山崎統合幕僚長 記者会見
日時:令和3年4月15日(木)14:30~14:44
場所:防衛省A棟10階会見室
備考:定例会見
1.発表事項
私の方から3件、申し上げます。1件目は、米インド太平洋軍司令官の来訪についてです。
4月12日(月)、第25代インド太平洋軍司令官デービッドソン大将が防衛省に来訪されました。インド太平洋地域の平和と安定、日米同盟の強化ひいては我が国の平和と安全に大きく貢献した御功績を称え、叙勲の伝達を防衛大臣が実施しました。
また、私とデービッドソン米インド太平洋軍司令官は、昨年10月以来の対面による会談を陸海空幕僚長の同席のもと実施しました。会談では、国際安全保障環境や我が国周辺の情勢について、認識の共有を図るとともに、先月、開催された日米安全保障協議委員会、いわゆる日米2+2の成果を踏まえた、今後の日米連携の強化に向けた取組について意見交換しました。その中において、国際法との整合性に問題のある規定を含む中国海警法により、中国が東シナ海や南シナ海などの海域において緊張を高める行動は断じて受け入れられないことであり、深刻な懸念事項であるとして一致しております。
また、北朝鮮の核や弾道ミサイル等による脅威に対し、日米で緊密に連携して対応することや、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、日米同盟を基軸としつつ、関係各国とも緊密な連携を継続していくことで一致しました。自衛隊は、引き続き、我が国の平和と安定を維持するため、強固な日米同盟のもと、日米防衛協力の深化及びインド太平洋地域の安定化の促進に努めて参りたいと思います。
2件目は、ライシナ・ダイアローグへの参加についてです。本日夕刻から、インド外務省及びシンクタンクが開催する多国間フォーラム「ライシナ・ダイアローグ2021」に VTCにより参加します。本会議では、「紛争の未来:民主主義国家はどのように対応するのか」をテーマとしたパネル・ディスカッションが行われます。インド国防参謀長ラワット陸軍大将とオーストラリア国防軍司令官キャンベル陸軍大将らと共に、パネリストとして参加する予定です。
パネル・ディスカッションでは、私から「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンの実現に向けて、法の支配、航行・上空飛行の自由といった基本的価値を共有する国家間の連携の重要性及び国際秩序の安定化に対する我が国の取組について発信したいと思います。
3件目は、三重県における豚熱に係る災害派遣についてです。4月14日(水)20時07分に、三重県知事から陸上自衛隊第33普通科連隊長に対し、豚の殺処分等の支援に係る災害派遣要請があり、同時刻受理しました。同日、陸上自衛隊第33普通科連隊をはじめとする隊員約200名により、5個対処部隊を編成し、4時間ローテーションの24時間態勢で、三重県津市の養豚農場において、豚の追い込み作業や殺処分した豚の搬出などを実施しております。自衛隊は、引き続き、事態の早期収拾のため、自治体等と連携し、適切に対処して参りたいと思います。