府関係者で、軍務遂行において格別な賞賛に値する行為により殊勲をあげた者に授与されるものです。
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統合幕僚長による国際会議への参加結果について
山崎幸二統合幕僚長は、令和2年8月25日(火)から26日(水)までの間、米インド太平洋軍及びフィジー共和国軍共催の2020インド太平洋参謀長等会議(2020 Indo-Pacific Chiefs of Defense(CHOD) Conference)に参加した。
今回の会議では、インド太平洋諸国等の参謀長等がテレビ会議形式により、同地域の安全保障に係るテーマについて自由に意見交換を行った。
特に、全体会議の機会を通じて、山崎統合幕僚長は、我が国及び諸外国の防衛政策や情勢認識に関する理解を促進するとともに、新型コロナウイルスの影響下におけるインド太平洋諸国の連携の重要性について発信した。
また、山崎統合幕僚長は、「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンの実現の重要性について各国と認識を共有した。
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同盟国・友好国とのVTC等の実施について
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が懸念される状況ですが、防衛省・自衛隊は、いつ如何なる時も、国民の安全と安心のため、情報収集・警戒監視に万全を期し、世界各地で困難と闘う同盟国、友好国等と緊密に連携し、この困難を乗り越えた先の未来を見据えて、固く連携し続けます。
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タイ王国公式訪問について
3月5日、山崎統幕長は、タイ王国を訪問し、シャイシャン国防副大臣への表敬及びポンピパット国軍司令官との会談を行い、日泰防衛協力・交流の覚書に基づく日泰関係の強化について同意するとともに、両国を取り巻く安全保障環境について意見を交換しました。
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ベトナム社会主義共和国公式訪問について
3月2日、山崎統幕長は、ベトナム社会主義共和国を訪問し、リック国防大臣への表敬及びザン越軍総参謀長との会談を行い、両国を取り巻く安全保障環境について意見を交換するとともに、日越共同ビジョンの進化に資する防衛協力・交流の促進について同意しました。
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統合幕僚長がフランスの勲章を受章しました
統合幕僚長 は、 フランス大使館 において駐日フランス特命全権大使ローラン・ピック閣下からレジオン・ドヌール勲章「オフィシエ」を授与されました。ナポレオンによって創設されたレジオン・ドヌール勲章の受章を名誉とし、自衛隊はより一層フランスとの防衛協力に努めていきます。
レジオン・ドヌール勲章は、フランス政府が文化・科学などの分野において「卓越した功績」のあった市民や軍人を表彰するものです。
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EU軍事委員長グラチアーノ陸軍大将との会談
山崎統幕長は、EU軍事委員長グラチアーノ陸軍大将と会談を行い、インド太平洋の地域情勢の認識を共有するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた防衛協力・交流の推進について、意見交換を行いました。
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仏軍国際関係・政策副部長ランクール空軍中将との会談
訪印中の山崎統幕長は、仏軍国際関係・政策副部長ランクール空軍中将と会談しました。両者は、インド太平洋地域の情勢、安全保障環境の認識を共有し、「特別なパートナー」として、日仏の防衛協力・交流をさらに深化させていくことで一致しました。
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ライシナ・ダイアローグ2020
ライシナ・ダイアローグ2020において、山崎統幕長は英豪仏印の参謀総長等とパネル・ディスカッションに参加し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、海洋における秩序維持のため、各国の強固な連携の重要性について発信しました。
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英国第一海軍卿兼海軍参謀長ラダキン海軍大将との会談
訪印中の山崎統幕長は、英国第一海軍卿兼海軍参謀長ラダキン海軍大将と会談しました。両者は、インド太平洋地域の情勢、安全保障環境の認識を共有し、「グローバルな戦略的パートナー」として、日英の防衛協力・交流をさらに深化させていくことで一致しました。
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インドのシン国防大臣との会談
インドのシン国防大臣と山崎統幕長の会談の様子です。日印は昨年、ダルマ・ガーディアンやシンユウ・マイトゥリ等の共同訓練のほか、11月に「2+2」及び防衛相会談を実施しており、今回の表敬等を通じて更なる連携深化を図ることができました。
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豪国防軍副司令官ジョンストン海軍大将との会談
訪印中の山崎統幕長は、豪国防軍副司令官ジョンストン海軍大将と会談しました。両者はインド太平洋地域の情勢、安全保障環境の認識を共有し、「特別な戦略的パートナー」として、日豪の防衛協力・交流をさらに深化させていくことで一致しました。
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ラワット印国軍参謀長との会談
