第42即応機動連隊(末永1佐)は、平成30年4月2日(月)から4月7日(日)までの間、霧島演習場において、「第1次野営訓練」を行いました。この訓練は、第42即応機動連隊として改編後、初めての連隊野営訓練であり、有機的な指揮幕僚活動及び基礎となる部隊以下の練度向上を図るとともに、部隊の早期戦力化を目的としたものであり、隊員約480名、車両約110両が参加して防御訓練、120ミリ迫撃砲縮射弾射撃、至近距離射撃等を行いました。
まず、防御訓練においては、普通科中隊等は現地地形を踏まえてあらかじめ作成した防御計画を的確に修正しつつ、整斉と築城を行い強靭な防御準備を進めるとともに、連隊指揮所では、作戦の終始を通じて火力戦闘指揮統制システム(FCCS)及び師団等指揮システム(FiCS)等を最大限に活用して、潜伏斥候、観測機関及び第1線部隊等から収集した情報を即時にCOP(コップ)やクロノロジーに反映する等、情報の集約・共有に着意した有機的な指揮幕僚活動が行われました。また、防御戦闘では、連隊保有の無人偵察機スカイレンジャーにより収集した敵情を目標情報として有効に使用し、発見即射撃(はっけん・そくしゃげき)による火力発揮を行うとともに、新たに装備された16式機動戦闘車と小銃小隊等が連携した組織的で強靭な防御戦闘が行われました。
また、120ミリ迫撃砲縮射弾射撃は、火力支援中隊隊員約90名、火砲6門をもって実施しましたが、当初、改編1年前の昨年3月、第8特科連隊(当時)から第42普通科連隊(当時)へ転入した基幹隊員による展示射撃を行った後、今年3月、第8特科連隊の廃止に伴い42即機連へ新たに転入した特科職種隊員による練成射撃が行われました。
さらに、至近距離射撃では、普通科中隊等の隊員約200名が霧島演習場至近距離射撃場において、錯雑地の至近距離で敵武装工作員と遭遇したという想定の下、警告射撃・威嚇射撃・危害射撃の各段階を踏んだ法的要素を取り込んだ実際的な射撃を行い、隊員個々の射撃技術の向上を図りました。
本訓練に参加した第2中隊 赤石2曹は、「改編に伴い重迫撃砲中隊から第2中隊に配置され初めての小銃小隊副分隊長としての演習参加でした。不安はありましたが、特技転換教育で得た識能・経験を活かし、分隊長をしっかりと補佐し、分隊員と共に如何なる任務も完遂できるよう頑張りたい。」と述べていました。
第8偵察隊(隊長 氏森二佐)は、平成30年4月12日(木)空中機動における統制、調整、搭載・卸下、展開等の練度向上を目的に第8飛行隊と協同し、高遊原分屯地及び大矢野原演習場において第4偵察小隊の空中機動訓練を行いました。
第4偵察小隊は、第8師団の機動師団化改編に伴い、昨年度末に新編された小隊であり、第8偵察隊内で唯一の空中機動に任ずる小隊であります。このため有事等の際は、即応展開中隊等とともに真っ先に機動展開し、偵察隊主力の到着に先立ち情報収集等を行います。
本訓練においては、まずUH-60JAの降着地域に誘導員を先行させ、偵察、安全化、降着地域の警戒を行い小隊主力の受け入れ準備を行いました。
また、小隊主力はUH‐60JAによる空中機動を行うため高遊原分屯地に前進し、降着地域への進入方向、降着した際の危険区域等について第8飛行隊と綿密に調整するとともに、偵察用オートバイのUH‐60JAへの固定(縛着)要領等の認識の統一を図りながら同ヘリコプターに偵察用オートバイを搭載しました。また空中機動中においては、無線機を使用して降着地域に先行した誘導員との連絡要領について演練するとともに、降着後は偵察用オートバイを整斉と卸下した後、離島と想定した大矢野原演習場に展開して情報収集、監視態勢の確立、警戒、報告等の一連の行動を演練しました。
第8特科連隊から職種変換して第8偵察隊配置となった田上3曹は、本訓練に参加した感想として「偵察隊としての基本的な訓練でしたが、空中機動の一連の行動を理解できました。これから偵察隊の一員として段階的に訓練の成果を積み上げて練度を向上させ、機動師団の先兵となれる様頑張ります。」と述べていました。
