SACO最終報告の進捗状況

令和3年5月31日現在

SACO最終報告の概要・進捗状況等
SACO最終報告の概要・進捗状況図

土地の返還

1.返還済みの施設

施設名(事案名) 進捗状況
北部訓練場
[過半]
  • 平成11年4月、7か所のヘリコプター着陸帯を移設等の後、過半を返還することで日米合同委員会合意
  • 平成18年2月、平成11年4月の合意の変更(ヘリコプター着陸帯を7か所から6か所に、造成規模を直径75mから45mに変更)について日米合同委員会合意
  • 平成28年12月、過半の返還(約4,000ha)
安波(あは)訓練場
[全面]
  • 平成10年12月、全面返還(共同使用の解除)
ギンバル訓練場
[全面]
  • 平成20年1月、ヘリコプター着陸帯を金武ブルー・ビーチ訓練場へ、その他の施設をキャンプ・ハンセンへ移設後、返還することで日米合同委員会合意
  • 平成23年7月、全面返還(約60㏊)
楚辺(そべ)通信所
[全面]
  • 平成11年4月、アンテナ等の通信設備を含む通信システム等のキャンプ・ハンセンへの移設後、返還することで日米合同委員会合意
  • 平成18年6月、駐留軍用地特措法適用土地(約236㎡)返還
  • 平成18年12月、残余部分(約53㏊)返還〔楚辺通信所全面返還(約53㏊)〕
読谷(よみたん)補助飛行場
[全面]
  • 平成14年10月、楚辺通信所の移設後、返還することで日米合同委員会合意
  • 平成18年7月、一部返還(約138㏊)
  • 平成18年12月、残余部分(約53㏊)返還〔読谷補助飛行場全面返還(約191㏊)〕
瀬名波(せなは)通信施設
[大部分] 
  • 平成14年3月、アンテナ施設等を含む通信システム等のトリイ通信施設への移設後、大部分返還することで日米合同委員会合意
  • 平成18年9月、一部返還(マイクロ・ウェーブ塔部分を除く約61㏊)
  • 平成18年10月、マイクロ・ウェーブ塔部分の財産をトリイ通信施設へ統合

2.米軍再編事案として返還されることとされた施設

施設名(事案名) 進捗状況
普天間飛行場
[全面]→[全面]※

平成18年5月、「再編の実施のための日米ロードマップ」において、全面返還と記載

  • 平成27年12月、市道用地としての一部土地の早期返還について、日米間で合意
  • 平成29年7月、一部土地(東側沿いの土地)を返還(約4ha)
  • 平成30年3月、一部土地を返還(約0.4ha)
  • 令和2年12月、一部土地(佐真下ゲート付近の土地)を返還(約0.1ha)
キャンプ桑江(くわえ)
[大部分]→[全面]※
  • 平成14年7月、青少年センター提供
  • 平成15年3月、北側部分(約38㏊)返還
  • 平成17年1月、海軍病院及び関連施設の移設・整備について日米合同委員会合意
  • 平成18年12月、海軍病院の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成20年2月、海軍病院の附帯施設(ヘリコプター着陸帯等)の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成20年12月、海軍病院の附帯施設(ユーティリティ)の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成21年5月、海軍病院の関連施設(独身下士官宿舎等)の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成21年10月、海軍病院の関連施設(第1水タンク施設)の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成22年10月、海軍病院の関連施設(第2水タンク施設)の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成23年9月、海軍病院の関連施設(独身将校宿舎、血液保存施設等)の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成25年1月、海軍病院の13棟等提供
  • 平成25年3月、海軍病院が一部開院
  • 平成25年12月、海軍病院の関連施設(予防医療センター、アルコールリハビリセンター等)の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成27年12月、海軍病院の関連施設(独身将校宿舎、血液保存施設等)を提供