山崎統幕長は、今月初め、初代参謀長に就任したラワット印国軍参謀長と会談しました。ラワット参謀長にとって外国の参謀長級との会談は、今回が初めてです。両者は今後、二国間の協力を促進することで一致しました。
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ライシナ・ダイアローグ2020、開会レセプション
世界100か国以上から600名以上が参加する「ライシナ・ダイアローグ2020」の開会レセプションの様子です。統合幕僚長の参加は今年で3回目。本日のパネル・ディスカッションでは、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取り組みについて発信予定です。
2019年
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フィリピン共和国軍参謀総長の訪問について
統合幕僚長 山崎陸将は12月12日、フィリピン 共和国軍参謀総長ノエルS.クレメント陸軍大将を招待しました。
懇談に際して、自由で開かれたインド太平洋 ビジョンの推進及び自衛隊とフィリピン共和国軍との防衛協力・交流の重要性について再確認しました。 -
豪州国軍司令官の訪問について
統合幕僚長 山崎陸将は11月20日、オーストラリア国軍司令官アンガス・キャンベル陸軍大将と懇談をしました。
懇談に際して、自由で開かれたインンド太平洋ビジョンのもと、自衛隊とオーストラリア軍との防衛協力・交流の推進について確認しました。 -
統合幕僚長と米国統合参謀本部議長との懇談について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、令和元年11月12日(火)、防衛省統合幕僚監部において米統合参謀本部議長ミリー陸軍大将と懇談を行いました。
懇談で両者は、地域安全保障環境についての意見交換を行うとともに、自由で開かれたインド太平洋構想の推進及び同地域における日米同盟の重要性について再確認しました。➤2019年11月12日 統合幕僚長と米国統合参謀本部議長との懇談について
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米インド太平洋軍司令官の訪問について
デービッドソン米インド太平洋軍司令官は、令和元年10月31日及び11月1日、防衛省統合幕僚監部を訪問し、山崎統合幕僚長と会談を行いました。会談では、インド太平洋地域の安全保障環境並びに日米防衛協力の現状及び今後の方向性について意見交換を行いました。両者の会談は本年5回目となります。
山崎統合幕僚長とデービッドソン司令官は、地域の安全保障環境が格段に速いスピードで厳しさと不確実性を増す中、同盟の抑止力・対処力の強化及び幅広い分野における協力の強化・拡大を推進していくことを合意しました。
➤2019年11月11日 米インド太平洋軍司令官の訪問について
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ミャンマー連邦共和国国軍司令官の訪問について
ミン・アウン・フライン ミャンマー連邦共和国国軍司令官は、10月9日、山崎統合幕僚長を初訪問されました。
自由で開かれたインド太平洋 ビジョンのもと、自衛隊とミャンマー軍との防衛協力・交流の推進について確認しました。 -
統合幕僚長の米国訪問について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、令和元年10月1日(火)、米国ワシントンD.C.で開催された米統合参謀本部議長就任記念式典に参加しました。
また、新米統合参謀本部議長ミリー陸軍大将及び韓国合同参謀本部議長パク陸軍大将と国防総省において三者で会談しました。
会談では、地域のあらゆる不測事態に対応するため、即応態勢を確保し、北東アジアの長期的な平和と安定を促進する多国間協力の重要性を確認しました。
ミリー大将は、米国は日本と韓国の双方を防衛し、通常戦力、核及びミサイル防衛を含む米国のあらゆる軍事力によって保証される抑止力の提供という米国の強固なコミットメントについて再確認しました。三者は、安全保障上の脅威に対処し、地域の平和と安定を強化するために多国間協力を活用することに合意しました。
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第22回インド・アジア太平洋諸国参謀総長等会議参加について
山崎統合幕僚長は、令和元年8月26日から29日までの間、タイにおいて開催された、米インド太平洋軍主催の第22回インド・アジア太平洋諸国参謀総長等会議(Chiefs of Defense Conference:「CHOD会議」)に参加した。
今回のCHOD会議では、インド・アジア太平洋諸国等の参謀総長等が一堂に会し、同地域の安全保障に係るテーマについて自由に意見交換を行った。
特に、全体会議や個別会談等の機会を通じて、我が国及び諸外国の防衛政策や情勢認識に関する理解を促進するとともに、各国の参謀総長等との信頼関係を構築し、発展させた。
「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンの実現の重要性について各国と認識を共有した。また、同ビジョンに基づく自衛隊の活動について発信した。なお、山崎統合幕僚長のCHOD会議への参加は、今回が初めてとなる。
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統合幕僚長による多国間フォーラム「アジア安全保障会議(シャングリラ会合)」への参加について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、令和元年5月31日から6月2日の間、シンガポールで開催された多国間フォーラム「アジア安全保障会議(シャングリラ会合)」に参加しました。
