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山崎統合幕僚長 記者会見

日時:令和4年12月1日(木)14:28~14:51

場所:防衛省A棟10階会見室

備考:定例会見

    1.発表事項

    私から、2件、中国軍機及びロシア軍機の動向について及び令和4年度統合展開・行動訓練についてお伝えいたします。

    昨日、11月30日、午前、中国爆撃機2機が、東シナ海から対馬海峡を通過し、日本海へ進出後、大陸方面へ飛行し、午後には、中国の爆撃機2機とロシアの爆撃機2機が、日本海から東シナ海、更には太平洋にかけて共同飛行を実施したことを確認いたしました。
     当該爆撃機が東シナ海を飛行する際には、中国の戦闘機とみられる2機が合流していたほか、当該爆撃機が太平洋に進出する際にも、中国の戦闘機2機が合流し、太平洋に進出したことを確認いたしました。
     我が国周辺における中露両国による長距離に渡る活動は、今年5月以来であり、今回が5回目であります。
     両国の戦略爆撃機による我が国周辺での度重なる軍事演習は、我が国周辺における活動の拡大・活発化を意味するとともに、我が国に対する示威行動を明確に意図したものであり、我が国の安全保障上、重大な懸念と考えております。
     度重なる共同飛行の実施をはじめ、中露両国は我が国周辺において活発な活動を行うとともに、その連携を強化する動きもみられます。
     こうした点を踏まえ、防衛省・自衛隊としましては、我が国の領土・領海・領空を断固として守るため、警戒監視に万全を期すとともに、国際法及び自衛隊法に従い、対領空侵犯措置に万全を期していく考えであります。

    2件目は、令和4年度統合展開・行動訓練についてお伝えいたします。
     12月3日から18日までの間、令和4年度統合展開・行動訓練を実施いたします。
     本訓練は、在外邦人等保護措置における派遣統合任務部隊の展開後の在外邦人等警護、及び、輸送について演練し、自衛隊と関係機関、並びに、米軍等との連携強化を図ることを目的として実施いたします。
     今回の統合展開・行動訓練は、ジブチ共和国及びヨルダン・ハシェミット王国において、派遣統合任務部隊における指揮幕僚活動や、在外邦人等の警護輸送における一連の活動等、より実相に即した訓練を実施いたします。
     参加部隊は、統合幕僚監部、情報本部から人員約20名、陸上総隊及び警務隊等から人員約110名、航空支援集団等から人員約30名及びC-2輸送機1機が参加予定であります。
     参加する人員の選定にあたっては、昨年9月に生起した、アフガニスタンでの在外邦人等輸送任務等の実施を踏まえ、派遣部隊として活動する蓋然性の高い部隊を優先して訓練参加部隊を選定いたしました。
     本訓練に先立ち、本年9月に、航空自衛隊八雲分屯基地等において、在外邦人等輸送訓練を実施いたしました。
     前回の訓練は、実際に任務が付与された際のミッションリハーサルとして位置づけ、派遣準備から目的地への展開、現地での活動を一連のシナリオに基づき、指揮幕僚活動と実動での対応を合わせて訓練する等、実効性の高い訓練を実施いたしました。
     今回の訓練は、国内の訓練に引き続き、国外への展開を含め、より実際に近い環境において、訓練を実施いたします。
     自衛隊は、本訓練を通じて、在外邦人等の警護・輸送に係る練度を向上し、緊急事態における在外邦人等の警護、迅速な退避、安全の確保のため、引き続き、万全の態勢を維持して参りたいと思います。
     本訓練を実施するにあたり、ジブチ共和国及びヨルダン・ハシェミット王国の関係者から様々なご支援を頂いていることに対し感謝を申し上げるとともに、引き続き、関係各国と緊密に連携して参りたいと思います。