第39普通科連隊

第1次師団検閲

 第39普通科連隊(連隊長・萱沼1佐)は6月26日から30日までの間、王城寺原演習場で行われた第1次師団検閲に参加した。師団検閲の中、受閲課目を「攻撃」、主要検閲項目を「攻撃における普通科中隊の行動」及び「攻撃における施設作業隊の行動」の2つを掲げ第1中隊・第4中隊及び施設作業隊の検閲を行った。
 約3年ぶりに王城寺原演習場で行われた本訓練検閲では、演連隊長及び統裁官の要望事項「自律的に行動せよ」「目的に照らし、為すべきことを為せ」のもと第1中隊・第4中隊及び施設作業小隊は限られた練成期間のなか創意をもって練成訓練を積み重ね、第1中隊・第4中隊は戦闘に最終の決を与える戦闘実行の基礎部隊であるという誇りを堅持し、施設作業小隊は、連隊唯一の施設部隊という施設作業魂をもって無事に任務を完遂した。

偵察組潜入準備

負傷者搬送の様子

LAV攻撃前進の様子

命令下達

無線交信の様子

地雷処理の様子

深浦町防災訓練

 第39普通科連隊第1中隊(中隊長・細川3佐)は5月26日、担当隊区である深浦町が実施する合同防災訓練に参加した。深浦町では、40年前の日本海中部地震により甚大な被害がもたらされており、そのため毎年5月26日を「防災の日」と設定し訓練が行われている。 訓練は「日本海中部地震を超える、震度6弱以上の地震が発生し、地震に伴う高さ10メートルの津波が発生した。」との想定で行われた。                                                         第1中隊は深浦中学校、修道小学校の二ヶ所にわかれ深浦中学校では、災害想定に合わせた災害対策本部へのLO派遣訓練、地元消防団との合同炊き出し訓練、また自衛隊による防災学習会を二会場でおこなった。 訓練を通じて災害現場における自衛隊の活動に大きな期待がよせられ、また災害発生時における担当隊区との連携がますます深まった。

LO派遣訓練

戦闘菱食の説明

戦闘服を使用した担架作成

炊事訓練の様子

   

 

弘前演習場整備

 弘前駐屯地(司令・萱沼1佐)は、令和5年度春季弘前演習場整備を実施した。
今年度の春季弘前演習場整備は、5月にもかかわらず夏日の中、隊員たちは額に汗を光らせながら今後自分達が訓練などで使用するホームグラウンドを整備した。

before

after

作業の様子①

作業の様子②

作業の様子③

作業の様子④


岩手山演習場整備

 第39普通科連隊(連隊長・萱沼1佐)は、師団隷下部隊とともに令和5年度春季岩手山演習場整備を実施した
 今年度の春季岩手山演習場整備は、新型コロナウイルスの感染が終息しつつある中での演習場整備となったが、各隊員は感染防止に 努めながら作業にあたった。
 整備期間中は、比較的天候も良く絶好の整備日和となった。各隊員は、今後自分達が訓練などで使用する道場を整備した

before

after

ドローン撮影

1㎜のずれも

伐採準備

野外炊事の様子

 

 

 

弘前駐屯地創立55周年記念日行事

 弘前駐屯地(司令・萱沼1佐)は4月23日、駐屯地創立55周年記念日行事を挙行した。
 記念日当日は時折強風が吹く中、まだコロナが落ち着かないという状況の中、感染防止対策を万全に実施。今年の駐屯地記念日は、招待者県内外者合わせて約3000名が駐屯地を訪れた。
 記念式典では、観閲部隊指揮官・第9偵察隊長・白﨑2佐の指揮する約350名の隊員が参列、萱沼司令は「我々は強くあらねばならない津軽の地と人を守ることが責務であり、わが国に対して指一本触れさせない、抑止力の体現者にならなければならない。弘前駐屯地はこれからも郷土に思いを馳せ、任務に邁進します。弘前駐屯地に対しまして変わらぬご支援ご声援を賜りますよう心からお願い申し上げます。」と式辞した。次に、櫻田宏弘前市長、佐藤正久参議院議員、滝沢求参議院議員が来賓祝辞を述べた。次いて、第9音楽隊の演奏の中、観閲行進を行い、隊員約350名、車両35両、航空機2機の堂々たる行進に大勢の観客から大きな拍手が送られた。
 記念式典の後、第9音楽隊による華麗な演奏、第9偵察隊による一糸乱れぬオートバイドリル、第4中隊を基幹とした増強部隊による迫力満点の訓練展示が行われ、目の前で繰り広げられた戦闘シーン、火砲の空包射撃に歓声が沸きあがった。
 この他にも高機動車の体験試乗、体育館での屋内コンサート、チビッ子広場、装備品展示などのコーナーも設けられ、駐屯地を訪れた多くのお客様と信頼・理解を深める記念行事となった。

観閲行進の様子

巡閲

模擬戦①

模擬戦②

オートバイドリル①

オートバイドリル②

中隊の名誉と誇りをかけて力走!

 第39普通科連隊は、岩木青少年スポーツセンターにおいて令和4年度連隊冬季戦技競技会を実施した。
 この競技会は、冬季戦技能力を向上させ、部隊の団結の強化及び士気の高揚を図ることを目的に行われたもの。隊員は小銃含む約10Kgの装具を装着、訓練の成果を十二分に発揮し、全長約6Kmの起伏の激しいコースを克服しながら中隊の名誉と誇りをかけて力走した。また、各ポイントやゴール付近では同僚隊員が声援を送るなど部隊の団結及び士気の向上を図る事が出来た。さらに駐屯地協力団体及びモニターの方々も見学に訪れた。モニターの方からは、「全力を出してスキーをする隊員の方々を見て、とても迫力があって感動しました。」と感想をいただいた。
 結果は、第3中隊が優勝した。

一斉にスタートする隊員

上り坂を懸命に走る隊員

女性隊員も力走

仲間の声援を受け最後の力を振り絞る隊員

モニターの方々が競技会を見学

優勝を果たした第3中隊

極寒の中での任務完遂!

 第39普通科連隊は、弘前演習場において令和4年度連隊冬季練成訓練を実施した。この訓練は、冬季における総合戦闘力の発揮のための基盤となる冬季戦闘能力の向上を図ることを目的に実施された。
 訓練開始式において天内連隊長は、「『指揮の要訣の実践』、『戦闘力の最大限の発揮』、『非戦闘損耗の根絶』の3点を要望し、冬季における特性を踏まえることが極めて重要であり、積雪寒冷地という厳しい環境を克服し、頑強不屈の弘前39連隊として任務を完遂することを期待する。」とし、訓練が開始された。 
 訓練開始初日から大雪や低温に見舞われ、厳しい訓練環境ではあったが、各中隊は、日頃の訓練の成果を遺憾なく発揮し、任務を完遂した。
 連隊は、引き続き積雪寒冷地部隊としての任務を全うするため、訓練に励む。

中隊集結地まで前進を開始する第1中隊

雪濠を構築する衛生小隊

防御準備をする第4中隊

敵を発見し攻撃を開始する隊員①

敵を発見し攻撃を開始する隊員②

支援射撃を実施する重迫中隊