山崎統合幕僚長 記者会見
日時:令和4年5月12日(木)14:28~14:43
場所:防衛省A棟10階会見室
備考:定例会見
1.発表事項
私から3件、2件の災害派遣とインド共和国・カンボジア王国への出張結果について申し上げます。
まず1件目ですが、青森県十和田市における山林火災に係る災害派遣についてです。
5月9日月曜日午後8時、青森県知事から陸上自衛隊第9師団長に対し、災害派遣要請があり、同時刻受理、陸上自衛隊及び航空自衛隊の航空機をもって消火活動を行うとともに、関係自治体に連絡要員を派遣いたしました。
そして、昨日、11日(水)17時55分、青森県知事から陸上自衛隊第9師団長に対し災害派遣撤収要請があり、活動を終了しております。
2件目でありますが、北海道知床沖における観光船事故に係る災害派遣についてです。今回の事故において亡くなられた方々に対し、心より哀悼の意を表するとともに、行方不明になれている方々の早期発見に、努めてまいります。
本派遣にあたっては、4月23日、午後7時40分、海上保安庁第1管区海上保安本部長から、航空自衛隊第2航空団司令に対し、要救助者の捜索に係る災害派遣要請があり、同時刻受理、陸海空自衛隊の各部隊が、災害派遣活動を実施しております。
これまで、陸上自衛隊のヘリ映像伝送、海空自衛隊の航空機による捜索活動、海上自衛隊の艦艇による海上及び海中の捜索活動、そして、関係機関等への連絡員の派遣等を行っております。
今後も、関係機関等と緊密に連携し、捜索活動に万全を期してまいります。
最後に、インド共和国及びカンボジア王国への外国出張について申し上げます。
まず、4月25日から27日の間、インド共和国を訪問し、インド外務省及びインドのシンクタンクであるORFが開催する多国間フォーラム「ライシナ対話2022」に参加いたしました。
フォーラムにおいては、アクイリーノ米インド太平洋軍司令官、キャンベルオーストラリア国防軍司令官、クマールインド海軍参謀長、ランクールフランス軍国際関係・政策副部長とともに、パネリストとして参加いたしました。
インド太平洋地域の安全保障環境について様々な議論が行われる中で、私から、自衛隊が、米、豪、仏、印といった同盟国及びパートナー国と緊密に連携し、地域の平和と安定のため積極的に取り組むことの必要性や二国間・多国間協力を推進していくことの重要性について発信いたしました。
また、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため各国が法の支配、航行の自由といった普遍的価値に基づき、国際社会が協調していくことの重要性を発表いたしました。
次に、4月28日から29日の間、カンボジア王国を公式訪問し、フン・セン首相及びティア・バニュ副首相兼ねて国防大臣を表敬するとともに、ヴォン・ピセン国軍司令官及びフン・マネット陸軍司令官との会談を行いました。
フン・セン首相及びティア・バニュ副首相兼国防大臣への表敬においては、戦略的パートナーシップに基づき発展してきた両国関係を評価するとともに、本年のASEAN議長国であるカンボジア王国のリーダーシップの下、自衛隊としても各種活動における協力を積極的に実施していくことを確認いたしました。
ヴォン・ピセン国軍司令官及びフン・マネット陸軍司令官との会談においては、国際社会の平和と安定のため、日カンボジア間におけるPKOやHA/DR、教育交流といった幅広い分野における防衛協力・交流の更なる推進について一致いたしました。
「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、自衛隊とカンボジア軍がより一層緊密に連携し、域内の課題に対処していくことでも一致いたしました。