JGSDF Middle Army

陸上自衛隊 中部方面隊

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 中部方面隊(中部方面総監 小林弘樹)は、令和6年7月18日(木)から同月26日(金)までの間、米陸軍との実動訓練(オリエント・シールド24)を、あいば野演習場(滋賀県高島市)、矢臼別演習場(北海道野付郡別海町)、伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)等で行いました。
 小林総監は、7月18日、あいば野演習場で行われた訓練開始式において、参加隊員が本訓練の重要性を強く認識し、日米間の「相互運用性」を更に深化させ、より強固な「東洋の盾(オリエントシールド)」を創造することを要望しました。

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「抑止力・対処力」の更なる強化、「同志国」との連携の強化

 今回の訓練では、米海兵隊からの初参加に加え、オーストラリア、カナダ、ブラジルからのオブザーバーを受け入れた他、各演習場で電子戦やヘリボン等を連携させた日米共同の戦闘訓練、米陸軍・海兵隊のHIMARS※と陸自特科部隊による共同実弾射撃、サイバー攻撃対処に係る専門家交流等を行いました。
(※装輪式自走多連装ロケット砲)

 引き続き、中部方面隊は、国民の皆様の信頼と期待に応えるため、より強靭な中部方面隊となるよう隊務に邁進していく所存です。

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  中部方面隊は、令和6年5月30日(木)、都ホテル尼崎(兵庫県尼崎市)において、能登半島地震対応の教訓を踏まえ、南海トラフ地震対処の実効性向上に資する情報等を共有する「06南海レスキュー(前段)」を実施しました。

〈「06南海レスキュー(前段)」の概要〉
 中部方面隊区内の自治体の他、経済産業省・DMAT事務局(厚生労働省所管)等の関係省庁、イオンリテール・ジャンボフェリー・中部電力・中国電力・ヤマト運輸等の関係事業者等、合計197名(オンライン参加者含む。)の防災関係者にご参加いただき、セミナー形式により能登半島地震の対応で得た教訓を共有しました。

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  令和7年1月(予定)に06南海レスキュー(後段)として、関係省庁、自治体、関係事業者等と連携した南海トラフ地震対処のための実動訓練を行う予定です。

 引き続き、我々中部方面隊は、2府19県の皆様の信頼と期待に応えるため、より強靭な中部方面隊となるよう隊務に邁進していく所存です。

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 中部方面隊は、令和6年5月21日(火)、本州と四国を結ぶ船舶事業者と「災害時における輸送協力協定」を締結しました。

〈「災害時における輸送協力協定」の概要〉

 本協定は、中部方面隊と瀬戸内海汽船株式会社(共同運航社としての石崎汽船株式会社を含む)、四国開発フェリー株式会社及びジャンボフェリー株式会社の本州と四国間を結ぶ航路を有する各船舶事業者と災害時における輸送協力協定を定めるものです。

 内容としては、①災害時における船舶事業者側からのフェリー運航状況や余席状況等に関する情報提供受け、②可能な限りの船舶事業者による余席の確保、③可能な限りの臨時便やチャーター船の運航を定めるものであり、特に南海トラフ等大規模災害時において本州と四国を結ぶ連絡橋が使用不可能になった状況における本州から四国への各部隊の移動において、締結事業者の船舶輸送力を最大限活用することを目的としています。

 令和7年1月に実施される南海レスキュー(後段)においては、協定締結事業社運航船舶の活用も予定しております。
 引き続き、我々中部方面隊は、2府19県の皆様の信頼と期待に応えるため、より強靭な中部方面隊となるよう隊務に邁進していく所存です。

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 中部方面航空隊は、全国の部隊に先駆けて八尾駐屯地に配備された新多用途ヘリコプター「UH-2」の紹介行事を、令和6年4月19日(金)八尾駐屯地(大阪府八尾市)で行いました。
〈新多用途ヘリコプター「UH-2(通称ハヤブサ)」の概要〉
 本機は、民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を共通プラットフォームに、陸上自衛隊向け仕様を織り込んだ機体であり、防衛警備、災害派遣任務などあらゆる場面において活躍することが期待されています。

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 本行事において小林総監は、他方面隊に先駆けて中部方面隊に配備された事を踏まえ、中部方面航空隊の隊員へ「航空操縦士及び航空機整備員の養成を、引き続き推進する」旨示すとともに「航空安全確保の最後は隊員一人一人の意識にあり、決して慢心することなく練度向上に励むこと」を要望し締めくくりました。
 中部方面航空隊は、引き続き、本機の戦力化を推進します。
 引き続き、我々中部方面隊は、2府19県の皆様の信頼と期待に応えるため、より強靭な中部方面隊となるよう隊務に邁進していく所存です。
 これからも皆様からのご支援、ご協力をよろしくお願いします!

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 中部方面隊は、令和6年3月29日(金)伊丹駐屯地において「中部方面総監着任式」を挙行しました。

 小林総監は、静岡県出身(昭和41年生まれ)、経歴として、第4施設団長、第8師団長、陸上幕僚副長の要職を歴任し、この度、中部方面総監として着任しました。中部方面隊での勤務は、今回で3度目です。

 着任式では、参列した約300名の隊員に、冒頭、未だ継続中である能登半島地震における災害派遣への対応に万全を期す旨示すとともに、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しているとの認識のもと、2府19県の防衛・警備・災害派遣に任ずる中部方面隊に対し、中部方面総監として「責務の完遂」を統率方針とし「事態に備えよ」「健全性の維持」「伝統の継承」の3点を要望しました。

 特に、防衛・警備、南海トラフ等の災害対応など、運用の実効性向上を図る訓練の実施、各種ハラスメントの根絶、隊員募集と隊員の育成、女性隊員の活躍推進、生活勤務環境の改善などを重視事項として示し、最後に、「国民の生命・財産と我が国の領土を断固として守り抜くため、常に陣頭に立ち全身全霊を捧げる覚悟で職務に邁進する。」と着任の辞を締めくくりました。

 引き続き、我々中部方面隊は、2府19県の皆様の信頼と期待に応えるため、より強靭な中部方面隊となるよう隊務に邁進していく所存です。

 これからも皆様からのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします!

