舞鶴航空基地における主な災害派遣実績は、遭難者の救助、地震等災害発生時の被害状況偵察、物資輸送及び急患輸送等 があります。地震等の災害に速やかに対応できるよう、常時航空機、乗員等が指定され、不測事態に備えております。
28.4.22~5.4 | 熊本地震に伴う入浴支援等 |
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23.3.11~8.31 | 東日本大震災に伴う捜索・救助・輸送等 |
23.3.11~8.31 | 東日本大震災に伴う捜索・救助・輸送等 |
21.11.2 | 福井港 釣り人捜索 |
21.7.20 ~ 29 | 民間機捜索(但馬空港) |
20.12.6 ~ 7 | 高浜沖 サーフィン中の行方不明者捜索 |
20.5.20 | 水上バイク転覆遭難者捜索 |
20.3.3 | 経ヶ岬沖 遭難漁船捜索 |
20.2.12 | 舞鶴湾 釣り筏からの転落者救助 |
20.1.23 | 舞鶴~金沢の急患輸送(火傷患者)(京都消防飛行不能) |
19.7.16 ~ 24 | 新潟県中越沖地震被害状況偵察、人員・援助物資輸送等 |
19.4.15 | 三重県中部地震被害状況偵察 |
19.3.25 | 能登半島沖地震被害状況偵察 |
16.10.25 | 新潟県中越地震 物資輸送支援 |
16.10.21 | 観光バス等からの遭難者救助(台風23号) |
14.4.3 | タンカー沈没による流出油状況調査 |
平成16年10月の台風23号で水没したバスの乗客等に対する災害派遣の状況です。館山から飛来した航空機を含め、延べ9機により、 バスの屋根等に取り残された19名を救出し、新聞及びテレビで大きく報道されました。また、本件により舞鶴市長から感謝状を受賞し、 また総理大臣賞を受けました。
輸送支援業務では、新潟県中越地震に際し、舞鶴地区の缶詰 15,000食を、当基地で岩国基地から飛来した掃海輸送ヘリコプターのMH-53E×3機に 積み込み、新潟空港へ輸送しました。
写真は、平成19年3月の能登半島沖地震被害状況偵察の模様。
開隊以来、京都市消防局ヘリ及びドクターヘリ、警察ヘリの中継飛行場としての機能を果たしています。
東日本大震災における、災害派遣活動状況はこちらから。海上自衛隊 第23航空隊では、地震発生直後から護衛艦にヘリコプターを搭載させ、現地での災害派遣活動(遭難者の捜索・救助、人員・物資の輸送、被害状況偵察等)を行っております。
「今度こそは一人でも多くの命を助けたい」という想いで今回の災害派遣に臨みました。津波の被害は凄まじく、 洋上には無数の家屋の残骸が漂っている中、そのうちの一つの屋根の上に人影を発見し、ヘリコプターにより無事救助することができました。 スマトラ沖地震で命を救う機会が無かった私にとって一人の命を救えたことは、何にも換え難い喜びです。 ただ、まだ多くの方が行方不明となっています。引続き全力で救助にあたりたいと思います。
海曹長 久保田 孝彦
私も東北出身ですが、テレビでの報道だけでは現実感が湧きませんでした。 しかし、実際に現場に派遣され、見たことのある町の変わり果てた光景にまた眼を疑いました。 私はヘリコプターでの洋上捜索に従事していますが、一人でも多く家族の元に返してあげたい一心で 探しています。
海曹長 美濃部 文人
その被災者の方は極寒のなか、二晩を洋上で過ごし、寒さで震えておられました。右のあばらが痛いとも言っていました。 が、どうすることもできませんでした。スリングに締め付けられて、更に痛そうでしたが、我慢してくれました。 特別なことは何もできませんでしたが、任務が完遂できたのはその方の命があって、救助に耐えうる体力があったからこそだと思います。 その方の回復と、一刻も早い被災地の復興を願っています。
2等海曹 若宮 達則
被災地に少しでも多くの支援物資を運びたい。被災された方々の力になりたい。 ただその気持ちだけでフライトに臨みました。盛岡へ届いた各地方自治体からの支援物資は、 ヘリコプターに満載して被災地の各村落に運び、被災された方々のもとへお届けしました。 引き続き、自分なりに出来ることをしっかりとやって行きたいと思います。
海曹長 小瀧 雅彦
熊本地震における活動状況はこちらからご覧いただけます。