第8師団及び北熊本駐屯地所在部隊は、4月22日(日)北熊本駐屯地において師団創隊56周年及び駐屯地開設61周年行事を「郷土とともに あらたなステージへ」をテーマに盛大に行いました。
本記念行事に先立ち、前日21日(土)の記念行事総合訓練を隊員家族限定開放の場として活用し、隊員家族の理解獲得に努めるとともに、同日夜は熊本市内ホテルにおいて、歴代師団長をはじめとする招待者等を迎え、機動師団改編報告会を開催、この中で師団の「現在・過去・未来」を紹介し、参加者一同は不易流行を感じつつ、和やかな雰囲気の中で同報告会は進行されました。
また記念行事当日は22日(日)朝8時の駐屯地一般開放と同時に多数の来場者を迎え、10時から第2訓練場において、熊本県知事等の来賓参列の中、観閲式典が挙行されました。本式典において観閲官吉田師団長は「本記念行事を挙行できるのは、熊本、宮崎、鹿児島県民の温かいご支援・ご協力、並びにこれまで第8師団と北熊本駐屯地の尚武の伝統を築き上げてこられた諸先輩のご尽力の賜物と、全隊員を代表し、心からお礼申し上げます。」との感謝の言葉に続き隊員に対して「平和と独立を脅かすものから、大切な人や故郷を断固守り抜く覚悟が必要だ。最後の砦としての気概を持ってほしい」と式辞を述べました。引き続き観閲行進が行われ、観閲部隊指揮官車両を先頭に熊本、宮崎、鹿児島の県旗が行進、次いで第8師団隷下部隊の車両約150両が整斉と行進した後、青空の中、ヘリコプター及び戦闘機が迫力ある飛行を披露し、多数の来場者から歓声がありました。また、観閲行進終了後は音楽隊による演奏に引き続き、第42即応機動連隊等による模擬戦闘訓練展示が行われました。
本訓練は、離島侵攻対処を想定して行われ、ヘリコプターを使用した即応展開島内に侵入した敵武装工作員の制圧・捕獲、偵察部隊・無人偵察機による偵察・情報収集及び目標情報獲得に伴うFH‐70等の迅速な火力発揮状況を展示しました。また、戦闘後半においては、FH‐70の空包射撃の大きな音がする中、10数両の機動戦闘車を主体とした部隊が敵主力部隊を撃破するや、来場者からは大きな歓声が沸き起こりました。
以上、午前中の観閲式典・観閲行進及び訓練展示が終了した後は、駐屯地食堂において防衛協力会との共催による記念会食を粛々と行うとともに、駐屯地各所においては、装備品展示・体験搭乗、音楽・太鼓演奏、写真・パネル展示会等を行い、地域の皆様方はもとより隊区内外からお越しの多くの来場者の皆様方に安全に、かつ、心行くまで楽しんで頂きました。
本年度の来場者数は約1万2千人程度でありましたが、第8師団及び北熊本駐屯地は、引き続き地域とともに未来に向かって歩んで参ります。
第8師団は、平成30年1月以降、日出生台演習場において師団隷下4コ普通科連隊基幹による総合戦闘射撃を2回(平成30年1月9日~12日、2月28日~3月10日)にわたり実施し、一連の状況下における諸職種部隊としての組織的な火力戦闘能力の向上を図りました。
本訓練においては、担任部隊の各普通科連隊は、連隊固有・配属部隊火力を最大限発揮し得るよう戦闘計画の作成及び現地における調整を綿密に行うとともに、訓練の狙いを明確にして様々な創意を凝らし実際的な訓練を実施しました。
特に、第12普通科連隊(国分)は、普通科中隊のみならず、普通科連隊長以下の連隊本部要員も一連の状況下の中で指揮・行動する等、実際的な攻撃戦闘(実弾射撃を含む。)訓練を行いました。
また、第24普通科連隊(えびの)は、数十名の即応予備自衛官が常備自衛官とともに本訓練に参加し、当日は各雇用企業関係者が自社社員(即応予備自衛官)の激励のために日出生台演習場を訪れていました。
更に、第42普通科連隊は、即応機動連隊改編後の即戦力化のため、部隊装備後初となる中距離多目的誘導弾射撃や16式機動戦闘車の検証射撃を行う等、新装備品の戦力化を図りました。
本訓練に参加した、第42普通科連隊 第4中隊 松本静夫3等陸曹は「今回、16式機動戦闘車砲手として参加し、各状況に応じた射撃を実施して、目標を撃破し、部隊の任務達成に貢献出来て良かったです。引き続き砲手として射撃術を磨き、初弾必中の射撃を追求していきたいと思います。」と話していました。