【統率方針】
 責務の完遂
【要望事項】
 事態に備えよ、健全性の維持、伝統の継承

 ▶ 中部方面総監 紹介ページへ

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 令和6年3月12日(火)中部方面総監 堀井 泰蔵 陸将は、中部方面総監部において、「ダイニング甲子園2023」の表彰式を行いました。ダイニング甲子園は、各駐屯地の食事の質・魅力の向上を目的としており、昨年度の「主食(味付きご飯)」に引き続き、今年度は「主菜(魚、肉、卵、大豆製品など)」を競技メニューとして実施しました。

 中部方面隊管内に所在する32コ駐屯地業務隊等は、各地域の特色を生かしたメニューを考案し、そのうち4コ駐屯地が1次審査を突破しました。決勝戦は1次審査を突破した4個メニューを各駐屯地食堂で調理・提供し、喫食した隊員の投票と各駐屯地の給食委員による評価の結果、豊川駐屯地「ホキのスパイシー唐揚げ(三河風)」が最優秀を受賞、優秀に海田市駐屯地「鮭フライタルタルソース添え」、優良に千僧駐屯地「鉄板の洋食魚メニュー!あじfly豆腐タルタル添え」と大津駐屯地「さっぱり酢鱈~バルサミコ風~」がそれぞれ受賞しました。

 中部方面隊は、来年度も「ダイニング甲子園2024」を実施する予定です。

 ▶ 「ダイニング甲子園」メニューのレシピを公開中(特設ページへ)

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 新年明けましておめでとうございます。

 中部方面隊の協力諸団体及び隊員諸官並びにご家族の皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。中部方面隊は、昭和35年1月に編成され、昨年10月に方面隊創隊63周年記念式典を盛大に挙行することができました。この場を借りて改めて関係者及びご来場いただいた方々へ御礼申し上げます。

 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、中国の力による一方的な現状変更の試みや、北朝鮮によるかつてない頻度での弾道ミサイルの発射が行われています。また、ロシアによるウクライナ侵略や、イスラエル・パレスチナ情勢にみられるよう、不安定な要素が存在しています。このような厳しい安全保障環境の中、我が国においてはいかなる事態にも対応できるよう、防衛力強化が進められております。

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 中部方面隊は、何時如何なる事態にも対応できるよう、昨年は印陸軍との実動訓練(2月)、自衛隊統合防災演習(6月)、自衛隊統合演習(11月)、米国における実動訓練(11月)等の国内外における訓練、広島県(1月:鳥インフルエンザ)、石川県(1月:大雪)、兵庫県(8月:給水)及び愛媛県(11月:山林火災)における災害派遣任務を遂行してまいりました。また、令和4年2月から新型コロナウイルス自衛隊大阪大規模接種会場の運営を担任し、昨年3月まで延べ約18万回の接種を実施して任務を完了いたしました。こうした任務を完遂できましたのは、協力諸団体の皆様の温かいご支援・ご協力と隊員諸官の実直な取り組み、そしてご家族皆様の献身的な支えの賜物であり心より感謝申し上げます。

 今年度末には、戦車部隊の廃止、野戦特科部隊の集約、新たな部隊の新編など部隊改編を行い、中部方面隊は更なる進化を遂げようとしておりますが、引き続き部隊の練成に取り組み、北陸・中部・近畿・中国・四国の2府19県に住まう皆様の安心・安全の拠り所となれるよう精進いたします。

 他方、少子高齢化が一段と進む中、新たな人材を確保することは自衛隊の存亡に関わる重要課題と認識しております。地方協力本部と隷下各部隊等は、一丸となってこの課題に取り組んでまいりますが、今後とも各協力諸団体、隊員家族の皆様からのご理解、ご協力をお願い申し上げます。

 結びに、本年は「辰年」です。新たな始まりやチャンスの年と言われており、「竜(龍)」は、あらゆる物事を良い方向へ導いてくれる力があるとされています。今年は、この「辰年」に相応しく、皆様方が「竜(龍)」の如く上昇気流に乗ってご活躍されますことを祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。

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 令和5年10月8日(日)、中部方面隊(中方総監 陸将 堀井泰蔵)は、伊丹駐屯地において『中部方面隊創隊63周年記念行事』を盛大に挙行いたしました。来賓、隊員家族、地域住民等約12,400名の来場者を迎え、観閲式、訓練展示、体験試乗、野外売店等を行いました。

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 中部方面隊は、今年度末の改編で中部方面隊の全戦車部隊が廃止となるため、ここ伊丹駐屯地では最後の74式戦車(ナナヨン)のお披露目となりました。観閲行進のトリを務めた第10戦車大隊のナナヨンの車体には、歴代の中部方面隊戦車部隊のシンボルマークを特別仕様で施し、来場の皆様は大興奮の様子でした。

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 会場を行進する74式戦車から隊員が手を振ると、来場者からも手を振りつつ声援が送られ、SNS上では「敬礼<(・_・)」「お疲れ様でした。m(_ _)m」「74式、なんか可愛らしいんだよな😄長い間お疲れ様でした∠(`・ω・´)」など感謝のコメントのほか、「74式戦車が今年度で見納めになるのはとても悲しい気持ちです😭」といった退役を惜しむコメントが多数寄せられました。また、訓練展示では最後に74式戦車が感謝のご挨拶をすると、来場者から惜しみない拍手が送られました。

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 更に、前日の10月7日(土)には、自衛隊に対する理解促進を目的とした『方面募集広報の日』を設定し、各地方協力本部が招待した募集対象者367名に対し、観閲式・戦闘訓練展示の予行、陸上自衛隊の職種(15種)、海上自衛隊、航空自衛隊の職域の概要説明を行いました。