会議では、「安全保障協力の新たなパターン」をテーマとしたパネル・ディスカッションが行われ、山崎統合幕僚長はコリー・ガードナー米国上院議員、アレクサンダー・フォミン露国防次官、NATO軍事委員長ピーチ空軍大将、豪軍国防軍司令官キャンベル陸軍大将及び中国国防部国際軍事弁公室主任慈陸軍少将の6名と共に、パネリストとして参加しました。パネル・ディスカッションでは山崎統幕長から、「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンを実現するため、各国が法の支配、航行の自由といった普遍的価値に基づき協調していく重要性について発信しました。
この他、豪軍国防軍司令官キャンベル陸軍大将、比国軍参謀総長マドリガル陸軍大将、星国軍司令官オン陸軍中将、英国軍参謀副長フレイザー海軍大将及び米インド太平洋軍司令官デービッドソン海軍大将との2か国会談及び日米比3か国会談を実施しました。会談では地域情勢・安全保障環境に関して認識を共有するとともに、多角的・多層的な安全保障協力を戦略的に推進する観点から意見交換を行いました。
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統合幕僚長の米国訪問について
統合幕僚長山崎幸二陸将は、平成31年4月25日(木)(現地時間24日(水))、米国ハワイ州キャンプ・スミスに所在する米インド太平洋軍司令部を訪問し、米インド太平洋軍司令官デービッドソン海軍大将と会談を行いました。
統合幕僚長と司令官は、我が国を含むインド太平洋地域を取り巻く安全保障環境について幅広く意見交換を実施しました。その中で両者は、強固な日米同盟は、我が国のみならず、インド太平洋地域、更には国際社会の平和と安定及び繁栄に重要な役割を果たしていることを確認しました。また、抑止力及び対処力を一層強化していくことを確認した上で、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、幅広い分野において連携を強化・拡大していくことについて一致しました。
統合幕僚長は、米太平洋艦隊司令官アクイリノ海軍大将及び米太平洋海兵隊司令官クラパロッタ海兵隊中将も訪問し、それぞれ会談を行いました。
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山崎統合幕僚長着任
第6代統合幕僚長 山崎陸将の着任行事を行いました。
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河野統合幕僚長離任
第5代統合幕僚長 河野海将の離任行事を行いました。
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統合幕僚長の米国訪問について
統合幕僚長河野克俊海将は、平成31年3月21日(木)~22日(木)の間、米国を訪問しました。
国防省では、米統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォード海兵隊大将と会談を行い、アジア太平洋地域における安全保障環境の現状及び日米防衛協力について意見交換を行いました。また、シャナハン国防長官代理からの叙勲が、ダンフォード統合参謀本部議長から伝達されました。
更に、米海軍大学を訪問し、デービッドソン インド太平洋軍司令官と共に、学生に対して講話を行いました。
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統合幕僚長のオーストラリア連邦及びニュージーランドへの公式訪問について
河野統合幕僚長は、平成31年2月10日(日)~16日(土)の間、オーストラリア連邦及びニュージーランドを公式訪問しました。
これらの訪問においては、オーストラリア連邦のキャンベル国防軍司令官、ニュージーランドのマーク国防大臣及びショート国防軍司令官等と会談し、相互理解及び防衛交流の進展を図り、信頼関係を強化するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンや同ビジョンに資する自衛隊の平和と安定への取り組みについて発信することができました。
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在日米軍司令官兼第5空軍司令官の訪問
シュナイダー在日米軍司令官兼第5空軍司令官は、2月8日、河野統合幕僚長を初訪問されました。
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統合幕僚副長の東ティモール国防軍創設記念式典参列について
本松統合幕僚副長は、平成31年2月2日(土)、東ティモール民主共和国において行われた国防軍創設18周年記念式典に参列しました。
あわせて、現地では東ティモール国防大臣、国防軍司令官、元大統領と会談を実施し、インド太平洋地域の安全保障問題及び両国の防衛協力・交流の推進について認識を共有しました。
➤2019年2月8日 統合幕僚副長の東ティモール国防軍創設記念式典参列について
2018年
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統合幕僚副長の国連軍司令官、米韓連合軍司令官、在韓米軍司令官の交代式の参列について
本松統合幕僚副長は、平成30年11月7日(水)~8日(木)の間、大韓民国にて行われた国連軍司令官、米韓連合軍司令官、在韓米軍司令官の交代式に統合幕僚長代理として参列しました。
現地では韓国合同参謀次長、米第8軍司令官等米韓高官と懇談し、北東アジアの安全保障問題について認識を共有するとともに相互の信頼醸成及び連携を強化しました。
➤2018年11月14日 統合幕僚副長の国連軍司令官、米韓連合軍司令官、在韓米軍司令官の交代式の参列について
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統合幕僚長のロシア連邦及びフィンランド共和国への公式訪問
河野統合幕僚長は、平成30年10月7日(日)~12日(金)の間、ロシア連邦及びフィンランド共和国を公式訪問しました。
