駐屯地紹介

弘前駐屯地の沿革

 弘前駐屯地は、地元の方々の強い誘致運動により、昭和41年8月に造成起工式が行われ、昭和43年3月に駐屯地が開庁、その所在地は旧第8師団が使用していた射場跡でした。

 主力部隊である第39普通科連隊と第9偵察隊は八戸から移駐しました。移駐当日、550名の隊員は臨時列車で弘前駅に到着、駅前では日の丸の小旗を手にした移駐を喜ぶ約2千名にも及ぶ人波の中、歓迎式が行われました。その後、音楽隊を先頭に駐屯地までの約6kmの道のりをパレード、沿道には人々が溢れ、ビルから舞う紙吹雪の中を駐屯地に入りました。また、この日営門に掲げられた門札は、旧第8師団司令部の建物の一部で作られた物であり、弘前にとって縁の深いものです。

 現在弘前駐屯地には、第39普通科連隊、第9偵察隊、第3普通科直接支援中隊、偵察直接支援小隊、第305基地通信中隊弘前派遣隊、第380会計隊弘前派遣隊、第123地区警務隊弘前連絡班、弘前地区援護センター及び弘前駐屯地業務隊の各部隊が駐屯し、約1100名の隊員等が勤務しています。

藤森弘前市長(当時)の歓迎挨拶を受ける部隊

駐屯地へ向かいパレードをする部隊

駐屯地へ入門する550名の隊員