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 最近、自衛隊にもYouTubeチャンネルが存在する。

 観閲式や訓練展示、音楽隊の演奏のライブ配信から、部隊の紹介など配信サイトに様々な動画が各地の自衛隊から提供されている。。
 中部方面隊からは、他の自衛隊のチャンネルとは一線を画す特異なチャンネルが発信されている。その名も「中方YouTubeチャンネル」。

 「見せます!あなたの知らない自衛隊」をモットーに中部方面隊の活動、装備、駐屯地などを紹介する番組だが、その案内役が「ひょっとこ曹長・おかめ2曹・ギリー1曹」という、「ひょっとこ」や「おかめ」のお面を被り、偽装スーツで頭をすっぽり覆った三人が務められている。よくこんなキャラクターを編み出したものだ。
 このYouTubeが始まったのはコロナ以前なのに、扮装や匿名性より、コロナ過ではマスクをしのぐ最強の防衛手段とも言えそうだ。(視界は悪そうだが・・・)ものすごい先見の明・・・さすがは「備えよ常に」の自衛隊だ。

 さて、この三人が発信する動画サイトは「あなたの知らない自衛隊をゆる~く紹介」と言うとおり、脱線は当たり前、笑いあり涙あり、盛り放題のバラエティーだ。

 中部方面隊に所属する各駐屯地の紹介に加えて、「ここまでせんでも・・・」と思う体力勝負の回など、己の身を切るだけではなく、ネタのためなら上官も売り飛ばす勢い。出演すると大体、大変な目に遭う「天狗三佐」に加えて、最近は中部方面総監まで出演しておられる。(見ているこちらがドキドキします・・・)そこまで面白くなきゃいかんのだろうな~関西では・・・

 ともあれ、他の自衛隊の動画サイトとは視聴者数もケタ違いに多く、「読売新聞・産経新聞」や「MAMORU」にも掲載されているし、元自衛官の芸人さんとの共演動画もよく拝見する。自衛隊からの発信、しかも面白いので、世間の注目度はとても高い。
 「中方YouTubeチャンネル」の一番良いところは、ふところが深いことだろう。基本はまじめでキッチリしているのに、堅苦しさや悲壮感は無い。外側からの視点を持っているので自分に溺れず「ゆるくて楽しく自衛隊を紹介」できるのだろう。これも「自分自身をプロデュースする力」と言うそうだ。
 
 産経新聞(2022.9.23)掲載の「美園さくらの思索」によると、「単に技術力、方面的な部分のみに依るのではなく、集団での立ち位置を正確に捉え、観客が本当に見たい自分自身の姿とは何かということを考え実践するその力を、自己プロデュース力というものだと思う。己を客観視することは本当に難しい。今になって理解できるのは、自分の中にある頑なな部分を捨てることができないと、この力の閃きは得られないということだ。(中略)自分を俯瞰した上で、置かれた環境に最適化する力は、良好な人間関係にも直結する。こうした力を持つ存在は、周囲を魅了し多くの人の支持へと繋がっていくものだと思う。」と書かれている。 
 一般の消費供給調査活動(マーケティングと言うそうだ)でも、「企画する」→「仲間をつくる」→「評判を広げる」→「話題性を作る(メディアを味方に)」という流れが王道だと言う。
 「中方YouTubeチャンネル」の戦略は正しく、多くのチャンネル登録者を獲得し、新聞や雑誌に注目されている。「中方YouTubeチャンネル」は、自営他をプロデュースすることに成功しているのだ。
 
 視聴者の感想欄を見ても、たくさんの方から好評を得ている。まれに否定的な意見もあるが、それは自分が思っていた自衛隊のイメージを崩された事への拒絶反応のようで、「今、現実の自衛隊を見よう」とか「こんな一面もあるのか」と許容する度量はみられない。批判や反対意見を否定はしないけれど、それだけでは一歩も前に進めない。
 変化を嫌う人だって、「地獄の特訓!」なんて宣伝で、自衛隊に大挙して応募者が来るとは思わないだろう。(実際四十年ほど前には、こんなキャッチフレーズで訓練体験のお誘いレターが会社の総務課に送られてきたんである)
 でも、当時、この訓練体験を受けたタモリさんは「普通に親切にしてもらえて、楽しかった」とTVで言っておられたので、そのころの自衛隊も今の体験メニューと同じことを実施していたのだろう。どんな方法で訴えかけるかが変わっただけで、自衛隊の本質を損なうことにはならないので、大きな気持ちで見て欲しいな・・・と思う。
 
 四月三十日の『日曜美術館』(NHK Eテレ)は「驚きの技 工芸化ポケモン大集合」だった。人間国宝をはじめ、著名な日本の工芸家がゲームやアニメで大人気のポケモンのキャラクターを題材にした作品を集めた展示会の番組だ。可愛らしいポケモンが、彫金や陶芸、螺鈿など卓越した技術を持つ作家たちの手にかかると、驚くような造形を与えられて、立派な作品になっている。もちろん、子供達が見ても、とても喜ぶ美しさだ。
 ポケモンを通して、日本の工芸に興味を持った人も多いだろう。人間国宝の大先生も、工芸の真価と可能性を知ってもらう為なら、ポケモンでもドンとコイ!なんである。
 
 本質が良いものは、どんな表現をしても、ちゃんと人の心に響くものだし、そのものを知らない人々や子供達に興味と歓心を持ってもらえたら、とても良いことだと思う。  自衛隊は、その要件を十分に満たしていると私は思う。
 