これらの訪問においては、ロシア連邦のショイグ国防大臣、ゲラシモフ参謀総長、フィンランド共和国のニーニスト大統領、ニーニスト国防大臣、リンドベリ国防軍司令官等と会談し、相互理解及び防衛交流の進展を図り、信頼関係を強化するとともに、自由で開かれたインド太平洋戦略や自衛隊の平和と安定への取り組み等について発信することができました。
➤2018年10月18日 統合幕僚長のロシア連邦及びフィンランド共和国への公式訪問成果について
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インド・アジア太平洋諸国参謀総長等会議(Chiefs of Defense Conference:「CHOD会議」)
河野統合幕僚長は、平成30年9月9日から14日までの間、米国(ハワイ)において開催された、米インド太平洋軍主催の第21回インド・アジア太平洋諸国参謀総長等会議(CHOD会議)に参加しました。
今回のCHOD会議では、インド・アジア太平洋諸国等の参謀総長等が一堂に会し、同地域の安全保障に係るテーマについて自由に意見交換を行い、非常に有意義な会議となりました。
特に、全体会議や個別会談等の機会を通じて、我が国及び諸外国の防衛政策や情勢認識に関する理解を促進するとともに、各国の参謀総長等との信頼関係の構築・発展を図ることができました。
また、北朝鮮の非核化に向けた国際社会の連携の必要性及び航行の自由やルールに基づく秩序維持の観点からの「自由で開かれたインド太平洋戦略」の有用性等について各国と認識を共有しました。
➤2018年9月20日インド・アジア太平洋諸国参謀総長等会議成果について
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日米韓参謀総長級会談(Chiefs of Defense Conference:「CHOD会議」)
統合幕僚長 河野克俊海将は、米統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォード大将の招待を受け、5月30日(日本時間)、米太平洋軍司令部において韓国合同参謀本部議長チョン・ギョンドゥ大将とともに3か国による参謀総長級会談に参加しました。
同会談には、米太平洋軍司令官ハリス大将、次期米太平洋軍司令官デイビッドソン大将も参加しました。日米韓の参謀総長級による会談は2014年7月以来6回目であり、前回は昨年10月に開催しました。
地域の不測事態に対する即応性を確保するとともに、北東アジアの平和と安定を促進する観点から日米韓3か国の防衛協力について議論しました。
ダンフォード統合参謀本部議長は、我が国及び韓国を防衛するとともに、通常兵器、核兵器及び弾道ミサイル防衛を含む米国のあらゆる軍事力をもって担保される拡大抑止に対する米国の揺るぎないコミットメントについて再確認しました。
3者は、地域の平和と安定を強化するため、共通の安全保障問題に対し、さらなる協力を継続していくことで一致しました。
➤2018年5月30日 日米韓参謀総長級会談プレス発表について
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タイ王国国軍司令官の訪問
河野統合幕僚長の招待により、スリワン タイ王国国軍司令官が5月17日に訪問されました。
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カナダ軍参謀総長の訪問
河野統合幕僚長の招待により、バンス参謀総長が2月7日に訪問されました。
2017年
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ロシア連邦軍参謀総長の訪問
河野統合幕僚長の招待により、ゲラシモフ ロシア連邦軍参謀総長が12月11日に訪問されました。
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エジプト・アラブ共和国軍参謀長の訪問
河野統合幕僚長の招待により、ヘガージ エジプト・アラブ共和国軍参謀長が8月21日に訪問されました。
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米軍統合参謀本部議長の訪問
河野統合幕僚長は、8月18日、防衛省において、ダンフォード統合参謀本部議長と会談を行い、アジア太平洋地域における安全保障環境の現状及び日米防衛協力について意見交換を行いました。
両者は、北朝鮮による弾道ミサイル発射など度重なる挑発行為は断じて容認できず、北朝鮮の核及び弾道ミサイル開発による脅威への対応のため、自衛隊と米軍の協力が重要であることを再確認しました。ダンフォード統合参謀本部議長からは、拡大抑止を含めた日本の防衛に対する米国のコミットメントは揺るぎないものであることが改めて示されました。
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統合幕僚長と米統合参謀本部議長の会談
河野統合幕僚長は、7月27日(現地時間)、米国防総省において、ダンフォード統合参謀本部議長と会談を行いました。
両者は、地域情勢、日米防衛協力等について広く意見交換を実施し、相互理解を深めるとともに、日米連携の強化について議論しました。
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河野統合幕僚長とニュージーランド国防軍司令官キーティング中将の懇談結果について
1.ニュージーランド国防軍司令官キーティング中将は、7月24日(月)、防衛省を訪問した。ニュージーランド国防軍司令官の統幕への訪問は平成12年以来、5回目となる。
2.河野統合幕僚長とキーティング国防軍司令官との会談において、両者は、地域の平和と安定の確保が国際社会の平和と繁栄のために不可欠であるとの共通の認識の下、引き続き緊密に協力していくことを確認した。
3.河野統合幕僚長は、先月のニュージーランド海軍フリゲート「テ・カハ」の訪日や、ニュージーランド空軍創設80周年記念航空ショー(エア・タトゥー)への航空自衛隊KC-767の参加等、日・ニュージーランド間の部隊間交流が進展していることを歓迎し、今後も引き続き、日・ニュージーランド防衛協力・交流を推進させていく旨述べた。