師団は、平成30年2月15日(木)北熊本駐屯地において、平成29年度師団武道競技会を行ないました。
本競技会は隊員各個の戦闘能力を向上させるとともに、団結の強化及び士気の高揚を目的として行われ、各部隊は部隊の栄光と名誉をかけ一致団結して銃剣道(団体戦及び個人戦)、拳法(団体戦)、柔道及び剣道(以上個人戦のみ)の各競技に臨みました。
銃剣道「連隊の部」で優勝した42普連監督 金子和憲陸曹長は「第42普通科連隊として、最後の師団武道競技会銃剣道団体戦で優勝するこができました。昨年度は初めての最下位となり本当に悔しい思いをしました。この一年間どうやって立て直していくか指導部で真剣に考え、『人の二倍努力して、人の二倍考える』を合言葉にし、選手には本当に厳しい訓練に耐えてもらいました。また、今年度は師団改編準備訓練、業務等、忙しい状況の中、十分な訓練時間を頂き日頃から支援、協力して頂いている連隊隊員皆様との力で勝ち取った優勝でした。来年度は第42即応機動連隊として連覇できるよう精進していきます。」と力強く語っていました。
なお、主な成績は以下の通りです。
団体戦優勝部隊、総合 第12普通科連隊、銃剣道「連隊の部」第42普通科連隊、「同大隊の部」第8通信大隊、「同隊の部」西方対舟艇対戦車隊、拳法「連隊の部」第12普通科連隊、「同大隊の部」第8通信大隊、「同隊の部」西部方面対舟艇対戦車隊
個人戦銃剣道第1位「幹部・陸曹の部」12普連 竹島慎一郎3曹、「陸士の部」42普連 平龍一郎士長、「女性自衛官の部」42普連 西村咲弥香士長、柔道「73kg級」43普連 岡田真幸3曹、「同85kg級」12普連 上迫治希士長、「同無差別級」12普連 保池泰成士長、剣道 8特連 桐亮介士長
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派遣海賊対処行動支援隊(DGPE)司令部要員として、平成28年12月からジブチ共和国へ派遣されていた東2佐(第8師団司令部)が2月1日(木)約1年間の任務を完遂し無事帰国しました。
海賊対処行動は、ソマリア沖やアデン湾に出没する海賊から航行する船舶を護衛する目的で平成21年から行なわれており、本支援隊は、ジブチ共和国国際空港を拠点とする海上自衛隊対潜哨戒機の基地警護等の活動を行なっています。
東2佐は第7次及び第8次DGPEとして派遣され、本支援隊司令部の情報・警備幕僚として任務に就き、ジブチ共和国の地元治安情報等を収集し、同支援隊の現地での活動を支えていました。
帰国した2月1日は全国的に大雪となりましたが、コロンボ空港を経て酷暑のジブチから真冬の鹿児島空港へ降り立った東2佐は、長旅の疲れも見せず爽やかな表情で家族等の出迎えを受け、陸路、北熊本駐屯地へ帰隊し、駐屯地隊員の出迎えの中、師団長に任務終了報告しました。
東2佐は、「私は平成29年1月から1年間、派遣海賊対処行動支援隊司令部要員としてジブチ共和国で勤務し、部隊の安全確保に必要な治安情勢の収集・分析等を実施しました。今回得た教訓をじ後の部隊勤務に反映させる所存です。」と述べていました。
師団は、平成30年1月22日(月)から1月29日(月)の間、種子島(西之表市、中種子町、南種子町)及び屋久島(屋久島町)において、「平成29年度第8師団島しょ演奏会」を行ないました。
演奏会は4年周期で陸上自衛隊が所在しない島を巡回演奏しており、今年度は種子島文化会館「種子島こりーな」、屋久島「屋久島離島開発総合開発センター」において行われました。
各々の演奏会は2部構成で行なわれ、第1部は「君が代」に引き続き、「アルセナール」をはじめ7曲を第8音楽隊が演奏しました。中でも「魔法使いの弟子」では語り部と音楽演奏の絶妙なハーモニーが会場のお客様の拍手を呼んでいました。また第2部前段では地元出身隊員らによる水戸黄門の寸劇に引き続く3曲、さらに地元学生らとのコラボ演奏による3曲が披露された後、アンコールには「古き名誉ある砲兵中隊」「海の声」を演奏し、終演を迎え、多くの喝采につつまれコンサートは終了しました。