 「僕の思う日本らしさは、包み込むこと。相手を尊重して、いいところはどんどん受け入れる。それもただ真似するんじゃなくて、自分たちなりのアレンジを加えて包む。それってすごく素直でのびやかな感覚だと思うんだけど、どうかな。(中略)おいしいな、とかいいなと思って、それを自分の知っている人にも教えてあげたくて、文化って伝わるものでしょ?悪いものが伝わったら悲しいけど、そうじゃないならウェルカムだよ。だって、日本はそれを受け止められる力があるんだから。日本古来の神様は、八百万(やおよろず)の神々。どんな神様だってウェルカム。ふところが深いよねぇ」(『アンと青春』坂本 司 著 光文社文庫刊)
 
 良いと思った人達が、どんどん伝えてくれたら、国民の自衛隊へ理解が深まり、高い支持を得ることで、きっと自衛隊に良い風が吹くだろう。社会を変えていくのは、とっぴな事件や難しい議論ではなく、「これってイイな♪」という、多くの人達の共感や好感だと思うのだ。(バズるとか、エモい、と言うらしい。)何も無いところ、ゼロからイチを創り出すことは、とても大変だ。
 一つが出来れば、改良と改善を重ねて、どんどん良いものが出来るだろう。
 
 『中方YouTubeチャンネル』のファンの一人として、これからの益々の活躍と楽しい番組を期待しているが、このチャンネルには結構な体力勝負の回も有る。(またこれにファンの多いこと)
 元自衛官の『ぱやぱやくん』によれば、「筋肉は裏切らない は良い言葉だけれど、加齢とともに 関節は裏切り 脂肪は寄り添い 髪は去り 目はかすむ 悲しい」ので「筋肉には厳しく、内臓と関節には優しくを心がけて下さい」とのこと。(『飯は食える時に食っておく 寝れるときは寝る』 ぱやぱやくん著 扶桑社刊)
 
 中方三人衆、広報室皆様、どうぞご自愛下さいますよう。  大阪防衛協会女性部 森田 芳子

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 令和5年4月4日(火)中部方面総監 堀井泰蔵 陸将は、中部方面総監部において、ダイニング甲子園2022の表彰式を実施しました。

 ダイニング甲子園は、昨年度実施した「デザート甲子園」に引き続き各駐屯地の食事の質・魅力の向上を目的として「味付きご飯」を競技メニューとして実施されたものです。

 各駐屯地業務隊は、所在地域の特色を生かしたメニューを考案、32コの駐屯地が1次審査に挑み、審査を突破した6コ駐屯地による決勝戦を行いました。6コ駐屯地のメニューを喫食した隊員の評価をダイレクトに反映した結果、大久保駐屯地業務隊の「大久保美味んば(おおくぼびみんば)」が最優秀を受賞しました。

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 最優秀を受賞した大久保駐屯地業務隊の受賞者からは、「大久保駐屯地ワンチームで頑張った成果が出てうれしいです!」と喜びの声が聞かれました。

 惜しくも最優秀を逃した久居駐屯地業務隊の受賞者からは、「三重県を代表するメニューを作ることができましたが、最優秀を受賞することができませんでした、来年も実施すると聞いているので必ずリベンジします!」と令和5年度に行われる予定のダイニング甲子園2023での雪辱を誓う声が聞かれました。

 中部方面隊は、引き続き「ダイニング甲子園2023」を実施する予定です。競技メニュー等の詳細は、今後発表していきますのでご期待下さい

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 令和5年3月14日(火)、中部方面総監 堀井泰蔵 陸将は、イオン(株)、イオンモール(株)及びイオンリテール(株)と「大規模災害時等の連携強化に係る協定」の協定書締結式を行いました。
 本協定は、陸上自衛隊中部方面隊とイオン3社の間で大規模な自然災害時における被災者の迅速な救援及び復旧等に連携・協力して対応することを目的に結ばれました。

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 陸上自衛隊とイオン3社は、災害の発生が予想される場合、速やかに行動できるよう必要な情報交換を行い、大規模な災害等が発生している場合には、自治体の要請に基づき迅速な救援・復旧に必要な協力を実施するとともに、平時においては、災害発生時等に適切な対応ができるように必要な事項を明らかにし、災害に関する情報の共有、防災訓練への参加、防災に関する会議への協力を行うこととなります。

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 新年明けましておめでとうございます。中部方面隊の協力諸団体及び隊員諸官並びにご家族の皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、昨年2月にロシアがウクライナに侵攻を開始してから1年が経過しようとしており、依然として解決の糸口が見つからないばかりか、各種報道によりますと、さらなる事態の悪化も懸念されるところです。また中国においては、習近平政権が3期目に突入しており、軍事力の質・量を強化して、台湾海峡のみならず先島諸島周辺においても緊張が続いております。更に北朝鮮は、新たなミサイル開発と発射を頻繁に実施しています。このように国際社会は時代を画する変化に直面しており、その中で我が国は防衛力の抜本的強化を始めとして、我が国の平和と安全、繁栄、国民の安全、国際社会との共存共栄を含む我が国の国益を守るための議論が進められています。このような中、中部方面隊は何時如何なる事態にも対応できるよう地道に教育訓練を積み重ね実力を養ってまいりました。

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 また、中部方面隊管内では、昨年、石川県及び福井県において大雨に係る災害派遣や、愛知県及び岡山県並びに鳥取県で発生した鳥インフルエンザ対応等各種災害派遣を実施致しました。さらに、新型コロナウイルスに対応するため、自衛隊大阪大規模接種会場の運営を担任し、ワクチン接種の促進に大きく寄与してきました。こうして昨年も各種任務を無事完遂し、訓練に邁進できたことは、協力諸団体の皆様の温かいご支援・ご協力、そして隊員諸官の実直な取り組みとご家族皆様の献身的な支えの賜物と心より感謝申し上げます。
 また、昨年10月には中部方面隊創隊六十二周年記念式典を3年ぶりに一般来場者をお迎えして、盛大に挙行することができました。隷下各部隊においては、本年も引き続き地道に教育訓練を積み重ね、北陸・中部・近畿・中国・四国の2府19県に住まう皆様の安心・安全の拠り所となれるよう期待します。
 他方、少子高齢化が一段と進む中、新たな人材を確保することは自衛隊の存亡に関わる重要課題と認識しております。地方協力本部と隷下各部隊等は、一丸となってこの課題に取り組んでまいりますが、今後も各協力諸団体、隊員家族の皆様からのご支援とご協力をお願い申し上げます。
 結びに、本年は「卯年」です。「うさぎ」は、飛び跳ねることから、飛躍の象徴とされております。また、長い耳は福を集めるともいわれております。今年は、この「卯年」に相応しく、協力諸団体及び隊員諸官並びにご家族の皆様方の飛躍とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。