4.キーティング国防軍司令官は、日本とニュージーランドは同じ太平洋の国として安全保障環境を共有するパートナーであるとともに、昨年ニュージーランドで発生した地震における自衛隊による支援を例として、災害分野等において協力の可能性がある旨述べた。また、今後とも部隊間交流をはじめとして日・ニュージーランドの防衛協力・交流を一層推進させていく旨述べた。
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日米水陸両用将官級会議(BASG:Bilateral Amphibious Steering Group)第1回会同の成果
6月13日、自衛隊及び米軍は、市ヶ谷駐屯地において日米水陸両用将官級会議(BASG:Bilateral Amphibious Steering Group)を実施しました。
本会議は、水陸両用作戦に係る運用や訓練の検討の方向性を日米間で案出することを目的として日米の将官級の主要指揮官が参加して実施するもので、水陸両用作戦に係る日米の連携強化及び統合作戦の推進の方向性について、認識共有を図ることができました。
我が国周辺の緊迫した安全保障環境や来年3月の水陸機動団の新編を見据え、米軍とのより緊密な連携を図るとともに、陸海空自衛隊が一丸となって島嶼部に対する攻撃へ対処する能力の向上に努めてまいります。
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河野統合幕僚長とメルシエNATO変革連合軍最高司令官の懇談結果について
1.ドゥニ・メルシエNATO変革連合軍最高司令官は、6月5日(月)、防衛省を訪問した。NATO変革連合軍最高司令官の我が国への訪問は初めてとなる。
2.河野統合幕僚長とメルシエ変革連合軍最高司令官との会談において、両者は、地域の平和と安定の確保が国際社会の平和と繁栄のために不可欠であるとの共通の認識の下、日・NATO国別パートナーシップ協力計画に基づき、引き続き緊密に協力していくことを確認した。
3.河野統合幕僚長は、NATO主催会議・セミナーへの参加やスタッフ・トークスなどの協議の実施及び、女性・平和・安全保障担当事務総長特別代表への自衛官派遣を通して、近年、日・NATO間の防衛交流・協力が進展していることを歓迎した。今後も情勢認識の共有及び人的ネットワークの構築という面で、引き続き、日・NATO防衛交流・協力を一層推進させていく旨述べた。
4.メルシエ変革連合軍最高司令官は、NATOが我が国の積極的平和主義を歓迎し、我が国とNATOとの新たな協力の機会を期待する点を強調した。また欧州大西洋地域とアジア太平洋地域の安全保障環境は異なり、また日本とNATO加盟国とは地理的に離れているが、グローバル化が進展し、より相互に連関している世界において,これら2つの地域はそれぞれ国境を越えた政治・安全保障上の動向の影響を受け、また影響を与えうると述べた。
➤2017年6月8日 河野統合幕僚長とメルシエNATO変革連合軍最高司令官の懇談結果について
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河野統合幕僚長とハリス米太平洋軍司令官の会談及び視察
5月16日、ハリス米太平洋軍司令官が来訪され、河野統合幕僚長との会談を行いました。
翌5月17日には、河野統合幕僚長が南西諸島にある与那国駐屯地にハリス太平洋軍司令官を招待し、西部方面総監小川陸将とともに、自衛隊の施設の視察を行いました。
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全国知事会からの自衛隊への感謝状贈呈
河野統合幕僚長は、自衛隊を代表し、近年多発している大規模な災害における自衛隊の貢献に対する全国知事会からの感謝状贈呈を受けました。
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河野統合幕僚長のスウェーデン王国公式訪問
河野統合幕僚長はスウェーデン国防軍最高司令官からの招待を受け、3月20日(月)から3月25日(土)の日程でスウェーデン王国を公式訪問しました。
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ヨルダン・ハシュミット王国のマフムード・フレイハート統合参謀本部議長の訪問
河野統合幕僚長の招待により、ヨルダン・ハシュミット王国のマフムード・フレイハート統合参謀本部議長が2月22日(水)に訪問されました。
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河野統合幕僚長の中東(サウジアラビア、カタール及びオマーン)訪問
河野統合幕僚長は1月28日(土)から2月3日(金)の日程でサウジアラビア王国、カタール国及びオマーン国を訪問し、参謀長級会談等を通じて相互理解及び信頼・友好関係の増進を図るとともに、日本とそれぞれの訪問国との防衛協力・交流の進展を図りました。
2016年
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河野統合幕僚長のラオス人民民主共和国及びインドネシア共和国訪問
河野統合幕僚長は11月27日(日)から12月2日(金)の日程でラオス人民民主共和国及びインドネシア共和国を訪問しました。
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日米韓参謀総長級会談
河野統合幕僚長は、米統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォード大将の招待を受け、10月14日、米国防総省において韓国合同参謀本部議長イ・スンジン大将とともに3ヶ国による会談に参加しました。
