山崎統合幕僚長 記者会見
日時:令和4年2月10日(木)14:00~14:22
場所:防衛省A棟10階会見室
備考:定例会見
1.発表事項
私から2件申し上げます。
はじめに、令和3年度日米共同統合演習について申し上げます。自衛隊は、令和4年1月27日から2月3日までの8日間、令和3年度日米共同統合演習キーン・エッジ22を実施致しました。今回の演習においては、我が国防衛のための日米共同対処及び自衛隊の統合運用についての演練及び検証を行い、共同統合運用能力の維持・向上を図りました。
本演習の間、自衛隊及び米軍は、様々な課題に対して、スタッフのみならず各級指揮官が、それぞれのカウンターパートと意思疎通を図り、演習に取り組みました。自衛隊及び米軍は、戦況の推移に応じて、陸・海・空の統合運用能力の維持・向上、そして、従来の領域に宇宙・サイバー・電磁波の領域を加えた領域横断の作戦を含め、速やかに意思決定を行い、共同で対処する等、日米共同対処能力を確実に向上させることができました。
自衛隊と米軍は引き続き、このような演習を通じ、日米共同対処能力の向上を図るとともに、地域の平和と安定に積極的に貢献するための態勢を維持・強化していきます。
2件目は、トンガ王国における国際緊急援助活動についてです。自衛隊は、1月20日のトンガ王国における国際緊急援助活動に係る防衛大臣命令の発出以降、C-130輸送機2機、C-2輸送機2機、輸送艦「おおすみ」を派遣いたしました。これまで、C-130輸送機2機により、計4回の輸送を実施し、飲用水約10トン、食料品約4トン、高圧洗浄機約70台などをトンガの皆様にお届けしました。
輸送艦「おおすみ」については、昨日9日にトンガタプ島に入港し、飲用水約10トン、高圧洗浄機約60台、リヤカー約50台等の緊急援助物資を引き渡しております。また、トンガ政府の検疫終了後、CH-47によりトンガ政府から要望のあった3つの島に対しそれぞれ10トンの飲用水を輸送することを調整中です。
なお、自衛隊のC-130輸送機2機については、輸送艦「おおすみ」がトンガへ到着し、日本からの支援物資について、トンガ政府への引き渡しの目途が立ったことに加え、国際調整所による調整の結果、以後の支援物資の輸送については、軍による輸送支援が必要な場合であっても、オーストラリア及びニュージーランドといった地域のパートナー国による支援で十分な状況となっていることから、日本国内での待機に移行しました。C-130輸送機2機については、昨日9日、アンバレー空軍基地を出発し、本日11時前に航空自衛隊小牧基地へ到着しております。
トンガは太平洋における重要なパートナー国です。トンガ王国の一日も早い復興と持続的な発展を祈っております。