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 令和4年10月2日(日)、中部方面隊(総監 堀井 泰蔵 陸将)は、中部方面隊創隊62周年記念行事を伊丹駐屯地で実施しました。近年は、コロナ禍の影響でやむを得ず規模を縮小しての開催でありましたが、本年度は3年ぶりに一般来場者をお迎えして盛大に開催することができました。伊丹駐屯地に来場いただいた約16,000名の方々は、迫力ある観閲行進や訓練展示に見入るとともに、各種売店や子供広場で大いに楽しんでいただきました。

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 さらに本年度は、観閲行進などを10倍(当社比!?)楽しんでいただくとともに、残念ながら来場出来なかった方にも楽しんでいただこうと、YouTubeライブ配信を中部方面隊の現役自衛官ユーチューバー、「ひょっとこ曹長」・「ギリー1曹」・「おかめ3曹」により実施しました。ライブ視聴者は1000名を超え、「観閲式の解説が聞けて楽しめた」「〇〇ってどういうものですか?」などのコメントが寄せられるとともに、逐次コメント返しをしながら、視聴者とのオンラインでの交流も行われました。

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 令和4年7月15日(金)、中部方面隊(総監 堀井陸将)は、5コ駐屯地業務隊が陸幕長表彰を受賞しました。5コ駐屯地業務隊の内訳は、金沢(石川県)・守山(愛知県)・大久保(京都府)・伊丹(兵庫県)及び千僧(兵庫県)の各駐屯地業務隊です。その中でも、今回は、金沢駐屯地業務隊をピックアップして紹介します。

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 西川業務隊長へのインタビュー
 Q 陸幕長表彰を受賞しての業務隊長としての思いは?
 A 今までの業務隊員皆の業務の積み重ねで受賞できたことが素直にうれしいです。
 Q 業務隊としての今後の抱負は?
 A 日本海側の要として、活動する部隊の裏方として、「お・も・て・な・し💛」をワンチームの精神で継続していきます。

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 【ボイラー関連】燃える男達🔥
 ◎一言コメント
 大越技官 バックアップのプロして頑張ります!
 横雲技官 若い力ComeOn💛施設の更新もComeOn!

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 【BCP(事業継続計画)訓練】担当者が不在でも大丈夫!!
 教官(栗山1曹)
北陸の雪は重いので、早期に除雪することが極めて大事です。
 今回の操縦手(安田1曹)
初めて使用しましたが、マニュアルもあるので使用に不安はないです。

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【新型コロナ対策】新型コロナなんのその!
 臨床検査陸曹(石原2曹)
同僚・先輩の助けを借りて、コロナ対策実施中です!
 また、業務隊では、毎朝出勤時の検温、患者等情報の更新及び1日3回の駐屯地 一斉放送を合図とした除菌を実施しています。

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 中部方面隊は、令和4年6月30日(火)在日米陸軍連絡将校「アーロン・シュマッツ陸軍少佐」の交代に伴うセレモニーを実施しました。
 本誌は、今回離任しインド太平洋軍司令部(ハワイ州)に赴任する「アーロン・シュマッツ陸軍少佐」及び8月1日から勤務される予定の「マシュー・カステグリオン陸軍少佐」に独占インタビューを実施しました。

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問 自己紹介をお願いします。
シ アーロン・シュマッツ少佐です。オハイオ州出身です。陸軍士官学校(学士)及びオハイオ州立大学(修士)を卒業しました。大学卒業後、アパッチのパイロットとなり、小隊長、中隊長として勤務し、終了後、海外地域担当将校となり、沖縄総領事館で勤務した後、今回の中部方面隊での勤務となりました。

問 日本で勤務するにあたり、思った事は?
シ とてもワクワクしました!米国防省語学学校で日本語を学んでいたので、日本への赴任はとても嬉しかったです。

問 一番好きな食べ物はなんですか?
シ お寿司が大好きです!私の出身地であるオハイオ州は、海から約1000Km離れていたため、高品質な魚を見つけることが困難でした。

問 苦手な食べ物は何ですか?
シ 魚卵が苦手です・・・ウニも種類によっては苦手です・・・(涙)

問 伊丹周辺での行きつけのお店は?
シ 伊丹シティーホテルの向かいにある、SANTAnoSHIPPOを利用します。世界中から選ばれたビールが素晴らしいです。伊丹駐屯地では、厚生センター内にあるロックオンに良く行っていました。

問 休日の過ごし方は?
シ 家族との時間を楽しんでいました。よくハイキングやUSJに行って楽しんでいました。

問 米国の友人が日本に来た時に連れていきたい日本の場所はありますか?
シ 京都にも連れて行きたいです。アメリカは新しい国なので、日本の長い歴史に興味を持つと思います。

問 観光で行ってみたいところ、行った場所を教えて下さい。
シ 京都に行きましたが、より長い時間を過ごせたら良かったです。また、息子が6歳のため途中までしか登れなかった富士山に是非登頂したいです。

問 自衛官と勤務して、正直驚いたことはありますか?
シ 自衛官と勤務した経験は本当に素晴らしいです。こんなに素晴らしい勤務が他にあるとは思えません!!