会議にはダンフォード統合参謀本部議長とともに、米太平洋軍司令官ハリー・ハリス大将及び米韓連合軍司令官ヴィンセント・ブルックス大将も参加し、増大する北朝鮮の核及びミサイルの脅威に対応するための3ヶ国による協力について議論しました。
➤2016年10月15日 日米韓参謀総長級会談共同プレス発表
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ジェリー P・マルティネス在日米軍司令官兼第5空軍司令官の就任初度訪問
マルティネス在日米軍司令官兼第5空軍司令官は、10月7日、河野統合幕僚長を初訪問されました。
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河野統合幕僚長のドイツ連邦共和国訪問
河野統合幕僚長は、9月26日(月)から10月1日(金)までの日程(移動日を含む)でドイツ連邦共和国を訪問し、日ドイツ参謀長級会談等を実施しました。
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第19回アジア・太平洋諸国参謀総長等会議(Chiefs of Defense Conference:「CHOD会議」)
河野統合幕僚長は、9月5日から7日までの間、米太平洋軍及びフィリピン共和国軍が共催する第19回アジア・太平洋諸国参謀総長等会議に出席しました。
会議には、29カ国の参謀総長等が参加し、地域の安全保障に関し、活発な意見交換が実施されました。
➤2016年9月23日 河野統合幕僚長のCHOD会議参加結果について
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河野統合幕僚長とパベルNATO軍事委員長の懇談結果について
1.ピーター・パベルNATO軍事委員長は、河野克俊統合幕僚長の招待を受け、防衛省を公式訪問した。NATO軍事委員長の我が国への公式訪問は、平成20年以来8年ぶり、2回目となる。
2.河野統合幕僚長とパベル軍事委員長との会談において、両者は、地域の平和と安定の確保が国際社会の繁栄の達成のために不可欠であるとの共通の認識の下、日・NATO国別パートナーシップ協力計画に基づき、引き続き緊密に協力していくことを確認した。
3.河野統合幕僚長は、アデン湾における海賊対処活動部隊によるNATO派遣部隊との共同訓練や、女性・平和・安全保障担当事務総長特別代表への自衛官派遣を通して、近年、日・NATO間の防衛協力が進展していることを歓迎した。また、NATO国防大学の課程への参加、NATO主催会議・セミナーへの参加やスタッフ・トークスなどの協議の実施を通して、情勢認識の共有及び人的ネットワークの構築という面で、引き続き、日・NATO防衛協力・交流を一層推進させていく旨述べた。
4.パベル軍事委員長は、河野統合幕僚長の温かいもてなしに謝意を表明するとともに、テロ、過激主義との戦い、災害救援・人道支援(HA/DR)など、日・NATOは地理的な距離に関係なく共通の課題に直面している旨述べ、将来の更なる協力に関する期待が示された。
➤2016年6月8日 河野統合幕僚長とパベルNATO軍事委員長の懇談結果について
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河野統合幕僚長の多国間共同訓練コブラ・ゴールド16視察
河野統合幕僚長は、多国間共同訓練コブラ・ゴールド16視察のため、タイ王国を訪問しました。
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統合幕僚監部 創設十周年記念式典
統合幕僚監部創設10周年を記念し、歴代の防衛大臣、副大臣、政務官、統合幕僚長及び米太平洋軍司令官並びに在日米軍司令官を招き、記念式典を行いました。
河野統幕長とハリス米太平洋軍司令官との会談について
河野統幕長は統合幕僚監部創設十周年に際し、ハリス太平洋軍司令官を招き、防衛省において会談を行いました。
河野統幕長とハリス司令官は、日米の相互運用性の更なる向上が日米同盟の抑止力及び対処力の強化にとって重要であることを確認しました。
また、北朝鮮情勢を含むアジア太平洋地域における日米に共通する安全保障上の課題について意見交換を行ったほか、今年1月に行われた平成27年度日米共同統合演習(指揮所演習)における教訓について意見を交換し、新ガイドラインの実効性確保を加速させることで一致しました。
➤2016年2月18日 河野統幕長とハリス米太平洋軍司令官との会談について
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ハリー・B・ハリス米太平洋軍司令官の訪問
河野統合幕僚長の招待により、ハリス米太平洋軍司令官が訪問されました。
ハリス米太平洋軍司令官同席のもと、米太平洋軍J5日本担当官アンドリュー・H・コリアー海軍中佐に対し、日米両国間の相互理解と緊密な連携の促進に尽力した功績により河野統合幕僚長から第2級防衛協力章が贈呈されました。
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日米韓参謀総長級会談の結果について
米統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォード米国海兵隊大将は、2月10日(現地時間)、韓国合同参謀本部議長イ・スンジン韓国陸軍大将及び統合幕僚長河野克俊海将を招待し3ヶ国によるテレビ会議を主催しました。
日米韓による会談は2014年7月以来であり、北朝鮮の核、ミサイル脅威の深刻化の観点から3ヶ国による情報共有や協力について議論しました。
本会談は、北朝鮮の核及びミサイル脅威に関する3ヶ国での情報共有を強化しようとする各国の取組を反映したものです。3者は地域の平和と安定を強化するため相互の安全保障上の課題について更なる調整を行うことで一致しました。
2015年
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河野統合幕僚長とズルキフェリ・マレーシア国軍司令官の懇談結果について