本演奏会では2会場で約1050名の方々が来場され、「第8音楽隊の素晴らしい演奏に涙が出ました。」「また必ず来て下さいね。」等のあたたかい言葉を頂きました。
また、会場周辺では第12普通科連隊による軽装甲機動車等の装備品展示及び体験試乗には約250名の方が来場され、地域住民との絆を更に深めることができました。
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第8師団は、平成30年1月、各部隊等計画による、「訓練始め」を行い、新年の力強いスタートを切ることができました。
このうち至近距離射撃訓練に参加した第24普通科連隊 第1中隊 宮田1曹(H30年1月1日昇任)は、「自分達昇任者は射場において昇任申告を実施した直後、第1射群で至近距離射撃訓練を行い、身の引き締まる訓練始めになりました。今後は階級に恥じぬよう更に訓練及び隊務に励みたいと思います。」と話していました。
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師団は平成29年12月20日、北熊本駐屯地において師団最先任上級曹長交代行事を行ないました。これは平成30年1月1日付けで師団最先任上級曹長が第4代 本田 浩一郎 准陸尉から第5代 中村 裕一 准陸尉への交代に伴うものであり、当日は各部隊長倍列の中、各部隊最先任上級曹長をはじめとした約千名の准曹士隊員を前にして行なわれました。
本交代行事においてははじめに、下番する本田准尉から識別章が返納された後、上番する中村准尉への辞令書交付及び識別章授与、続いて師団長訓示が行われました。訓示では本田准尉在職2年10ヶ月における活躍の紹介と、ねぎらいの言葉を述べた後、准曹士全員に対して次のことを要望しました。
一、各最先任上級曹長は指揮官の意図を浸透させるとともに、部隊の実情をフィードバックせよ。
一、基本基礎を徹底させよ。
一、「常に敵を圧倒し、いかなる状況でも仲間を救い出す」戦士を創れ、戦士を創るのは陸曹の責務である。
一、次世代を担う初級幹部を含めた後進を育成せよ。
また以上4点を要望した上で、「鬼軍曹」中村准尉のもとで第八師団をさらにレベルアップさせてもらいたいと訓示を述べました。
つづいて、上下番最先任上級曹長が挨拶し、 本田准尉より「上級陸曹を中心に各隊員が団結して、部隊の未来を担っているという誇りとプライドを常にもって勤務して頂きたい」と述べました。
また、中村准尉は初代会津藩主 保坂正之公が武士の心得として律した「やってはならぬ、やらねばならぬ、ならぬことは、ならぬもの」を引用し、隊員はやるべき任務、守るべき規律・規則、そして最も大事な仲間・家族を守らなければならない。「やってはならぬ、やらねばならぬ」について常に考え行動する事が信頼と団結、ひいては「鎮西機動師団として使命を果たす」事につながると述べ、師団最先任上級曹長として師団長の企図・思いを伝え、隊員と共に考え、言葉に耳を傾け、任務に邁進する覚悟を語りました。
師団は、12月8日(金)から同20日(水)までの間、大矢野演習場等において、平成26年度以来となる米海兵隊との実動訓練を実施しました。今年度行われた米海兵隊との実動訓練では、訓練担任部隊として第43普通科連隊(連隊長・廣田1佐)が参加したほか、実動訓練支援等のための警備・通信・広報・部外連絡調整・管理・日米ACSA調整等の機能を有する訓練支援部(長:司令部第3部長)を編成し、師団隷下から多数の支援部隊・要員が参加して行われました。
本訓練は、12月8日(金)、みぞれが降る中、日米両訓練実施担任官(日本:43連隊長、米:海兵副大隊長(代理))による訓練開始式が執り行われた後、当初、機能別訓練(指揮機関訓練・戦闘・迫撃砲射撃訓練、空中機動訓練、格闘訓練、第1線救護訓練等)が行われ、日米双方の戦技戦闘及び戦術等に関する認識共有が図られました。後段においては、機能別訓練間に作成した作戦計画を使用して、島嶼作戦における日米共同反撃を2夜3日の連続状況下の中で演練し、日米各指揮系統における連携要領について確認するとともに、相互運用性の向上を図ったところであります。