問 今だから言えるエピソードはありますか?
シ ありません!!!!!・・・・・・多分・・・(汗)

問 言い残したことはありますか?
シ 日本と米国との強い同盟関係と友好関係の重要性は年々増していると思います。文化は違いますが、自由・民主主義・人権といった価値観を共有しています。ウクライナでの戦争のように、こうした価値観は、独裁国家により脅かされています。
こうした時代にあって大切なのは、同じ価値観を共有する国も同様に自分たちの国と生活を守るために共に立ち向かうことです。

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【ようこそ!カステグリオン少佐・・・伝統を引き継ぐ者・・・】「問:質問、カ:カステグリオン少佐」
問 自己紹介をお願いします。
カ マシュー・カステグリオン少佐です。軍種は兵站科になります。アリゾナ州出身です。4人家族で、趣味は釣り、旅行、料理です。現在は、自衛隊の学校(目黒)に入校しています。

問 中部方面総監部で勤務する事への不安はありますか?
カ 関西地域の勤務は家族を含めて不安はありません。中部方面総監部での勤務、頑張ります!!

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 中部方面隊(総監 堀井陸将)は、4月11日から24日までの間、第3師団長及び第13旅団長を担任官とし、あいば野演習場(滋賀県)及び日本原演習場(岡山県)において、訓練を安全かつ効果的に行うために「令和4年度方面隊統制演習場春季整備」を実施しました。

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 全国の駐屯地の隊員食堂で出されるメニューは、喫食する隊員に少しでも美味しく食べていただけるように、食堂勤務の皆さん達が日夜、工夫を凝らして作っています。
 栄養バランスを確保しながらも、多彩なアイデアが込められたメニューは、各駐屯地が所在する地域メシであったり、あるいは若者が好きなメニューであったりします。
 そしてもちろん、隊員食堂で出されるデザートにも、食堂勤務の皆さん達のアイデアがいっぱい詰まっています。
 今回、中部方面隊(総監 堀井陸将)は、令和3年度「デザート甲子園」を開催しました。
 中部方面隊内の各駐屯地からそれぞれ、味はもちろんのこと、見た目にも美しい32種類の作品(!)がエントリー、厳正な審査の結果、4作品が選出され、最優秀作品に出雲駐屯地「出雲トライフル(写真①)」が、優秀作品に、大津駐屯地「中混団子inびわ湖(写真②)」、姫路駐屯地「アーモンドキャラメルタルト(写真③)」、善通寺駐屯地「抹茶プリン(写真④)」がそれぞれ選出され、認定証及び出雲駐屯地には三つ桜(写真⑤)の、大津、姫路、善通寺駐屯地には一つ桜の認定板が授与されました。
 中部方面隊は、令和4年度も「デザート甲子園」に続く新企画を計画中であり、総監部装備部需品課長の山口1佐は、「令和4年度は、さらにパワーアップした企画を考えているので、楽しみにして下さい。」と語りました。
 皆様は、どのデザートが気になりますか?

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 「対空実写訓練検閲を終えて」
第14高射特科隊 3等陸曹 谷 亮征

 この記事を書いている3月現在、新聞やニュースでウクライナ情勢の映像を見ない日はありません。その多くの映像は、ミサイルや爆弾など空からの攻撃で建物や戦車が破壊される映像であり、今も昔も空からの脅威に対処する重要性は変わりません。
 私が所属する第14高射特科隊は、そのような空からの脅威に対処する部隊であり、私は、その中、空の目標を撃つミサイル(93式近距離地対空誘導弾)の発射を担当しています。
昨年、私たちの部隊は、北海道南東部にある静内という訓練場で、きちんと対処できるかの「テスト」ともいえる、「訓練検閲」を受けました。
 高射特科部隊の特性は、空の目標を見つける部隊、見つけた目標へのミサイルの撃ち方を決める部隊、実際にミサイルを発射する部隊がワンチームとして動く必要があり、何処の部署が抜けても空からの脅威への対処ができません。私の係であるミサイルの発射は、皆の頑張りの最後のポジションであり、いわばリレーのアンカーのような、とても大切な役割と思っています。
 今回の検閲では、とても緊張しましたが、経験豊富な先輩の助言、同僚の助けもあって、見事目標を撃墜し、全国統一評価で「対空実射日本一」の称号を得ることができました。
 今後も、「対空実射日本一」の評価にふさわしい心と技を磨き続けようと思います。 

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  令和4年3月5日(土)トンガ王国における国際緊急援助活動終了に伴う帰国行事が、海上自衛隊呉基地で実施された。呉基地に帰港した「おおすみ」からは、任務を完遂した派遣隊員達が、充実感に溢れた表情で本年1月24日出港以来40日ぶりの日本の大地を踏みしめていた。今回の任務は、新型コロナウイルス(オミクロン株)が猛威を振るう中での任務であり、これまでの支援に併せ、感染防止対策にも万全を期す等、より一層難しい任務であったが、陸・海・空の隊員が一丸となって被災された方々に真心のこもった支援を完遂した。中部方面隊からは、中部方面管制気象隊及び中部方面衛生隊から合計13名の隊員が参加した。参加隊員からは、「難しい任務であったが、海上自衛隊と日ごろから意見交換や訓練を実施していたので、不安感無く任務を遂行することができた。また、被災された皆様の笑顔が戻るお手伝いが出来て誇らしく思う。」等の意見が聞かれた。

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 新年のご挨拶
オピニオンリーダー
雲雀丘学園中学高等学校(兵庫県宝塚市)
校長 中井 啓之
 明けましておめでとうございます。
 本年も国内外に様々な憂慮すべき問題が発生しており、自衛隊の任務の国の防衛、災害派遣、国際平和協力がますます注目されることと思います。
 11月の研修会で多くのことを学ばせていただき、今年も積極的に研鑽していく所存です。皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。本年も宜しくお願い申し上げます。