平成18年5月、「再編の実施のための日米ロードマップ」において、全面返還と記載

牧港(まきみなと)補給地区
[部分]→[全面]※

平成18年5月、「再編の実施のための日米ロードマップ」において、全面返還と記載

  • 平成25年8月、北側進入路の返還(約1ha)
  • 平成27年12月、国道拡幅を目的とした一部土地の返還について、日米合同委員会合意
  • 平成30年3月、一部土地(国道58号沿いの土地)を返還(約3ha)
  • 平成31年3月、第5ゲート付近の区域の返還(約2ha)
  • 令和3年5月、一部土地(国道58号沿いの土地(ランドリー工場地区))を返還(約0.2ha)
那覇港湾施設
[全面]→[全面]※

平成18年5月、「再編の実施のための日米ロードマップ」において、全面返還と記載

住宅統合
キャンプ瑞慶覧(ずけらん)
[部分]→[部分]※
第一段階 ゴルフレンジ地区
  • 平成11年4月、住宅等の移設・整備について日米合同委員会合意
  • 平成14年7月、高層住宅2棟提供
  • 平成18年7月、アンダーパス提供
第二段階 サダ地区
  • 平成14年2月、住宅等の移設・整備について日米合同委員会合意
  • 平成17年9月、高層住宅2棟、低層住宅38棟等提供
第三段階 北谷(ちゃたん)東地区
  • 平成16年3月、住宅等の移設・整備について日米合同委員会合意
  • 平成20年6月、低層住宅35棟等提供
第四段階 普天間地区・アッパープラザ地区
  • 平成17年3月、住宅等の移設・整備について日米合同委員会合意
  • 平成22年2月、アッパープラザ地区に整備した低層住宅24棟等提供
  • 平成18年5月、「再編の実施のための日米ロードマップ」において、キャンプ瑞慶覧は部分返還と記載
  • 平成25年4月、「沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画」において、沖縄に関する特別行動委員会(SACO)の下でのOHC計画を再評価し、沖縄における米軍再編後の家族住宅の所要に基づき、既に建設が合意されている56戸に加えて、家族住宅約910戸(整備区域において撤去される住宅の代替を含む。)を建設と記載
【返還済み区域】
  1. 平成9年3月、一部土地の返還(約371㎡)
  2. 平成9年5月、一部土地の返還(約598㎡)
  3. 平成9年6月、一部土地の返還(約353㎡)
  4. 平成9年12月、一部土地の返還(約0.3ha)
  5. 平成10年3月、一部土地の返還(約2ha)
  6. 平成12年2月、一部土地の返還(約3ha)
  7. 平成18年12月、一部土地の返還(約145㎡)
  8. 平成27年3月、西普天間住宅地区の返還(約51ha)
  9. 令和2年3月、施設技術部地区の一部土地の返還(約11ha)

訓練及び運用の方法の調整

事項 進捗状況
県道104号線越え実弾砲兵射撃訓練
  • 平成9年度、本土の5演習場に移転
パラシュート降下訓練
  • 平成12年7月以降、伊江島補助飛行場において移転訓練を実施

騒音軽減イニシアティブの実施

1.実施済みのもの

事項 進捗状況
嘉手納(かでな)飛行場における海軍駐機場の移転
  • 平成17年6月、洗機施設の移転・整備について日米合同委員会合意
  • 平成20年9月、洗機施設提供
  • 平成21年2月、海軍駐機場の移転について日米合同委員会合意
  • 平成22年10月、敷地造成、駐機場・誘導路等の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成23年4月、駐車場及びユーティリティの建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成25年2月、格納庫等の建設の実施について日米合同委員会合意
  • 平成25年3月、駐機場等を提供
  • 平成26年7月、格納庫等の建設の実施について、日米合同委員会合意
  • 平成28年12月、整備格納庫等の提供について、日米合同委員会合意
  • 平成29年1月、移駐完了
  • 令和3年3月、既存施設の一部について解体完了
嘉手納(かでな)飛行場における遮音壁の設置
  • 平成12年7月、提供

2.米軍再編事案として取り組んでいるもの

事項 進捗状況
KC-130航空機の移駐※ 平成18年5月、「再編の実施のための日米ロードマップ」において、KC-130飛行隊は、司令部、整備支援施設及び家族支援施設とともに、岩国飛行場を拠点とし、航空機は、訓練及び運用のため、海上自衛隊鹿屋基地及びグアムに定期的にローテーションで展開と記載