JRTC

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TF津軽「ONE TEAM」を掲げ任務完遂

令和元年度米国における米陸軍との実動訓練

 

 第39普通科連隊を基幹とする諸職種共同部隊であるタスクフォース津軽(TF津軽)の隊員196名は、令和元年1月2日~2月6日までの間、アメリカ合衆国ルイジアナ州フォート・ポルクにおいて、陸上自衛隊初となる統合即応訓練センター(JRTC)における共同訓練に参加した。

 本訓練は、アラスカ米陸軍第25歩兵師団隷下の歩兵旅団戦闘団約5.000名との共同作戦として実施され、カナダ軍の空挺大隊約600名も共同部隊として参加した。

 約10日間の作戦準備に引き続き、約14日間の状況下訓練が1月13日に開始された。

 当初、米旅団の兵站支援地域の防護を担任したTF津軽は、迅速に監視網及び防護態勢を確立し、旅団の戦力展開に寄与した。じ後、旅団の攻勢作戦への移行に伴い、敵特殊部隊が潜伏する集落を攻撃して目標を奪取するとともに、米軍と連携して民事作戦を展開し、旅団の攻勢作戦を促進させた。その後も、敵の化学攻撃や特殊部隊の襲撃等に対処しつつ、要点の確保や兵站支援地域の警戒・防護に復帰する等、各種任務を完遂した。

 また、TF津軽は、状況下訓練に続き、米旅団と連携しつつ実戦さながらの戦闘射撃訓練に参加した。超過間隙射撃や建物内の掃討における至近距離射撃等の実践的射撃並びに重迫撃砲及び小火器の戦闘射撃で米軍やカナダ軍を含む訓練部隊の中で最も高い命中率を叩き出し、陸上自衛隊の精強性を示した。

 本訓練において、隊員は過酷な環境の中で粘り強く戦い、練度向上を図るとともに各種場面で高い練度を示した。隊員は、この教訓を活かし、更に精強な部隊を目指していく。

JRTC司令官より激励を受ける木原連隊長(当時)

拠点となる集落の索敵を行う隊員

敵の襲撃に対して応戦する女性隊員

狙撃を行う隊員

対戦車誘導弾による射撃

敵の化学攻撃に対し、除染活動を行う隊員

拠点を置いた集落から離脱する隊員ら

JRTC広報誌の表紙に隊員が掲載された