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 新年のご挨拶
オピニオンリーダー
川北 裕美
 明けましておめでとうございます。 世界中がコロナウイルスに翻弄されていますが、日本ではコロナばかりでなく様々な自然災害が毎年発生しています。 そのいずれにも立ち向かってくれる自衛 隊の皆様には本当に頭が下がります。今年も私たちは自衛隊を応援し、国民に広く自衛隊の皆さんの活躍を知らしめていきたいと思います。

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 新年のご挨拶
オピニオンリーダー
中部方面音楽隊後援会会長
寺田 英四郎
 明けましておめでとうございます。
 令和3年4月1日、中部方面隊オピニオンリーダーに委嘱され、身に余る光栄と感じると共に、期待される任務にどの 様に応えられるか、身の引き締まる思いです。
 中部方面音楽隊後援会会長として後援会主催の演奏会の開催を通して、自衛隊の広報、国民の自衛隊に対する更なる理解の広がりと深まりを図り、隊員募集に繋げていくことを地道に追求したいと思っています。その為には、演奏会の実施を通して培ってきた、大阪府や兵庫県の中学校・高校の関係や、防衛協力団体ではない地域の様々な団体・組織・個人とのつながりを更に強固なものとし中部方面総監部広報室・地域連絡調整室と緊密に連携し、ご指導を頂戴しながら国家国民の自由と平和の為、「侵されず、侵さない」という困難な任務に日々邁進している、自衛隊・自衛隊員の真の姿を多くの国民に知ってもらい、防衛基盤の強化に些かなりとも貢献し、以て負託に応えるオピニオンリーダーでありたいと考えております。

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 新型コロナウィルス対応の最後の砦として、ワクチン接種を加速させるため、5月24日から自衛隊初官民共同事業の自衛隊大阪大規模接種センターが開設され、私は看護部長、副看護部長 (管理) とともにセンター運営支援班で勤務しました。
 私にとって令和3年度は、自衛隊生活最後の年度であり、阪神病院では、副看護部長 (臨床)兼手術室看護師長兼中央材料室看護師長の役職に就いている中で総まとめの1年にしたいと思っていた矢先の新たな任務でした。センター運営支援班の主任務は看護官等の看護管理、民間看護師の指揮監督でした。5月上旬から開設前までは、人員配置及び勤務態勢の決定、業務手順・教育資料の作成、労働者派遣に関する対応準備を実施し、運営開始後は、センター長の示された 『ともに、 安全、安心、 ありがとう』の合言葉のもと、看護官等、民間看護師に関する様々な調整・指導で目まぐるしい日々を送りました。
 約半年間の勤務を終え付配置となった今、改めて自衛隊という組織の素晴らしさと温かさを実感しています。
 接種隊は、常に接種者のために何ができるかを考え日々改善し、本部班等は隊員の衣食住含め勤務中の環境を改善維持していました。
 中部方面総監部など上級部隊からも、定期的に現場の慰労とニーズ把握に赴き、安心して勤務できる環境を整備して頂きました。官民共同事業という自衛隊初の事業において、センター長は毎朝すべての民間勤務者に声をかけ、また接種隊含め各部署は民間勤務者と常に笑顔で良好な関係を構築し、「ワンチーム」の意識を醸成していきました。

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  官も民も同様に、一人一人を大切に思う組織だからこそ二度の期間延長があったにも関わらず官民勤務者ともにモチベーションを維持し、最後の接種者おひとりまで心を尽くして対応することができたのだと思います。また、看護管理において、接種の看護官等は、阪神病院、中部方面衛生隊、各方面隊から1か月交代で派遣されていましたが、医療安全に関するオリエンテーションと接種隊での確実な申し送りにより交代後も看護の質をしっかり維持し、安全で円滑な接種業務を推進することができました。全国の衛生科隊員の質の高さをとても心強く感じました。センター運営支援班であった私は、民間看護師の指揮監督として、教育と労務管理を丁寧に実施することを意識し取り組みました。
 ある民間看護師の方から「複数の接種会場に派遣の看護師として行きましたが、出勤時に勤務時間・休憩時間を確認してくれたり、経験の有無に応じて当日の業務内容を丁寧に説明してくれたのは、ここだけでした。初めてでも何の不安もなく安心して勤務することができました。さすが自衛隊はすごいと思いました。」という言葉をいただきました。
 初めての官民共同事業で手探りではありましたが、私たちが行った民間看護師の教育や労務管理は正しかったと実感するとともに、民間看護師に対し、現場で一貫し丁寧に対応してくれた全国の陸自看護官等の功績だと強く感じています。そして、何よりこの任務を全うできたのは、看護部長、副看護部長等が不在することが多い中でも、阪神病院で発熱外来、帰国者接触者外来、コロナ病棟運営を継続しながら、各病棟等で安全な看護を実践し続けてくれた阪神病院看護部の仲間のおかげであり、この組織の強さと温かさを改めて実感する機会となりました。
 自衛隊大阪大規模接種センターは、11月30日に191日間、約65万人の接種を完了しました。この実績は全員で成し遂げた功績であり、私もその中の一人として微力ながら貢献できた誇りを胸に刻みました。そして36年有余にわたり自衛隊という組織で勤務できたこと、また今まで一緒に勤務したすべての方に感謝の気持ちを伝えたいと思います。
【ともに安全・安心をありがとうございました】
自衛隊阪神病院  1等陸尉  増田 美紀

