山崎統合幕僚長 記者会見
日時:令和3年9月9日(木)16:00~16:21
場所:防衛省A棟10階会見室
備考:定例会見
1.発表事項
私から4件申し上げます。
1件目は在日米軍司令官との会談についてです。本日、ラップ新在日米軍司令官の表敬を受けました。ラップ司令官との会談は、同司令官の就任後、今回が初めてとなります。会談を通じて、我が国を含む地域の安全保障環境が極めて速いスピードで変化する中、我が国の防衛及び地域の平和と安定に寄与するため、強固な日米同盟の下、引き続き日米で緊密に連携し、抑止力・対処力を強化していくことで一致しました。
これまでシュナイダー前司令官とともに在日米軍との緊密な連携の下、強固な関係を築いて参りましたが、今後はラップ司令官率いる在日米軍とともに、我が国の防衛及び地域の平和と安定に資する取り組みをさらに強化していきたいと思います。
2件目は、アフガニスタンにおける邦人等輸送についてです。自衛隊は、8月23日、外務大臣の依頼を受け、防衛大臣からの自衛隊に対する命令により、航空自衛隊のC-2・1機、C-130・2機、B-777・1機及び現地で誘導等を任務とする陸上自衛隊の部隊等を派遣しました。既に発表しておりますが、輸送任務を実施する中で、現地に残る邦人のうち、日本政府の手配した手段による退避を希望する1名を自衛隊機により無事にアフガニスタンから出国させるとともに、米国からの要請を受けて出国を希望するアフガニスタン人14名の輸送を行いました。
31日に外務大臣からの任務終結の依頼を受け、派遣していた自衛隊部隊の帰国を決定し、9月3日にC-2・1機が入間へ、4日にC-130・2機が小牧へ無事帰国しました。
自衛隊は、引き続き関係省庁と連携しつつ、各種任務に即応できるよう準備してまいります。
3件目は、英空母打撃群との共同訓練及び日本寄港についてです。今回、英空母「クイーン・エリザベス」を中心とする英空母打撃群が日本に寄港する機会を捉えて、一連の共同訓練等を実施しています。これまで、英空母打撃群とは、7月にアデン湾において海賊対処共同訓練を実施したほか、8月24日に「米国主催大規模広域訓練」を日英米蘭4カ国の共同により、初めて日本周辺で行いました。今後も「パシフィック・クラウン21」など、日本周辺での共同訓練を継続していきます。
防衛省・自衛隊としては、今後も同盟国である米国をはじめ、普遍的価値と戦略的利益を共有する英国などと共に、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化、そして、グローバルな安全保障上の課題への対処のために協働し、地域の平和と安定に引き続き積極的に貢献していきたいと考えております。
4件目は沖縄県における新型コロナウイルスに係る災害派遣についてです。自衛隊は、8月12日から9月5日までの間、沖縄県知事からの災害派遣要請を受け、入院待機ステーションにおける医療支援を実施して参りました。8月25日に沖縄県知事から出された災害派遣の延長要請により、9月8日までの支援を予定しておりましたが、沖縄県内の看護師等の医療態勢が改善傾向にあることから、5日に撤収要請を受け、活動を終了しました。活動実績としては、8月12日から25日の間、陸上自衛隊第15旅団から派遣された看護官等5名、26日から9月5日までの間、第8師団から第15旅団へ配属された看護官等5名が、医師の診療補助、検温、血圧測定、生体監視装置の装着等の業務を実施いたしました。