1.タン・スリ・ズルキフェリ・モハマド・ジン マレーシア国軍司令官は、河野克俊統合幕僚長の招待を受け、防衛省を公式訪問した。マレーシア国軍司令官の我が国への公式訪問は、平成15年以来12年ぶり、2回目となる。
2.本日行われた河野統合幕僚長とマレーシア国軍司令官との会談において、両者は、地域の平和と安定の確保が国際社会の繁栄の達成のために不可欠であるとの共通の認識の下、両国が安全保障分野で協力し、ひいては、両国が地域の平和と安定のため、引き続き緊密に協力していくことを確認した。
3.河野統幕長は、マレーシア軍が主催する国連PKO活動に関する多国間の相互運用性の向上のための多国間共同訓練等への自衛隊参加を通じて、近年両国の防衛協力・交流が進展していることを歓迎し、今後も同種共同訓練への参加や両国PKOセンター間の人的交流を通じて一層協力していくことを確認した。併せて、本年マレーシアが議長国を務めているASEANでの多国間枠組みにおける各種取り組みを通じ、自衛隊が一層協力していくと述べた。
4.ズルキフェリ国軍司令官より、2014年3月にインド洋にて行方不明となったマレーシア航空機捜索に対し、自衛隊よりP-3C及びC-130が派遣されたことへの謝意が示された。また、マレーシアがラオスとともに共同議長国を務めるADMMプラス災害救援・人道支援専門家会合では、ASEAN地域全体の災害対処能力向上のため、マレーシア国軍も積極的に協力すると述べ、自衛隊が地域の平和と安定のためASEAN域内で実施する様々な活動に対し期待が示された。
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米統合参謀本部議長の訪問
ダンフォード米統合参謀本部議長は、11月4日、河野統合幕僚長を訪問されました。
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河野統合幕僚長とミデンドルプ・オランダ国軍参謀総長の懇談結果について
我が国を訪問中のミデンドルプ・オランダ国軍参謀総長は、10月9日、防衛省を公式訪問し、河野統合幕僚長との意見交換等を実施した。オランダ国軍参謀総長の日本訪問は初めてである。
本日行われた河野統合幕僚長とミデンドルプ参謀総長との会談において、地域の平和と安定の確保が国際社会の繁栄の達成のために不可欠であるとの共通の認識の下、平成16年イラク人道復興支援活動の際、イラク南部サマーワ県に派遣された陸上自衛隊部隊をオランダ軍が支援した実績に言及しつつ、今後も自衛隊とオランダ軍が国連平和維持活動に関する各種取り組みを通じて協力していくことで一致した。
河野統幕長は、自衛隊創設以来、我が国が初めて多国籍部隊である第151連合任務部隊(CTF151)司令官を派遣したところ、オランダ海軍からCTF151司令部へ幕僚要員1名(海軍中佐)の派遣を受け、完遂できたことに謝意を述べ、今後も両国がソマリア沖の海賊対処活動を含む地域の平和と安定のために引き続き両国が緊密に協力していくことを確認した。
ミデンドルプ参謀総長は、両国が2国間及び多国間の枠組みにおいて、防衛協力・交流関係が着実に進展していることを歓迎し、今後も特に国連平和維持活動及び海賊対処活動の分野において両国の防衛協力を推進していくことを確認した。
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河野統合幕僚長とダワー・モンゴル国軍参謀総の懇談結果について
1.ドラムスレン・ダワー モンゴル国軍参謀総長は、河野克俊統合幕僚長の招待を受け、2015年10月4日から10月7日の日程で日本を公式訪問している。モンゴル国軍参謀総長の日本訪問は8年ぶりとなる。
2.本日行われた河野統合幕僚長とダワー参謀総長との会談において、両者は地域の平和と安定の確保が国際社会の繁栄の達成のために不可欠であるとの共通の認識の下、安全保障分野での協力を推進していくことを確認した。とりわけ、国連平和維持活動に関する各種取り組みを通じて協力を深化していくことで一致した。
3.河野統幕長は、モンゴルが主催する多国間共同訓練「カーン・クエスト」への自衛隊参加の受け入れについて謝意を伝えるとともに、自衛隊が実施する施設及び衛生に関する能力構築支援等を通じてモンゴル国軍との一層の関係強化を図り、ひいては地域の平和と安定のために引き続き両国が緊密に協力していくことを確認した。
4.ダワー参謀総長は、河野統合幕僚長の温かいもてなしに感謝の意を表明するとともに、防衛大学校に現在19名のモンゴル軍留学生を派遣していることを始めとして両国の人的交流が活発に行われていることを歓迎し、今後も両国の交流を推進していくことを確認した。
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統合幕僚監部 改編行事
統合幕僚監部の組織改編にともない、記念行事を行いました。
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第18回アジア・太平洋諸国参謀総長等会議(Chiefs of Defense Conference:「CHOD会議」)
河野統合幕僚長は、9月27日から30日までの間、米太平洋軍が主催する第18回アジア・太平洋諸国参謀総長等会議に出席しました。
会議には、25カ国の参謀総長等が参加し、「安全保障上の課題共有への取組」のテーマの下、海上安全保障、対テロ、サイバー・宇宙に関して意見交換を行ったほか、15カ国と二国間・三国間会談を行い、相互の信頼醸成及び安全保障上の関係の強化を図りました。
➤2015年10月9日 河野統合幕僚長のCHOD会議参加結果について
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派遣海賊対処行動部隊指揮官 帰国報告
河野統合幕僚長は、9月27日から30日までの間、米太平洋軍が主催する第18回アジア・太平洋諸国参謀総長等会議に出席しました。
伊藤海将補以下4名は、河野統幕長に対し帰国報告を行いました。
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河野統合幕僚長のパシフィック・パートナーシップ2015活動視察