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 中部方面総監 陸将 堀井 泰蔵
  
 新年明けましておめでとうございます。
 昨年12月22日、第36代中部方面総監に着任した堀井泰蔵です。
 よろしくお願い致します。
 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、中国による現状変更の試みの加速、北朝鮮による 核・ミサイルの脅威の増大及びロシアによる日本近海での軍事活動の活発化など依然として不 透明・不確実な状況にあります。
 国内においても、昨年の中部方面隊は、新型コロナウイルスのワクチン接種を後押しするた め、5月から11月末までの191日間、自衛隊大阪大規模接種センターを運営し、延べ約6 5万回に及ぶ接種を行い、国全体の接種促進に大きく寄与しました。また、東京オリンピック 支援、ソマリア沖アデン湾における派遣海賊対処行動支援隊の派遣、北陸地方の大雪に伴う災 害派遣活動をはじめ、山陰地方の大雨に伴う災害派遣、三重県における豚熱や富山・兵庫県に おける鳥インフルエンザの自然災害への対応等多くの任務を完遂してまいりました。さらに、 全国の部隊が参加した陸上自衛隊演習、オリエントシールドやヤマサクラといった日米共同訓 練、日豪共同訓練等により何時如何なる任務にも対応できる実力を養ってまいりました。 極めて多忙な1年の中、任務を完遂できたのは、隊員諸官の実直な取り組みとご家族皆様の 献身的な支え、協力諸団体の皆様の温かいご支援・ご声援の賜物と心より感謝申し上げます。
 特に、新型コロナウイルス感染症対策に予断を許せない中、自衛隊大阪大規模接種センター に勤務する隊員への激励及びご支援を頂きました防衛諸団体の皆様には深く御礼申し上げます。
 中部方面隊は令和4年も、国民の負託に応えられる練度を維持向上させつつ、あらゆる任務 に即応して、北陸・中部・近畿・中国・四国の2府19県の護りに邁進する所存です。 一方で、少子高齢化の中で新たな隊員を確保することは、自衛隊の存亡に関わる課題と認識 しています。地方協力本部と隷下各部隊等は、一丸となってこの課題に取り組んでまいります が、今後も隊員家族の皆様、各協力諸団体の皆様からのご支援とご声援をお願い申し上げます。
 結びに、本年は、寅年です。「とら」は、春が来て草木が生ずる象徴と言われています。
 寅年に相応しく、新型コロナウイルス感染の早期終息、隊員諸官及びご家族並びに協力諸団 体等の皆様方のご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせて頂きます。

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 中部方面総監部幕僚副長 陸将補 竹内 哲也
 YS81は、年間を通じて計画作成や基盤整備に力を注ぎ、コロナ禍や日米の言語の違いをはじめ各種の制約を乗り越えて実行段階まで漕ぎ付け、日米の司令部要員が真剣に任務達成への課題の解決に当たり、大変有益な成果を得た。  その成果の一つとしては、米陸軍の部隊運用への理解を更に深めたことである。昨今注目の宇宙・サイバー・電磁波などの新領域等への取組みも窺えたが、部隊運用の中核はあくまでも情報と火力の質・量双方の優越であった。陸上自衛隊としても今一度本質に立ち戻った上で、領域横断作戦の取組みを充実発展させるべきと思料する。
 もう一つは、キャンペーン・デザインの実践である。複雑化する作戦環境へ適合し得るようエンドステートと言う上位次元の要求に寄与する目標を掲げ、そのエンドステート達成のために効果的かつ多角的な手段(努力の方向性又は決定的行動)を明らかにして、作戦全般を律するものである。これは隊務運営全般においても反映すべきものと思料する。
 これら以外にも多くの成果を得たが、総じて日米共同の実効性向上と言う本演習目的を十分達成できた。これは多くの関係者の努力の賜物であり、敬意と感謝の念をこの場にて申し上げる。

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 中部方面隊(総監 野澤陸将)は、令和3年12月1日(水)から13日(月)までの間、伊丹駐屯地等において、令和3年度日米共同方面隊指揮所演習(YS-81)を実施します。 通称、「YS:ヤマサクラ」と呼ばれる同演習は、陸上自衛隊と米陸軍等との間で実施される最大の指揮所演習であり、自衛隊の「領域横断作戦」や米陸軍の「マルチ・ドメイン・オペレーション」といった新しいコンセプトの具体化及び日米の相互運用性の向上に資する取り組みです。昨今の厳しさを増す安全保障環境下、日米の連携と信頼を強化することは極めて重要です。良い成果を挙げられるよう、方面隊一体となって取り組んでまいります。

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 中部方面隊(総監 野澤陸将)は、9月5日(日)から18日(土)までの間、第3師団長及び第13旅団長を担任官とし、あいば野演習場及び日本原演習場において、「令和3年度方面隊統制演習場秋季整備」を実施した。
 本整備は、訓練基盤の維持・拡充を図り、長期安定使用に寄与するとともに、実際的訓練環境の構築を図ることを目的に実施された。

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 第14旅団(旅団長 遠藤陸将補)隷下の第50普通科連隊(連隊長 溝口1佐)を基幹とする第15次派遣海賊対処行動支援隊要員は、令和3年1月18日(月)に出国し、ジブチ共和国での活動拠点警備等の任務に就きました。

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 派遣要員は約6か月に及ぶ現地での任務を完遂し、令和3年8月2日に帰国しました。

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 帰国後、約2週間の停留を終え、高知駐屯地において17日(火)に帰国行事が実施され、派遣要員は第50普通科連隊の任務に復帰しました。

広報誌「飛鳥」名称の由来

・仏教文化が栄え、かつ、各分野で多数の優秀な作品が残っている「飛鳥」時代から名称を引用。文化の発祥、中部方面区内に情報を発信するという広報紙をイメージ
・アスカの「住居(スカ)」は、「みんなが集う憩いの場」という意味があることから、方面区内の隊員が広報紙上で集うことをイメージ
・「飛鳥」は「飛ぶ鳥」をイメージすることから、中部方面隊創隊40周年当時の「中部方面隊の更なる飛躍」の願いが込められています。

発刊の経緯

・昭和34年1月、第3管区隊機関紙「こころの友」発刊
・平成12年4月、中部方面隊創隊40周年を契機として名称を「飛鳥」に改名