また、本訓練の合間においては、米海兵隊員に対する文化交流(8特太鼓演奏、茶道体験等)、史跡研修支援及び北熊本駐屯地勤務隊員宅へのホームビジット(約130名の米海兵隊員が隊員宅訪問)を行って相互理解を深化するとともに、14日(木)、高遊原分屯地において報道関係者及び地元自治体関係者等に対するMV-22体験搭乗支援・報道公開を行い、日米共同訓練実施の理解と協力の獲得に寄与しました。
本訓練は、20日(水)、北熊本駐屯地で実施した訓練終了式をもって全訓練日程を無事に終了しましたが、訓練実施小隊長として参加した第43普通科連隊第一中隊 二等陸尉 吉田 幸紀は「今回、FL01に参加し、訓練を行なう中で米海兵隊の訓練練度の高さや意識の違いを知る良い機会となった。協同訓練を行なう事により良好な点や改善点を明らかにできたので、今後の訓練に反映すべき事項を案出して、訓練練度を維持・向上させていく。」と話していました。
平成28年12月から派遣されていた第7次派遣海賊対処行動支援隊(DGPE)が8月6日(日)約半年間の任務を完遂し無事帰国しました。
海賊対処行動は、ソマリア沖やアデン湾に出没する海賊から航行する船舶を護衛する目的で平成21年から行なわれており、本支援隊は、ジブチ共和国国際空港を拠点とする海上自衛隊対潜哨戒機の基地警護等の活動を行なっています。第7次派遣海賊対処行動支援隊は、第43普通科連隊をはじめ8師団隷下部隊、方面直轄部隊の要員をもって編成され、気象・文化の異なるアフリカの地において、各々の任務を完遂したところであります。なお、現在、情報・警備幕僚として参加中の東2佐(第8師団司令部)は現地において任務継続中です。
また、同派遣隊は、この間にジブチ独立四十周年記念行事へ参加し、記念式典パレードにおいて威風堂々と行進したり、ジャパンフェスティバルにおいて武道展示を行う等、現地の方々及び他国軍人と交流を深めました。
広報幹部として勤務した第8高射特科大隊 1等陸尉 柿原 尚大 は、「現地では時に50度を超える厳しい気象条件の中での任務でした。また、海上自衛隊と協同で任務を遂行するにあたり、陸上自衛隊との文化の違いに驚くこともありましたが、統合運用について多くのことを学ぶことが出来ました。今回の派遣においては、家族、職場の上司及び同僚からの協力・支援等、任務に集中できる場を与えて頂いたことに感謝するとともに、今回の経験を生かし部隊に対して恩返しができるように更に邁進していきたいと思います。」と述べていました。
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平成29年8月23日(水)、北熊本駐屯地整備工場において第42普通科連隊(連隊長 末永1佐)の主催する16式機動戦闘車の入魂式が師団長、駐屯地各部隊長、企業関係者等参列の中、執り行われました。
16式機動戦闘車は、車体上部砲塔に105ミリ砲を有する装輪式の戦闘車両であり、小型軽量化された戦闘車両として装備され、戦車に比し路上機動性の向上、航空機への搭載等即応展開能力が飛躍的に向上しています。29年度末、即応機動連隊へ改編する第42普通科連隊に対して、全国の部隊に先駆けて初号機が導入され、本入魂式では、16式機動戦闘車に、安全祈願、師団長、42連隊長による部隊マークへの筆入れ等が厳かに行なわれました。
吉田師団長は「現代版騎兵といえる即応機動連隊の運用ドクトリンを創り上げてもらいたい。」と要望するとともに、「機動戦闘車の入魂式は、我々第8師団の鎮西機動師団への入魂式でもある。」と語り、参加者一同、機動師団改編の決意を新たにしました。
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