河野統合幕僚長は、パシフィック・パートナーシップ2015活動視察のため、フィリピン共和国を訪問しました。
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河野統合幕僚長とウォラポン国軍司令官の懇談結果について
1.ウォラポン・サッガーネート タイ国軍司令官は、河野克俊統合幕僚長の招待を受け、2015年7月29日から8月1日の日程で日本を公式訪問しており、タイ国軍司令官の日本訪問は5年ぶりとなる。
2.本日行われた河野統合幕僚長とウォラポン司令官との会談において、両者はアジア太平洋地域の安全保障情勢について意見交換を行うとともに、2015年2月の日タイ首脳会談で一致した防衛当局間の協力・交流を推進させていくことを確認した。
3.両者は、地域の平和と安定の確保が国際社会の繁栄の達成のために不可欠であるとの共通の認識の下、安全保障分野での協力を推進していくことを確認した。とりわけ、ASEAN諸国を含む地域各国との相互理解の増進及び協力関係の強化のため、我が国が拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)において共同議長国を務める人道支援/災害救援専門家会合及びタイが共同議長国を務める防衛医学専門家会合を通じて協力を深化していくことで一致した。
4.河野統幕長は、伊藤海将補を司令官とするCTF151司令部に対してタイ海軍が防衛大学校を卒業した日本への理解が深いタイ海軍士官2名を派遣したことについて謝意を伝え、海賊対処行動等において引き続き両国が緊密に連携していくことで一致した。
5.ウォラポン司令官は、河野統合幕僚長の温かいもてなしに感謝の意を表明するとともに、自衛隊のコブラゴールド演習への継続的参加及び防衛大学校留学を含む人的交流を歓迎し、今後も両国の交流を推進していくことを確認した。
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河野統合幕僚長の米国公式訪問
河野統合幕僚長は、米統合参謀本部議長からの招待により米国を公式訪問しました。
➤2015年7月17日 河野統合幕僚長とデンプシー米統合参謀本部議長の共同プレス発表
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ジョン・L・ドーラン在日米軍司令官兼第5空軍司令官の訪問
ドーラン在日米軍司令官は、6月16日、河野統合幕僚長を初訪問されました。
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ハリー・B・ハリス米太平洋軍司令官の訪問
ハリス米太平洋軍司令官は、6月12日、河野統合幕僚長を初訪問されました。
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サルバトーレ・A・アンジェレラ在日米軍司令官兼第5空軍司令官の訪問
アンジェレラ在日米軍司令官兼第5空軍司令官は、5月18日、河野統合幕僚長を訪問されました。
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ヨルダン・ハシェミット王国訪問
河野統幕長は、5月10日から14日までの間、ヨルダン・ハシェミット王国を統幕長として、初めて訪問しました。
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南スーダン共和国・ジブチ共和国訪問
河野統幕長は、4月8日から11日までの間、南スーダン共和国及びジブチ共和国を訪問し、それぞれの国で活動する南スーダン派遣施設隊及び派遣海賊対処行動部隊を視察しました。
また、南スーダンにおいて、UNMISSの国連事務総長特別代表や軍事部門副司令官といった国連関係者、ジブチにおいて、国防大臣、現地で活動する米・仏軍関係者、さらに両国の日本国大使等との意見交換により、現地の治安情勢等の確認を行うとともに、派遣部隊等の活動を円滑化するための基盤強化を図ることができました。
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マーティン E・デンプシー米統合参謀本部議長の訪問
デンプシー米統合参謀本部議長は、3月25日、河野統合幕僚長を訪問されました。
両者は相互の安全保障環境についての認識を共有し、将来にわたり自衛隊と米軍が協力を強化していく機会について確認しました。
➤2015年3月25日 河野統合幕僚長とデンプシー米統合参謀本部議長による共同プレス発表
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スウェーデン国防軍最高司令官の訪問
河野統合幕僚長の公式招待により、ヨーランソン スウェーデン国防軍最高司令官が訪問されました。
2014年
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河野統合幕僚長の米国訪問
河野統合幕僚長は、12月17日から20日の日程で米国を訪問しました。
➤2014年12月19日 河野統合幕僚長とデンプシー米統合参謀本部議長による共同プレス発表
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第17回アジア・太平洋諸国参謀総長等会議(Chiefs of Defense:CHOD会議)
河野統合幕僚長は、11月3日から6日までの間、ブルネイにおいて行われた第17回アジア・太平洋諸国参謀総長等会議に出席しました。
会議には、26カ国の参謀総長等が参加し、「多国間協調主義:実践的協力と責任の共有」のテーマの下、地域の安全保障について自由に意見交換を行ったほか、14カ国と二国間/多国間会談を行い、相互の信頼醸成及び安全保障上の関係の強化を図りました。
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河野統合幕僚長着任
第5代統合幕僚長 河野海将の着任行事を行いました。